January 2006

January 27, 2006

5285703f.jpg「読書が趣味とはすばらしいですね。そんな毎日の勉強の積み重ねが、きっと後に役立つんでしょうね」。

10年位前の事ですが、私は「映画鑑賞が趣味」という友人から、こんな奇妙な賛辞をもらった事があります。

言うまでもなく、私(…に限らず世の本好きの人達はみんな)は、別に勉強している訳ではなく、好きだから読んでるだけなんですけどね…苦笑。
すなわち、本来は同じ一線上にあるはずの読書と映画が、彼の頭の中では【読書=勉強】【映画鑑賞=娯楽】という、間違った図式で成立しているのでしょうね。そして、そんな間違った固定観念からくる劣等感が、彼を卑屈にさせ、そう言わせたのでしょうね。

私は映画が大の苦手です。食わず嫌いはいけないと思い、以前CSの映画チャンネルに加入して、年間80本くらいの映画を手当たり次第に見たのですがダメでしたし、たまに映画館へ行っても、30分もしない内に眠ってしまう始末です(苦笑)。
でも私は、その事に対して劣等感は感じていません!というか、好きなものに対する価値観が人それぞれである以上、元々それを感じようがないのですけどね。

常々私は、そんな無意味な劣等感を持たないように心掛けています。その原因である間違った固定観念を作り出すのは、世間の風潮(流行など)の類であることが多くて、そんなものに左右されて大切な自分を駄目にしたくないからです。ただでさえ世知辛い世の中、好きな事ぐらいは自分勝手に楽しみたいと思います。
考えてみて下さい。自然を本当に愛してないアウトドアマンがいるから、山や海はゴミで一杯になってしまうのです。その人達の殆どは世間の風潮にすっかりと騙され(好きだと思い込み)、本来の自分の姿(本当に好きな事)を見失っているような気がします。

そう思うのは私だけですかね…。

画像は「STAR WARS」のDVDコンプリートです。少し前に犬ら見始めて、いまだに垢療喘罎任后いかに私が映画嫌いか、理解して頂けましたか…?(笑)

(13:28)

January 23, 2006

4b8d1027.jpg例えばパンプスの仕入れをする時、仮にそのサイズが【XS、S、M、L、LL】とあるとすると、一般的には【1:4:6:4:1】のようなサイズバランスで仕入れる事が多くなります。
なぜかと言うと、これは日本人女性の足のサイズの統計から導き出した数字であり、それを利用する事は一見最も合理的な方法だからです。
でもこれって…。よくよく考えてみると間違いですよね。

確かに全国展開をしているような大規模店の場合、これは非常に合理的な方法だと思います。何せ売上金額もお客さまの数も莫大ですから、統計論も十分に効果を発揮しますからね。
ところがこの方法、私たちのような「いち小さなお店」となると当てはまりません。
少ない資金で運営している小さなお店の場合は、商品の売れ残りを作ってしまう事(在庫ロス)が直に経営を圧迫します。だからこのようなお店で仕入れをする際には、まずそれを防ぐ事が最も重要な課題になります。

ですから例えば、【XS】や【LL】というサイズのお客さまが、当店に一体何人いるか?と考えます。おそらくは片手で足りる程の人数しかいないでしょう。
じゃあ次に、最も一般的な【M】サイズのお客さまは何人いるか?と考えます。これはきっと数え切れない程たくさんの方がいます。
という事はすなわち、在庫ロスを作らないための正しい割合は、【XS】と【LL】の2を省いて【M】に加えた【4:8:4】という事になりますね。

でも更にここで、小売店の場合の「最も大切な要素」が加わります。私たちは次の段階として、いつも贔屓にして頂いている顧客さまの顔を思い浮かべます。そして「XSサイズの○○さまが好きそうなデザインだから、プラス1足」「LLサイズの△△さまに赤いパンプスを頼まれていたから、プラス1足」と加えていきます。
すなわち私たちのような小さなお店の場合、在庫ロスの防止という観点から導いた数字に、「人」というアナログな要素を加えた方法が最も合理的という事になります。

数字を基にすべての無駄を省いた究極の理論が合理主義のように思われていますが、それは机上論ですね。現場での合理主義の正解は、もっと違う所にある気がします。堀江さんも少し焦り過ぎたのかもしれませんね。

(16:42)

January 17, 2006

98e87a94.jpg確か、耐震偽造問題に関するニュース番組でだったと思うのですが、「商売人なんだから悪い事をして当然である」と堂々と言ってのけた評論家がいました。
なるほど…!と私もその人の考え方に同意する点も多く、「要は何事においても、事が起きた際の対応の仕方が肝心である(←確かその人も同じような事を言ってました)」と思います。
とにかく、起こした行為の善悪は別として、ここぞという人生の岐路にあたふたと誤魔化すのは潔くないですね。

私も商売をしているからよく分かるのですが、実際健全な経営と悪い事の境界線は微妙です。商売人と名の付く人は誰しもそのギリギリの所でがんばっています。長期的なスパンで考えた時に、目を瞑って踏み込まないといけない時もありますし、また知らない間に踏み越えていたりもします。大袈裟かも知れませんが、そこでの葛藤が商売人の宿命のような気さえもします。
だから、今回の【livedoor】の事件に関しても、個人的には十分に同情の余地はありますし、また理解もできます。会社にとってマイナスであるこの騒動を、堀江さんがどのようにして治め、そしてプラスとなるように持って行くのか、堀江さん贔屓の私はその手腕にすごく興味があります。

事情は全く違いますが、そういう意味では【松下電器産業】の徹底振りには驚かされます。すべてのコマーシャルを問題の石油温風機回収用に切り替えた上、その回収を進めるため、全国すべての家庭や事業所、およそ6000万戸に機種や危険性を知らせるハガキを送るそうです。現時点はいざ知らず、1年、5年、10年…、という長い目で見た時、必ずその評価は高まるのでしょうね。

しばらくは、堀江さんのお手並み拝見という感じですね。

(15:06)

January 11, 2006

80756f38.jpg画像は愛用の【Red Wing】のワークブーツです。ファッションの仕事に携わっているにもかかわらず、流行廃りを無視しながら(笑)、もう12年位履き続けています。

roly polyの靴を作ってくれている【Kemoe】の五宝さんによると、「自分の作った靴をボロボロになるまで履いてもらえる」。それが一番嬉しい事だそうです。
私もその意見には賛成です。ですからどんなに高価な物であっても、どんなに貴重な物であっても、必ず日常生活の中で普通に使うようにしています。

でも、世の中には色んな価値観の人がいますね。例えば古着一つをとっても、収集し眺めるという行為に価値を見出す人もいれば、値上がりを期待して購入する人もいます。私が若い頃は、ヴィンテージが大ブームの頃でしたから、そんな人たちが回りにたくさんいました。

実は私も昔はそんな一員だったのですが、ある日急に考え方が変わりました。
それはどういう事かと言うと、例えば、デッドストックの501XXを今はき始めると、大切にはけば10年は裕にはけます。じゃあそのXXを3本持っていたとすると、「3本×10年=30年」。40才という私の年齢から考えると、70才まではける事になります。
すなわち、これだとはき終えるのが先か、ヨボヨボになってはけなくなるのが先か、分からなくなる訳ですね(笑)。

古着屋から始めてこの歳まで服屋を続けていると、貴重な物から珍しい物まで、いろいろ持っています。でも最近はそんな理由↑で惜しげもなくどんどんと使う事にしています。
自分が人生をまっとうした時に、ちょうどすべてを使い終わる事ができていたらいいな!と思います。

(21:02)

January 01, 2006

c03a38d0.jpgあけましておめでとうございます。
本年も【roly poly】および【orange.】をよろしくお願いします。

今年は元旦から店に出てきました。
と言っても、簡単な掃除をしに来ただけですが…笑。

実は私、以前は毎年元旦に出てきて仕事をするのが恒例でした。年の初めに、ほんの少しでも仕事をする事で、何となくこの後の1年間をがんばれる気がしたからです。ここ何年間かはその恒例行事から遠のき、ぐうたら正月を送っていていたのですが、何だか去年は余り良い事がなかったので、今年は思い切って復活してみました。

まあ、そんな感じの新年初日ですが、画像はたまに利用する近所の駐車場です。何と!毎年元旦は無料で、止め放題です。
元旦早々そんなめでたい計らいに、ちょっとあやかってみました。

今年1年が皆さまにとって良い年となりますように。

(15:38)