2005年08月10日

市民セミナー報告 8/9 in まつど

平成17年8月9日 (火)「市民セミナー in まつど」が、松戸市民劇場にて開催されました。
松戸1



当日は平日にもかかわらず、応募者は、123組、294名(出席率85%)と大変盛況となりました。

千葉では今回で3回目ですが、このセミナーの関心の高さが全国規模で展開している啓発活動の効果の現われだとすると、大変喜ばしい事であります。
 
報道関係からは、千葉テレビ、東京新聞の取材を受けました。
千葉テレビでは当日午後6時に放送され、
東京新聞千葉版では、8月10日の朝刊にセミナーの内容が掲載され、
メディア関係でも関心の高さを実感致しました。
松戸2


講演では、葛西一貴教授(日本大学松戸歯学部矯正歯科学講座)から「良い歯並びは予防から」をテーマとして、縄文人と現代人の歯列の大きさや下顎骨の大きさを比較したお話がありました。縄文人と比較すると、現代人は歯が舌側に傾斜しており、
これが不正咬合の要因でないかと統計学的なデーターを提示されて、大変興味深い講演でありました。

続いてのコーナーでは、矯正歯科治療を経験された方々とその家族により矯正治療してよかった事、つらかった事等、率直な意見を述べられ来場者を交えての質疑応答では熱心な意見交換がありました。
松戸3


また今回初めての試みとして、「矯正歯科治療って、どう始まってどう進められるの?」をテーマに支部会員がスライドを用いて、治療開始までの流れを説明致しました。来場者の多くが相談に行きたくても敷居が高くて行けないと思われているようなので、良いきっかけ作りになったのではないかと思いました。

さらに、これも初めてなのですが、支部会員全員による治療前、後のプラスティック模型による症例展示を行いました。模型を手にとりながら、歯がこんなに動くものなのか感心されている方が多く、支部会員にも熱心にご質問されている場面も多くみられ、前回より双方向でのコミュニケーションがとられ、とても有意義な時間となりました。
松戸4


今回、相談コーナーも来場者のほとんどが希望され、担当者の人数の面で不安がありましたが、事前に導線の確保を十分検討したおかげで、混乱もなく無事終了致しました。

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