この学会は名前の通り「顔」についての研究や発表が行われるもので今年で10年目になります。中でも99年国立科学博物館(東京)で開催された大「顔」展は記憶に新しいと思います。そのほか各地で開催され、その都度漫画家の(故)中尊寺ゆっこさんや落語家の三遊亭歌之介さん、考古学者など非常に多様な分野の方が今まで公演されています。
今回も会場には歯科や医科の関係者以外に化粧品会社や理工学部、その他様々な業種の方が参加されており「顔」に関する興味をそそる発表が数多く出されてました。
本会(日本臨床矯正歯科医会)では、今年4月に実施した「歯並びと矯正歯科治療」に関するアンケート調査結果について発表しました。
「歯並びがキレイな方は健康的で清潔感があり、笑顔が素敵といったイメージをもたれており、また矯正歯科治療経験者は治療後に自身の歯並びや顔貌に対する審美的不満やコンプレックスが減少し性格や行動に変化がでた」という発表に関して会場から矯正歯科治療後の心理的変化や審美的変化についてたくさんの興味が寄せられていました。
