2006年11月11日

06年10月25日・26日 第34回日本臨床矯正歯科医会大会が開催されました

第34回日本臨床矯正歯科医会大会が『安心と信頼の矯正歯科医療を目指して』のテーマのもとに、
平成18年10月25,26日、新横浜プリンスホテルで開催されました。
朝の来場時間に重なった新幹線のトラブルにもかかわらず、
全国から会員224名、会員家族歯科医師・勤務医25名、会員外歯科医師5名、
アカデミック会員1名、スタッフ216名と
多くの方々に参加して頂きました。

大会1日目は大会実行委員長高橋ユミ会員の開会宣言に続き、
前田泉氏の「患者満足度アップ」についてのご講演から始まりました。
目の前に来る患者満足度からの後天的な口コミの重要性が説明され、
顧客が品質に無頓着な間は市場で価格競争が起きる等のお話もありました。
横浜大会01







次に特別講演として市民公開講座では
「がんばらない」けど「あきらめない」―命を支えるということ―
のテーマで鎌田實先生のご講演がありました。
日々さまざまな人生の終末期に付き添い、尽力されている先生のお話には
「命とは何か、生きるとは何か」を考えさせる真に迫るものがありました。
「食べる」という事が生きるのに必要な希望の源になっている事、
また困難な中に生きている人にやさしい気配りをしてあげることの大切さを
改めて思い起こさせてくださいました。

講演後には書籍やCDの販売とともに、サイン会を開催し、
長蛇の列が出来ていました。
鎌田先生市民公開サイン会







特別講演と並行して行われた松村いづみ先生によるスタッフプログラム
「あなたの「こうなりたい」応援セミナ-PDCAサイクルを活用した実践への近道-」
では、各テーブルごとに「はじめましてゲーム」を行い
楽しく打ち解けた雰囲気で始まりました。
品質管理等に広く使われているP(Plan)、D(Do)、C(Check)、A(Action)の手法を
「目標をたてて努力する」ことの実践に役立つよう日常診療における
スタッフサービスに役立てる「コツ」についてのお話しがありました。
横浜大会06



これに引き続き、医療管理・共済委員会の「不正咬合マニュアル」プランおよび作成報告がありました。

続くシンポジウム「地域で共済のあり方を考える」では本会日本全国の各支部長が登壇し、
諸地区の特殊性や近況報告、提言等、活発な議論がなされました。
横浜大会02
特に医院の事後処理の中心となる開設者家族を対象に家族会を開催している神奈川、
中日本支部からその状況とその重要性についての報告がありました。
また、会場から矯正歯科医の急逝、入院等で医院のお手伝いをした経験のある先生から、
その時の問題点をお聞きし、話し合いがもたれました。









東京歯科大学石井拓男教授による「歯科衛生士の業務範囲について」のご講演では、
法定の歯科衛生士の業務範囲の再確認と各種の注意点について詳しいご説明がありました。

また、今回の総会では講演の間に2回の商社説明会が行われ、
各社の最新開発商品の紹介と詳細な説明が行われました。

横浜大会3





第一日目を締めくくる懇親会では、神奈川支部会員の趣向を凝らした演出で、
和気藹々とした雰囲気の内に活発な意見交換が行われ、親睦が深められました。
懇親会1
懇親会2



大会2日目の10月26日には、
「臨時総会」「会員協議会「広報委員会報告」が行われ諸事項が審議され
賛成多数で原案通り承認可決されました。
総会








続いて、海外招待者のお二方によるご講演があり、
韓国臨床矯正歯科医師会会長である白哲鎬先生からは、
「韓国の矯正歯科事情」についてお話、
中華民国(台湾)歯顎矯正学会常務理事で
台北医学大学口腔医学院副教授でもある蔡吉陽先生からは、
「台湾の矯正歯科事情」についてのお話がありました。

特別講演では、菅原準二先生による
「再治療症例から見えてきたこと-確実で安全な矯正治療を目指して-」
についてお話しがありました。
講演

その後は、昼食をはさみ中華民国(台湾)歯顎矯正学会会長の
蘇志Peng先生による海外招待者講演がありました。
内容は「Conventional, Mini-Implant, Surgical and Implant-Surgical Orthodontics
-How to choose it? What will happen in the future?-」でした。









次に、近年増加している「高齢者の矯正歯科治療」についての臨床セミナーが行われ、
「中高年者に対する矯正歯科治療〜神奈川支部における患者の実態と治療の実際〜」の内容で
神奈川支部学術委員会からのお話がありました。
続く戒田清和先生には、「最近の矯正患者における治療開始時期の変遷
〜高齢者患者の増加について〜」の内容で、
中村道先生には、「高齢者の矯正歯科治療を考える」という内容でお話をいただき、
活発なディスカッションがおこなわれました。
横浜大会05横浜04



最後に、素晴らしい内容の会員発表に対するアンコール賞受賞発表が行われ、
大出博司会員から「外傷歯を伴う上顎前突症例」について、
不島健持会員からは「Le-Fort I 片側性CorticotomyとSSROによる顔面非対称治療」
についての発表があり、
盛会のうちに終了いたしました。


Posted by cpiblog01186 at 10:00│TrackBack(0)

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