企業買収を実施する際には、事前に弁護士による法務監査と公認会計士による会計監査が行われます。
株式の取得に多額のお金を使った後で、買収した会社が係争事件を抱えていて、多額の損害買収を払うことになったり、簿外負債といって帳簿に記載されていない負債を抱えていては大変です。
法務監査、会計監査では以下のようなことを調査します。
法務監査
・経営管理制度は整備されているか
・文書管理の状況
・経営権が異動した場合の諸契約の規定
・経営上重要な契約の内容
・組合の有無や労使関係など人事労務関係の調査
・登録商標など知的財産のライセンス関係など
会計監査
・決算書の適正性と修正すべき事項
・資産負債の実在性の検証
・含み資産、含み負債の調査
・税務申告の内容と適正性
これらの調査には収益分析と予測の検証は含まれないのが通常のようです。
現況調査が主になります。
どうも私の仕事は、監査状況の報告と、収益分析などになりそうです。
(このブログは毎週、火曜日と木曜日に更新予定です。)