買収監査もようやく終わりました。
こういう話はスピードが命です。もたもたしていて、情報がもれたらインサイダー取引で問題になったり、買収を妨害して儲けようとする筋の人が介入してくる可能性もあります。
買収監査の翌日の深夜11時から買収監査の報告会です。
KMMCもアーンダーセン古川もたった一日で報告書を作成してレビューしなければいけないのですから大変です。
報告会の場所は、会長室のミーティングテーブルです。席数が不足しているため証券会社と数名の方はテーブルの脇のソファーセットに陣取ります。
まず会計監査の報告ですが、資産、負債は健全とのことです。
これは実際に私も立ち合いましたので、間違いありません。
ただ、これからどうやって利益を出すかについては、何の保証もない訳です。
ただ適格退職年金の積立不足が5千万くらいありそうだ、とのことです。
上場会社は社員の福利厚生のために年金を積み立てているのですが、利回りが思ったようにあがらず、現在の積立額では足りなくなっているという指摘です。
この問題は、どの上場会社も抱えている問題です。
会計監査の報告は、一応無事に終了です。
時計を見ると深夜0時を回りました。
(このブログは毎週、火曜日と木曜日に更新予定です。)