2010年01月20日

銀座と六本木に世相を見る 410

    銀座と六本木に世相を見る 410

    仕事で打ち合わせの帰りなどに銀座に立ち寄る機会があった。

    夜の銀座は日本一の繁華街で黒塗りの車や周辺にはタクシーの客待ちも

    多い、聞いてみると客待ちのタクシーは不景気の証拠みたいなもので最近

    では特にその傾向が目立つという。

    六本木周辺の飲食店に立ち寄ったところ、ここでもかつて経験のないような

    不景気ぶりで店主も首をかしげていた。店主は、「いままでは銀座からのア

    フターの客(深夜に銀座などの客がホステスと二次会的に飲食店にくること。)

    が大勢見えて深夜になると見せは満杯になることがいくたびかあったが、最近

    では全くない、といっても過言でないほどの不景気だ。」と言っていた。

    不動産業界では少し動きは出てきたという報道もあるが、建設金物関係の仕

    事をしている小生の友人は「仕事がまったくなく、待機の状態」と嘆いていた。

    新卒者の採用率の低さが報道されている。

    いま、私たちは、例年より少ないが仕事がある幸せ感を抱きながら真剣に努力

    することが、次の仕事につながる手段の一つと考える。

    安全施工を含め、現場での真摯な対応がいかに必要か、いま、ひとり一人が

    静に考えるときではないだろうか。世の中の景気の低迷は相当なものである。

  
Posted by cpiblog01225 at 11:10私が思うこと

2010年01月05日

正月に想う 409

           正月に想う 409

        2010年、21世紀に入り10年が経った。

        世界的には、地球の温暖化や経済の低迷が強く叫ばれている。

        国内では、政権交替後の政府が迷走を始め出し、国民の心は

        あまり楽しくはない現状。

        テレビは、華やかな正月風景や芸能人のカップルがどうのこうの

        と黄色い声で伝えている。

        そんな中、年越しさえできない路上生活者の人たちが悲惨な状況

        にあると報道がされていた。

        私たちは、どうだろう。昨年の12月28日には恒例の年末年始安全衛

        生推進大会を90人の参加者をもって開催、忘年会を兼ねた催しは盛

        り上がり、ひとつの思い出となった。

        社員からみれば当然であろうが、給与も冬季一時金も支給された。

        ところが、そんな日常のことが、今年は、より一層の努力をしないと

        日常のことと思えなくなるほど厳しい年になると考えている。

        営業力、人間力、安全施工力、団結力、集中力の一つでも緩慢

        なると私たちの船には浸水が始まるのだ。

        この正月に、勝ち組と負け組は表裏一体、是非とも、日常の出来事

        また今年も確実に続いていくように、真剣な諸活動の実践を願いたい。

        

  
Posted by cpiblog01225 at 11:12私の管理学

巧言令色、鮮なし仁 408

       巧言令色、鮮なし仁 408

      巧言令色、鮮なし仁」(「論語」学而篇・陽貨編)というのは、

      孔子の言葉で

      「口先が巧みで、角のない表現をするものに、誠実な人間は

                         ほとんどいない」という意味である。

      これと反対の意味であろうか、孔子はまた、

      「剛毅木訥、仁に近し」(「論語」子路篇)

      すなわち「剛毅で飾らない人間は、(誠実なのだから)完成した徳を

      そなえたものに近い」とも言っている。

 

      そして、孔子は弟子たちに

      「博く文を学び、之を約するに礼を以てす」

     (「論語」雍也篇・顔淵篇)

      これは、「多方面に文(ここでは学問すなわち実質)を学び、それを

      礼(形式)で整理統制することを強調している。決して剛毅木訥

      いう荒削りな態度を薦めているわけではない。

      しかしながら、孔子はどちらかといえば剛毅木訥を好んでいたよう

      で巧言令色の徒を憎んでいたことが文献から伺える。

 

      寅年のはじめの教えに孔子を持ってきた。なんだか難しい内容だが

      厳しい経済情勢の中、その荒波に挑まなければ生きていけない私達

      にとって、円満な常識を持ち、心豊かに、剛毅木訥な人間像

      を目指していきたいと思う。

      たまには、孔子の言葉を少しだけ、読んでみるのもいいじゃないか。

 

      

  
Posted by cpiblog01225 at 10:41私の管理学

2010年01月04日

2010年寅年スタート 407

       2010年寅年スタート 407

      新年あけまして おめでとうございます

      いよいよ平成22年の幕開けです。

      2月には、二番底があると予想される現況にあり、政府の戦略もフラフラ

      の状況、民間企業としては、自ら考え、自ら動き、そして、自ら汗を流さ

      なければ生き残れない時代が到来している。

      新年早々大変厳しい言い方だが、「不況」の「不」を「普通」の「普と置き

      変える考え方でこの時代を乗り切って行こうとする我が社はこの状況を普

      通に捉え、これまで培ったヒトづくり教育を地盤に明るく、元気に仕事をして

      いけばよいことである。

      仕事は、昨年、着実に努力した成果があって特に問題はないが、今年は

      特に、社員の健康管理の徹底と安全第一での施工が問われることとなる。

      災害が発生すれば仕事に影響が出る。

      社員各位には、ことことを強く胸に刻み、いつもどおりの仕事に励んでもらい

      たい。

      暮れには、みんなの笑顔が確実に見られると思っている。

  
Posted by cpiblog01225 at 18:00トピックス

2009年12月19日

電通「鬼十訓」を学んでみよう。406

     電通「鬼十訓」を学んでみよう。406

     先日、小生がこよなく尊敬する方から、電通「鬼十訓」なるものが掲載されて

     いる新聞記事をいただいた。ブログで紹介してみたらどうか?というものであった。

     読んでみると、目からウロコであり、これは小生に対する激励で、厳しい時代を

     しっかり歩いていきなさい、というご示唆と受け止めた。

     紹介するので、人生、特に、仕事上での生き方に参考にしたらどうだろうか。

        電通「鬼十訓」(著者 植田正也氏(日新報道))

       1 仕事は自ら「創る」べきで、与えられるべきだない。

       2 仕事とは、先手先手と「働き掛け」ていくことで、

         受け身でやるものではない。

       3 「大きな仕事」と取り組め、小さな仕事は己れを小さくする。

       4 「難しい仕事」を狙え、そしてこれを成し遂げる所に進歩がある。

       5 取り組んだら「放すな」、殺されても放すな、目的完遂までは。

       6 周囲を「引きずり廻せ」、引きずるのと引きずられるのとでは、

         永い間に天地のひらきが出来る。

       7 「計画」を持て、長期の計画を持って居れば、忍耐と工夫と、

         そして正しい努力と希望が生れる。

       8 「自信」を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも

         そして厚みすらがない。

       9 頭は常に「全回転」、八方に気を配って一分の隙もあってはならぬ、

         サービスとはそのようなものだ。

      10 「摩擦を怖れるな」、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君

         は卑屈未練になる。

    以上が鬼十訓である。

    記事の中で、植田氏は、時代は変わっても、基本は変わらない。人生に取り組む

    目的を持つこと、原点に帰ろうということが「鬼十訓」には書かれている。」と追記し

    ている。

    先日、出版した「あっとらんだむ」(心の糧)においても、同様の考え方を小生として

    書いたが、真剣に愚直に仕事に取り組もうとするトップの考え方はみな同様のこと

    をいう。そして、後輩諸君に伝承したいと考えている。 

  
Posted by cpiblog01225 at 12:39私の管理学

会社は手段であって目的ではない 405

    会社は手段であって目的ではない 405

      鳩山総理の祖父鳩山一郎元総理の著書の中に次の文章がある。

        「人は、目的であって 手段ではない

              国家は、手段であって 目的ではない」

      というものである。けだし、明言である。

      これを、社長である小生の考え方で言葉を置き換えると

        「社員は、(その生活権を守ってあげることが)目的であって 手段ではない

              会社は、(社員の生活権守るための)手段であって 目的ではない」

           ☆                ☆              ☆

      小生は、例えば、「会社のために・・・」「社長のために・・・」などという言葉や行動を

      表面上、これ見よがしにとる人を信用しないし、信頼もできない。

      一般に、人は、自らの人生を歩むために、働き、俸給を得、生活を維持するわけだ。

      そして、自らを高め、家族を幸せにしようと努力する。

      もっといい生活をさせてあげたいと思い、より高い俸給を得ようと仕事に努力する。

      会社の中で評価を得て、俸給も上がると、さらに精進しようと考える。

      何のためか?自分のため、家族や親族のためである。それでいいのである。

      社長としては、そんなガンバリ屋さんをたくさん社内に持つことが会社繁栄の手段

      と考えている。いわゆる「心・技・体」ともに優れた人たちだ。

      その繁栄の上で、社員の待遇をよくしてあげることができたなら、社員は自分のた

      め、家族のため、親族のためにもっと頑張ってくれるのだから。

  
Posted by cpiblog01225 at 12:03私の管理学

2009年12月15日

幸せを数えよう 404

         幸せを数えてみよう 404

       テレビ番組で「深イイ話」というものがあり、島田伸介さんが中心に番組を

       進めていて楽しい番組である。

       ここには、たびたび私達が人生を歩く上で参考になる教訓を教えてくれる

       話がある。

       ある女優さんが家庭のことで悩み、美輪明宏さんに相談をした。

       家庭の悩みや夫のことを愚痴るその女優さんに美輪はこう話しかけたという。

           「人間は、不幸なことは1から10まで数えるが、

                            幸せなことは数えようとしない。」

       姑のあの態度はダメだ。子供が・・・・・で困る。夫が毎日・・・・だ。などなど。

       しかしながら、現実には、家庭があって、家族の協力もありで、女優業ができ

       ている。家庭に会話もあり、笑いもある。なにかあれば家族みんなで行動して

       いる。「幸せなことも数えることが大切」と説いたのだ。

       

       今、世の中は、デフレ状態、経済も最悪、暗いニュースばかりがテレビを占領

       している。しかしながら、自分のまわりをよく見てみると、

         〇 就職していて、お給料もきちんと出ている。

         〇 家庭も問題なく、平穏な状態にある。

         〇 巷(同業他社)では出ないと言われるボーナスも減額だが出た。

         〇 会社の業績も順調で、来期の受注状況も良い。

         〇 子供たちも元気に成長し、将来が楽しみである。

        などの良いこと、幸せなことがあればそれを数えてみたらどうだろうか。

        人生は、後ろを振り向き、愚痴りながらの歩き方より、前を見ながら歩く

        人生のほうがはるかに生きがい、やりがいのあるものになるのではと考

        えるのだが、いかがだろうか。

  
Posted by cpiblog01225 at 15:50私の管理学

2009年11月30日

心の栄養本「あっとらんだむ」(心の糧)出版 403

    心の栄養本「あっとらんだむ」

    (心の糧)出版 403

     社長ブログが400号を超えたことで、この中の141編を厳選して本にしてみた。

     目的は、若い方や青年層の幹部諸君に先輩のひとりとして言っておきたい

     ことをまとめた本だ。

     人は、一言のことばで、勇気づけられ、やる気を起こし、また、一言で、やる

     気をなくし、反抗的にもなり、という心の動きが出る。

     特に、幹部としての立場にある方は、人の心の琴線を動かす管理学を学び

     人間性ある言葉をもって指揮や指導に当たらなければならない。

     怒るにしても、それなりの叱り方があり、褒めるにしても、人それぞれの受け

     止め方があることを理解して日々の管理を行うことが大切である。

     「あっとらんだむ」(心の糧)は、幹部の指導に役立つほか、人間として、いか

     にあるべきかなどを勉強してもらうための著である。

     若い方に残すために編集したものなので、アットランダムな機会にアットラン

     ダムな選択で読んでみてほしい。企業は人で成り立つのである。

     少しでも心の栄養になればうれしく思う。

     

 

  
Posted by cpiblog01225 at 15:59トピックス

2009年11月28日

女子高校生の会社訪問 402

       女子高校生の会社訪問 402

       先日の11月19日、ハローワーク主催の高校生就職フェアが開催され

       当社もこれに参加、ブースを設けた。

       なんと女子高校生が20名興味をもっていただいたらしく会社資料など

       をお配りしたり、説明したりで担当の女子社員3名はことのほか忙しく

       一日を過ごしたようだ。

       結果、9名の方が会社訪問され、このうちの8名が応募してきた。

       学校の内申書や成績表などが同封されてきたが、今年は「遊び」と

       いう題名の作文を書いていただくようお願いし、みなさん一生懸命に

       この題に向けた力作が寄せられた。

       私が想定していた内容を書いていただいた方が1名、立派に自分の

       考えを書いた方が数名おり、どれも真剣さが見て取れた。

       しかしながら、8名全員を採用することはできず、当社担当者は、関係

       資料を慎重に審査検討し、近日中に結論を出したいと考えている。

  
Posted by cpiblog01225 at 12:09トピックス

2009年11月09日

感銘を受けた32歳の若者の凄さ 401

    感銘を受けた32歳の若者の凄さ 401

     3年前、ニューヨークヤンキースのスタジアムで松井秀喜選手の勇姿を見る機会

     を得た。大リーグを見るのも初めての私は、アメリカ野球の素晴らしさを堪能した。

     その夜、松井選手とニューヨーク五番街の中華料理店で会食をした。

     32歳の若者はもちろん当時もスーパースターである。

     まわりからチヤホヤされているので、さぞや生意気な青年になっているのでは、

     と思ったりして、2時間の食事時間の中、傲慢な態度や高飛車な言葉を使ったり

     と注視しては見たが、結果は、完璧なマナーと素晴らし敬語のことばづかい、ま

     たそれが自然に出る無理のない態度やことばづかいをしていたのを見て、感銘

     と彼の人間性の凄さを感じたどうしたらこんな紳士に教育できるのだろうと感心

     したのを覚えている。

     今年36歳になる松井選手、ワールドシリーズでの活躍と優勝、そして、MVPの獲

     得、彼の「心・技・体」が見事に、そして、当然のように花を開いた瞬間であった。

     プロゴルファーの石川遼君もしかりであるが、ほんとに極めた者は、あくまでも謙虚

     で紳士である。日本人として誇らしい限りである。

     私たちも是非見習いたいものである。

     

  
Posted by cpiblog01225 at 14:37私の管理学