それぞれの山を極めろ 157
小学校や中学校の同窓生に会うと年齢を重ねれば重ねるほど懐かしさ
が心を洗浄してくれる。
私は、団塊の世代である。友はおのおのの努力で社会的な地位を固め
ているものもあり、また、平坦な人生を送ってきたものもいる。
若いときの心は、いつか偉くなって、とか、会社を設立したい、店をだしたい
など夢は果てしないものであった。
振り返ると、やはり、人生いろいろである。
若い人に言いたいのは、日本のような自由な社会では、違法なことはダメ
だが、自分が選ぶ道を歩くには、なんでもありである。
うさぎ型、亀型、ロケット型、競歩型、散歩型、思いつくまま並べたが手段は
なんでもあり、なのである。
ただし、どのようなものに挑戦し、どのような職場に席を置こうとも、人生はひ
とつ、それぞれの山を極める努力はすべきである。
小学校の友は、例えば、東大卒で今、官僚の者がいる、ラーメン屋のおやじ
もいる、会社員もたくさんいる、言いことは、どのような場所にいても、今、この
一瞬が我が人生である。「それぞれの山を極める努力はすべき」である。