冠婚葬祭、日本文化を伝承せよ 388
我が社は冠婚葬祭優先の会社である。どういうことかというと、個人的な
冠婚葬祭があるとき、仕事を心配しながら遠慮した形で臨むよりも後ろ髪
をひかれることなく出席する社風を確立している。
オールフォアワン・ワンフォアオールの精神である。
ただし、その反面、仕事に従事する時は、安全施工に万全な意識と効率的
業務推進に努めるということだ。当たり前のことと思うが、なかなか会社組織
の中にあってはできない社風であると思っている。
ところで、そうした日本の文化をどのように伝承しているのだろうか?
例えば、ある通夜や葬儀にご夫婦で参列する場合、子供は留守番であろう。
神前結婚式の場合、披露宴には、子供を参加させる場合もあるが、式には
参加させず、外で待機、友人に預ける、といったことが多いのではないか。
祝い袋はどの場合どのようなものかもわからない人がいる。
ご霊前袋やお香典袋の違いやお花料はなんなのか、わからない人がいるわ
けだ。できる限り、子供たちに冠婚葬祭の場を体験させることが大切。
核家族化の時代、家にはお年寄りがいない。ヒトの死というものは家の中で
はなく、病院で体験することが多い時代である。
次世代の子供たちに伝承していかなければならないのだが!ご一考を。