褒めて育てる 399
幹部の中には、部下をはじめからできない者として位置づけて信頼しな
いまま、話しをしたり、怒鳴って指示をするタイプがいる。
このタイプは、どんな組織や会社にも多少は散見されるものだが、お陰様
で我が社には見当たらない。
そこで考えてみた、見当たらないのか?存在を見つけられていないのか?
もしそんな幹部がいるのだとすれば直ちにいまのポストを返上してもらい
たいと言わざるを得ない。
人を育てるコツは、北風より太陽である。時には強い風を吹かすことも指導
の一環であろうと思うが、それは、相手の性格や能力を熟知したうえでの
強い風でなければならない。
褒めて育てることこそ幹部の力量である。
アメリカ大リーグのコーチは、とにかく選手のやりたいようにやらせる。
そして、それを褒める。日本のコーチは、うちのチームはこうでなければダメ
従わなければベンチにもいれない、という風潮があると聞く。
どちらの指導方法が良い悪いの話しではないが、平均的な部下の指導方法
は「褒めて育てる」ことが大切であることは間違いのないようだ。
指導方法について一度考えをまとめてはいかがだろうか。