2020年07月22日

2020年グアム解放記念日

昨日はグアム解放記念日。今から76年前の7月21日午前7時半、この写真のグアムの首都ハガニア市のあちら側アサン海岸から米軍海兵隊2万5千人以上が上陸を開始した記念すべき日です。
 この日はあちら側彼方に見える(横井庄一がいた)有羽山近くのアガット海岸の9千人を含めて5万5千人が上陸し、我が守備軍(アサン1万2千人、アガット3千人)合わせて2万人近くと激戦を交わします。戦闘は昼夜を舎かず行われ守備軍は5日後に敗退し、後は抵抗しながら北部へ転戦していきます。
 日米両軍の記録によると、その日は前日から快晴でやや靄がかっていた、とあります。ここグアムは今日も朝から快晴で猛暑なのですが、おそらく当日も同じであったはずです。
 米軍は上陸前の徹底的に艦爆と空爆で守備軍を粉砕しやがて300の上陸用艇で海岸に上がり眼前の岸壁に走りました。ほぼ完璧に粉砕されながら守備軍は彼らを待ち構え激戦し、攻撃隊は負傷者が激増するのに根をあげて「彼らは生きている」と有名な捨て台詞を吐いて撤退し、その日は戦争を終了します。午後3時だったと記録にあります。
(下記に続きます)
写真・戦前のグアム最大の都市ハガニア(アガナ=明石)の風景。手前の右側に今のチャモロビレッジがある。
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Posted by kenhagaguam at 16:14

2020年07月02日

コロナは時間がいかに大切か

考えたのです。日本はどこにいても何がしかの収入源が見えますが、グアムは観光業しか主たる産業がないので、それが完全に遮断されるとその道の者は誰も生き残れません。
 この「どうしようもない」という閉ざされた状況にいながら何故か心が平静で要られます。平静なのは仕事上のことで頭を使う事がないという胃が痛むような不安や悩みがない、という事でありまして、実際は、時間が惜しげなく流れさるのは恐ろしいです。この数ヶ月、何かと上手に時間を費やしてはいるけれどそれはそれとして、歳を重ねて無為な時間のロスは実に悲しい話です。時間はお金で買えません、生命が買えないのと同じです。
 私はグアムに来る前、6年近く日々を無駄に費やしました。起業して失敗し、40代だったので天職などなく仕事もなく、苦労しました。その時に時間がどれほど大切かを学びました。何かを果たさなければならない、という気持ちがなければそんなことを思わなかったのでしょうが、人にはきっとこの世に在る(生きる)には何か意義がある、使命があるのだ、とご大層に信じていたので日々流れ行く時間が怖かったし勿体なかったのです。
 グアムに来ての日々は忙しく充実していますが、やはり失った6年は取り戻せません。もし、その時間をそのまま活かしていればどれほどの事を成し得たか、とまあ経験された方なら誰もが膝を打って頷かれるでしょう。これが唯一の慚愧の念に耐えない、という経験です。
 この何も出来ない虚しさは、ここグアムでは戦跡めぐりツアーが催行出来ないということです。参加された全ての方が大戦中の若き日本兵士の心意気や覚悟に涙し、巻き添え犠牲になった住民に花を手向ける事ができないという事になります。ツアーそのものはどうでもいいのですが、大切な話を大切な人々に語る事が出来ないのは、話を聞くタイミングを失した(未来を担う)青年が、将来役立つ何かを知るきっかけを失うという事です。知ってほしい数百人の若者が「あの時代の兵隊」の祖国愛の深さを体感できないという事です。それが残念でなりません。そう人生には限りがあり、縁にも限りがあるからです。
 コロナは時間がいかに大切か、この世にありながらきちんと自分の道を歩いているか、を考えるきっかけになっています。だから天の声かもしれません。  


Posted by kenhagaguam at 13:17南の島の涼風便り

2020年07月01日

グアムの近況

グアムの近況です。
 せっかくコロナ感染者がゼロだったのに軍人自身の管理がお粗末だった事から感染者が出たそうです、夜の街からです。
 グアムが主産業(というよりこれしかない)である観光を7月1日から開業させる、と女性知事が勇ましく宣言し、元知事が指名されて観光局のトップとしてコマーシャルを作りました。その内容、なぜそうなのか、誰が決めたのか、は置いといて、ココバードというぬいぐるみを着たツーリストらしき恐ろしく醜いダミーが空港で、迎えのバスで、ホテルで、ビーチでレストランで、マスクを厳守、あらゆる所での手洗い、そして距離を置いています、というもので味気ない。これでは「グアムに来るな」といっているようなもので愚かさここに極まれり、という感じ。政府はグアム空港の検疫を巡って大わらわだそうですが、笑止千万で、迎える体制がしっかりしても来る客は期待薄。正直な所、グアムの観光が少しづつ回復するにはここ数ヶ月かかりります。仮に今開業しても日本人ツーリストがやってくるのは恐らく秋も深まった頃でしょう。主となる日本が今も国内移動で大騒ぎしているからです。
 さても、鳴り物入りで女性知事が初めてグアムの知事となり、その勢いで15名の代議士の中11名が女性となり、さらにグアムの政府機関の長が殆ど女性で占めるという事変がありました。そしてそれから2年のこと。最近その女性長官が次々に辞職し始めています。権力を握ったが使い方が台所(身の回り)優先だったが故に不公平が生じ、と同時に不平が巻き起こり、きちんと会話で対話すればいいのに上から目線での押し付けに部下すらいうことを聞かなくなる。にわか権力者にありがちなイメージだけのお偉いさんだったようですよ。ま、それが許されるのがグアムの哀しいところです。
 混沌としたグアム観光。想像力が及ばず創造力のない観光局職員とグアムを食い物にしている日本の大手広告代理店は四苦八苦しているでしょう。この者たちはグアムがいかほどに日本と日本人の歴史に深いつながりがある事など興味がないし知らないでしょう。「空港ではマスクをしましょう」と言えば日本人が安心するだろうと発想するようではとても器じゃありません。コロナが観光の空気を変えればいいのですがね。  


Posted by kenhagaguam at 09:47ニュース

2020年05月19日

観光客が戻らなかったら

観光が主なグアムに、もしツーリストが戻らなかったらどうなるか?息子たちが心配してくれています。そうなればグアムを諦めて他所へ移ればいい、という意見の中で末の兵庫にいる息子がグアム人を「グアムにはマウレックという言葉があって、それは他人が困っていれば自身が犠牲になっても助けるという意味。グアム人は損得よりも他人のためになる事ならなんでもしようとするのだよ」といい、私、感動しました。自分のことだけを考えるのは畜生と同じだから。
 世の中は、戦後このかた欧米の功利的な民主主義で全てが損得感情、ギブアンドテイクが当たり前になっています。またフランス社会の個人主義がミー・ファーストとなって人と人の間に壁を作っています。戦前の日本人は他者優先、惻隠の情が底辺にあって「足ることを知り」贅沢に恥すら感じていました。インテリは大会社へ就職する事を目的に大学に行くのではなく、社会に役立てる仕事へ就けることが理想だったのです。
 欧米の統治によってチャモロ人のオリジナリティが根こそぎ廃れ状態になりながら、その文明に毒されず「隣に困っている人がいれば自身が犠牲になってでも助ける」事を普通に身につけていたのが驚きです。そしてそれに気づいている息子は偉い、と思います。そんな在留邦人がどれほどいるのでしょう?そういう美徳はわが日本人の中にもあるはずです。それをこの世的な価値基準に振り回されている間に失いそうになっていました。コロナ感染はそういう意味でも天の計らいだったのかも知れません。この8、9月には終息を迎えるであろうその前に、今一度、この世のあり方をじっくりと考えたいものです。  


Posted by kenhagaguam at 13:27ニュース

2020年05月18日

封鎖解除へ向かって

グアムは封鎖解除へ向かって段階を踏んでいて、小売店、理髪店のような顧客サービス、そしてショッピングモールも開きました。店は入口と出口をきちんと分けていて、買い物客はマスク着用。入場制限しながら入ります。これまでの自粛で「何がなくてもとりあえずは生きていける」事を学んだ庶民は店へ殺到して爆買いなどしません。どこかの国のおばさんとは違います。「必要な物を必要なだけ、食べたい物を食べられる分だけ」と消費の仕方が利口になりました。日頃不必要な物にどれだけ振り回され煽られて衝動買いしていたかの反省になっているようです。オーナーには悪いがそれでいい。
 グアムは3月に封鎖を決めて2ヶ月経ち、感染者は出戻りを入れて150人。10数人を残して全て退院しています。封鎖とはこうあるべき、を体験しました。命令を素直に応じるグアム人であればこそ全米で一番効率よくコロナを抑える事ができています。島だからでしょう。ここは6月なかばに完全解除する予定で、そうなるでしょう。これは単純にいい話です。
 問題はグアムには観光以外に収入源がない事です。政府も庶民も年収の80%近い収入源が断たれている恐怖を感じていないのがとても可笑しいし、そして恐ろしいですね。いくら島がオープンしても日本からツーリストが来ない。これからが本当の意味で正念場になります。写真は野鶏。およそ500年前にスペインがフィリピンから持ち込んだ鶏が自然に増えて町中にいます。「とって食えばいいじゃん」と敷地を持った地主に言ったら「買ったほうが安くつくから」と言いました。アメリカ的商業主義が定着した証拠であります。  


Posted by kenhagaguam at 13:12ニュース

2020年04月03日

もし東京封鎖をすると

もし東京封鎖をすると期間は1ヶ月でおよ5兆円以上の損失になるそうです。消費税を1%上げると1兆円以上見込めるそうだから5兆円の大きさに政府が脅威を感じているのが想像できます。企業もきっと同じでしょう。しかし現況を眺めるとこれはどうもお金の問題ではないようです。損得とは別次元のパニック状態だからです。
 パニックの原因は、日々増加する経路のわからない感染の速さや多さで、しかも若者の感染率が高くなっている事。通勤がいい例で東京や大阪は人混みがあって普通の状態だから尚更その不安が増すのはけだし当たり前のこと。さりながらそういう状態の不思議に気付かないのが若者たちで、「俺は大丈夫」という大胆さとは別に「関係ないから」という自己中心的な生き方、考え方が実はどれほど恐ろしい事態を招いているのか見えていません。無知未熟なのです。これはそのように育ててきた我々の責任でもあります。
 米国の2都市にいる息子たちは在宅勤務だそうです。コンピューターを駆使して会議をし商談をする。こういう発想は古い生き方の私にはとても馴染まないけれど、それでもきちんと給与を得ているのだから企業の骨太が羨ましいです。また米国ではこの危機に際して日銭に困る中小規模の会社や店舗にそれなりの支援があるようで、無収入から始まる不安と倒産を心理的に抑えています。納税者1人当たりへの支援金は日々の支払いに行き詰まらないようにとの配慮でこれまた暴動や自殺を防ぐ目的があります。この援助金は年間収入の大きさに比例していて金持ちには渡りません。この公平性がいいですね。
 問題はその速さです。米国は非常事態を宣言したその日から保障を約束したので庶民は所得の不安を持たずに暮らしています。だから夜間のバーやカラオケを閉鎖できます。またグアムの銀行やスーパーでさえ入店者数は調整され、映像でも見られるようにラインを引いて互いに不信感を抱かないような工夫があり、キャッシャーにはプラスティックのガードがあって、これまた不安を排除しています。自由を制限され、居酒屋や飲み屋へ行けない人には気の毒ながら、そこはそれじっと我慢をしているのであります。不思議なことにこういう自由を制限されても庶民はそこに不満も不便も不快感も持たず、むしろ大人しく従います。東京人にそれができないわけがありません。わずか2週間程度じゃないですか。
 私は世界の大都市と比較して東京や大阪の感染者、取り分けて死者が低いことに日本人としての誇りを持っています。普段からの衛生への慣れ(文化ですね)が証明されたと思うからです。しかし、テレビで若者の野放図ぶりや、それをたしなめない大人の勝手気儘、小池都知事の馬鹿丁寧な自粛お願いに少し恐怖を感じるようになりました。ひょっとしてこれは日本人的な道徳とは別次元の無責任体質ではないか、と。無責任体質がやがてパニックとなり集団ヒステリーとなっていきます。これを煽るマスコミによって泡食って買い物に走る愚かなおばさん達が出てくるのはそれが原因です。
 安倍総理はこの際、これまで汗をかき、いわれない増税非難を浴びながら経済を盛り返してきた苦労と誇りを捨てて、早急に非常事態宣言をし、都知事は大都市封鎖をお願いではなく命令するべきですね。封鎖から得るものは(仮に感染が増え続けても)心理的な安堵感と日々の働き蜂からの解放です。これは世の中は金銭の多寡ではなく、人としての生き方にある、ことに気づかされます。非常に大切な時間です。今なら混乱を避けることができ、落ち着いて世の推移を感じるとることも可能です。急いだ方がいいのはそういう考える自由を得るためでもあります。  


Posted by kenhagaguam at 17:57ニュース

グアムの完全封鎖

日本の知人とスカイプして気が付いたのは感染への対応が無関心なことでした。「たかが風邪じゃないですか」と東京の若者がコメントしていたのですが、「されどウイルス」という構えがないと自分はそれで良くても、自分を介して他人に迷惑をかけてしまうこともあるのです。
 わずか週末の数日の自粛をマスコミが面白がって街中を取材しています。「人が少ないですね」というレポートですがこれではレポートにならないですね。救いは都知事、県知事の要請を素直に受け入れる都民、県民がいること。「協力しよう」というその気持ちが日本人的ですが、それで感染が抑えられる訳にはいきません・・。グアムの完全封鎖で感じるのは、夜間外出する必要がない事に気付きます。バーも居酒屋も、パチンコ、お店も全て閉店。開いていると罰金か免許取り上げです。東京では自粛と言われながら六本木や巣鴨では昼間店が開いていました。開いていれば買いにくる人がいるのは常識。大阪でも夜の飲食やバーは開いていて自粛しない人を受け入れていました。徹底されないと効果がないのは当たり前のことです。
 大都市は期間を設けて警察、消防、病院などの緊急機関を残して一般営業を停止させるような大胆な封鎖を試してもらいたい。それによって小売りやスーパー、劇場などは最悪な経済に落ち込みますがそれを安倍政権は資金援助を約束しています。これに頼るしかありません。
 封鎖している期間はのんびりと人間らしい時間を楽しみましょう。これまで忙しく日々を走り回っている我々にとって、考える時間、生理的な休息がどれほど大事だったかがわかるでしょう。「疲れたら休め」神様の思し召しですね。  


Posted by kenhagaguam at 13:55ニュース

2020年03月20日

誰もいない街

さても、閑散としたタモン通りを車で走ると映画のセットのように見えてそれはそれなりに面白いものです。普段は人が溢れ、車が交差し、大賑わいの観光街には人っこ一人としていません。
 そこで想像しました。戦前の日本、そして欧州の風景を。あの頃は風はウイルスではなく政治思想であり主義であり、人心を不安に駆り立てメデイアが空気を醸し出し、人々は得体の知れぬ恐怖で日々のメディアの情報を待ちわびていたはずです。当然それは平和への願いであり政治家の悪意を「誤解であろう」と言う願いであり、国家のリーダーや政治家、軍人の良識に期待して、理の通った決断に期待していたでありましょう。
 あの時代は各国のリーダーらが作り出した不安であり情熱であり欲望だったからコロナウイルスとは比較する方がおかしいのですが、先の見えない重たい空気に庶民が怯える風景は同じです。そしてネガティブな気分は伝染して理性よりも感情が先走り悪い方にしか考えが及ばないのも似ています。前が見えない不安な時こそ自信を奮い立たせるべきですが人はどうしても専門家の見識、地方も含めた政治家のアドバイスに頼りたくなるものです。自分もまた市井の一人であり、彼らと意見が異なっていても考えを彼らにぶっつける、と言うのもまた大事です。
 ニュースを見ていると世論をリードする偉そうな人よりも、一般人の方が遥かに自由に生きているように見えます。笑顔で取材に応対するのは都会より地方に多く、世代によっても違いが見えます。どうやらあの「暗い時代」のようなことは二度と起きないと確信しました。
 グアムは知事の意見で完全に外部との交流を遮断しました。そこへトランプが市民の一人一人に$1000を支給し「不景気が長引けば支給を続行する」と宣言し、早速実行に移すそうです。社員は給与の他に特別支給があるので「完全遮断」でも笑顔を取り戻しています。社長も幹部も税金納税者は一律同じだそうです。この英断によってトランプは再選されるでしょう。
 不安な空気は活動する人々の意気を挫き、理由が定かで無いのに自重を促し、暮らしを沈滞化させ活力が澱みます。その時に騒乱が起こるのは歴史を見れば明らかです。しかし日本にはそういう雰囲気に落ち込む人もいれば乗り越える勇気ある人もいます。外から見てそれがあるからとても感動しています。
 誰もいない街を楽しめるのは今の間になるでしょう。

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Posted by kenhagaguam at 12:11ニュース

2020年03月19日

閑散としたグアム

普段は(特にこの時期は)人混みでごった返しする繁華街がこの様です。クリスマスや正月でもこんなに閑散とした風景はありません。空気に怯え噂に震えるのは人間の性で仕方がないのでしょう。あの福島原発の空気に似ていますね。風評が被害を大きくし人心を腐らす事をいつになれば気付くのでしょう。誰が責任を取るのでしょう?

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Posted by kenhagaguam at 14:15ニュース

2020年03月18日

グアムの現情報

これは日本の知人からのコメントです。「世界中が日本政府の対応を散々批判し高みの見物を決め込んで頭にきていましたが、今や世界の方がパニック状態で、これこそブーメランです。相変わらずテレビでは新たな感染者が判明した、どこどこで集団感染が発生したなどとやっていますが、もう世界中に広がっている現状では全く意味のない情報です。そんなことよりもどうやって免疫力を高めるかとか、経済を回すためにどんどんお金を使いましょうと言ってくれた方がいいです。花見の宴会は禁止になりましたが、なぜか、お花見そのものを自粛しますとテレビの街頭インタビューで言っている人がいて唖然としました。屋外で風通しがいいのにも関わらずです。自分で考える能力もない人が多すぎます」
 グアムの情報です。3日前にフィリピンから来島したツーリストと帰郷していたローカルフィリピーノが感染して5名になっています。それを観て何を慌てたのか知事が全島に以下のような回覧を出しました。
「グアム入国時に入国審査において,新型コロナウイルス(COVID-19)に感染していないことを証明する文書(例:日本の医療機関から発行された診断書で英訳された文章等で作成又は発行された日から7日間以内のもの)が提示できない場合,旅行者の方は入国後,滞在先ホテルにおいて強制検疫(隔離)措置の対象となり,その滞在費は自己負担となります。 至近の渡航予定がある方は,十分にご注意行ください。」
 これは領事館の訳したものです。これを読むと日本人は全て感染していない証明書が要る、という意味で、当然こんな証明書を発行できる病院や機関はありません。つまり来島者を拒絶した事を意味します。そのとき政府は「日本人ツーリストの中で緊急事態宣言を出した国に立ち寄った人」を意味していて全てのツーリストではない、と言っていました。私は領事館に直訳ではなく意訳する方がいいのではないか、と申し出たのですが返答はありません。今日の政府のコメントは全ての国となりました。繰り返しますが「診断書で英訳された文章」など発行できる機関はありません。
 私はこれまで何度もコロナウイルスについて「恐れるな、たかが新種のインフルエンザではないか」とコメントしてきました。これに共感する人もいればたしめる人もいます。意見はそれぞれあっていいのですが、どういう具合か共感する人が少ないのが現実でした。
 私が恐れていたのはこの風評によって消費者の意識が内向きになり現象を恐れて外へ出ないこと。これは日本ではイベントや会合などが中止になり、その背景で汗をかいてきた人、経費を投入してきた人、毎年それを期待していた店などが報われない、という現実が怖かったからです。風邪の蔓延よりも、サラリーをもらう人には決して理解されない、今を生きている人が心配だったのです。
 ここグアムの産業は観光業だけしかなく、年間の75%以上がこれで成り立っています。それが悪戯に煽り立てる風評と、今度は愚かな政府の宣言でツーリズムは完全に行き詰まってしまいました。つまり多くの労働者が露頭に迷い、どこからも援助金を得る事ができないという現実です。2週間の限定つき、と書いていますが風評を消すことができないことを政府はわからないでしょう。
 これまで様々な事変に遭遇し、その都度経済危機を体感してきましたが、これほど根拠がなく、これほど見えない影に怯えて自身を見失う世相は初めてです。困った事になりました。  


Posted by kenhagaguam at 13:27ニュース