2015年04月03日

 4月の声

桜の花ははかないもので「桜木に芽がでました」という声を聞く間もなくすぐに満開がきて散ってしまいます。昨年はこの桜にちなんで辞世の句を残した著名人を数人挙げて「桜と人」を紹介しました。
 浅野内匠頭は「風さそう花よりもなほ、我もまた、春の名残をいかにとやせん」
小林一茶は「桜花なにが不足で、ちりいそぐ」と一部を紹介しておきます。
 私が気に入っているのは「花の都の靖国神社、春の梢で咲いて会おう」と同期の桜に残された詩です。
 戦後70年目というこの節目に「あの戦争」を考える企画が目につきます。概ね反戦でネガチブなものが多いのですが、そこには実際戦地に赴いた兵士の声が聞かれません。生還兵が登場する場合は必ず彼らを追いつめた軍部が悪い。軍の命令で仕方なく戦場へ行った」というのが定番となって、これまた軍部や社会の責任にします。不思議なもので私がここグアムで聞いた生還兵の声は「お国為に」という積極的かつ情熱的なものばかりでした。そして彼ら戦友が散華して再会する所が靖国神社だったのです。
 世間一般は「あの戦争」を否定したいが為に、当時の兵士の心情「靖国神社で会おう」という約束を否定したがります。愚かな思いつきです。

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Posted by kenhagaguam at 12:26