2016年12月21日

学生と戦争のこと

 神奈川県から修学旅行が戦跡ツアーに参加しました。10年以上も続いています。ツアー後に代表の学生が戦争を「軍人が大間違いを犯した」と発表したのには些か驚きました。教育とは教え方一つで「人道主義的な過ち」と「やむを得ない究極の選択」によって先人の行いの正邪がわかれます。私は教育とは学ぶこと、だと思っていて、であるがゆえに常に様々な見解を(教えるのではなく)伝え続けるものであるべきだと信じています。特に戦争は字義だけで捉えると深みが薄れ結果が全てになります。「戦争はあってはいけないこと」は当たり前ながら、そこには領土争奪だけではなく、宗教的なこと、異国に嫌悪を伴う生理的なこと、権利を奪い合う政治的なことなど様々な要因があるので、単純に幼児に躾けるような「してはいけない」だけでは本当の成人は育ちません。
 私の知る限り前の大戦では国際情勢にもまれながら軍人達はそれでも懸命に自国優先を求めていました。それがやがて追い詰められて祖国護持に変わり「身を以て太平洋の防波堤足らん」と覚悟していった様がわかっております。愚かな選択はいうまでもありませんが「大間違いを犯した」と決めつけたら浮かぶ背も無くなります。つまりそれをもって次世代の日本人とは縁が切れるということになるからです。「(戦争の選択が)正しいとは思わないが、君らの為なら喜んで生命を捨てる」といった若い軍人の愛情と気迫に満ちた遺言に悲哀を感じてなりません。IMG_0406
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Posted by kenhagaguam at 14:30