こんな景色も

人口2300人程の町。

コンビニなどもっての他、良く見かけるチェーン店ももちろんない。


そんな山間部の町で、庭造りを開始します。
ご縁がありまして、お庭を造らせていただくことになりました。
地元で見かけるような景石があって、仕立てものの木などのあるような庭ではなく、庭が欲しいというご依頼でした。

といっても、私の地元ではありません。隣県になります。



便利な世の中で、交通が発達してしまい、便利な街は、人口も増え、何処へ行っても代わり映えのない風景、○○ハウスの家、メーカーの扱うアルミ製品のカーポートや、化粧ブロックなどが多くその街の風景というのは失われてしまっています

不便な場所は、いまだに町特有の建物や景色が残っています。流通が発達していない分、地の材料、近くのものを使って工夫して造るからです。そんな町には、暖かさや、統一感があります。




扱う私たちの側にも問題があると思い、私は数年前から出来る限り、既製品を使わないように、その街の風景を造るつもりでやってきました。

時々、県外に出かけますが、あ〜どこも同じだな〜と思いがっかりすることが多々あります。
これは○○のアルミ製品と○○のレンガやブロック、壁は○○の塗り壁材か〜って感じ。

よその土地に行ったら、その街の風景が見たい
外国に行って、見たことある風景があったらがっかりするでしょう。
そう考えればわかるはずです。

いい加減、外構屋さんや、プランナーの方など気が付いてほしい。

このままでは、日本の風景が駄目になる。



こんな景色の場所です

これからお庭を造りに行く町も、素敵な風景の残る場所です。
少しだけど、この町の景色も壊れつつあります。
古民家を壊し、○○ハウスなどのメーカーが少しづつ入り込んできています。
やっぱり、若い人たちにはそちらの方がよく映るようです。


数年前に、設計士さんが、このお宅の古民家を改修されました。

設計士さんも地の方ではありません。

設計士さんもこの町を踏まえたうえで、古民家を生かしながら新しい風を吹き込みました。

当時、この町では、古民家は解体して新しく建て替えるのが当たり前になりつつあったようですが、このお宅の古民家改修を機に、改修するお宅が増えたようです。


地元の人は、当たり前になっていても外の人間が見たら、その街の良さがわかることもあります。

この材料は、こう使うもんだ、という固定観念もあるかもしれません。


だから、あえて、その町の材料を使って、私なりに、新しい風を吹き込んでみます。


造ることに没頭します