その不安遺伝子が人の性格に影響するのは1/3から1/2まで、残りは育った環境や、自分の経験によるのだそう。

私の場合、下積み時代のおかげで、多少のことは苦と思わないし、ささやかなことに感謝できるようになった。

あの頃の理不尽な下積みに耐えることができたのは、自分を迷わせる情報がなかったから。インターネットがない時代だからがむしゃらに修行を果たせた。

今の時代、世の環境も整って、職人を目指しても過酷な下積みは無いけれど、インターネットからのノイズが多すぎて、ぶれずに進むには強い心やメンターがいる。

今より昔が良いとは全く思わないが、私にとって下積みの時代は、技を授け心を強くしてくれた財産だ。しかしその理不尽さの理由は時代の未成熟に過ぎない。













ある方に聞いた話が離れなくて日経の過去記事を探して読んだ。
神経伝達物質セロトニンの量をコントロールして性格を楽観的にする遺伝子について、アメリカ人の32%がこれをたくさん持っているのだそう。日本人は3%だけ。この比率はすごく思い当たる。

そして、いわば不安遺伝子を持っている日本人の97%は不安になって当然と。プレッシャーに弱いのは仕方がない。 

肝心なのはそれをプラスにするか。マイナスにするか。
我々が丁寧なプランを描いて一歩ずつ前に進めるのは、この遺伝子のおかげなのだろう。

















ケラスターぜ

ケラスターぜ=日本ロレアル副社長のロラン・マルタンさんが、シトロニエを訪ねてくださいました。















































ボランティア

サロン顧客様からのお申し出に応じて、毛髪の寄付「ヘアドネーション」をお手伝いすることがあります。都度、実績のある団体を選んで発送を代行しています。

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講演の記録

同志社大学院で、今年もゲストスピーカーとして恩師村山教授の講義の一コマを担当してきました。今回は、私たち職人仕事のしくみについて話しました。これは私の備忘録でもあります。

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私たちの仕事はお客様の暮らしにとても近い。お客様の必要な時にお役に立たなくてはならない仕事。毎日誠実に取り組んで腕が上がると人気が集まる。するとやがて二本の腕だけでは足りなくなってしまう。

予約の取れないレストランのようにしないで、しかも技のクオリティを保つには、チームを育んで一つ一つの仕事の質を100%に高め守る必要がある。するとチームの個々も腕が上がりやがて職人として成立する。
上手い職人が上手い職人を育み集まりになる。 このようにして世界中で、ヘアサロンという事業は、成り立つと一定の規模を持つようになる。

それは小さすぎても、細部に目の届かない大きさにしてもいけない。
「適正規模」を考えて守らなくてはならない。つまり、ビジネスなのに成長の天井を切らなければならないのが職人の仕事。拡大を目標に投資を受ける事業にはなれない。


事業を始めて、責任を抱えて、未来を眺めると、初めていろんなことを知る。
やがて使命が磨かれて事業が育つ。

すると人が増える。ルールをつくる。リーダーを育む。チャレンジする。人が増える。繰り返す。

ある日問題が起きる。改革して改善する。それもすぐに日常になり、誰もが改善の価値を忘れてしまう。また問題が起きる。改革する。繰り返す。

改革は岩盤を壊す作業。必ず社内にストレスを生む。
創業者はストレスと勝負するのが仕事。勝てば社風ができる。負ければそれまで。

社風ができれば事業は独り歩きを始める。社風が壊れるまで歩ける。
壊れたらまた腹をくくって改革。ストレスと勝負する。この繰り返し。

何が残るか。ちゃんとお客様のお役に立てたという時間が残る。 

「あなたを選んでおいてよかった」

と言っていただけること。

これが本望。



およそ経営学にはならないような話ですが、受講生の皆さんはまっすぐに聞いてくださりたくさんの質疑応答をいただきました。ありがとうございました。

恩師とゼミ仲間の変わらないご縁に感謝します。



























抗がん剤治療を受ける方に、美容師の私の経験がお役に立てるかもしれないので記します。

いわゆる医療用ウイッグを購入しよう調べると、もはや大きなソーシャルビジネスになっているので製品の機能の工夫が細やかで、店頭での対応も丁寧に考えられています。しかし最低でも5万円以上、良さそうなものは10万円〜20万円、さらにそれ以上と、なかなか手を出しにくい価格になっています。

また、高品質な人毛製は高額ですが、手入れが難しく、さらになんとなく使うことに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。

一方、人工毛ベースのファッションウイッグタイプなら、手入れも楽でインターネットで2万円ほどで手に入ります。普段とは違う髪型を楽しむつもりでこれを選択するのも一つの考え方です。

購入前のサイズの測り方やカットで微調整ができればさらに良くなりますが、普段からかかりつけの美容師さんがいれば喜んで応援してくださるでしょう。
家族ぐるみでファッションを楽しむようにウイッグに関わるムードが何より大切に思います。

また、18歳までなら人毛ウイッグを無償提供しようとするボランティア団体も活躍されています。簡単に申込めるので、必要な時期に間に合うなら素晴らしいことだと思います。


しんどい時期が続かれる中、私は職業を通じて何ができるだろうかと考えています。

美容師としては、ウイッグ探しには 経験を生かして端的なアドバイスを差し上げたい、ウィッグの後のショートの期間にはごく短時間で素敵なヘアデザインを仕上げられるようたくさんのデザインを用意しておきたいと心がけています。

幸い私は経営者として大きな奉仕団体に属しているので、治療法の研究留学をされる優秀な医師への奨学金支援に取り組むことができる機会があります。














愚かなるものは

愚かなるものは思うこと多し。
わかっていても悩むことは多い。
伝わること伝わらないこと。


河瀬直美監督の光を観た。
三つの物語の紡ぎ方と美しい絵。
つくり手の思いが痛いほど伝わってくる丁寧な作品。
その完成度に心打たれたら、泣けて泣けて仕方がなかった。


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