2009年07月02日

染み入る器

93d3568e.jpg仕事柄、いろいろな器に接することが多く
旅にでた折には、その地元の窯元を尋ねるのも
楽しみの一つだったりします。

さて、本日は最近入手した萩焼のこと。

萩焼といえば
・・・古くから「一楽・二萩・三唐津」と謳われるほど、
茶人好みの器を焼いてきたことで知られる萩焼の特徴は
原料に用いられる陶土と、混ぜる釉薬の具合によって生じる「貫入」と
使い込むことによって生じる「七化け」がある。
貫入とは器の表面の釉薬がひび割れたような状態になることで
七化けとはその貫入が原因で、使い込むとそこにお茶やお酒が浸透し
器の表面の色が適当に変化し、枯れた味わいを見せること・・・
(by Wikipedia)

写真は先日、萩に行った際に立ち寄った窯元で一目惚れしたきゅうす。
一見“持ち手の曲がった”妙な形状ですが
手にしてみるとこの曲がりが絶妙のフィット感を生み
なんとも心地良い使い勝手であります。

説明書きには「萩焼は水を吸い、染み出します」とあり
試しにボウルに水を張ってこの器を付けておくと、、、、、
あれれ、水位が数センチ下がってしまい、本当に水を吸っていました。

お茶を飲み、きゅうすを片付けると
そこにはジンワリと水滴が残り、確かに染み出しているのでした。

“呼吸する器”萩焼は、使い込めば使い込むほど味が出る、、、
そんな経年進化する雛で粋な人間でありたいと、改めて思うのです。



Posted by cpiblog01502 at 08:22│Comments(0)TrackBack(0)  | 見たもの・聞いたもの

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