2017年09月19日

無資格者が10年間X線装置を操作…「慣習に」

 千葉県佐倉市江原台の聖隷佐倉市民病院(304床)で、一部の整形外科手術の際、放射線照射を行う資格がない複数の臨床工学技士が、医師の指示でX線装置を操作していたことがわかった。

 病院によると、少なくとも2007年から10年間にわたり続けていた。健康被害は確認されていないという。

 診療放射線技師法では、放射線を人体に照射できるのは、医師と歯科医師、放射線技師に限られ、医療機器の操作などを行う臨床工学技士はできない。

 病院によると、医師が手術時にX線装置のスイッチを押せない場合に、医師の指示を受けて臨床工学技士が操作し、X線を照射していたという。複数の臨床工学技士と医師が関わっており、病院の調査に対し、「法令違反の認識はあったが、慣習になっていた」と話しているという。

 県によると、8月29日に情報提供があり、問題が発覚した。病院は今月11日、県に対し、〈1〉複数の医師が手術に立ち会う〈2〉複数の医師を確保できない場合、放射線技師が立ち会う――などの再発防止策を報告した。

 病院は取材に対し、「利用者に多大な不安、心配を与えてしまったことをおわびしたい」としている。


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