このヨットが「C.P.Cruise」になる前、新西宮ヨットハーバーに置いてあったときの名前は「マイティ・ダック3」だった。
これは前のオーナーの忘れ物のドナルド・ダック。処分しようかとも思ったが、かわいそうなのでそのまま船内に飾っておいた。
だいぶ薄汚れてきたなぁと思って、洗濯したら真っ白になった。
きょうはゲスト3名を招待してのセーリング。土日は海が荒れて、マリーナも出航禁止になっていたが、きょうは晴れて波も収まり、釣り船もたくさん海に出ている。
午後1時過ぎに出航。西の風5〜7メートル。波高は50センチほどだが、少しうねりが残っている。
最初ジブのみ。東尋坊沖でメインセールも上げ、アビームの風を受けて、真っ直ぐ北に走る。
左舷方向に「Bee Wee号」が見える。こっちへ向かっているようだ。(あとで聞いたら、誰かセーリングに出てこないかと沖で待っていたらしい。申し訳ない・・・)
波に少しあおられるものの、かなりのスピードで走る。5マイルほど走ったところで、ゲストが船酔い気味。反転して戻る。
酔った人にも気分転換に舵を握ってもらった。舵から受ける水の抵抗や、背中に風を感じてもらえただろうか。
Nさんはバウに立って、恐る恐る周りを見渡していたが、やがて座り込んで、前方を見ながら心地良さそうだ。
真夏よりも秋のほうが日差しも柔らかで、風もさわやか。雲も太陽の光を受けて銀色に輝いている。
でも秋も足早に過ぎていってしまう。つかの間のセーリング・・・
が出ていた。最終日に期待し、船中泊。13日は、天気、風、波とも最高のクルージング日和となり、7時よりセーリング開始。みんな待ち構えていたとみえ、海上にはすごい数のボートが出ている。しかしヨットはディンギーさえも1艇も見えない。これだけ好条件なので誰か出てくるだろうと、陸からセールが見えるよう港の沖を行ったり来たりしていた。午後になってやっと1艇、河口から出てくるのを発見。遠くてはっきり確認できないが、どうもCP号らしい。ミートするべく追いかけたが、彼の船足速く雄島の向こうへ行ってしまった。当方は夕方になると潮が引いて上架出来なくなるので
東尋坊沖よりマリーナに戻りました。
久しぶりに良いセイリングが出来ました。またご一緒しましょう。