現物合わせ
いつものように、説明書も読まずにステイを分解。つまみをゆるめて長ネジを抜き、雲台部分を垂直にし、セパレートキットの背面穴を利用して、ステイにもうまく付いた!この状態でパッソのインパネにあてがうと、ハンドル右の正面が良さそう。フロントガラスにも被らないため視界も一切妨げず、このイチがベスト。ステイの貼り付けも、ダッシュボード用のプライマ(下処理剤)を買ったから心配なし(車内が思いっきりシンナー臭くなったのには閉口。(笑) )。ただ惜しいのは、無線機左側のボリュームとスケルチつまみがハンドルのリムにかぶり、操作時に腕がハンドルに当たりそうなこと。ダッシュボード形状から、これ以上外側に貼り付けられないが、ここで妥協も惜しいし...。裏蓋をつけたり外したりして思案すると、簡単に加工できそうなスリットを発見。予め持参のテーパリーマでチョチョッと穴加工。新しい穴を利用してステイにつけると...無線機ディスプレイが右寄りにオフセット完了!
元の穴もステイに隠れて、フロントガラス越しの見栄えもグー。マイクジャックはパネル右側面だが、比較的高い位置にあるのでハンドル操作も問題ありません。
セパレートケーブルの配策 (配線の引き回し)
セパレートケーブルは、事前情報ではRJ45ジャックのLANケーブルが使えるとの話しだったが、現物をみると、FT-7800専用キットは何と6Pジャック (ビジネスホン用か) 。アブナイアブナイ。やっぱりセパレートキットは必要でした。細くてスマートなケーブルなので、ディスプレイの後ろを廻してステアリングコラムの隙間へ通し、既設のナビETC車載器のケーブルと共にセンターコンソール下へ落としました。余りケーブルは束ねてカバー裏へしまい、視界はすっきり。この時点で既にドライバーズシートはコクピットに!
■無線機本体の取り付け
外部スピーカ不要の最短配線
電源とディスプレイの目途は立ったので、最後に無線機本体の取り付けです。といっても、モービルブラケットにマジックテープのチクチクする方を貼り付け、シート下のカーペットに食い付かせればOKです。と思ったら、助手席にはお買い物トレイが張り出し、運転席側は既にナビ本体が鎮座してます。実際には、助手席下でも空間はあるし、運転席側でもナビを端に寄せればつきそう...。でもナビのすぐ隣だと、送信時に誤作動しそうです。
外部スピーカはあった方が絶対良いのですが、これは実際に使ってみてからでも。
寄らば文殊の知恵で思案すると、センターコンソール下の床面にイイ空間が!シフトセレクタはインパネから生えていて、セパレートシートながら助手席ウォークスルーを実現しているパッソの勝ちです。センターコンソール下のカバーに張り付いていたETC車載器にどいてもらい、無線機をギリギリ前方へ設置。フロアトンネルの幅と、無線機の幅もピッタリとマッチ。モービルブラケットで本体を浮かせたし、開放空間にあるので放熱も問題ありません。また、電源線も最短距離(シガープラグ直下だから当然)だし、スピーカも上面を向き、結果的に外部スピーカ不要のレイアウトとなりました。助手席下から配策した同軸ケーブルの見栄えも問題なく、これ以上無い出来と自画自賛です。 事前の心配事は全て解決!
この後、アンテナ基台の増設と新ケーブルの配策を行って取り付け完了。
アンテナ直下のパワーは、430で18W、144で19W位とケーブルロスも少なく良好。
SWRも問題なしでした。
■FT-7800のインプレッション
コストパフォーマンス最高
機能はカタログ参照。写真が載っているバースタ社員が教えてくれます(笑)。本体底面全体がダイキャストの放熱構造になっていて、20W機はファンレス。実使用でも、本体が触れない程熱くなるようなことはなさそう。ダイキャスト構造が功を奏して、本体の剛性が高いため内蔵スピーカの音量や音質も充分実用的。これなら窓を開けたトラックの中でもバッチリ!? 送信の音質は、ハンディー機スピーカーマイクのキンキン声と比較し、落ち着いていてしかも明瞭度の良い(中音がハッキリしていて通りの良い)感じ。
■結論
いいんでないの? 冒頭の、奥様が本体しか気づかなかった件が最高のご褒美です。電源線が定格いっぱいなので、50W機を積む時は相談窓口へ。クルマ&本体編は以上です。
あとはアンテナですが、今あるコメットの物(COMET SB3)は短縮型ながら、144でもノンラジアル、430は5/8λ×2段なんですね。1ランク長いのにすると、カタログ上のスペックはほんの少し上がりますが、基本構造が変わらないため、劇的に飛びが良くなるかは微妙です。ただし、コイルで短縮していない分、垂直面の放射パターンが良くなったり造りにムリが無くなったりするので効果は期待できそうですが...。
#結論;予定どおり1ランク長いのを買い足しましょう。
それより、無線やる時だけはアンテナを垂直にしましょう(笑)。カタログの利得差0.5dBなんて、アンテナの傾きで相殺されてしまいます。普段奥様が使う時は、外すか基台をカチカチッと傾けてボディと干渉しないようにし、「俺様専用モード」の時は、やっぱり垂直が基本です。高利得(=長い)アンテナを使えば使う程、地面に電波を打ち込んでしまいますので。と、こんなところでしょうか。
(今は、ハッチバックを開けた時に屋根に当たらないように少し後ろに傾いている)
事前情報が飛び交っていた時や、取付当日は大体こんなことを考えて作業していました。
終わり
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