2010年03月

2010年03月31日

夫の息子のはなし・・・その4

息子から電話がかかってきた、翌々日、また息子から電話がかかってきました。

内容は、前回の会話となーんの変わりもなく、夫は同じ言葉を繰り返すしかないようでした。

「お前はここでは暮らせない」と。。。

そして、息子は私と話したいというのです。

彼が私と話したいというときって、どういうときか・・・?

それは、父親に言ってもダメなら、継母に・・・ってことなんですよ。

私が電話口に出ると、聞き飽きた言い訳の連続で私もうんざり。

「仕事は探してるの?」「自分の持ち物を売るようにしたの?」
と聞きました。

息子は、
「仕事は探している。でも、自分の持ち物は売ってはいけないと母親が言った。それに、やっぱりボクにアリゾナへ行って暮らせって言うんだ」
と言うんです。

私は、彼の本当の気持ちがわかりませんでした。

口では、実母のところに居たいと言ってるけど、実際は居辛くなって、こちら(アリゾナ)へ来たいんじゃないのかしら?と思ったんです。

でも、「じゃあ、荷物をまとめていらっしゃい!」なんてことは言えません。そうでなくても、大変なのに、職なし、免許なし、一日中パソコンで遊んでるような人を養うほどの余裕はうちにはありません。

かわいそうですが、
「そうは言ってもね、うちは驚くほどに狭いし、A(うちの長男!)だって、ずい分と仕事を探しているけど、なかなか見つからないのよ。こっちへ来たとしても厳しいと思うわ」
と言いました。

私も夫も息子に言えることは同じでした。

自分が悪い事をしたのですから、ほとぼりが冷めるまでは、実母の言うことをちゃんと聞いて、携帯もパソコンも我慢しなさいと言いました。

そして、息子はしきりに、実母がまたこちらへ電話をかけてくると言っていたけど、かかってきたか?と気にしていたのです。

結局、その日は3度ほど息子から電話がかかりました。実母からの電話を確認するためです。

夜になって、実母から電話がかかりました。

すると、一度は息子を許したものの、やはり面倒を見きれないと言うのです。
よくよく、聞いてみると、やはり息子は私たちに嘘をついていたのです。

仕事なんか探していません。実母はピザレストランでマネージャーをやっていて、その気になれば、いくらでもそこで息子は働けるのですよ。
それなのに、実母の勧める仕事はせず、それならばと実母が知人に頼んで見つけた他のレストランの仕事も断ったようです。理由は・・・ただのぐうたらです。
そのくせ、彼女に金品を与え、毎月9万円の携帯料金!

9万円ですよ。そりゃあ、実母も怒りますよね。彼女がカリフォルニアに帰ってからこの2ヶ月、携帯料金は毎月9万円。通話先は100%彼女です。
これに対して息子の言い訳
「ボクには誰も友達がいない。彼女しか話し相手がいない」

こりゃあ、携帯を取り上げられて当然です。ところが、この携帯から、こともあろうにまたまた4時間もの長話を彼女としていたのです。
だもんだから、実母もまたもや怒り爆発!!!なわけですよ。

おまけに、実母のレストランで単発のビラ配りのような仕事があるので、職場に連れて行くと言ったのに、行きたがらずに行かなかったようです。

本当にね、どこまでぐうたらなのでしょう・・・。それにね、いつもいつも言い訳して、ごまかすこの性格。本当にね、息子自身が強い気持ちを持って変わらなければいけないのです。

結果、夫が息子と元妻との間に入って仲裁。

きちんとした仕事が見つかるまでは、母親の言う事を聞いて、やれる仕事はなんでもありがたいと思ってやりなさい。

自分でちゃんと携帯が払えるようになるまでは1日5分だけにしなさい。

そうして
「いつかこちらへ遊びに来るようなことがあれば、それは歓迎するよ」
と言いました。

元妻には「ちゃんと往復の航空券を持って来るならいい!」と念押ししていました(笑)

とりあえずは、一件落着・・・と思っていいのかしら・・・?

私としては、息子をこっちで面倒見るなんてことにならなくてホッとしています。なんてったって、こんな調子ですからね、うちの子供たちと合わないのですよ。
貧しいながらも、家族としてみんな仲良く支えあって生活しているのを乱されたくありません。

とはいえ、息子のことを思うとね、やはり胸が痛まないわけでないのですよ。でも、今となっては私はどうすることもできませんしね。

次回はこの息子の生い立ちをちょっと振り返ってみたいと思います。


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crabbubbles at 07:32コメント(8)トラックバック(0) | 家族のこと | 子育て 

2010年03月30日

夫の息子のはなし・・・その3

元妻から電話がかかった翌日、息子から電話がかかってきました。

母親からインターネットと携帯を取り上げられたそうです。

この息子というのは、友達が誰一人居ません。パソコンが友達です。
彼女というのも、インターネットを介して知り合った人で、カリフォルニアに住んでいます。

元々、カリフォルニアに住んでいて、1年ほど前でしょうか、フロリダの息子のところへやって来て、一緒に住んでいました。現在はカリフォルニアに戻っています。
(この彼女の事についてはまた後日・・・)

携帯は緊急用に外出するときだけ使っていいと言われたそうで、表から歩きながらかけてきました。

話の内容は・・・言い訳です。実に、ただの言い訳です。元々、口数の少ない子で、いつもパソコンと向き合っているような子ですから、うちにだって電話なんかかけてきたことはほとんどありません。

そんな子が、とにかくじゃべりっぱなしなのです。
まるで、こちらに話すスキを与えないようにしているかのようでした。

夫は、
「俺は2年も前から、仕事を探せ、免許をとれと言ってきただろう。そのたびに言い逃れをして、ダラダラとやり過ごしてきたのは、お前が悪い!今こそ本当に立ち上がって、きちんとやらなくてはダメだ!」
と言って聞かせました。

それに夫はこうも言いました。
「もちろん俺はお前のことをとても愛しているよ。だけれども、お前ももう小さな子供じゃない。自分のやったことの責任はきちんと自分で取らなければならない。今、ここでの生活は本当に苦しいんだ。大げさに言ってるんじゃないよ。家だって本当に本当にビックリするほど小さいんだよ(フロリダの家はわりと大きな家でした・・・)。だから、お前はここでは暮らせない」

私はこの言葉に息子がショックを受けるんじゃないかと思っていましたが、本人もそれはわかっていると。自分はフロリダの実母のところにいたいんだと言いました。

息子は贅沢三昧の暮らしをしていますから、高性能のパソコン2台、使いきりもしない、これまた高性能のキーボード3台など、高価な物をたくさん持っています。
もちろん実母が買い与えた物です。

夫はとりあえず、必要のない高価な物を一つでも売って、いくらかでもお金を作って、母親に返すように言いました。
そして、とにかく仕事を探すこと。・・・とはいえ、このご時世ですから、そう簡単には見つからないでしょう。でも、ぐうたらするのは止めて、きちんとした生活をしなさいと言って、電話を切りました。

                          つづく。。。

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crabbubbles at 08:31コメント(4)トラックバック(0) | 家族のこと | 子育て 

2010年03月29日

夫の息子のはなし・・・その2

さて、夫の元妻からの電話はいったいなんだったのでしょう?

元妻は、すっごい怒ってて
「息子をあんたのところへ送るから、そっちで面倒みてちょうだい!」

この2年間、働きもせず、ぐうたらしている息子に堪忍袋の緒が切れたようでした。しかも、この2年間、こっそり元妻名義のクレジットカードを使い、彼女に送金したり、物を買ってあげたりしていたそうで、その総額30万円ほど。

300万でなくて良かったけど、30万もちょっとキツイよな〜と私は思いました。

元妻はクレジット会社へ
「自分が使ったのではないから、どうしたら支払わなくて済むのか?」
と問い合わせたそうです。

方法はただ一つ。警察へ被害届を出す事。そうすれば支払わなくてもいいそうです。
でも、そうすると息子は間違いなく、逮捕→刑務所 ということになります。もう立派な成人なんで。(アメリカでは18歳で成人とみなします!)

自分の息子を警察に突き出すわけにもいかないので、こちら(アリゾナ)へ送るというわけです。

夫はあっさり
「それはダメだ!」
と断りました。

理由はいくつかあります。

このうちはとーっても、とーっても狭くて、今でさえ一部屋足りない状態で、末息子は私たちと同じ部屋なのに、そこへ大人がもう一人なんてのは不可能。
義母が居たころは、リビングの一部を義母が使えるようにしていましたけど、今ではすっかり模様替えしてしまいましたし、ここへこれ以上の人が増えることは不可能。
そうでなくてもギリギリのところで(金銭的に!)生活しているのに、そこへなーんにもしないぐうたらを抱えきれないわけですよ。

それに、だいいち息子は21歳。立派な大人です。小さな子供じゃあるまいし、親が「あんたが引き取ってよ!」って話しでもありませんしね。

夫は息子と話したいといいましたが、本人が電話には出たがりませんでした。

とにかく、息子を仕事に就かせて、少しずつ返済をしていくようにさせることだと言って、夫は電話を切りました。

                       つづく。。。

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crabbubbles at 07:31コメント(0)トラックバック(0) | 家族のこと | 子育て 

2010年03月28日

夫の息子のはなし

先週の春休みの中、そう夫や末息子や私が具合を悪くしていたとき、実は色々なことが起きていたんですよ。

まず、その一つに、夫の息子のこと。

彼のことは以前、ブログにも書きました。(夫の息子三つ子の魂百まで

21歳になります。高校を卒業する半年前に実母と暮すと出て行きました。

この息子、とーってもぐうたらであります。
元々、学校へ行くのも嫌いで、いいかげんで、なんでもごまかす(=嘘をつく)ところがあります。おかげで7年生(中学1年)を2回やっています。

アメリカの学校は小学生でも落第ありというような厳しいところです。
それでも、落第するということは、よほど成績が悪いか、出席日数が足りないか。

彼の場合は、宿題とかプロジェクトとかの提出物がゼロ。途中で保護者共々、呼び出しを受けて、勧告されたのにもかかわらず、その後も提出物はゼロ。

夫はいつも本人にちゃんと提出したかどうか確認していたらしいです。
もちろん、本人は提出したと嘘をつき続け、結果は落第。
その時の義母(夫の母)の反応は「学校が悪い!意地悪だ!」

わかります?こんな風に義母の甘やかしは半端じゃないんですよ。
全ての事に対して、「あなたは悪くない」という躾をしてきていますから、何事にたいしても責任を持てず、自分の非を認めるという事ができません。

高校を卒業する1年位前のある日、学校をサボりました。とにかく行きたくないという理由で。その時に、卒業後の進路の話をしました。

私は
「進学するのか、就職するのか?いずれにしても、働かなくてはいけないよ(バイトとか…)」
と私は言ったんです。
息子は、なんだかんだと言い訳をして
「卒業したら、しばらくのんびりするよ。そして、それから仕事を探す」
って言ったんです。

のんびりって、あんたいーっつも、パソコンで遊んでばかりで、ぐうたらしてなーんにもやってないじゃん!いつものんびりしてるじゃん!って私は思いましたが、本人には言いませんでした。

夫には
「早いうちから、仕事探すなりさせないと、あの子なーんにもしないで家にずーっといるよ!」
って常々言ってたんです。
でも、夫はいつも
「そんなわけにはいかないさ。働かなきゃ!」
というばかりで息子にはたらきかけることはしませんでした。

そして、とうとう卒業半年前に、実母のところへ行ったんです。理由は単純です。
実母のところへ行けば、なーんにもせずに、ぐうたらしていられるから。

高校を卒業して、おおよそ2年。
いまだに、運転免許なし、仕事なし。
一日中、パソコンで遊んでいて、ぐうたらしています。

そして、2週間ほど前でしょうか。夫の元妻から、電話がかかったのです。
こんな事、これまで一度もありませんでした。

いったい、何が起こったのでしょう…?

                        つづく。。。

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crabbubbles at 08:50コメント(10)トラックバック(0) | 家族のこと | 子育て 

2010年03月26日

娘の診察

娘を診察へ連れて行きました。

ノドの粘膜のサンプルをとって検査に出すそうです。

簡易検査の結果、今のところ喉頭炎ではないけれど、まだ初期段階で反応が出ないだけかもしれないので、培養検査に出すとのこと。結果は来週の月曜日に知らせてくれるそうです。

そして、こういうタイプの症状の場合、抗生剤は効かないと。。。一時的に炎症を緩和するものの、抗生剤そのものは効かないそうです。
鎮静剤を飲んで、やり過ごすしかないと。。。

どうりで・・・。

実はね、私も夫もいまひとつノドがスッキリしないんですよ。
夫なんか1週間以上も抗生剤を飲んだんですけどね。未だに私よりひどいんですよ。

夫がドクターに診てもらったときも、娘と同じ検査をしました。もちろん簡易検査だけ。

ここで、言いたいことは。。。

夫は夫の保険でカバーされる病院へ行きました。もちろん最低の保険ですから、受けられる治療も最低限です。
急な発熱で、診察を受けようと思っても予約するには6ヶ月待たなければいけません。笑っちゃいますよね〜、6ヶ月ですよ。
もちろん、そんなに待ってられませんから、アポなしで行きます。
最低でも半日くらいは待たないといけません。
夫が先々週かかったときはラッキーでした!2時間半待ちですみましたから。。。

娘は保険がありません。ですが、18歳未満で学校へ通っているので、この地域のシステムで、無料で診察を受けられます。
場所は地域の学校の保健室。大きな総合病院から、ドクターが派遣されます。
毎日ではありませんが、週に3回、地域のどこか一つの学校にドクターがいます。
ですから、運がよければすぐに診てもらえます。

今回は本当にラッキーでした。電話をかけた翌日の朝一番で診察してもらえましたから。

「保険があっても、満足のいく診察・治療が受けられない」場合。

「保険はないけど、子供なので安心できる診察・治療が受けられる」場合。

この二つの違いは、いかがなものか?と私は考えてしまいました。

先日、アメリカでは医療保険に関する新法案が通りましたが、内容を見てみると私たちにはあんまり関係ないような気がします。

関係ないというか、保険があっても、夫のような最低限の診察・治療しか受けられないのですからね。まっ、でも無いよりマシですけど・・・



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crabbubbles at 07:15コメント(2)トラックバック(0) | 家族のこと | 医療 
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