淫らな手 4

2018年07月13日

淫らな手 5

―――今日は金曜日だ。夫は会社の送別会で遅くなるらしい。
「ただいま〜」
 夕方。帰宅をつげる息子の陽気な声に、雅美はピクンと身を震わせた。
まだエプロンをつけてキッチンにいたが、夕食の仕度は あらかた済んでいる。あとは食器を出すくらいだ。
「お邪魔します」
 息子の後ろで、陸が軽く会釈した。彼が今日は泊まりにくると、息子か らあらかじめ聞いてある。夕食のメニューは、いつもと同じリクエストだった。
「あ……お帰りなさい。二人とも……」
 少年たちはキッチンにただようカレーのいい匂いに、鼻をヒクヒクさせ る。そして、流しの淵につかまって腰をもじもじさせている雅美の傍に近寄ってきた。
「言ったとおりに、こっちも準備しておいてくれましたか?」
 陸が耳元で囁き、タイトスカートの淵から手を進入させる。
「え、ええ……」
 ローターを埋め込んでいた秘所はぐちゃぐちゃに蕩けきり、ショーツが 陰部にべっとり張り付いていた。
 濃いピンク色のコードと先端についている小さなスイッチ部分は、オー ソドックスだがクロッチの脇から外に出して、太ももに医療テープで貼り付けている。
「ダメじゃん。スイッチ入ってないよ」
 直弥が口を尖らせ、いきなり一番強いモードでロータ−のスイッチを入 れた。たちまち膣内でヴィーンとモーター音がなり、振動をはじめたプラスチックの筒が、すっかり敏感になっていた粘膜をこすりたてた。
「ひぁんっ!」
 腰が砕けそうになり、雅美はたまらずにシンクの縁へ両手でしがみつい た。
「俺が朝、ちゃんと入れておいたのに、いつ切っちゃったのさ」
「だ、だって、ああああん!」
 これを入れたまま家事をこなし、スーパーへ買い物にも行った。
 さすがに外ではモーター音が気になってスイッチを切ったが、淫らな玩 具を咥え込んだまま歩いているのを知られたら……と、思っただけで腰がくだけそうになり、ヘロヘロになってようやく帰宅した。
 もう一度スイッチを入れたら、とてもキッチンに立ってなどいられな かっただろう。
「声が大きいですよ」
 陸が手近にかけてあったタオルを取り、雅美の口を縛る。
「むぐっ、う、ふうう……っ」
 同時に背後から直哉が腕を伸ばし、エプロンの上から胸を揉みしだきは じめた。
「早くメシも食べたいけど、母さんも我慢できないだろうし、今すぐ始め ようか」

…… あの翌朝、雅美は二人を叱ろうと思っていたが、結局はなしくずし に丸め込まれてしまった。
 なんのかんの言っても、最後は自分もしっかり楽しんでしまった後ろめ たさもあったし、最近は慢性的になっていた頭痛すらも、すっきり治ってしまっていた。どうやらストレスせいのものだったらしい。
 肌荒れも解消し、出張から帰って来た夫が、化粧でも変えたのかとマジ マジ眺めるほどだった。
 それで、たびたびこうして彼らが言う『一種のマッサージ』を受けてい る。
(でも……)
 どう言い繕おうと、詭弁には違いない。仮にも夫のいる身であり、しか も相手の一人は実の息子だ。彼らから犯されるように抱かれて喜ぶなど、道徳的にも人道的にも許されるものではないだろう。
 しかしどうやら、その背徳感にみちた彼らの手が、余計に雅美を淫らに 煽るようなのだ。もう、キッチンでする自慰ですら満足できなくなってしまった。
 一抹の不安を覚えながらも、少年たちに身体をまさぐられる雅美は、膣 奥からまた熱い蜜が滴り落ちてくるのを感じていた。



run3masaty at 07:49│Comments(0)妄想 

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