2010年09月04日

ごあいさつ

アンジェラがメジャー・デビューして5年が経ちました。

彼女を少しでも多くの人に知ってもらいたいという思いで
このブログを立ち上げ、運営してきましたが、もはや
彼女は押しも押されぬビッグネームになりました。

ちょうどいい節目ですので、
この辺でいったんこのブログを休止しようと思います。
これまでに書いたライブレポートだけは残しておきます。

別に彼女のファンであることをやめたわけではなくて、
今後もずっと応援してゆく気持ちに変わりはありません。
ライブレポートは気が向いたら書くかもしれません。

これからは、以下のサイトで映画と音楽を中心にぼちぼち
やってゆこうと思っています。


http://me-gusta.blog.so-net.ne.jp/


これまで遊びに来ていただいた方々には、心より感謝を
申し上げます。本当にありがとうございました。

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2010年08月18日

阿波のMY KEYS (Tokushima, August 17th)

MY KEYS AWA









阿波踊りの興奮もまだ冷めやらぬといった感じの南国徳島。
アンジェラ・アキにとってデビュー5周年記念となる「ふるさと里帰りライブ」がおこなわれた。

会場に入ると、やはり席の上にはお約束の2色の封筒が・・・。
はいはい、またアレをやるんですね、今日は青と白ですかい。
本人の説明によると、渦潮とうどんをイメージしたとか。

場内にはスーパートランプとおぼしき曲が流れている。その後も耳をそば立てていると、U2やスティーリー・ダンなども聞こえてくる。
こりゃ、何のつながりじゃ?

すると今度はモトリー・クルーも聞こえてきた。たしか"Home Sweet Home" だよなあ。そうか、生まれ故郷の徳島にちなんで、タイトルに"Home"を含む曲を揃えたんだ。それが終わると、サイモン&ガーファンクルの"Homeward Bound(早く家に帰りたい)"が続いた。これで間違いないと確信した。

SEの音がひときわ大きくなり、ステージ右手よりアンジーが登場。お約束のナンバーTシャツ、今日は大きく「92」だ。お国入りに引っ掛けているのだろうか?そんなベタな?いやいや、彼女の場合それは充分にあり得る。大阪城ホールの時は「24」だったし。

冒頭、キャロル・キング作"Home Again"のイントロから入る。今回はとにかくHomeにこだわっているようだ。ということは、最後のシメはあれしかない、よしよしこれで安心して聴けるぞ。

今年でデビュー5周年になるけれども、音楽を志してからは15年になる、今年はいろんな意味での出発の年だと考えているので、今日は自分の原点の地で原点に帰るライブをする、と宣言。ステージの上にはピアノひとつ、たしかに原点のスタイルだ。

Rain

デビューした年にFM徳島および岡山で『ちょっとハーフタイム』という番組を持っていた、リアルタイムに聴いてくれてた人いる?と言われたので、勢いよく手を挙げたら、自分を含めてたったの2〜3人だった。『ちょっと寂しいリアルタイム』になってしまい、がっかり。

TODAY
愛の季節

4曲目はお約束の「勝手に英語でしゃべらナイト」のコーナー。
今回はジョン・デンヴァーの『カントリー・ロード』だった。
エンディングに『赤とんぼ』のフレーズを入れたりして、ちょっと粋なことをする。ジャズではよく使われる手法だ。いつか4ビートのピアノ・トリオ作品をリリースして欲しいよねえ、ダイアナ・クラールみたいにボーカルも入れて。

今は東京に住んでいるが、時々無性に阿波弁を喋りたくなる。そういう時は同郷であるチャットモンチーの居場所を捜し出して、阿波弁ガールズトークに花を咲かせるという。そばに阿波弁を喋る人が居ない時は、『手紙』を阿波弁ヴァージョンに変えてひとりで唄っているという。

♪今 負けなさんな 泣きなさんな 消えてしまいそうな時わぁ〜♪
♪おまはんの 声を 信じ歩けば いいんじょ〜♪

たしかに
輝く人
ファイター

実家の近くに四国八十八箇所霊場の第一番札所があり、外国人が時々訪れていたが、外国人に慣れていない地元のタクシー運転手が、訳も分からずアンジーの実家に彼らを下ろすので、やむなくお母さんがそこまで連れて行っていたという話や、駅前のデパートでリカちゃん人形を買ってもらった時、妹が選んだアイススケートのリカちゃんが羨ましくて、彼女の居ない時にこっそり遊んでいたら、首が取れてしまったという話、など相変わらずトークが炸裂。

アリーナ席のちょうど真ん中あたりに親族席がセッティングしてあり、その最前列にお父さんと妹さんが座っておられた。昔話が出ると妹さんが懐かしそうに頷いていたのが印象的だった。お父さんは照れくさいのか、憮然とした表情のまま。アンジーは明らかにそちらに向かって喋っていたのに。

さくら色
Will You Dance?

今度のアルバムは、ジャニス・イアンの住むナッシュヴィルでも録音した。自分で言うのもなんだが、とても素晴らしい作品になった、とニューアルバムについて語る。英語詞が半分だから、世界を視野に入れた最初の作品ということになるのだろう、我々も期待しているぞ。

Somebody Stop MeOne Melody

ぶっちゃけ、前半はあまりノリがよくなかった。久しぶりのライブだし、目の前に親族がたくさん居るので、リラックスできるまでに少し時間がかかってしまったのではないかと思う。しかし、この2曲を境にグッとレベルが上がった。ここが今回のハイライトだったと思う。

This Love

Every Woman's Song

弾き語りライブではいつも新曲を披露してきたので、今回も新曲をやります、と言って唄ってくれた。ジャニス・イアンとのコラボだという。映画のテーマソングのようで、美しい作品。もちろんアレンジ次第なので、CDではどういう風に仕上がっているか、早く聴いてみたい。

ANSWER
MUSIC

これでひとまずは終了。しかし、この後に特別ゲストが控えていることを、あるスジから聞いていたので、彼らの登場を待った。しばらくして聞こえてきたのは、阿波踊りのお囃子。何と本物の「連」が場内に入ってきた。我々の目の前を踊りながら通り過ぎてゆく。これには感激した、大阪の時の くいだおれ太郎 とはえらい違いじゃ(毒)

手紙 〜拝啓 十五の君へ〜
HOME

もうシメはこれしかないだろう。『HOME』を唄う前に、深イイ話。

アンジーが徳島に住んでいた頃、お父さんはしばらく岡山に単身赴任していた。今のように高速道路も瀬戸大橋もない時代、片道5時間もかかるのに、週末だけは家族と過ごすために帰ってきてくれていた。「これまで言えなかったけど、お父さん、ありがとう。」そう言いながら、アリーナ席のお父さんに向かって深々と頭を下げた。隣の妹さんを見ると、そっと涙を拭っていた。

今回のライブの最大の目的、それは お父さんにありがとうを言うことだったのかもしれない。


2010年04月19日

Angela Aki LIVE at Hankyu Nishinomiya Gardens

スノーシーズンも終わったというのに、日曜日の朝6時に起床。
前の晩はなかなか寝付けなかった。「遠足前日の小学生か!」と、自分にツッコミをいれながら、朝まで何度も寝返りをうつ。
年末の武道館に行かなかったので、アンジェラのライブは昨年7月26日のANSWERツアー広島公演以来、実に9ヶ月ぶりなのだ、仕方あるまい。

午前7時、カーナビをセットし出発。阪急西宮ガーデンズまで170kmのドライブだ。予想していた神戸市内の高速渋滞はなく、あっけないほどスムーズに流れたので、午前9時には目的地(アンジェラーならFinal Destinationと言う)に着いてしまった。

POSTER1

POSTER2

 

 

 

 

GARDEN2

 

 

 

会場入口には既にもう100人以上の行列ができている。すぐにでも並びたかったが、そうするわけにはいかない。会場に隣接するHMVでアンジェラのニューシングル「輝く人」を購入しないと、ライブ特典「オリジナル輝くピックストラップ」がもらえないのだ。徐々に増え続ける行列を横目に、HMVの開店時間をじっと待つ。

HMVから帰ると、行列していた人たちは場内に誘導されていた。屋上庭園の真ん中に木の葉形のステージがあり、その前が階段状の客席になっている。席はもうほとんど埋まっていたが、奇跡的に6列目に空席を見つけ、なんとか潜り込ませてもらう。

やれやれこれでひと安心、とは言ってもまだ午前10時過ぎ、アンジェラの登場まで5時間もある。とりあえず12時からのガーネット・クロウにちょっとだけ期待して楽しむ。ふ〜ん、もう10年もやってるのか、ふ〜ん、名探偵コナンの主題歌も歌ってたのか、ま、頑張ってくださいな、としか言えないけど。

朝から並んでいた人たちには彼らのファンも多かったようで、彼らのライブが終了すると階段席はスカスカになってしまった。すかさず4列目に移動。ステージの向こうに眼をやると、広場にはかなりの人垣ができていて、そこから少しずつ観客が補充されるので、あっという間にまた階段席はギシギシの状態に戻った。

午後2時を過ぎる頃になると、人の波はどんどん膨れ上がり、ガーデン内は入場禁止に。さらに、向かいのビルの屋上にも人が鈴なりになっている。そこからじゃ豆粒くらいの後ろ姿しか見えないだろ、とツッコミを入れつつ、アンジェラの人気がかくもホットになったことが素直に嬉しかった。

開演30分前、そろそろリハーサルがあります、というアナウンスがあった直後に、通路から黒縁眼鏡に長い髪、Tシャツを着た人が出てきたので、一瞬会場に緊張が走った。しかし、よく見ると三脚を持ったカメラマンの男だったので、大きな溜息と失笑に変わった。本人はキョトンとしていたが、仕込まれたネタじゃないかと思うくらい絶妙なタイミングだった。

さて、やっと本当のリハーサル。久しぶりに見るアンジェラは、気のせいか少し痩せたように思えた。4列目なのにかなり近い。2005年10月10日、彼女がメジャーデビューした直後に大阪中ノ島の国立美術館でおこなわれたフリーライブの時の感覚が甦る。

http://blog.livedoor.jp/crazy_about_angela/archives/50339032.html

彼女も同じことを感じたようで、ステージに立つなり「うわっ!近っ!なんか、忘れてたわ私、この感覚。」と言っていた。

ピアノの前に座るなり、いきなり弾きはじめたのは、「HOME」のイントロ。わかっている人たちからは自然と拍手が起こる。彼女もその拍手に身をゆだね、気持ちよさそうに唄う。リハーサルとはいえ、かなり気持ちの入っていることが伝わってくる。

次に弾きはじめたのは、「Rain」だった。サビだけとはいえ、文句なしの名演。「あんまり唄って雨が降っても困るから。」と言いながら途中まで。う〜ん、やっぱりフルで聴きたかった。いつ聴いても名曲にかわりはないな。

続いて、「手紙」のイントロを弾くが、ミスタッチしてしまう。場内から笑いがこぼれたので、「(まだ)リハ、リハ!」と笑いをとる。つい気持ちを入れ過ぎ、「あ、いやだ、リハなのに・・・」と言ったくらい本番さながらのリハだった。

本番は「サクラ色」からスタート。やはりこの時期これはハズせないだろう。ピンクのハンカチを振っている人は、さすがにいなかった。よかった、よかった。

2曲目は「手紙」、この曲がなければ今回の「輝く人」も生まれなかったということで、これも妥当な選択。久しぶりに聴くとこれまでと少し違った印象を受け、合唱課題曲であったことを忘れそうになった。

そして、楽器をギターに持ち替え、この日のメインである「輝く人」だ。さあ始まるぞ、と身構えていると、「あの・・・    すみません、ピックはどこ?」とタイムリーなボケをかましてくれる。これには大笑い。ストリングに挟んであったのに気が付かなかったようだ。

気を取り直して、唄い始める。いや〜、素晴らしい!思わず目頭が熱くなった。ギターのパフォーマンスも言うことなしで、末永くアンジェラの代表曲になるだろう。カーラ・ボノフやカーリー・サイモンが唄っていてもおかしくないくらいのユニバーサルなレベルの名曲だと思う。ぜひ英語詞をつけてワールドワイドに発信してほしいものだ。

今回、新曲にギター弾き語りを選んだのは、正しい選択だったと思う。キャロル・キング、ジャニス・イアン、サラ・マクラクランなど、優れたシンガーソングライターは、皆ギターでも弾き語っているからだ。
もうアンジェラは彼女達と並ぶ存在になった、そう確信させてくれる有意義なライブだった。

ライブ特典のオリジナルピックストラップ。
金色に輝いております。裏にはサイン入り。
PICK1PICK2





Karla Bonoff   " The Water Is Wide "


Carly Simon   " Anticipation "


2009年08月04日

Angela Aki Concert Tour 2009 ANSWER ( Hiroshima, July 26th. )

一夜明け、前日のアンジー岡山公演の興奮も冷めやらぬまま、私と東京のM-Bさん、京都のMさんは、名古屋のN.K.さんの車に同乗させてもらい、一路広島を目指した。

年齢も性別も職業も居住地もまったく異なる4人が、アンジーという鍵(key)で繋がって、Final Destinationに向かっている。アンジーが居なければ、おそらく出会うことなどなかっただろうと思うと、この不思議な縁に感謝せずにはいられなかった。

昨晩のオフ会に続き、車中ではアンジーの話題で大いに盛り上がる。と言っても、その時聴いていたのはDuffyなんですけどね(苦笑)
皆それぞれにアンジーに対する熱い想いがあり、彼女の「音楽」の良き理解者であることが再確認できて、実に有意義な時間だった。

出発時はまだ小雨であったのに、車中の音楽がBen Foldsになった頃から雨足が強くなってきた。そして、高速道路を降りた途端、バケツをひっくり返したようなドシャ降りになってしまった。私以外の3人は武道館公演を経験している。彼らが口を揃えて言うに、「最初の武道館公演を思い出した。」と。やはりまだアンジーの雨女伝説は健在であったようだ。

インターチェンジで地元広島のYさんと落ち合い、ひとまず名物のお好み焼きを食べに行く。Yさんの車に先導され、車一台がやっと通れるような超狭い路地に案内される。どう見ても店などなさそうな住宅街の中にその店はあった。
良く磨きこまれた鉄板の後ろには、奥田民生のサイン入りポスターとともに、先ごろ麻生首相に造反したN川元幹事長と店主が一緒に写っている写真も貼ってある。えっとディープな店ぢゃの。

HIROSHIMA1牛玉そばダブルをオーダー。
イカ天を追加するのを忘れてしまったのが悔やまれる。




店を出ると、いつの間にか車中の音楽はアンジーに換わっていた。依然として外は大雨。予定の市内観光は中止して、ライブ会場である厚生年金会館のカフェでお茶しながら、まったり開演時間を待つことになった。

カフェで使われているコースターを見て、全員が驚嘆の声を上げた。

HIROSHIMA2このキャラって、あのコーナーのアレじゃないか。楽屋でも気付いて騒ぎになっていたに違いない。






雨が小止みになった時を逃さず、楽屋口のツアートラックを見に行く。表と裏とで違う画になっている。

HIROSHIMA4HIROSHIMA3






広島厚生年金会館は、見るからに音のよさそうなホール。実際、ライブが始まると、それが間違いじゃないことが確認できた。

開演前から、手拍子したり、「アンジー!」と呼びかけたり、かなりテンションの高い広島のファンたち。個人的には、開演前に騒ぐのは好きじゃないが、結果的には、これがアンジーに火を付けたようだ。この夜の彼女は1曲目から異常なテンションで、そのまま終演まで神がかり的なパフォーマンスを観せてくれた。「今日のライブは、このツアーで3本の指に入るくらい素晴らしいライブだった。」と語ったのは、決して社交辞令ではなかったと思う。

それだけに、前日の岡山とセットリストもMCも、まったく一緒だったというのが、もったいないような気がした。もちろん、同じ曲でも出来の良し悪しがあるから、セットリストが同じでも楽しめないことはないが、「今日はコンディションがいいから、普段は演らない曲を演ってみようか!」みたいな、ライブならではのノリがあってもよかったのではないかと思う。

■■


岡山公演との違いを箇条書きにしてみると・・・

1)広島の方が「ダリア」で泣いている人が多かった。
これは、広島の人が涙もろいということではなくて、それだけアンジーのパフォーマンスが情感のこもった素晴らしいものだったということだ。

2)Perfumeネタが、岡山より一言だけ長かった。
もう少しふくらませてもよかったのになあ。たとえば、沖山さんがヴォコーダーで「ポリリズム」のサワリを演るとか。

3)場違いな人が一人居た。
アンジーが、「厚生年金会館で演奏するのは2回目?、いや3回目だったかな?」と、フロアに向かって訊いた時、「2回目!」と答えていた男のTシャツの背中には、大きく「VAN HALEN」の文字が。
おにいさん、そりゃないだろ。

4)沖山さんの眼鏡は、かつて仕事で広島を訪れた時に、商店街の眼鏡店で買ったということがわかった。

5)沖山さんは、これまで何度も広島を訪れているのに、まだ一度も宮島に行ったことがないということもわかった。
これについては、アンジーが、「え〜!信じられない。私なんか、もう10回以上行ってるのに。」と突っ込んでいた。

6)関西弁では、「大きい」が「おっきい」となり(”お”にアクセント)、沖山さんのニックネームと同じになることがわかった。

フロアからは以上で〜す。


2009年07月27日

Angela Aki Concert Tour 2009 ANSWER  ( Okayama, July 25th. )

昨年10月のFCライブ以来、実に9ヶ月ぶりとなるアンジーのライブだった。ツアーが始まってもう3ヶ月以上にもなろうかというのに、訳あって今まで参加できずにいたのだ。

彼女にとっても久しぶりとなる、第二のふるさとでのライブ、何としても行かなくてはならなかった。
そんな私と気持ちを同じくする同志たちが、東京から、名古屋から、京都から、神戸から、そして徳島から、続々と集結してくれるのが嬉しかった。

実は、前回の岡山でのライブ、某ビッグネームと日程がカブッてしまい、ショボいホールで演らなくてはならなかったので、次こそは音の良いシンフォニーホールで、というのは悲願だった。
Hall

その思いがやっと叶ったこの日、ホールを前にして鼓動が高鳴るのを抑えきれなかった。
アンジーも同じ気持ちであったに違いない。

 




ステージ上にはアーチ型のライティング・セットが組まれている。
それを見て、思わずRAINBOWの電飾を連想してしまったのは、私だけではあるまい。



これまでのアンジーのライブに比べ、オーディエンスの年齢層がググッと下がり、小学生や幼児の比率多し。ピアノ教室の発表会か?と、心の中で突っ込みを入れる。
(すみませんね、ピュアなハートを失ってて・・・)

Black Glasses をイントロダクションとしてメンバーが登場。

たしかに
すぐに場内はオールスタンディングに。これはもうお約束かな。

Knockin' On Heaven's Door
沖山さんと村石さんのコーラスが素晴らしい!
アンジーもこの唄を完全に自分のものにしており、ディランのテイストなど微塵も感じられなくなっているのは見事だ。
CDはほとんど聴かないが、これはまったく別物と言っていい。

Final Destination
このドライブ感がたまらない。
またまたコーラス隊がいい仕事をしてくれている。

HOME
ここで唐突にこの曲。ほんとに唐突過ぎて、声を上げそうになった。
パフォーマンスそのものは秀逸で、これまで何度となく聴いてきた、どの「HOME」よりもグレードアップしていたのに、流れとしてしっくりこなかったなあ、というのが正直な感想。

心地良過ぎたのか、まわりの子供たち、ここで何人か寝てしまう。

アンジーが登場してすぐ、お約束として、「私のライブ、今日が初めての人?」とオーディエンスに訊ねる。この日は初見の人が半分くらいいて、アンジーのふるさとなのにそんなに?と、私はかなり落胆したのだが、ライブ後のオフ会で皆が言うには、他の会場では7割〜8割の人が初見らしく、岡山はまだ少ない方だと。
それを聞いて少し溜飲を下げたが、いずれにしてもまだまだアンジーのライブに初めて足を運ぶ人はたくさん居るわけで、「HOME」をここで演るのは、そういう人たちに対する名刺替わりなんだろう、そう思うことにした。

Hey Jude
恒例のあのコーナー、今回はこの曲がテーマだ。
アンジーが絶対にやめる気はないと言うから、あのコーナーのことを否定するつもりはないけど、尺が長過ぎると、それまでのパフォーマンスの余韻が薄れてしまうし、子供たちも置いていかれてむずかり始めていたので、もちっと尺を短くお願いしますね、次からは。

Again
前のコーナーでやや沈滞した空気を一気に吹き飛ばしてくれる爽やかなナンバー。
・・・なんて、大貫憲章みたいなことを言ってみたりして。

黄昏
ステージ上にアップライトベースが置いてあればこの曲、なければ「リフレクション」ということのようだ。今回は入場してすぐにアップライトベースが見えたので、アンジーには悪いが、内心ホッとしていた。オーディエンスが夏休み仕様だったので、「リフレクション」の方が盛り上がるだろうが、やはりここは「黄昏」でなきゃダメだ(きっぱり)。

レクイエム
曲に入る前の、「いつの日が人生最後の日になるかわからないから・・・」というアンジーの言葉が、ズシッと胸に突き刺さる。

パフォーマンスは、もう「すごい」なんていう陳腐な言葉では表現できないくらいのスケール。アンジーにしか創れない世界、演奏者も観客も一緒にトランス状態に陥ってしまう。これほどのパフォーマンスを観せられるミュージシャンが、我が国に何人いるだろう? 

今回アンジーのライブに来てくれた人たちにお願いしたい。感想を訊かれたら、「トークが面白かった」とか、「見た目と中身のギャップが大きくて驚いた」とか、そんなどうでもいいことは伝えなくていいから、「レクイエムって曲、絶対にライブで聴いてみて。」と答えてほしい。

Rain
嵐が過ぎ去り、しとしと雨に変わって、空から一筋の光明が差し込んできたような、そんな感じにさせてくれる、最適の選曲だった。

ダリア
「Rain」と同じ、アンジー自身が体験した哀しい恋愛体験に基づいた唄である、という前振りの段階で、すでに何人もがハンカチで眼を押さえている。そして、唄いはじめると、あちこちですすり泣きが聞こえるようになった。せつない歌詞を情感たっぷりに唄い上げるアンジー。唄い終わった後も、うつむいて手で顔を覆ったまま動こうとしない。泣いていたのだ。

レクイエム〜Rain〜ダリアの3曲が今回のハイライトだろう。
この3曲だけでも、ライブに足を運んだ価値は充分にあった。

サクラ色
ワシントンD.C.時代の辛い思い出を時間が解決してくれて、やっと過去と冷静に向き合えるようになった今の自分がある、という意味でこの位置にセットされたのだろう。この曲が入るとしたら、ここしかない。
しかし、タイアップとは恐ろしいもので、この曲を聴いても、私は小学校の入学式しか眼に浮かばない。武道館に一度も行けていないから、それはもう仕方が無いんですけどね。

あえて非難を覚悟で極私的意見を述べさせてもらえば、ここは「Our Story」を選んでほしかった。
ANSWERツアーなのに、アルバムで最も光っているこの曲、そしてアンジーのピアニストとしての力量が最も良く発揮されているこの曲を、なぜ一度も演らないのか、それがとても不思議だ。本編で演らないなら、アンコールの2曲目、最後のシメでもよかったのに。
ま、あくまでも極私的意見ということで、スルーしてください。

ファイター
村石さんの「カッ・・・ カッ・・・」というスネアワークが非常に効果的な名曲。沖山さんのウネるようなベースも、いいスパイスになっている。この曲もライブで聴かなきゃ本当の良さはわからない。

ANSWER
今回はこの唄の「足してそれを2で割ると」に引っ掛け、ライブで訪れる先々の名物を「ご当地方程式」という形で唄うのが、お約束になっているようだ。
今回は岡山ということで、吉備団子と後楽園だった。

手紙〜拝啓 十五の君へ〜
先ほどまでイビキかいて寝ていた子供たち、トークについて行けなくて退屈そうにしていた子供たちも、ようやく自分たちの出番が来た、とばかり唄いはじめる。そして、その家族の様子をビデオカメラが追っている。
まさか、またDVD出す気じゃ・・・? それとも、またドキュメンタリー放送? など、いろんな大人の事情が頭の中を駆け巡り、集中できなかった。

(Encore)
今すぐKiss Me
つい先ごろ、リンドバーグ活動再開のニュースがあったばかりなので、このコーナーはこれしかないだろう。何か仕掛けてくるかなと思ったが、そのまま唄っておしまいだった。

自分にも似たようなタイトルの曲があるんだから、いっそ合体させて、「今すぐKiss Me Good-Bye」にすれば面白かったのに。

♪いますぐ きぃ〜〜〜っすみぃ ぐうっばぁ〜〜〜い♪

なんて、どうよ?

This Love
この曲でファンが一気に拡大したのだから、最後のシメはやはりこれに落ち着くのだろう。しかし、蒸し返すようだが、ここを「Our Story」にすれば、驚嘆と賞賛の嵐の中で終われたんじゃないかと、今でも私はそう思っている。これまでにこだわるより、これからにこだわったエンディングにした方が、次のステージにつながると思うから。

楽しい時間は、いつもあっという間に終わってしまう。
外に出ると、でかいツアートラックが停まっていた。

ADこれこそが、押しも押されぬビッグネームになった証だ。

 




アンジェラ・アキというアーティストにとって、CDに収められた音源は、単なる模範解答のようなものだと思う。ライブに足を運べば、良い答えはもっと他にたくさんあることがわかる。しかも、ライブを重ねるたびに、その答えはどんどん良くなってゆくのだ。

アンジー自身も言っている。「私はライブでCDの再現をしようとは思わない。ライブでしかできないこと、このメンバーでしかできないことをします。」、と。
その通りだ。これだけ意識の高いアーティストは滅多に居ない。

今回強く感じたのは、アンジーに良い意味での余裕が出てきたな、ということだった。自信がなければ余裕は生まれてこないから、これは確固たる自信が定着していることの証なのだ。ますます「プロ度」の上がった彼女を見て、本当に嬉しくなった。

■■


さて、ライブが終われば、もうひとつの楽しみが待っている。田町の「卜伝(ぼくでん)」に移動してプチ・オフ会だ。美味しい韓国料理を食べながら、あーでもないこーでもないと与太話に花が咲く。内容は過激すぎてここには書けないので、ご想像にお任せします。
BOKUDENCircle

 

 





明日は私を含めた4人で広島に突撃だぁ!


2008年10月15日

Angela Aki My Home Tour 2008 in Tokyo (October 11, 2nd session)

非のうちどころのない、本当に素晴らしいライブだった。
愛のガソリンタンクは、一気にハイオク満タンになった。

今回はファンクラブ限定ライブということで、ファンからのリクエストによってセットリストを決めるという新しい試み。当然、会場ごとにリクエストは異なるわけで、セットリストもかなり変えていたようだ。ファンにとっては実に嬉しい企画だ。

ちなみに、私がリクエストしたのは、「Santa Fe」「We're All Alone」「Surrender」で、どう考えても演ってくれそうにない激レアな選曲だったが、いざフタを開けてみると、この中から2曲も演ってくれるという信じられない展開。これは、アンジーからの「Keep On Dreamin' 」というメッセージだったのだろうと勝手に解釈している。

例によって土曜日午前中いっぱい仕事をし、何とか午後6時前に会場となるZepp東京に到着。
すでに会場前にはすごい人だかりができている。その中に見慣れた顔を何人か見つけ、挨拶を交わす。

Zepp 1

Zepp 2

 

 

 


実は、前回の大阪に引き続き、今回もあるミッションを託されていた。
今度はフランスのファンから、アンジーへのメッセージとカードが送られてきており、それを彼女に届けなくてはならなかったのだ。
とりあえず入場してから、アンジーに渡してくれそうなスタッフを探そうと考えていたら、「A&Rの大ちゃん」こと佐藤さんの姿が見えた。ロビーの喫煙所で、一般客に混じって普通にタバコ喫っておられましたけど(笑)。事情を説明すると、快く引き受けてくれた。いい人だ。

会場は、前半分が椅子席、後ろ半分が立見席となっており、概算で1000人くらいしか容れていなかったように思う。入った途端、2年前のZeppがフラッシュバックした。

場内には、アンジーのライブには珍しく、ジャズが流れている。ピアノトリオなので、おそらくアンジーの趣味なのだろう。彼女はワシントンD.C.時代、ジャズピアノを学んでたらしいから。

開演間際となり、セロニアス・モンクの「ブルー・モンク」に誘われて村石さんと沖山さんが登場。少し遅れてアンジーも登場するが、なぜかピアノの方には向かわず、センターのスタンドマイクの前に立った。ローディさんがアコースティック・ギターを彼女に手渡し、それを抱える。なるほど、予告通り今回はギターも弾くということなんだ。

Rain (Guitar Version)
サンバーストのアコギを抱えてステージ中央に立つ姿は、彼女の敬愛するサラ・マクラクランを髣髴とさせる。この日のハイライトとも言えるパフォーマンスに、思わず全身の鳥肌が立った。
サビに入ると沖山さんがコーラスで参加。まんまジューシィ・フルーツじゃん!
(何のことかわからないヒトはこちらを参照してください)
♪wash away...  wash away...♪ というアレンジもカッコいい。

Final Destination
この曲を早くライブで聴いてみたかったんだ。もうサイコー!

友のしるし
こういうゆったりしたブルージーな曲でアンジーの持ち味が最もよく出ると思う。村石さんのブラッシュ・ワークが冴える。
文句なしの名曲、文句なしの名演。

「18の時に音楽を志して、それ以来10年間で500曲くらい創ったんだけど、そのうちの4分の3は英語の曲なの。次に演奏するのは、そんな頃に創った曲です。」

Santa Fe
この曲を演奏するのは、2006年のJ-WAVEライブ以来2年振りだ。私を含めて、熱望しているファンは多いのに、なかなかライブでは演ってくれないので、歯がゆい思いをずっと抱いていた。これまでの欲求不満を一発で吹き飛ばしてくれる名演に、大声で「ありがとう!」と言いたかった。

「生まれ変わることができたら、今度は何に生まれたい?って訊かれたら、私は絶対、タイガー・ウッズって答えるの。」

奇跡
「実はこの曲が今日最もリクエストの少なかった曲なんです。つまり・・・ 一番人気のない曲!」と、アンジーが少しふてくされ気味に言ったので、場内思わず苦笑。

Still Fighting It
フジ・ロックに出演後、ベン・フォールズがアンジーに逢いに来て、「君が僕の曲を完成させてくれた。ありがとう。」と言ってくれたのがとても嬉しかったと話す。もうこの曲は既にアンジーのものになっている。

We're All Alone
イントロを聴いて、キターッ!! と思ったので思わず拍手したら、演奏が終わってからこう言ってくれた。
「イントロを弾いた時に拍手してくれたのがすっごく嬉しかった。」
オーディエンスに対するこういう気配りもまた嬉しいのだ。

「リクエストしてくれたのは、・・・さん、・・・さん、Kenさん。」
わお!名前呼んでくれた!チョー嬉しい!


Reflection
レゲエ調の新曲。かなり無理があるかな?
♪一生一緒にいてくれや♪・・・ みたいな。

ダリア
どんな恋愛にもシンボルとなるものがあるという話。
お金は無いが勢いだけはあった若い頃、ある男性を好きになって、一緒に住むようになった。ダイニングテーブルを買うこともできなかったので、食事は床に座り込んで食べていた。ある日、彼が真っ赤なダリアの鉢植えを買ってきて部屋に飾ると、殺風景な部屋がとても華やいで見えるようになり、毎日その花を見ては癒されていた。貧しくはあったが、楽しい日々だった。
しかしその後、彼は自分の元を去ってゆくことになり、ひどく辛い思いをした。それ以来、ダリアの花を見る度に胸が締め付けられるような気持ちになった。
実は、ダリアには「優雅」と「移り気」という二つの花言葉があるということを、ずいぶん後になってから知り、愕然としたという、アンジー自身の体験を唄っているらしい。
これはもう涙腺直撃必至の美しいラブソングだった。

宇宙
鬼気迫る演奏、この3人じゃないとできないパフォーマンスだ。
何度聴いてもいつも唸らされる。

ハレルヤ
やっぱりこういう曲調で彼女の持ち味が最も良く発揮できると思う。

This Love
この日最もリクエストの多かった曲らしい。おそらく、この曲でブレイクした頃にファンになった人が非常に多いのだろう。

大袈裟に「愛したい」
この曲がアルバム『Home』に収録された経緯を話してくれた。
これまでアンジーには、「好きだ」とか、「愛してる」とかをストレートに伝える唄が創れなかった。そこで、人に聴かせる目的じゃなく、自分が唄って満足する目的でこの曲を創った。アルバム『Home』への収録曲を選考する際、デモテープを持って行き、「あの、こんなんありますけど・・・」と言ってスタッフに聴かせたら、大好評だったので、収録が決まったという。
アンジーの曲の中でも5指に入る名曲だと私は思っているので、久しぶりに聴けて、とても嬉しかった。

(Encore)
サクラ色
手紙 〜拝啓 十五の君へ〜


何度でも言おう、本当に素晴らしいライブだった。
ライブ終了後、我々は満面に笑みをたたえ、足取りも軽く、オフ会の開かれる新橋へと向かった。そこで満足の美酒に酔いしれたのは言うまでもない。

■■

 


さて翌日、実はもうひとつ、大切なライブがあった。
朝起きてから、まずは神田へ。

Soba久しぶりに「藪そば」の蕎麦を食す。
いつも変わらず実に旨い。
しかし、一緒にたのんだ かき揚げ が200円値上がりしていて、しかも量が2割減って、どゆこと?



まあ、このご時世だ、仕方ないか、と自分を納得させて、淡路町から地下鉄に乗り、銀座方面へ。
根っからの新しいもの好きなので、H&Mに向かうが、既に長蛇の列ができていて、1時間待ちとのこと。一気に戦意喪失し、今回は見送ることに。
大好きな文具のワンダーランド、伊東屋で時間を潰すという選択肢もあったが、昨日のZeppでのスタンディング疲労が腰と足とにきていて、ひとまず娘のマンションで昼寝することにした。歳はとりたくないねえ。

昼寝で体力回復してから、この日のメイン・イベントの開かれる ちとから(千歳烏山)へと向かう。

7bitz 1
実に33年ぶりの ちとから。
あまり変貌していなかった。

駅前の繁華街を抜けてしばらく歩くと、「marru」というレストランがあり、そこでライブがおこなわれることになっていた。

7bitz 2アンジェラーの よっしー。。さんがプロデュースする7bitz(ナナビッツ)のライブ。
この日はフルバンドではなく、ピアノとギターをバックにnanaさんが唄う。もちろん、nanaさんもアンジェラーなので、オリジナル曲に加えて、アンジーの曲のカバーも何曲か唄ってくれた。あ〜、癒されるぅ・・・。


7bitzに関する詳しい情報はこちらを参照してください。


東京でゆっくりしついでに、翌日は石釜ピッツァを食べに行く。

ISOLA 1白金台6丁目の「ISOLA」

今は支店がたくさんできたようだが、ここが1号店。
白金台駅から外苑西通りのなだらかな坂を下りながら、両脇のセレブな町並みを眺めて歩くのも楽しい。

 

ISOAL 2薪と石釜という昔ながらの方法で焼いてくれるのが大きな魅力なのだ。

 

 


ISOLA 3ISOLA 4

 

 

 


いやもう・・・言うことなしの美味しさ。額縁が香ばしい!
ブラッド・オレンジ・ジュースもたまらなく美味しい。

ISOLA 5そして、パンナコッタ。
これもたまりませんわ。







実に濃い、そして充実した3日間だった。
心も満タン、お腹も満タンで東京を後にした。

アンジーありがとう!  7bitzありがとう!

■■


2008年09月09日

浪花のMY KEYS (Sep. 7th 2008, Osaka)

今年1月の倉敷以来、8ヶ月ぶりのライブである。前日は遠足を翌日に控えた子どものように、ドキドキして眠れなかった。

ライブは6時からだが、早めに出かけて阪神デパート地下のイカ焼きを購入。やっぱりこれを食べないと大阪に来た感じがしない。昼食をご一緒する約束のmista-boneさんにもお土産として持って行ってあげることにする。彼はインディーズ時代からのアンジェラ・ウォッチャーで、いち早く彼女の才能を見抜いたスルドい人なのだ。

HRC 1待ち合わせ場所は当然
ハードロックカフェ大阪。

 

 

HRC 2

フロントのディスプレイはKISSとオジー・オズボーンだ。ここで昼食をとりながら、まったりと開場までの時間を過ごす。









「今回もステージが回転するのかなあ?モトリー・クルーみたいに、縦方向にも360度回転するといいね、ピアノごと。しかも客席の方にせり出してきたりして。」
「村石さんと沖山さんを呼んで、「宇宙」だけで1時間くらい演ってくれないかなあ。「Santa Fe」と2曲だけで2時間でもぜんぜんいいけどな。」
などと、馬鹿話をしながら時間をつぶすのが楽しい。

実は今回、私はあるミッションを託されていた。
アンジェラの人気はヨーロッパでもかなりのもので、あちこちにファン同士のコミュがあり、特にスペインとフランスのそれは熱い。
彼らは日本語の歌詞をまずローマ字に直して唄い、さらにそれを英語に翻訳して意味を把握するという楽しみ方をしている。新曲がリリースされるやいなや、驚くほど早くそれらのプロセスがなされるので、いつも感心させられる。ヘタをすると、雑誌への掲載情報やTVへの出演情報など、こちらより早くつかんでいたりして、その熱意には本当に頭の下がる思いだ。

ところが、彼らには共通の悩みがある。ファンクラブへの入会は日本在住の者に限られているし、AKILANIの住所も明らかにされていないから、アンジェラとコンタクトをとりたくてもとりようがないのだ。
仕方なく彼らは日本のファンサイトにアクセスしてくる。もちろん、私のサイトにもアクセスしてきて、いろいろとやり取りしている。アンジェラに世界を目指してほしいから、DVDを送ったり、雑誌のコピーを送ったりしてるんですよ、アンジェラ。

そしてある日、スペインからTシャツとメッセージが送られてきた。それをこのライブでアンジェラに届けなくてはならなかったのだ。

いつもならば開場前に高橋マネージャーかA&Rの大ちゃんを見つけて、アンジェラに渡してくれるよう頼めばいいのだが、今回は彼らがなかなか見つからない。あと20分で開演なのにどうしよう、と困っていると、すでに大ちゃんを見つけてプレゼントを渡していたakoさん、ちはやさんが、関係者用受付に荏原健太さんとRyokoさんが居るから、彼らに頼めばいいんじゃない?とおしえてくれる。この二人はアルバム『TODAY』でバックコーラスを努めていることで、アンジェラーならば知らぬ者はいないのだ。

健太さんに近づき、怪しい者ではないことを説明して(その時点で充分怪しいんだけど)、プレゼントを渡してくれるようお願いする。健太さん、実に快く受けてくださり、ホッと胸を撫で下ろした。地方在住なので、なかなか彼のライブには行けないが、いつかぜひ行こうと心に決めた。

JO HALL 1JO HALL2

 

 

 

 

場内に入ると、シートの背に黒と黄色の2つの封筒が入った袋が貼り付けてある。例によって封筒には、「私が言うまで開けないでネ!」の文字が。はいはい、わかってますよ、今回もまた「英語でしゃべらナイト」を演るつもりなんだね。
どうして封筒が黒と黄色なのかは、あとで判明する。

オーディエンスを見渡してみると、70代とおぼしき白髪の老夫婦があちこちに見える。それから、中には小中学生の姿も。「手紙」の影響だろうか? どっちにしても、これまでのアンジェラのライブとは少し違った雰囲気だ。

ホールの中央には八角形のステージ。その形の意味もあとで判明することになる。おそらくその中心にあるであろうピアノを囲んでいる円形の緞帳が落下すると、アンジーが現れた。Tシャツは白地に赤で「24」の文字。靴はいつもの黒のコンバースで、ソックスは白と黒のボーダーだ。

サクラ色

心の戦士

今日も声はすごくよく伸びている。声量も充分で言うことなし。ただ、ホールの残響時間が長すぎるのか、あるいはPAの不調なのか、時々歪んでいるのが気になった。これはアンジェラの責任ではない。

「MY KEYSの「KEY」の意味をね、「鍵」のことだって思っている人が多いと思うんだけど、そうじゃなくて、「鍵盤」っていう意味なの。そう、アリシア・キーズと一緒。彼女は、アリシア・鍵盤さんっていう意味なの。つまり、この私の相棒のピアノでみんなと繋がってるっていう意味でそう名づけたの。」

TODAY

「今日は大阪ということで、私は通天閣の上で演奏しています。見て!ステージが八角形でしょ。」

Kiss Me Good-Bye

ここで、恒例となった「アンジェラ・アキの勝手に英語でしゃべらナイト」のコーナー。
黒い封筒を開けると、歌詞が書いてある。

Time After Time

「1984年にシンディ・ローパーがこの曲をヒットさせた時、彼女は31歳だったの。そう、彼女も遅咲きのアーティストなの。この曲ほどいろんなアーティストにカバーされている曲もないだろうというほどたくさんカバーされていて、あのジャズの帝王と言われたマイルス・デイヴィスもカバーしているほどなの。」

カバーといえば、私はタック&パティのものが一番好きだ。
ギター一本のみをバックに、パティの巧みなボーカルが冴える。
TUCK & PATTI  BEST

 

 


 

 


「ところで、遅咲きのアーティストといえば、あの人も・・・」と言いながら弾きはじめたのは、

♪あれからぁ 僕たちはぁ♪
♪何かを信じてこれたかなぁ♪

「そう、スガシカオさんも30になってからメジャーになったんです。以前、どこかでご一緒した時に、「私も同じ遅咲きなんですう。」って言ったら、「一緒にせんといてくれる?」って言われたの。もちろん冗談だけどね。」

「じゃ、歌詞をみていきましょう。最初に「if」があることに注目してください。「if」が最初にある曲は必ずヒットするんです。今日来てくれている人の中で歌を作ってるっていう人、おぼえといてください。たとえばこの曲・・・」

♪もしも 願いがっ 叶うなぁらぁ〜♪
(小林明子 恋におちて)

そうか、そっちがきたか。
こっちがくるのかと思ったけど・・・  古すぎ?

♪もしもぉ 私がぁ 家をぉ 建てたならぁ〜♪
(小坂明子 あなた)

そういえば、ブレッドの名作で『IF』というのもありましたな。
BREAD

 


 

 

 

「この曲がヒットした時、私はまだ7歳。徳島に居て、その存在すら知らなかったの。ちなみに、徳島でその頃流行っていたのは・・・」

♪私は泣いたことがない・・・♪

「この曲のタイトルね、私ずっと「飾りじゃないのよ涙は はぁっはぁん」だと思ってた。「はぁっはぁん」がいらないことを後になってから知ったの(笑)」

Again

大阪は私にとって特別な場所なの。私にとっては、帰ってくるっていう感じ。3年前、28歳の誕生日の1日前にメジャーデビューしたんだけど、デビュー直後に中ノ島の美術館でライブをしたの。その時、徳島の小学校時代の同級生に17年ぶりに再会できたし、とても思い出深い場所なの。彼女とは入学以来ずっと一緒だったんだけど、5年生の時にどこかへ転校してしまって、その後私も岡山に引越ししたり、ハワイに行ったりして、それっきり逢えなくなってしまっていたの。私のデビューを知った彼女は、どうしても逢いたくなって、徳島からバスで大阪まで逢いにきてくれたの。」

そう、そのライブ、私も行きましたよ! 
美術館のロビーでおこなわれていたFMラジオの公開録音に出演したのだが、まだまだアンジェラは知られていなくて、1時間前に着いたのに、最前列がすべて空いていて、私は迷わずど真ん中、アンジェラのピアノから1メートルくらいの場所に座った。『Home』のジャケット写真を前面にプリントした自作のTシャツを着て(恥)。その最前列の3席向こうにその同級生の方がおられて、彼女がアンジェラに声を掛け、再会を喜んでハグし合っていた一部始終を見ていたのだ。(その時の記事はこちら

しかも、その日は夕方から福山ロッツでもインストア・ライブが入っていて、ダブルヘッダーだった。当然、私も大阪でのライブが終わるや否やすぐに福山に向かい、彼女を追いかけた。
その日は1日で2つのライブを経験するという稀少な体験をしたのだ。(福山ロッツの記事はこちら

「特別な場所のために、今日は新曲をつくってきました。」

7 Days, 7 Nights (似たようなタイトルの映画があったような・・・)

モラルの葬式

This Love

ここで場内暗転し、アンジェラが引っ込んでしまう。
ステージにはソファとテーブル、そしてなぜかバーカウンターがセットされている。準備が整ったところで、唐突に『津軽海峡冬景色』のイントロが流れ始めた。いったい何が起こるのか、場内が一気にざわつきはじめたところでアンジェラが登場。なんと、Tシャツの上にブルーのラメ入りショールを羽織っている。なんじゃそりゃ!

「わたし、いつか呑み屋さんをやってみたいの。北新地にあるような高級なお店じゃなくて、場末のちっちゃなお店。名前は『スナック ふるさと』。カウンターの中にピアノを入れて、常連さんを相手に、私の好きな曲を好きなタイミングで聴かせたいの。」

カウンターを拭きながら、お客さんとのやりとりを熱演。
かなりハマっていて可笑しいが、なんだかなぁ〜

孤独のカケラ

Still Fighting It

「今度のシングルには、私の大好きなベン・フォールズのカバーを入れたの。いつものように、日本語の詞をつけました。」

手紙 〜拝啓 十五の君へ〜

Music

たしかに

フィニッシュは、やはり山下洋輔的肘打奏法加跳躍。


(アンコール)

お約束どうり、物販用のTシャツに着替えて登場。

悲しい色やね

「この曲、ずっと演りたかったんです。」

ここで、ピアノの椅子が交換される。え?なんで?と思っていたら、スーツを着た男性が登場した。

「今日は特別ゲストを呼んであります。」

と言うから、てっきりRyokoさんと健太さんを交えて、「友のしるし」を演ってくれるのかと、かなり期待したが、ぜんぜん違っていた。

「大阪すみよし少年少女合唱団の皆さんです。わたし、この曲を自分で唄うだけじゃなく、みんなで合唱しているところを聴いてみたいの。1万4千人の大合唱を。それでは、黄色い封筒を開けてください。」

黄色の封筒を開けると、中には便箋と鉛筆が入っている。未来の自分に宛てて手紙を書くという仕掛けだったのだ。便箋のウラには「手紙」の歌詞が書いてある。

なぁ〜んだ、そういうことかorz
はいはい、わかりました、唄いましょう。

手紙 〜拝啓 十五の君へ〜 (大合唱)

「実は、もう一人スペシャルゲストを呼んでいます。」

え?今度こそRyokoさんたち? と、また期待。
しかし、ステージにスポットライトが当たり、その先に座っていたのは・・・・・ くいだおれ太郎! 
しかも、手には阪神タイガースの旗を持ってるし。

「わたしね、家族みんなが阪神ファンで、自分も小さい頃からそうなの。ここで『六甲おろし』唄ってみてくれる?」

六甲おろし(大合唱)

黒と黄色の封筒の意味に、この時やっと気が付いた。


「最後はやはりこの曲で終わります。」

HOME


ライブの余韻に浸りつつ、大阪城公園駅までそぞろ歩きしていると、あちこちから声が聞こえてきた。

「おもろかったなあ・・・ ほんまに よう喋るわ。」
「喋るとは聞いとったけど、あれほどとは思わへんかったわ。ほんま驚きや。」
「いや〜、よう笑わせてもろたわ。」

ん? さっきまで居たのは、なんばグランド花月だったか?

(全体の感想は後日追記)


(9月14日追記)

注意! 毒多量! 

あくまでも自己責任で読んでください。
気分を害されても責任は負いません。

 

 

 

 

 

 

 

退屈なライブだった。思わず溜息が出た。

そもそも今回のライブ、年末の武道館ライブに行けなかった「西」のファンたちにお詫びの意味を込めて、武道館と同等かそれ以上のパフォーマンスを見せたいという意図でおこなわれる筈ではなかったのか?少なくとも発表当初はそういうトーンであったのに、いつの間にかテーマが変わっていたように思う。

私は2回とも武道館に行けなかったから、1万4千人の中心でアンジーが愛を叫んでいるのを初めて見て、本当に嬉しかった。しかし、その後のグダグダな進行には眉をひそめざるを得なかった。

アンコールに合唱団を仕込んであって、会場全体で『手紙』を大合唱する予定だったのに、どうしてわざわざ『HOME』の前に自分で唄ったりしたのだろう?
『手紙』をどうしても売らなきゃならないよほどの理由があるとしか思えない。合唱の課題曲として楽曲を提供したというだけではいけないのか?それだけで充分名誉なことだと思うが。

結局、このライブは、「はじめに『手紙』ありき」で構成が組み立てられていたようで、いつの間にか9月17日のリリースに合わせたプロモーションの一環にすりかえられてしまったんじゃないかという印象をぬぐいきれなかった。

デビューからやっと3年、まだまだこれからという時に、リタイア後の夢を語るなんて、いくらなんでもあり得ないだろう。そんなこと今語らなくても、30年も40年も突っ走って、それこそグラミーを獲ってからでいいんじゃないのか? 日本でそこそこウケたら、小さくまとまって終わるつもりなのか?

来月のMY HOME TOURも、唐突にチケットの2次エントリーが発表になったりして、アンジーと関係のないところで、いろんな力がうごめいているのを感じる。今回のライブも外からの不可抗力でこんな形になってしまったんだと思いたい。

ある方がアンジーを列車にたとえていた。うまいこと言う。
アンジー号は、まだまだ走り始めたばかり。これから先、何度もポイントを切り換えながら、目的地に向かって進まなくてはならない。くれぐれも脱線しないよう祈る。


2008年02月01日

Angela Aki CONCERT TOUR " TODAY " in Kurashiki

1月27日、アンジェラ・アキ・コンサート・ツアー " TODAY " 地方公演のファイナルとなる倉敷公演が倉敷市民会館でおこなわれた。
昨年10月に神奈川県厚木市でキックオフされた3ヶ月以上にわたるツアーも、1月30、31日の東京2days最終ステージで大団円をむかえる。


彼女が倉敷でライブをおこなうのは、メジャーデビュー直後の2005年10月16日、夜の倉敷チボリ公園での野外ライブ以来だ。当日はラジオの公開録音を兼ねていて、佐藤竹善さんとのジョイントだった。

時間的な制約もあって、あの時は5曲しか演奏できなかったが、とても価値のある5曲だった。CDリリースの3ヶ月も前に「心の戦士」を披露してくれたのは、ふるさとに対する彼女の最大限の敬意だったのだと思う。そして、夜空の下で聴いた『We're All Alone』、澄みわたった星空に吸い込まれるように消えていった彼女の唄声を、一生忘れることはないだろう。

実は、チボリ公演でのライブだけレポートを書きそびれている。
興味のある方は、cocodocoさんのblog
をのぞいてみてほしい。

今回の倉敷公演は、大阪2daysと東京2daysとに挟まれていたため、おそらく県外組は参戦してこないだろうと予想していたが、その予想は見事にハズされてしまった。

直前に、「センターラインの男」もしくは「オレンジの人」と呼ばれている名古屋のアノ方がいらっしゃることを知った。早速連絡をとってみたところ、大阪から、「人間ランドマーク」もしくは「緑の人」と呼ばれているアノ方と、「大阪楽屋乾杯当選ギターにサイン娘」さんとが同行するという。ここは地元として何かもてなしをしなくては失礼であると思い、お迎えすることにした。

当初の予定では、「福井から、東京でも福岡でも車で行ってしまうシューマッハ好きな人」の車に同乗して来岡の予定だったが、彼が仕事の都合で出られなくなったので、新幹線で岡山まで来てもらい、そこから私の車で倉敷入りすることになった。

岡山駅前にある桃太郎像の前で彼らと久し振りの再会を果たす。これまで本当に全国各地で逢っているので、何か奇妙な感じである。岡山駅を出発して倉敷に向かうが、途中どうしても寄っておかなくてはならない場所があった。

それは、アンジーの母校だ。彼女が初めて音楽を志した場所、顔にホクロを描いて通学していた場所に行かないわけにはいかなかった。学校の周りを少し走り、少し離れてみんなで写真を撮る。

なお、アンジーの母校は中高一貫の女子高なので、通常は門がかたく閉ざされていて入ることはできない。年に一度、文化祭の時だけ入ることが許されるので、以前レポートしたことがある。
(その記事はこちら


倉敷に来たからには名物の「ぶっかけうどん」も食べてもらわなくてはならない。駅前に車を停め、元祖「ふるいち」に向かう。私はいつものように「温かい肉ぶっかけ」をたのむ。茹でたての麺に肉、天かす、蒲鉾、昆布、ワカメ、ネギ、生姜をトッピングし、濃い目のつけダシがぶっかけてある。早く食べないとダシが麺に染み込んでしまうので、運ばれてきたらすぐにガーッと混ぜて、なりふりかまわずかき込むのがコツである。あ〜、至福の時。

彼らはというと、「ふるいちスペシャル」を食べている。よほど腹が減っていたのだろう、スペシャルはトッピングが豪華なのだ。でも、普通のつゆダシで、ぶっかけじゃないので、ここに来た意味が・・・ ま、いいか。

腹ごしらえがすんだので、歩きながら会場方向へと向かう。

その途中、もうひとつ立ち寄る場所があった。アンジーが初めて音楽活動をおこなったスタジオだ。彼女がかつてFM岡山の番組の中で、同級生たちとセッションをしたと語っていたことがある。しかし、近づいてみると様子がおかしい。隣接していた映画館がなくなって更地になっており、スタジオも取り壊し寸前のようだった。あと少し遅かったら、もう無くなっていたのかもしれない。時の流れは残酷だ。アンジーが知ったら、とても哀しむだろう。

数年前、駅北に巨大なシネマ・コンプレックスができたので、駅南にあった映画館はすべて廃館になってしまった。同時に、商店街の中の専門店もシネ・コンの中に移転してしまい、周辺が廃墟化したようだ。

開場までにまだかなり時間があるので、美観地区をブラブラする。

橘香堂さんが倉敷銘菓「むらすずめ」の実演販売をしていて、ついさっきスペシャルうどんを食べたばかりなのに、全員そちらに吸い寄せられてしまった。
Orange & Greenここでは1個売りもしており、オレンジの人と緑の人は早速買って食べている。大阪楽屋娘さんは、すでに箱買いを済ませている。みんな、フットワーク軽っ!





この地区の観光メインの大原美術館には眼もくれず、次に彼らが向かったのは、地酒の店。そこでアンジーにプレゼントする地酒を購入。外があまりにも寒いので、「珈琲館」に入り、プレゼントに添える彼女へのメッセージをしたためながら開場時間まで一服する。

午後4時半になり、ぼつぼつライブ会場の方へ移動する。
Circle 1途中、倉敷アイビースクエアを通るので、煉瓦敷きのフロアでプチ・オフ会昼の部の記念にコンバース・サークルを撮影。中心に置いてあるのが、倉敷銘菓「むらすずめ」





さて、ライブは約10分遅れで開演した。
ステージ近くに、アンジーの中学時代の同級生が何人も来ていて、彼女たちとの掛け合いもしながら進行していったせいか、いつもより家庭的な(?)雰囲気のライブだった。お互いに突っ込んだり突っ込まれたりで、アンジーも学生時代に戻ったよう。
このたびのツアーではお約束となっている、宮沢りえ「Santa Fe事件」のトークも、当時アンジーが油性サインペンで顔に描いていたホクロをリアルタイムで知っている同級生たちが眼の前に居るわけだから、熱の入れようが違っていた。同級生たちにもウケるウケる。

セットリストは厚木の時とほぼ変更なし。
(ちなみに、その時のライブレポートはこちら

ただ、厚木では「つなぎ」に入っていた『HOME』を、アンコールの2曲目、オーラスに持ってきたのが大きな違いだった。やっぱり最後は『HOME』でシメなきゃダメでしょ。

ところで、替わりに「つなぎ」に入った『This Love』を唄い終わり、シーンと静まりかえった会場に、突然「ゴオォ〜ンン!!」という大音量のノイズが。またやってしまったか・・・。このハプニングに遭遇するのは3度目なので、すぐに状況はのみこめた。「すみません、マイクに頭ぶつけちゃった、へへへ・・・」の一言で、場内は爆笑のウズに。

この夜はPAのバランスもベストだった。厚木ではベース寄りの席であったにもかかわらず、ベースの音がほとんど聴こえず、ギターの音も歪んでいた。今回は、ほとんどギターの真ん前であったのに、ギターとベースとがほとんど同一レベルで聴こえ、両者とも歪みのない聴きやすい音だった。ホール自体の音響特性も影響しているだろうが、この日のサウンド・クルーは良い仕事をしていたと思う。

ベースの音が聴きやすかったおかげで、今回は沖山さんの弾くベースラインがはっきりとわかった。沖山さん、よく聴くとかなり弾きたおしていて、まさに縁の下の力持ちという感じだった。ツアーの間、結局ジューシィフルーツのネタには触れられなかったので、その話題はタブーなのかもしれない。CCBと一緒に一晩限りの再結成なんて無理ですかね?
(ジューシィフルーツって何?という方は、こちら
を参照)

アンコールにこたえてツアーTシャツに着替えて出てきたバンドメンバーが、オーディエンスに向かって一言ずつコメントを言う時、ドラムの村石さんが、「あたたかい倉敷の皆さんと一緒に " くらしき " てみたいです。」というオヤジギャグを言って笑わせる。

アンコール1曲目は『Runner』だった。若い世代はちょっと置いていかれてた。猿岩石なんて知らないだろうから無理もない。
「この曲で終わったらシャレにならんし、最後はやっぱりこの曲で終わります。」と言い、ゆっくりと『HOME』のイントロを弾きはじめる。

今回は、アンジーの通った学校を卒業し、この春から東京の大学に進学することになった娘が一緒に来ていた。
もうすぐHomeを巣立ってゆく娘と並んで聴いた『HOME』、いつも以上に深く心に染み入り、目頭が熱くなってゆくのを感じた。

ライブが終わってから娘に訊いてみた。
「どうだった?」
「ドラムの人がカッコよかった。」
「だろ?」

ロビーに出ると、知っている顔が何人も集まっている。
Circle 2そのままプチ・オフ会夜の部に突入することで話がまとまり、2回目のコンバース・サークルを撮影。






その日のうちに大阪まで帰らなくてはならない三人が慌しく帰っていったので(ほんと、お疲れさまでしたね)、残った近県組でゆったりまったりトークを楽しんだ。ライブのたびに知り合いが増えるのは楽しいものだ。

アンジーも近い場所で打ち上げをしているのだろう。
「長かったツアー、お疲れさま。楽しい想い出をありがとう。」
星のきれいな夜空に向かって、そう呟きながら家路についた。

■■

2007年10月14日

Angela Aki CONCERT TOUR " TODAY " in Atsugi

待ちに待ったアンジェラ・アキ、「CONCERT TOUR 2007-2008 " TODAY " 」が始まった。
神奈川県厚木市文化会館からのキックオフである。

今回は村石(Ds)、沖山(B)、西川(Gr)による「ほんまもん」バンドをバックに従えてのバンドスタイルなので、いやが上にも期待が高まる。昨年のZEPPツアーでもこのバックを期待していたが、いざフタを開けてみると「借りもん」バンドであったので、激しく落胆したのだった。(参照記事はこちら

昨年バックを務めてくれた若いメンバーの健闘は認めるが、今回のライブを体験してみると、完成度に雲泥の差があることがよくわかった。今回は払った対価を大幅に上回るほどの素晴らしいライブだったと思う。

アンジーはブルーに「34」のナンバーTで登場。
ステージ上には向かって左側に少し小ぶりなピアノ、右側にフルコン・サイズのピアノがセットしてある。のちに判明するのだが、バンドスタイルの時は左側を、ソロの時は右側を使うという趣向だった。

Again
ツアーの最初は、まずこの曲でスタート。
毎朝テレビで聴かされていたショボい音ではなく、「ほんまもん」のバンドをバックに唄うと、まったく違った印象になる。アンジーの曲はバンドスタイルでなくっちゃいけない。当たり前のことだが、あらためてそう思った。
ところで、めざまし関係者が一人も来ていないって、どーゆーこと?
テレ朝の角澤アナとお天気キャスターの市川さんは来てくれてたぞ。

毒リンゴ頭」西川さんのギターが効果的なスパイスとなって、要所要所をガチッと固めてくれる。やっぱりロックにはギターサウンドが不可欠でしょ。
何といっても、西川さんの持つ白のギブソンSGを見た瞬間、いかにもやってくれそうな雰囲気をひしひしと感じた。
なぜかというと、ギブソンSGと言えば、アンジーも大好きなAC/DCのアンガス・ヤングの愛器だから。行きの新幹線の中でずっとAC/DCの「HIGHWAY TO HELL」を聴いていたので、何か運命的なものを感じてしまった。
AC/DC










心の戦士
全曲でドラムの村石さんの叩き出すタイトなリズムが要となっているのだが、特にこの曲では彼の変幻自在なドラミングが光っていた。独特のシンコペーションを持つドラムスタイルは、とってもカッコ良くて、心底惚れてしまった。
これから、「アニキ」って呼んでいい?

TODAY
ギターの西川さんがバックコーラスもつとめる。アンジーの声との相性も良く、西川さん、ここでもグッジョブ!

Rain
バンド形式ということで、かなりアレンジを変えてきた。ノラ・ジョーンズ風のブルージーな雰囲気。途中に英語詞を挿入したりして、メチャメチャかっこいい仕上がりになっている。こういうものが聴けるからこそ、ちゃんとライブには足を運ばなくてはならないのだ。

ここで、ツアーのお約束となった「アンジェラ・アキの勝手に英語でしゃべらナイトォ〜」のコーナー。

今回はポリスの「見つめていたい(Every Breath You Take)」だった。
前回と同様、サビの部分の歌詞を書いた垂れ幕が下りてきて、アンジーがまず意味を説明する。
まず、歌の歌詞には韻を踏んだものが多いという話から。

「要するにぃ、オヤジギャグみたいなもんなんよ。ばざーるでござーるとか、読書の秋、食欲の秋、アンジェラ・アキとか、セブンイレブンいい気分、とか。」

たしかに、オヤジギャグみたいなものですな。アンジー、うまいこと言う。
日本の唄の実例としてPUFFYの「アジアの純真」とB'zの「Bad Communication」を唄ってくれる。
その後、「見つめていたい」のサビをみんなで唄う。

モラルの葬式
先月のファン先行アルバム視聴会の時、この曲はライブではとてもできません、と言っていたが、ファンの僕らは、いや必ずやるに違いないと思っていた。なぜなら、この曲こそアルバムのキーとなる作品であり、アンジーのアイデンティティを世に示す絶好の作品であることを知っているからだ。
場内が暗転し、イントロを彼女が弾きはじめた時、鳥肌が立つのを禁じえなかった。
この曲の持つオカルティックな雰囲気を出すため、西川さんはバイオリンの弓を持ち出し、それでギターを奏でる。ここではギブソンのレスポールに持ち替えていて、思わず「おお〜! ジミー・ペイジ様の降臨じゃ〜!」と心の中で叫んでしまった。

Jimmy Pageボウイング(bowing)奏法をするレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ。この頃はこんなにカッコ良かったのに、今じゃまるで篠山紀信。




ライブ中にアンジーが「一人五役くらいの活躍」と絶賛していたように、このパフォーマンスは、西川さんが居てくれたからこそできたものであり、今回のツアーで彼の役割は非常に大きいと思う。

そのうち、電動ドリルを持ち出すんじゃないかとまで思ったが、さすがにそこまではね〜
Eddie Van Halenエディ・ヴァン・ヘイレンが "Poundcake " という曲のイントロで電動ドリルを使ってギターを鳴らすというパフォーマンスをするが、思わずそれが頭をよぎった。




Kiss Me Good-Bye

バンドメンバーが静かに退場し、ソロに。

と、ここで長い長いトークに入る。昔からのファンにはお馴染みの宮沢りえネタ。昨年末の紅白歌合戦の時の「ラストサムライ事件」のように、このネタは「Santa Fe事件」と名付けているとか。説明するとと〜っても長くなるので割愛。

乙女心
予想通りサビの「奪い取れ やり返せ ぶつかれよ 乙女心」の部分をオーディエンスにシンガロングで唄わせる。これは今後、お約束になりそうだ。

HOME
なんか、これまでと比べてあっさり目の仕上がり。この曲には特別な思い入れがあるので、複雑な気分だった。

ここで、唐突に「恋の悩み相談室」のコーナー。ファンからの恋の悩みの相談にアンジーが答えてゆくという趣向だったが、それまでの盛り上がりがクールダウンして、ちょっと微妙な雰囲気に。このコーナー、必要だったか?

「愛には何が起こるかわからない、ということで、この曲を聴いてください。」

愛のうた
この時を待っていた。これを聴くために来たといっても過言ではない。もう言うことなし、ライブで聴くとCDの何倍も素晴らしい。今まで何度も言ってきたことだが、アンジーの魅力はライブにあるのだ。ライブを聴かずして彼女の音楽を語ることは許されない。世界中のみんなにこれを聴いて欲しい、心からそう思った。

One Melody
この曲を聴くと、なぜか永井真理子さんを思い浮かべてしまうんだなあ・・・
パクリとか、そういうんじゃなくて、何となく。
アンジー、中学校時代に永井真理子さんを愛聴していたらしいから、知らぬ間に彼女の染色体に染み付いているのかもしれない。
演奏中に感極まってしまい、アンジーここで泣いてしまう。
何かプライベートなことで悩んでんじゃないの? と少し心配になった。要らぬ世話ですけど。

孤独のカケラ
ここで再びバンドメンバーが登場。CDで聴かれるありきたりなストリングス・アレンジではなく、こういうバンドスタイルでこそ、この曲の良さが生かされると思う。

サクラ色
西川さんは再び白のSGを持ち、前に出てきてギターソロをガンガン弾いてくれる。そうだよ、ここはストリングスなんかじゃなく、ギターソロでなくっちゃあ。それを前から何度も言ってきたので、あ〜 すっきりした!!

On&On
たしかに

この2曲で怒涛のエンディングを迎える。

(アンコール)
Endless Rain (X JAPAN)
アンコールの1曲目は、まずお約束となっている日本の曲。
「透明なピアノで弾きたい気分」というアンジーの一言でピンと来た。
「みんな! 武道館で一緒に歌ってると思って!」と言う彼女に促され、会場全体でサビを熱唱する。年寄りには感動的でしたなあ。

This Love
最後の最後は、どうしてもこの曲にすることが今はお決まりになっているようだ。アンジー、これで終わりと思い感極まったのか、歌詞を間違えてしまった。初日を無事に終えられたという安堵感、その他いろんな気持ちが渦巻いていたのだろうと察する。気にしなくてよろしい。ライブは勢いなんだから。

気がつけば2時間20分、飽きることなくあっという間に終わってしまったというのが率直な感想だ。ここまで完成度の高いパフォーマンスを観せてもらって、もう何も言うことはない。満足でおなかいっぱいになって外に出ると、夜風が火照った肌に心地よかった。
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いつもの仲間でオフ会、そしてギネ会の後、お約束のコンバース・サークル。諸般の事情でコンバースじゃない人が何人かいるけど。
おいおい、右上の2本、色っぽ過ぎるぞ!
Converse Circle

2007年09月13日

Angela Aki FC Special Event

「Surrender」の旋律がまだ頭の中でヘヴィ・ローテートしている。

アンジェラ・アキにとって初めてとなるファンクラブ・イベントが9月8日開催された。
9月19日にリリースされるセカンドアルバム「TODAY」の先行視聴をおこなうイベントだ。彼女の意向により、あえて小さ目の開場で3回の入れ替え制にするという。ファンへの優しい気遣いには、頭の下がる思いがする。
MY HOME 1MY HOME 2













当日は綱渡りのようなきわどいスケジュールだった。午前中は通常どおり仕事がある。イベントの開場時刻は午後5時30分、場所はアクセスの悪い六本木だから、東京で下車すると間に合わない。13時42分の新幹線で行くと、品川着が16時59分だから、タクシーをとばせば何とか間に合うはずだ。そのプランでゆくことにした。

会場に着くと、2回目が終わって余韻を楽しんでいる人たちと、これから3回目の入場を待つ人たちとで、結構な混雑になっている。中でも何か異彩なオーラを放っている一団を発見。見慣れた顔がたくさん見える。この日のために全国から集まったアンジェラーたちとの久し振りの再会を喜び、当日夜のオフ会での歓談を約束する。

地下にしつらえられた会場は、15列 X 32席。ということは、1回あたり480人で、これが3回あるから、全部で1400人くらいのファンが招待されたことになる。会費はたったの1500円だから、設営費などを考えればペイするには程遠く、ほとんどファンへのサービスということだろう。
開演まで少し時間があるので、物販をのぞいていみるが、購買意欲をそそるようなブツはなく、今回も見送る。ごめん、アンジー。

そうこうするうちに開演時刻となり、マリンブルーの34番Tシャツを着たアンジーが登場した。
いきなり「サクラ色」を弾き始める。途中から「たしかに」につなげ、エンディングでなんと椅子ジャ〜ンプ!
待望のセカンドアルバムが完成し、早く聴いてもらいたくて仕方がないという気持ちが、ひしひしと伝わってくる。
知っている人は知っていると思うが、彼女はハワイのハイスクール時代、バスケ部と跳び込み部とに所属していたのだ。椅子ジャンプを見て、そのことを思い出した。

アンジーの挨拶の後、進行役の船守さんが登場。ラジオの声から想像するより、ずっと若いし小柄なことに驚く。もうちょっと大柄なオバチャンを想像していた。ぶっちゃけ、ここでかなり引いてしまった。なぜなら、船守さんが進行役だと、アンジーと合わせて(オバチャン・トーク)2 になってしまうではないか。今日は井戸端会議ではないぞ。
せっかく東京まで来たんだから、進行役はクリス・ぺプラーかマッピーにしてほしかったなあ・・・ と、声にならないボヤキを入れる。

セカンドアルバムの曲を聴きながら、アンジーと船守さんとがトークを展開してゆく。

TODAY
アルバムタイトル曲にもかかわらず、実は最後につくった曲であることを明かしてくれる。
サビの「♪トゥ トゥ トゥ トゥ トゥ トゥデイ〜♪」のところが耳に残る明るい曲。バックコーラスには妹さんやヴォイストレーナーの先生が参加されているらしい。
間奏にワウで入ってくる西川さんのギターが滅茶苦茶カッコいい! このワウがツボだった。こういうギターの入れ方を心待ちにしてたんだよ、アンジー! 

愛のうた
予期せず倖田來未のタイトルとカブッてしまったことを気にする。こういうタイトルはありがちだから、仕方ないだろう。いっそ全曲に英語のタイトルをつけとけばいいのに、と私はいつも思うのだが、どうかな? 6分を超える長尺曲らしい。きれいなだけの愛の歌ではなくて、ドロドロした愛憎劇の歌のようだ。
ストリングスが使われているが、意識的に低い音を集めて面白い効果を出している。こういうストリングスの使い方なら大歓迎だ。アンジーはストリングスを人の声の替わりとして使っているのではないだろうか? 低い音のストリングスがアンジーの歌に豊潤な香りを付け、そこにウッドベースが絡んできて、とてもクールに仕上がっている。

モラルの葬式
アナログ盤ならばB面の1曲目、という位置づけの曲と説明する。
村石さんのドラムが凄い。現代音楽風なストリングスとの絡みは、まるで武満 徹の作品のようだ。
途中でPater Nosterと言うのは、ラテン語で「我らの父よ」という意味らしい。カソリックで、学生時代はクワイアにも属していたアンジーならではのフレーズだ。
しかしこれ、ライブで演奏できるんだろうか?と思いながら聴いていたら、船守さんが同じことを訊いてくれた。アンジー、「いやいや、ライブではできません。」と答えるが、何とかしようと思っているんじゃないだろうか?

3曲を紹介したところで、アンジーがアルバム製作を終えた現在の心境について語る。

今回は、本来の仕事、自分のやりたかったことをさせてもらったと思っている。自分はミュージシャンであり、音楽を創っている人だから、こういう仕事をすることが自分の本分だと思う。というようなことを熱く語るアンジーの言葉を聞きながら、いろいろと要らぬ心配をしていた私たちは、それがまったくの取り越し苦労であったことを悟り、ホッと胸をなでおろしたのだった。

ここでせっかくいい雰囲気になったのに、この次のアンジーに対するQ&Aコーナーが、それを台無しにしてしまった。思い出したくもないので、詳細は省略する。

苦痛この上なかったQ&Aコーナーがやっと終了し、アンジーはいったん奥へ。
ステージ中央のスクリーンで、「Surrender」のメイキング・ビデオと「Again」のミュージック・ビデオを鑑賞する。

Surrender
アルバムの中でこの曲だけが英語詞で書かれている。情熱大陸にも出演していたアンジーの親友ペイジとその娘さんのために書いた曲。9月7日の記事でも触れたが、この英語詞がとてもいい。この曲をもとに映画を撮って、サウンドトラックをアンジーが担当したら、どれだけ素晴らしい作品になるだろう。アルバム製作に奮闘するアンジーを追ったメイキング・ビデオを見ながら、思わず目頭が熱くなってしまった。この1曲だけのためにアルバムを買ったっていい、心からそう思えるほどの名曲だと思う。
ジョン・レノンの息子ジュリアンにポールが贈った「Hey Jude」が、今ではそんなエピソードとは関係なく全世界で愛聴されているように、この曲もいずれそうなることを願ってやまない。

(「Hey Jude」は、ジョンがヨーコと結婚する前の妻シンシアと別れることになった時、哀しそうにしていたジュリアンを慰めるためにポールがつくったとされている。Judeというのは、もちろんジュリアンの愛称。)

Again
毎朝あのシチュエーションで聴かされているのが苦痛で仕方ないのだが、こうして曲だけで聴いてみると、ポップないい曲である。ミュージック・ビデオもよくできているのだが、どうしてもお天気おねえさんの顔が浮かんできてしまうのは困ったものだ。

再びアンジーが登場。ピアノに向かう。

One Melody
かなり良い曲だったという印象があるが、その前の「Surrender」のインパクトが強すぎて、ほとんど憶えていない。すまぬ・・・

最後に、「Home」か「This Love」のどちらかを唄おうと思うが、自分では決められないので、会場のみんなに決めてほしい、というアンジーからの提案がある。二択で挙手の多い方を唄うというのだ。
私は迷うことなく「Home」の方に手を挙げたが、結局「This Love」に決定した。おそらくこの曲でブレークした頃にファンになった人がかなり多いのだろう。

今回のイベントで、アンジーのやりたかったこと、進みたい方向が理解できた。そして、彼女が卓越したプロデュース能力、アレンジ能力を持っていることも充分わかった。先行シングルのプロモーションに疑問を持ち、セカンドアルバムの行く末を案じていた我々ファンは、晴れ晴れとした気持ちでオフ会に突入したのだった。
9月19日がとても楽しみだ。

Contents
自分がこれまでに行ったアンジェラ・アキさんのライブレポートです
(インストア・ライブを除く)

管理者:Ken

My Treasures
アンジェラがこれまでにカバーしてきた名曲のオリジナルアナログ盤を集めてみました。

A Whiter Shade Of Pale










サードシングルに収録されているカバー曲。オリジナルがヒットしたのは1967年。以来、実に様々なアーティストにカバーされている。1988年には日産シルビアのCMにも使われた。原曲のイントロはハモンドオルガンで、バッハのカンタータ、あるいはG線上のアリアのコード進行をモチーフにしたと言われている。関連記事

Will You Dance











1977年、つまりアンジェラの生まれた年にリリースされ、その年のTBSドラマ「岸辺のアルバム」のテーマに使われた曲。オリジナルには『Will You Dance?』とクエスチョン・マークが最後に付いている。

A Song For You











オリジナルのリリースは1970年。この曲も実に多くのアーティストにカバーされていて、1988年にはアサヒビールのキャンペーンソングにもなった。彼はジョー・コッカーなどのプロデュースをする傍ら、ソングライターとしても才能を発揮していて、この曲以外にも、カーペンターズがカバーした『Superstar』や、ジョージ・ベンソンなどがカバーした『This Masquerade』を書いている。

We're All Alone











スティーブ・ミラー・バンドのギタリストであったボズが、前作の「Slow Dancer」からAORに路線変更し、1976年にリリースしたアルバム「Silk Degrees」に収録されている。今でこそ彼の代表曲となっているが、当時アメリカではシングル・カットされておらず、1977年にリタ・クーリッジがカバーし、全米7位になってはじめて注目されるようになった。この曲がこんなに有名になったのは、リタのおかげなのだ。