2005年12月11日

Angela Aki, LIVE in OSAKA (Oct. 10, 2005)

待ちに待った10月10日、朝早く岡山を新幹線で出発し、大阪を目指す。
会場は中之島の国立美術館。昨年できたばかりの実にモダンな建物で、美術館では世界初という全地下3階構造である。

最寄の駅である阪神福島駅から会場まで歩いていると、途中で小雨が降りはじめた。
いつもは雨の大嫌いな私だが、この時ばかりは大好きなアンジェラに会えるという喜びでいっぱいであったので、傘なんかささない、むしろ爽快であった。

Rain、Rain、Rain、あのひ〜との思い〜出っ Rain、Rain、Rain、流し〜てほ〜しいい〜♪
と彼女の歌を口ずさみながら歩いていると、工事中のビルの中から突然おっちゃんが出てきて、驚かされた。
ふと見ると彼の口元が笑っている。しまった、さっきの歌を聞かれてしまったのだ!
顔から火が出そうなほど恥ずかしかったので、その場を逃げるように足早に会場へと急いだ。

NakanoshimaMuseumEntrance

 

 

 

 

到着するとすでにFM 802の公開放送が始まっており、中島ヒロトさんの軽妙なトークが聞こえる。
エントランスからすぐにエスカレーターで下りたB1ロビーにライブ会場が設営してあった。
ステージ上には彼女の愛器と思われるローランド、その前に椅子が50脚ばかり置いてある。
見ると最前列がまだ空いている。迷うことなくローランドの真ん前に座った。


正午近くにアンジェラが現れた。ジャケ写で見る以上に色白で顔が小さく、手足も細い。
雪のように真っ白なジャケットの中はフリートウッド・マックのTシャツ、ボトムは当然ジーンズに黒のコンバースである。
私の眼の前ほぼ2メートルのところでサウンドチェックを始めた。
音出しをはじめた瞬間、華奢に見えた彼女の体がどんどん大きく見えてくるのに驚かされた。
そこの空気を瞬時にアンジェラ・ワールドに変えてしまう、これはただ者ではないな、という印象をもった。


当日歌ったのは『Louisiana 1927』、『Rain』、『HOME』の3曲。
彼女が演奏しはじめると、会場全体が水をうったようにシーン… となり、聴衆が身じろぎできなくなったのが伝わってくる。眼をうるませている人も何人か見える。彼女の歌とピアノ、それ以上何が必要だろう?もうすでに完成されたひとつの宇宙がそこにあった。ライブで聴く『Rain』はCDで聴くより何倍も伝わってくる。正直なところ、もうCDを聴く気がしなくなった。
ステージが終わってDJの中島ヒロトさんと数分間のトーク。
自分が雨女であること、Blogをやっているのでのぞきに来てほしい、といった内容。
たった15分間ほどのライブであったが、本当に素晴らしいパフォーマンスであった。

ライブ当日は場内の写真撮影が禁止されていたので、10月23日にMINAMI WHEELで再び大阪を訪れた際に、あらためて場内の写真を撮った。当日はB1ロビーの右端の写真の位置にステージが設営してあった。

EscalatorHall

Lobby

 

 

 

さすがに美術館、トイレだってアートしている。

LavatoryLavatory 2


crazy_about_angela at 20:05│Comments(2)TrackBack(0)Angela Aki | Angela Aki ; Live Report

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この記事へのコメント

1. Posted by でかのすけ   2010年09月06日 06:48
5 Ken様
ありがとう!感謝します!謝謝です!サンキューです!
アンジーの貴重な「15分間のライブ」情報にもですけれど…。
Ken様の素晴らしい、目線のカキコに、
私にも♪アンジーの凄い腕前をば♪痛感しましたぁ〜!

アンジーのファンで良かったです!
2. Posted by Ken   2010年09月06日 11:52
>でかのすけ さま

この貴重なライブを体験できたことは、大切な財産だと思います。
ただ、この頃に感じられた「情念」を、最近は感じられなくなりました。
いい意味でも悪い意味でも、余裕が出てきたのかもしれませんが。

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Contents
自分がこれまでに行ったアンジェラ・アキさんのライブレポートです
(インストア・ライブを除く)

管理者:Ken

My Treasures
アンジェラがこれまでにカバーしてきた名曲のオリジナルアナログ盤を集めてみました。

A Whiter Shade Of Pale










サードシングルに収録されているカバー曲。オリジナルがヒットしたのは1967年。以来、実に様々なアーティストにカバーされている。1988年には日産シルビアのCMにも使われた。原曲のイントロはハモンドオルガンで、バッハのカンタータ、あるいはG線上のアリアのコード進行をモチーフにしたと言われている。関連記事

Will You Dance











1977年、つまりアンジェラの生まれた年にリリースされ、その年のTBSドラマ「岸辺のアルバム」のテーマに使われた曲。オリジナルには『Will You Dance?』とクエスチョン・マークが最後に付いている。

A Song For You











オリジナルのリリースは1970年。この曲も実に多くのアーティストにカバーされていて、1988年にはアサヒビールのキャンペーンソングにもなった。彼はジョー・コッカーなどのプロデュースをする傍ら、ソングライターとしても才能を発揮していて、この曲以外にも、カーペンターズがカバーした『Superstar』や、ジョージ・ベンソンなどがカバーした『This Masquerade』を書いている。

We're All Alone











スティーブ・ミラー・バンドのギタリストであったボズが、前作の「Slow Dancer」からAORに路線変更し、1976年にリリースしたアルバム「Silk Degrees」に収録されている。今でこそ彼の代表曲となっているが、当時アメリカではシングル・カットされておらず、1977年にリタ・クーリッジがカバーし、全米7位になってはじめて注目されるようになった。この曲がこんなに有名になったのは、リタのおかげなのだ。