2010年04月19日

Angela Aki LIVE at Hankyu Nishinomiya Gardens

スノーシーズンも終わったというのに、日曜日の朝6時に起床。
前の晩はなかなか寝付けなかった。「遠足前日の小学生か!」と、自分にツッコミをいれながら、朝まで何度も寝返りをうつ。
年末の武道館に行かなかったので、アンジェラのライブは昨年7月26日のANSWERツアー広島公演以来、実に9ヶ月ぶりなのだ、仕方あるまい。

午前7時、カーナビをセットし出発。阪急西宮ガーデンズまで170kmのドライブだ。予想していた神戸市内の高速渋滞はなく、あっけないほどスムーズに流れたので、午前9時には目的地(アンジェラーならFinal Destinationと言う)に着いてしまった。

POSTER1

POSTER2

 

 

 

 

GARDEN2

 

 

 

会場入口には既にもう100人以上の行列ができている。すぐにでも並びたかったが、そうするわけにはいかない。会場に隣接するHMVでアンジェラのニューシングル「輝く人」を購入しないと、ライブ特典「オリジナル輝くピックストラップ」がもらえないのだ。徐々に増え続ける行列を横目に、HMVの開店時間をじっと待つ。

HMVから帰ると、行列していた人たちは場内に誘導されていた。屋上庭園の真ん中に木の葉形のステージがあり、その前が階段状の客席になっている。席はもうほとんど埋まっていたが、奇跡的に6列目に空席を見つけ、なんとか潜り込ませてもらう。

やれやれこれでひと安心、とは言ってもまだ午前10時過ぎ、アンジェラの登場まで5時間もある。とりあえず12時からのガーネット・クロウにちょっとだけ期待して楽しむ。ふ〜ん、もう10年もやってるのか、ふ〜ん、名探偵コナンの主題歌も歌ってたのか、ま、頑張ってくださいな、としか言えないけど。

朝から並んでいた人たちには彼らのファンも多かったようで、彼らのライブが終了すると階段席はスカスカになってしまった。すかさず4列目に移動。ステージの向こうに眼をやると、広場にはかなりの人垣ができていて、そこから少しずつ観客が補充されるので、あっという間にまた階段席はギシギシの状態に戻った。

午後2時を過ぎる頃になると、人の波はどんどん膨れ上がり、ガーデン内は入場禁止に。さらに、向かいのビルの屋上にも人が鈴なりになっている。そこからじゃ豆粒くらいの後ろ姿しか見えないだろ、とツッコミを入れつつ、アンジェラの人気がかくもホットになったことが素直に嬉しかった。

開演30分前、そろそろリハーサルがあります、というアナウンスがあった直後に、通路から黒縁眼鏡に長い髪、Tシャツを着た人が出てきたので、一瞬会場に緊張が走った。しかし、よく見ると三脚を持ったカメラマンの男だったので、大きな溜息と失笑に変わった。本人はキョトンとしていたが、仕込まれたネタじゃないかと思うくらい絶妙なタイミングだった。

さて、やっと本当のリハーサル。久しぶりに見るアンジェラは、気のせいか少し痩せたように思えた。4列目なのにかなり近い。2005年10月10日、彼女がメジャーデビューした直後に大阪中ノ島の国立美術館でおこなわれたフリーライブの時の感覚が甦る。

http://blog.livedoor.jp/crazy_about_angela/archives/50339032.html

彼女も同じことを感じたようで、ステージに立つなり「うわっ!近っ!なんか、忘れてたわ私、この感覚。」と言っていた。

ピアノの前に座るなり、いきなり弾きはじめたのは、「HOME」のイントロ。わかっている人たちからは自然と拍手が起こる。彼女もその拍手に身をゆだね、気持ちよさそうに唄う。リハーサルとはいえ、かなり気持ちの入っていることが伝わってくる。

次に弾きはじめたのは、「Rain」だった。サビだけとはいえ、文句なしの名演。「あんまり唄って雨が降っても困るから。」と言いながら途中まで。う〜ん、やっぱりフルで聴きたかった。いつ聴いても名曲にかわりはないな。

続いて、「手紙」のイントロを弾くが、ミスタッチしてしまう。場内から笑いがこぼれたので、「(まだ)リハ、リハ!」と笑いをとる。つい気持ちを入れ過ぎ、「あ、いやだ、リハなのに・・・」と言ったくらい本番さながらのリハだった。

本番は「サクラ色」からスタート。やはりこの時期これはハズせないだろう。ピンクのハンカチを振っている人は、さすがにいなかった。よかった、よかった。

2曲目は「手紙」、この曲がなければ今回の「輝く人」も生まれなかったということで、これも妥当な選択。久しぶりに聴くとこれまでと少し違った印象を受け、合唱課題曲であったことを忘れそうになった。

そして、楽器をギターに持ち替え、この日のメインである「輝く人」だ。さあ始まるぞ、と身構えていると、「あの・・・    すみません、ピックはどこ?」とタイムリーなボケをかましてくれる。これには大笑い。ストリングに挟んであったのに気が付かなかったようだ。

気を取り直して、唄い始める。いや〜、素晴らしい!思わず目頭が熱くなった。ギターのパフォーマンスも言うことなしで、末永くアンジェラの代表曲になるだろう。カーラ・ボノフやカーリー・サイモンが唄っていてもおかしくないくらいのユニバーサルなレベルの名曲だと思う。ぜひ英語詞をつけてワールドワイドに発信してほしいものだ。

今回、新曲にギター弾き語りを選んだのは、正しい選択だったと思う。キャロル・キング、ジャニス・イアン、サラ・マクラクランなど、優れたシンガーソングライターは、皆ギターでも弾き語っているからだ。
もうアンジェラは彼女達と並ぶ存在になった、そう確信させてくれる有意義なライブだった。

ライブ特典のオリジナルピックストラップ。
金色に輝いております。裏にはサイン入り。
PICK1PICK2





Karla Bonoff   " The Water Is Wide "


Carly Simon   " Anticipation "


crazy_about_angela at 21:58│Comments(6)TrackBack(0)Angela Aki | Angela Aki ; Live Report

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この記事へのコメント

1. Posted by daiyuuki   2010年04月20日 12:14
5 四列目でしたか かなり近くで見れて良かったですね 新曲何回も聴いてますが、間違いなく代表曲になりますね。
2. Posted by Ken   2010年04月20日 17:40
>daiyuukiさん

デビュー直後のライブみたいで楽しかったですよ。
次のアルバムのリリースが待ち遠しいですね。
3. Posted by まるチャンス。   2010年04月21日 19:44
5 遠路遙々、西宮までお疲れさまでした!。
リハと本番のセットを替えてくる美味しい
インストア(フリー)ライヴでしたね。

ピックは仕込みのネタなんちゃうか?と深読みしてるのですが・・・。
真相はいかに。(笑)
4. Posted by Ken   2010年04月22日 00:09
>まるチャンス。さん

黒縁眼鏡のカメラマンといい、ピック捜しといい、
とっても楽しませてくれました。
わざわざリハであの2曲を演ってくれたのも
ファンに対する気遣いだったんでしょうね。
ステージの近さもあって、デビュー直後の
インストアライブっぽくて嬉しかったです。

さあ、次の5年は世界戦略に着手だ!
5. Posted by mista-bone   2010年04月22日 23:10
遠征お疲れ様でした。

最近の彼女、いい意味で何か吹っ切れたような印象があります。

NHKでもグラミー獲る!と宣言しちゃったのですから、頑張ってもらわなきゃですね。

この調子で徳島公演につなげてもらいたいところです。
ちなみに徳島はいらっしゃいますか?
私はスケジュールが全然ハッキリせず、かなり微妙なのですが・・・。
6. Posted by Ken   2010年04月23日 10:16
>mista-boneさん

ニューシングル1曲目をギター弾き語りにしたこと、
2曲目をジャジーな曲調にしたこと、
3曲目で" Without You "をカバーしたこと、
それらを考えると、彼女の目は既に海外に向いていると思います。

グラミーの前にヨーロッパ・ツアーをしてもらいたいのですが。

徳島、なにがなんでも行かなきゃと思っています。

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Contents
自分がこれまでに行ったアンジェラ・アキさんのライブレポートです
(インストア・ライブを除く)

管理者:Ken

My Treasures
アンジェラがこれまでにカバーしてきた名曲のオリジナルアナログ盤を集めてみました。

A Whiter Shade Of Pale










サードシングルに収録されているカバー曲。オリジナルがヒットしたのは1967年。以来、実に様々なアーティストにカバーされている。1988年には日産シルビアのCMにも使われた。原曲のイントロはハモンドオルガンで、バッハのカンタータ、あるいはG線上のアリアのコード進行をモチーフにしたと言われている。関連記事

Will You Dance











1977年、つまりアンジェラの生まれた年にリリースされ、その年のTBSドラマ「岸辺のアルバム」のテーマに使われた曲。オリジナルには『Will You Dance?』とクエスチョン・マークが最後に付いている。

A Song For You











オリジナルのリリースは1970年。この曲も実に多くのアーティストにカバーされていて、1988年にはアサヒビールのキャンペーンソングにもなった。彼はジョー・コッカーなどのプロデュースをする傍ら、ソングライターとしても才能を発揮していて、この曲以外にも、カーペンターズがカバーした『Superstar』や、ジョージ・ベンソンなどがカバーした『This Masquerade』を書いている。

We're All Alone











スティーブ・ミラー・バンドのギタリストであったボズが、前作の「Slow Dancer」からAORに路線変更し、1976年にリリースしたアルバム「Silk Degrees」に収録されている。今でこそ彼の代表曲となっているが、当時アメリカではシングル・カットされておらず、1977年にリタ・クーリッジがカバーし、全米7位になってはじめて注目されるようになった。この曲がこんなに有名になったのは、リタのおかげなのだ。