2010年08月

2010年08月31日

経済金融対策

 政府と日銀は30日、円高株安に対応した経済対策と金融緩和措置を決めた。経済対策はデフレ脱却を目標に、雇用、投資、消費、防災、規制改革の5本柱。金融緩和では昨年12月に導入した新しい資金供給手段の規模を現在の20兆円から30兆円に増やし、上積み分の貸出期間を従来の3か月から6か月に延ばす。30日の東京金融市場は一時、円安株高となったが、想定内で対策が不十分との見方から大幅とはならなかった。
 減税などの経済対策と為替介入によるデフレ脱却と2番底回避が求められている。

(推薦書籍)
デフレとの闘い−日銀副総裁の1800日
デフレ反転の成長戦略−「値下げ・賃下げの罠」からどう脱却するか
中央銀行は闘う−資本主義を救えるか
甦る金融−破綻処理の教訓
アングロサクソン資本主義の正体−「100%マネー」で日本経済は復活する
100年デフレ−21世紀はバブル多発型物価下落の時代 日経ビジネス人文庫 ブルー み 7−1
貨幣の経済学−インフレ、デフレ、そして貨幣の未来
デフレは終わらない−騙されないための裏読み経済学
人口減少デフレは始まっている−21世紀に横たわる第五の景気循環

creagebook at 09:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 金融 

2010年08月30日

ITコーディネータ制度10周年

 ITコーディネータ制度は創設10周年を迎え、約7千人の資格保有者が全国で活躍している。27日と28日にITCカンファレンス2010が東京プリンスホテルで開催され、約800人が集まった。私も招待され27日に参加した。2001年から04年まで野村総合研究所からITコーディネータ協会に出向し広報と営業を担当した。当時からのメンバーやITコーディネータにも会い懐かしい思い出あった。メルマガ「クリエイジ」にも何人か執筆いただいている。
 IT経営を実践するプロフェッショナル、経営とITを融合し戦略と業務改革を実行支援するITコーディネータの更なる10年間の発展を期待したい。

「もの置けばそこに生れぬ秋の蔭」高浜虚子

(推薦書籍)
ケースで学ぶITコーディネータ・プロセス−経営に役立つIT投資を推進できるプロフェッショナルを育成する
ケース・スタディ日本企業事例集−世界のビジネス・スクールで採用されている
米国流システム構築が日本企業を救う!−工数精算方式がユーザー、ベンダー双方に利益をもたらす
情報通信白書 平成22年版
これから情報・通信市場で何が起こるのか 2010年版−IT市場ナビゲーター
ITロードマップ 2010年版−情報通信技術は5年後こう変わる!
CIOのための情報・経営戦略−ITと経営の融合
プロフェッショナルCIOの教科書
図解CIOハンドブック 改訂版
次世代CIO−最高情報責任者の成功戦略

creagebook at 10:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0) プロ 

2010年08月29日

サッカー合宿

 小坪少年サッカー部(GAROTO)の夏合宿が富士山麓の国立中央青少年交流の家で8月21日から2泊3日であった。子どもが小学4年生のとき一緒に入ったクラブで1986年から25回連続の夏合宿となる。25回目を天が祝福してくれたのか、久しぶりの快晴の3日間であった。小学生約50人と父兄約50人がバス2台と自家用車数台に分乗しての旅である。帰りの東名高速は睡魔との闘いであった。
 灼熱の太陽と富士山の借景のなか、数人の鼻血と頭痛で無事終了した。早寝早起き朝ご飯の生活とともに、子ども達のサッカースキルの上達スピードは速く、正確なキック力やドリブル、トラップなどの技を身につける。

(推薦書籍)
サッカー依存症
サッカーの見方は1日で変えられる
勝利を求めず勝利する−欧州サッカークラブに学ぶ43の行動哲学
広島観音サッカー部は、なぜ強くなったのか−知将畑喜美夫監督の育成システムを大公開 ザメディアジョンMJ新書 5
「J」の履歴書−日本サッカーとともに
夢をかなえるサッカーノート
11人のなかの1人 増補新装版−サッカーに学ぶ集団の論理
日本人よ!
勝利のチームメイク 日経ビジネス人文庫 グリーン お 4−1




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2010年08月28日

現代に通ずる袁氏世範

 宋代(10-13世紀(960-1279年)日本の平安時代から鎌倉時代)に中国社会は大きく変革した。科挙制度導入、貴族に代わる士太夫登場、宋銭流通、小麦普及による食の拡充、周辺国への進貢外交などである。これにより平和が維持され文化が花開いた。近代の礎が固められた時期である。袁氏世範は宋代の役人であった袁采が子孫のために著した庭訓である。袁采の深い洞察に基づく考えが綴られている。その感性は現代の我々にも十分通用する。例えば子どもが誕生すると一途に嬉しい。だがその可愛い子は不幸を孕んでいる可能性がある。成人するに及び、資産を費消し、一家を離散させることがある。袁采は子を見極め、早めに対策を打てと言う。財産を分与して僧侶として寺に預ける、相続者から外し養子に出すなど。まるで船場の商家の訓えそのものである。
 ところで我々の中国観は総じて上滑りではなかろうか。孔子、老子の教えや三国志、水滸伝、聊齋志異などの小説や映画がその土台である。さらに理解を深めるには社会文化と結びついたこうした労作の読み解きが肝要である。

(推薦書籍)
宋代地方官の民衆善導論−「琴堂諭俗編」訳註
リーダーのための中国古典 日経ビジネス人文庫 グリーン も 5−1
東京夢華録−宋代の都市と生活 東洋文庫 598
宋代官僚制度の研究 北海道大学大学院文学研究科研究叢書 16
訳注「名公書判清明集」戸婚門−南宋代の民事的紛争と判決
知識人の諸相−中国宋代を基点として
中国都市の形象
宋銭の世界
中国古典小説選 7 宋代

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2010年08月27日

菅・小沢氏一騎打ち

 民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)は小沢一郎前幹事長(68歳)が26日立候補を表明し、菅直人首相(63歳)との一騎打ちの構図となった。国会議員412人は1人2ポイントで計824ポイント、地方議員2,382人は1人0.04ポイントで計100ポイント、党員・サポーター34.2万人は1人0.0008ポイントで計300ポイント、の合計1,224ポイントの取り合いである。国会議員のポイントでは小沢氏が有利のようだが、地方議員、党員・サポーターでは互角あるいは菅氏有利かも知れない。政府の無駄削減(小さな政府)か消費税増税(大きな政府)が争点か。小沢氏にとっては年齢的に首相になる最後のチャンスかも。
 首相が党の代表選で決まるのは国民としては残念。首相を国民全員の投票で選び、4年は続けてもらいたと思うのは、私だけではないのでは。

(推薦書籍)
小沢主義−志を持て、日本人
小沢一郎総理(仮)への50の質問
剛腕維新
日本改造計画
大臣 増補版 岩波新書 新赤版 1220
あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの 幻冬舎新書 か 12−1
自省録−歴史法廷の被告として
日本の総理学 PHP新書 314
内訟録−細川護熈総理大臣日記
拝啓総理大臣殿これが日本を元気にする処方箋です

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