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2012年05月14日

コンプガチャ

 コンプガチャとはソーシャルゲームの仕組みで、ガチャ(カプセルトイ)のようにランダムに入手できるアイテムを1回数百円払って揃える(コンプリートする)ことでより強力な武器など稀少アイテムを入手できるシステムのこと。携帯電話で子どもが月数万円を使うトラブルが相次いだ。1960年代のプロ野球選手カード集めは、私自身子どもの時はまったが、景品表示法で禁止されたとのこと。今月、松原仁消費者相が規制方針を声明し、ゲーム各社は廃止を決めた。ソーシャルゲーム市場は約2,000億円で、5年後に倍増するとの予測もある。
 ゲームやゲーミフィケーション(ゲームの考え方やデザイン、メカニクスなどの要素を、ゲーム以外の社会的活動やサービスに利用するもの)は面白いが、子どもに無駄なお金を使わせないよう工夫したいものだ。

「まだ長ふなる日に春の限りかな」蕪村

(推薦書籍)
ゲーミフィケーション−〈ゲーム〉がビジネスを変える
ソーシャルゲームはなぜハマるのか−ゲーミフィケーションが変える顧客満足
モバゲー・GREEでソーシャルゲームを公開するために知ってお
ソーシャルゲーム・ビジネス入門−「娯楽型」から「社会貢献型」へ
ソーシャルゲーム業界最新事情
ゲームにすればうまくいく−〈ゲーミフィケーション〉9つのフレームワーク
ポイントカードをマーケティングに使いこなす本−実戦で練り上げたバージョンアップ運用法
プログラミングの心理学
知識サービスマネジメント−その作法と骨法

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2012年05月07日

マイナンバー

政府は通常国会に2015年1月の利用開始を計画する社会保障と税の共通番号(マイナンバー)制度に関する法案を提出している。法案が成立すれば16年1月から段階的に、年金や社会保険の納付や給付、税の申告、結婚、転居などの93種類を対象とし、番号を入力し作業すると複数の手続きを一括でできるようなる。
 ワンストップサービス化による国民と行政の両方の手続きコスト削減とともに、年金や保険、税の自己管理とシミュレーションが簡便にできるようになり、ドクターショッピングや薬剤の複数処方など医療費の無駄削減も進もう。財政を再建し消費税率アップを避けるためにも法案成立が待ち遠しい。

「やはらかに濁るか藤の雨雫」木枝

(推薦書籍)
マイナンバー−社会保障・税番号制度−課題と展望 KINZAIバリュー叢書
どうなる?どうする!共通番号
完全解説共通番号制度−マイナンバー法の真実、プライバシー保護は大丈夫か?
「マイナンバー」で税制はこうなる!−平成24年2月「マイナンバー法案」閣議決定 各界有識者による徹底討論
国民ID制度が日本を救う 新潮新書 440
どうなる?どうする!共通番号
共通番号−国民ID−のすべて
税と社会保障の抜本改革
2015年のIDビジネス−1枚のカードで自販機から公的認証まで

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2012年05月01日

東電事業計画

 政府の原子力損害賠償支援機構と東京電力は、東電の再建を進めるための「総合特別事業計画」を固め、27日に枝野幸男経済産業相に提出した。政府が50%超の議決権も持ち実質国有化し、社内カンパニー制で「燃料調達・火力発電」「送配電」「小売」を組織分離する。人件費削減などのコスト合理化は10年間で3.3兆円とするが、今年7月から3年間、家庭向け電気料金を10%程度値上げする計画である。
 人件費や燃料費さらには設備投資などの経費が諸外国に比較して高いとの説もあり、コスト構造の国際比較なしには、安易に値上げを認める訳にはいかないのでないか。

「世に生きて青葉隠れの遅桜」高浜虚子

(推薦書籍)
電力不足時代の企業のエネルギー戦略
歴史学者経営の難問を解く−原子力・電力改革から地球温暖化対策まで
東京電力失敗の本質−「解体と再生」のシナリオ
電力自由化−発送電分離から始まる日本の再生
エネルギー論争の盲点−天然ガスと分散化が日本を救う NHK出版新書 356
電力・ガス 第2版 日経文庫 N 15 業界研究シリーズ
規制改革の経済分析−電力自由化のケース・スタディ
これからのエネルギーのはなし−どうなる石油?電力?次世代?
原発と震災−この国に建てる場所はあるのか

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2012年04月25日

ビッグデータ

 ビッグデータとはインターネットの発達に伴って爆発的に増大した構造化されていない莫大な量のデータを示す。世界中で生み出されるデータ量は5年ごとに10倍の勢いで増加しており、その8割は文章や動画像、センサー情報、位置情報など従来のコンピュータでは管理や分析が難しい「非構造化データ」が占めている。ICT各社はビッグデータを扱うハードやソフトを開発しており、ビッグデータ市場は2010年の0.3兆円から15年には5倍の1.5兆円に拡大するとの予測もある。
 1月に就任したIBMのバージニア・ロメッティ新CEO(54歳)はビッグデータ戦略に注力し、質問応答システム「ワトソン」の開発を進めている。ICT産業はビッグデータを活用した新しい時代に入りつつある。

(推薦書籍)
ビッグデータ革命−無数のつぶやきと位置情報から生まれる日本型イノベーションの新潮流
ビッグデータ戦略−大規模データ分析の技術とビジネスへの活用
ビッグデータビジネスの時代−堅実にイノベーションを生み出すポスト・クラウドの戦略
ビッグデータを征すクラウドの技術Hadoop&NoSQL−ASCII.technologiesの好評特集・連載をパワーアップ
Hadoop徹底入門−オープンソース分散処理環境の構築
Hadoop 第2版
Apache Solr入門−オープンソース全文検索エンジン RESTライク(HTTP/XML)なアプリケーシ
iPhoneアプリ×Webサイト開発入門−Objective−C/iPhone SDK、HTML/CSS/JavaScri
Webエンジニアのためのデータベース技術実践入門 Software Design plusシリーズ
クラウドの未来−超集中と超分散の世界 講談社現代新書 2140
ITロードマップ 2012年版−情報通信技術は5年後こう変わる!
ITナビゲーター 2012年版

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2012年04月18日

イーシングル

 数時間で読める電子書籍を1ドル弱で提供する「イーシングル」が米国で台頭している。アマゾンは昨年1月、短めの電子書籍を集めた「キンドル・シングルズ」を開設、米アップルも電子書籍配信サービス「iブックストア」に短編集を集めたコーナー「クイックリード」を持ち、書店チェーン最大手バーンズ・アンド・ノーブルもサイト上で「スナップス(短編)」配信を始めた。米国の書籍市場1兆円のうち電子書籍は10%を占めるが、5年後は50%を超える可能性が高い。
 デジタル化が進んだ音楽業界では1曲1ドル以下の配信が一般化している。書籍も同じ道を歩むのではないだろうか。

(推薦書籍)
2015年の電子書籍−現状と未来を読む
電子書籍元年−iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか?
出版大崩壊−電子書籍の罠 文春新書 798
アマゾン、アップルが日本を蝕む−電子書籍とネット帝国主義 PHPビジネス新書 169
電子書籍革命の真実−未来の本本のミライ ビジネスファミ通
電子書籍の時代は本当に来るのか ちくま新書 871
電子書籍kindle/iPad/Google Edition−出版ビジネスは電子化でどう変わるか How−nual図解入門ビジネス
ルポ電子書籍大国アメリカ アスキー新書 164
アップルvsアマゾンvsグーグル−電子書籍、そしてその「次」をめぐる戦い マイコミ新書
電子書籍の真実 マイコミ新書
電子書籍の基本からカラクリまでわかる本−iPadやキンドルの登場で出版ビジネスはこれからどう変わるのか? 洋泉社MOOK
電子ブック自炊完全マニュアル
著作権2.0−ウェブ時代の文化発展をめざして NTT出版ライブラリーレゾナント 61
iPadショック−iPhoneが切り拓き、iPadが育てる新しいビジネス
iPad電子書籍アプリ開発ガイドブック
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