Handel Arias

今年のマイ新人賞決定!(ただし、私の耳を通過した新人さんの総数は極めて少ないのだが)

Deccaから出ているダニエレ・デ・ニースのヘンデルアリア集。またヘンデルかよっ!、と思いつつも買ってしまいまして、なのにこれがとてもとてもよかった。ヘンデルがすごいのは、ちゃんと選ぶとミヤノヴィッチにはミヤノヴィッチらしいアリア集が作れるし、デ・ニースにはデ・ニースにピッタリのアリア集が出来てしまうんだな。タイプ別にいろんなアリアがあるってことです。なので、ヘンデルが続いたけど、ぜんぜん苦じゃなかった。

で、このダニエレ・デ・ニースという人、ちょっぴりハル・ベリーに似ている。ていうかハル・ベリーより美人じゃないか・・・(歌ってるところはチョイ怖いけど)。

とってもブリリアントで花のある声です。あえて「華がある」と書かないのは、声に独特の女の子っぽさがあるところでして、「萌え」というとあきらかに違うが、なんか可愛い。Track3のAlcinaのアリアにこの人の適性がよく出ていて、スキップするようなリズムの伴奏からお花畑みたいな芳香をともなった美声が突き抜けてくる。

ルックスから察するにこんな美人ならジュリアス・シーザーにおけるクレオパトラ役なんかがはまりそうなのだが、実際最初のトラックが「Da Tempeste」というそのアリアなのです。これもレザール・フロリサンのゴージャスなサウンドともども素晴らしい(DVDがすでに出てるみたいで例のあそこにもありましたが、残念ながら舞台の雰囲気や衣装はあんまり魅力的じゃないです)。それをここで紹介するのはアレなので、Deccaがわざと垂れ流してる思われるこのCDのPVだけ貼っておきます(前エントリー参照)。YouTube品質では声の感じはよくわかんないと思います。実際はもっとブリリアントです。低音の迫力などもあって、感情が激する部分もかなりいい線行ってるんじゃないだろうか。声質的にはコジェナーに似ていなくもない。(コジェナーといえば彼女のヘンデルアリア集もありますが私は買ってません。ヘンデルもここらで止めときます。)

これやミヤノヴィッチを聴いてるとき、ミンコフスキの「ジュリアス・シーザー」が無性に聴きたくなってきたのです。無闇に新しいのに手を出すより、ちゃんと手持ちを聴いてあげよう。