2016年03月15日

所有者の所在の把握が難しい土地への対応方策に関する検討会


 生業の話で恐縮だが、所有者の所在の把握が難しい土地への対応方策に関する検討会の委員として、昨年の四月から八回ほど上京して、議論を重ねてきた。

今回、とりまとめができたので、ご報告を。国家一種の方々が知恵を絞っただけあって、なかなかの取りまとめになっていると思うので、所有者の所在の把握が難しい土地に関連した仕事をしている方の参考書として、活用いただければ幸いだ。

 八回も上京し、さぞやマイルが貯まっただろうとご心配の皆様がいらしたら、ご安心いただきたい。国費の出張では、マイルの登録や付加サービスによる飲食などが厳に禁止され、領収書や半券によって確認されるので、余分な持ち出しこそあれ、まったくオイシイ思いはしていない。

 ところで近年、国の委員や講師で上京することが、極めて多くなっている。確かに、とてつもなく偉い人たちと知り合いになれて、様々な新しい知見を得られるので、一般の地方公務員には、かなり経験値を得ることができる僥倖であろう。

 ただ、ここ十年くらい、それがずっと繰り返されていることに少し問題がある。余分な金銭がかかるし、なにより通常業務の方が大事である。そろそろ、講師だ委員だと持ち上げられて上京するも考え物だと思い始めてきた。

 来年から、一考をすることにしよう。

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2016年03月11日

森林総合監理士(フォレスター)

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 森林総合監理士(フォレスター)の登録証が届く。

 昨年、岡山に足繁く通っていたのは、国家資格である森林総合監理士受験のためだったのだ。

 森林総合監理士というのは、林野庁のHPによると、森林・林業に関する専門的かつ高度な知識及び技術並びに現場経験を有し、長期的・広域的な視点に立って地域の森林づくりの全体像を示すとともに、市町村等への技術的支援を的確に実施する人材とされている。
 とまあなかなか、大仰な資格なのだ。

 この森林総合監理士、全国の都道府県にいるベテラン林業関係職員がメインに受験し、合格率は3割程度である。手前味噌で誠に申し訳ないが、都道府県職員というのは、みんな四年生大学卒業生で、どちらかというと、学力のある方だ。しかも、ベテラン林業関係職員なので、誰しも林業の技術には一家言持ちの精鋭ばかりである。
 そういう人たちがこぞって受験しているにも関わらず、合格率は3割程度というのはかなり狭き門と言っていいだろう。

 この試験に僕が苦労したのは、そのハードルの高さばかりではない。
 遡ること2010年、林野庁は森林総合監理士(フォレスター)制度を創設するにあたって、「いま、フォレスター的な役割を果たしている都道府県職員って誰だろう?」と考え、全国で3名の林業関係都道府県職員を選んだのだが、なんと、そのなかに僕も入ってしまったのだ。

 そこで、2011年〜2013年度まで、日本型フォレスター研修運営委員として、林野庁において、フォレスターのあり方や人材育成研修の内容などを検討することになった。
 その活動は、研修の実施体制にまで及び、地元での現場研修の実施に際しての意見や、授業の内容まで、えらそうに指導してきたのである。林野庁で、「この人はフォレスターだ」と認定されているのだから、もう受験はいいと思いきや、それとこれとは別、資格試験は他の人と同じ、いや他の人は僕らが運営検討した研修を受けているので、試験が一部免除されるところを、僕にはなんの免除もないのである。

 先生の先生なんてとんでもなく偉そうな仕事を3年も続け、ヒラ場で受験すると、どういうことが起こるかというと、試験会場で顔を指されるハメに陥る。
「ええっ! 坂本先生まで受験しなければならないんですか!」
 受験会場では、できるだけ目立たないように休み時間には教室外に隠れていたのだが、3名ほどにこういう風に話しかけられた。それでも、初受験なら照れ笑いを浮かべながら「ええ、まあ……」と答えておけばいい。
 だが、不合格になって再試験の場合、いったいどんな顔して受験し、どんな照れ笑いを浮かべたらいいのかまったく分からない。
 つまり、絶対不合格になってはいけないという十字架を背負わされた上で、合格率3割の試験を受験するハメに陥ったのである。しかも、家では昨年高校受験を終えたばかりの娘が、いつもエラそうに説教する父親の受験がどれほどのものか注視している。
 しかしながら、約50歳のアタマには、受験勉強してもどれほども内容も記憶されないし、すぐに忘れてしまう。

 高校受験や大学受験など、大小様々な受験をしてきたが、今回ほどプレッシャーのかかった試験はなかった。今までの試験は「自分の将来」なんてまことにつまらないものを賭けて戦ったが、今回の試験は、不合格すると周囲から全力で馬鹿にされる。
 合格率が3割なのに、僕だけは合格して当たり前の試験だ。
 こんなトホホな試験、受ける方がどうかしている。県庁でこの受験を奨励する立場につかなかったら、絶対に受験しなかっただろう。

 一発で合格して当然と言われる合格率3割の試験、不合格ならジゴクイキ。本当に、よく合格したものだ。今更ながら、胸をなで下ろしている。


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2016年03月10日

戦闘糧食

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 抗インフルエンザ剤のおかげで、インフルエンザはたったの1日で全快。
 インフルエンザのいかんところは、治ったからといって、通勤できんことだ。部屋で隔離生活。ただ、仕事はきちんとメールで流れ込んでくる。こうなると口寂しくなるのだが、嫁も用を足しに外出し、腹が減っても手近に食べるものがない。
 部屋を物色すると、戦闘糧食と言われる軍隊が戦地で食べる食料を発見。

 貧弱な英語力で読むと、アメリカ軍の兵隊さんが寒冷地で食べるものらしい。よくみると、奇妙なホッカイロが付属していて、どうやらこれでオートミールを温めるようだ。
 賞味期限も間近なので、これを食してみることに。

 一応、創作活動のネタになるように、英語を翻訳せずに袋をあける。糧食を、期せずして手に入れた小説のキャラクターになったつもりで、食してみるのである。
 袋から、コーンや干したプルーンが出てきて、意外な感動。

 しかし……マズイ! マズイぞこれ!

 戦争の是非はおくとしても、こんな馬の餌のような糧食を食べながら、戦う米軍の兵隊さんは凄いと痛感。

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2016年03月08日

予防法、敗れたり。

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 マラソンやなんやらで、今年は特に警戒しまくっていたインフルエンザに罹患してしまった。
 判定の結果B型インフルエンザらしい。
 なんとも痛恨の極みである。

 ちなみに僕は、インフルエンザ対策の秘策として「嚥下」をやっている。嚥下というのは、10分ほどに1回、ペットボトルのお茶など一口飲むというもの。体内に入り込んだウイルスは、おもにのどから感染するので、のどに付いたウイルスを洗い流してしまう効果があるそうだ。
 胃に流し込んでしまえば、非常に酸度が強い胃酸でほとんどのウイルスが死滅してしまうということらしい。

 これをせっせと行い、インフルエンザから逃れてきた。
 じゃあ、なんでその秘策が敗れてしまったのか。

 秘策破りに一役買ったのが、あの松山空港の上空をぐるぐる回った飛行機である。ただでさえ飛行機のなかは乾燥しているし、百名程度が小さい部屋に押し込められて、空気が循環している。インフルエンザをうつしてくれと言わんばかりのお膳立てができているのだ。
 こういう状況こその嚥下である。機内で出される飲み物だけでは、嚥下に足りないので、予め空港で、小さなペットボトルを購入してたが、1時間35分のフライトのはずが、思いもかけず、3時間弱も機内に密閉されることになってしまい、こうなると、小さなペットボトルでは嚥下に到底たりない。

 飲むものがなくなり、CAさんにお願いしようとしても、着陸態勢になって松山空港上空をぐるぐる回る飛行機内では、CAさんもシートベルトをかけており、こうなると、もうどうしようもない。
 今年度最後の飛行機トラブルは、インフルエンザの罠であった。

 しかし、飛行機の神様がもしいるとしたら、毎回手を変え品を変え、よくぞここまで僕を攻撃できるもんだ。

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2016年03月04日

松山上空をぐるぐる

 いつも僕が上京すると、雪が降ったり、霧が立ちこめたり、地底人がドリルミサイルを撃ちこんできたり、X星人がキングギドラを放ってきたりと、いつもロクなことがない。
 だが、さすがに東京でうまいもんを食うと、テンションが上がり前向きな気持ちになるものだ。いつも不運な出張ばかりだが、今回はこともなく終わると思い始める。最凶と言われるキングドラも、通りすがりのゴジラが瞬殺してくれるに違いないのだ。

 本日の日程をすべて終え、帰りの飛行機へ。

 何事もなく帰松できると思いきや、飛行機が待てど暮らせど発進しない。やがて、羽田空港が混み合っているのでしばらく待つとのアナウンス。

 だが、さすがにこのくらいで焦らない。

 僕らは昔、「9時をもちましてこの番組は一部地方の方とはお別れです」と言われていたあの「一部地方」に帰ろうとしているのだ。誰だって、東京〜大阪間のドル箱路線と、東京〜松山間の閑古鳥路線を比べたら、ドル箱路線を優先するに違いない。松山に帰ろうとする日本人の優先順位など、爆買いしていただいている中国人の方々に比べたら、それこそゴミのようなもんだ。

 今までの経験上、帰りの航空便の時刻には、羽田空港での待機時間まで織り込まれているので、動揺するにもあたらないのだ。最近の航空機は、電波の発しない電子機器なら使い放題なので、持ち込んだPCで書き物をしまくる。
 40分ほど待っただろうか、やがて航空機は離陸。
 いつもより長いなと思いつつも、離陸さえすれば、こっちのもんである。天気予報では春の穏やかな快晴で、風もあまり吹いていないようだ。ギャオスが音速で攻撃を仕掛けてでもこない限り、これで松山帰着は約束されたと胸をなで下ろす。

 しかし、そうは問屋が卸さなかった。

 松山空港上空で、再び機長からのアナウンスがあったのだ。「イヤなトラウマ」が心をよぎる。ここから、また羽田に引き替すとなると、本日中の帰着は不可能である。
 機長からのアナウンスは、松山空港がたいへん混み合っているので、空港上空をしばらく旋回するとのこと。

 果たしてこの言葉を、額面どおり受け取っていいものだろうか。
 確かに、松山空港に滑走路は一つしかない。しかし、である。先ほど論じたように、羽田空港でどんどん後回しにされるような閑散空港なのだ、そんな空港でなにが混み合っているというのだろうか。愛媛のイメージアップキャラクターみきゃんと写真を撮りに来たアラブのお金持ちの自家用ジェットでもやってきたのか?

 そのうち、機長の声が放送を介して客室に響き渡りはじめる。
「もしもーし!」
 その声はあきらかに、客に対してのアナウンスではない。
「もしもーし!」
 しかも、少し語気が上がって、キレ気味の声だ。たとえるなら、今日昼飯にカレーを食ったから、夕飯はカレーをやめておいてくれと嫁はんに言っておいたのに行き違いがあって、カレーを大量に作った嫁はんにこの量なら、朝もカレーじゃんという気持ちを込めて言うようなトーンである。
「もしもーし! もしもーし!」
 だいたい、機長は管制塔と英語でしゃべるのではないか。
 もし、英語で話さないのであれば、運賃を千円はまけて欲しいものだ。英語も喋れない人に命を預けるのは、どうも納得がいかない。それともキレているから、日本語になったのか。そうこうしているうちに、CAさんが操縦席に電話で連絡をとり、変な放送は終了、飛行機も松山上空をぐるぐる旋回の挙げ句、40分遅れで到着することとなった。
 昨日、回転寿司の悪口を言ったのでバチが当たったのだろうか。

 なんだ、なんのかんの言って、着いたんだからよかったじゃん。
 だが、この話には続きがある。それはまた、次回の講釈。

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2016年03月03日

おすしはやっぱり

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 再び東京出張。
 東京出張の度、道中でトラブルが発生し、東京トラブル日記と化しているが、やはり旅の基本は観光やグルメであろう。
 公費を利用しての出張なので、観光などはもってのほかだが、昼飯になにを食べるかまでは、さすがに規定や制限をされていない。まあ、公務員への規制がなにかと取り沙汰される昨今だから、出張中の自費で食べる食事も規制されそうだが、それはまた規制されてから考えればよろしい。
 そんなわけで、年始に高額のマグロを落札したことでも有名な「すしざんまい」で、「まぐろざんまい」を所望する。
 ミーハーと思われるかもしれないが、話のタネとはそういうコトから生まれるものだ。
 うまっ! なんじゃこれ! いつもの回っているすしと比べると、うまさのケタが違う! ここまでうまさが違うとすでに別の料理!
 別に回転寿司にケチをつけているわけではないが、もう人生も後半戦なのだから、少しうまいモンを食っても罰は当たらないだろう。
 すしざんまいくらいでわーわー言うなと言われそうだが、貧乏人の贅沢、お目こぼし願いたい。

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2016年02月28日

WS

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 WSといってもワンダー・スワンのことではない。
 ワンダー・スワンってなんだよと言う人は、この際、置いていくことにする。自分でぐぐって調べていただきたい。義務教育じゃないので。

 坂道ダッシュに続く新しいトレーニング、ウィンド・スプリントである。ウィンド・スプリントは100m〜150mの距離のうち、最初の50mで少しずつ加速し、残りを全力疾走の7割程度のスピードで走るというもの。

 これも、平地で加速したり止まったりする必要があるため、松山中央公園のランニングコースで実施。坂道DSに比べ、あまりキツくなく、爽快なトレーニングである。
 逆にキツくないのはすこし心配。
 これで実力がついていれば、文句はないのだが。

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2016年02月27日

坂道DS

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 坂道DSと言っても、坂道ダーク・シュナイダーのことではない。
 ダーク・シュナイダーってなんだよと言う人は、この際、置いていくことにする。自分でぐぐって調べていただきたい。義務教育じゃないので。

 さて、実際のところ、まだ愛媛マラソンで受けた股関節のダメージが回復しきっていない。
 日常生活に差し障りはないが、愛媛マラソンで10km地点で感じたかすかな痛みは残ったままだ。このまま、前のように20kmキロランのトレーニングをすると、痛みがぶり返すことは必定なのだ。

 しかし、捲土重来を期す次のレース「まつの桃源郷マラソン」は4月3日。股関節の回復を図りながら、体力をステップアップさせなければならない。そんな時にいいトレーニングはないのかとモノの本を読むと、格好のトレーニング法を発見した。

 それが、坂道ダッシュだ。
 100〜200mほどの緩やかな傾斜の坂道を、全力疾走の7割のスピードで駆け上がり、ジョギングのペースでゆっくり下りる。1往復を1本セットとしてそれを繰り返すというもの。

 トレーニングの性質上、往復したり立ち止まったりするので、
 自動車や自転車の往来があるところは危険なため、松山総合公園の入り口の坂を選定。
 早速、坂道ダッシュを繰り返す。
 40〜50分ほどのトレーニングだが、心臓が口から飛び出しそうな負荷が身体にかかる。しかも運動後、今まで30km走っても起こらなかった筋肉痛が発生。鍛えられているのだろうか。なんか期待がもてるトレーニングである。

 ただ、何度か走ると嘔吐しそうになった。考えてみるとこの坂、あまりなだらかでない気がする。
 ものの本に書いてあるとおりにすると決めたのだから、もう少しなだらかな坂を探す必要があるだろう。

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2016年02月23日

CLTの建物

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 写真は現在松山市の空港通に建築中のCLTの普及用建物。

 CLTとはCross Laminated Timber(クロス・ラミネイティッド・ティンバー)の略称で、小さい木(ラミナ)を貼り合わせてつくった集成材の大きな板を繊維直交方向に互い違いに積層させて貼り合わせた大型パネルのこと。

 欧州では、なんとこのCLTで7〜10階建ての木造ビルが建設されているというから驚き。木材より鉄筋コンクリートの方が強くて、火災にも強いのになんで今更ビルを木材なんだと思うかも知れないが、薄っぺらい木材ならすぐに燃えるが、厚みが一定以上の木材はすぐには燃え落ちない。なによりビル本体が、コンクリートでなく木材でできていると、その重量は1/4ほどになる。コンクリートでビルを建てるより基礎杭をずいぶん簡略化できるのだ。
 しかも工場でつくられたパネルを組むだけなので、工期はかなり短縮される。

 今後の展開によっては、木材の需給状況を大きく変えるものとなるだろう。
 ただ、僕の担当は林業の担い手。
 ビルを建てるほどの大量の木材を供給するやり方を、もっともっと考えていかなければならないが、木材の価格は安い。木材価格から山からだしてくる経費を差し引くと、どれほども手元に残らないのが現状だ。
 どうやって林業で儲けるのか? 
 この強力なクエスチョンの答えを見つけないかぎり、林業の成長産業化はないと言っていいだろう。

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2016年02月19日

完全な考え方の違い

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 愛媛マラソンでは、完走こそしたものの、一敗地に塗れたといっていいほどの完敗で終わった。自分としては完璧を期したつもりだったが、穴だらけの準備であったと言わざるをえない。
 では、どうすればいいのだろうか。
 真面目に悩んだ挙げ句、プロの書いた練習方法の本を読んで実践してみることにした。

 ここで、当然不思議に思われることだろう。
 マラソンをはじめて、とうに2年を経過しているのに、練習方法についてそういうノウハウ本を読んだり、人に教えてもらうことはなかったのかと。実際、まったくなかった。マラソンを走るためには、闇雲に走っていれば、それが練習になるのだと、ただただ、走りまくっていた。そして、その方法論で実際に完走もした。
 ただ、完走以上、というところで壁にぶち当たってしまい、よそ様の知識におすがりすることにした。普通なら簡単に気づくその考えに行き着くために、2年もかかったのには、大きな原因がある。

 僕の人生のなかで、大半を占めているのはなんといっても、小説を書くということだ。だから、小説を創作する考え方というのは、僕の人生のバックボーンになっていると言っても過言ではない。
 ものを書くということは、極めて個人的な作業で、誰の力も借りることができない。制作過程では、その方法論ですら、人のものをまるっきり使用することはできない。他人の方法論でものを書けば、パクリとまで言われなくても、新鮮さがないとか、目新しさがないとすぐにハネられることになる。
 つまり、もの書きは、人から教わったこと、吸収したことを、そのままコピーして遂行してはいけないのだ。たった一人で、自分に向き合って、唯一の方法を見つけた奴だけが、先に進める。言葉が悪くて申し訳ないが、人真似なんてクソ食らえなわけだ。

 今回、マラソンで大きな壁にブチ当たって、よく考えてみた。
 コナン・ドイルに憧れて、ホームズという名探偵が出てくる小説を書いたら盗作だ。しかし、金メダルを取るようなマラソンランナーに憧れて同じフォームで走っても、これは盗作ではない。むしろフォームがいいと褒められる種類のことだ。つまりハナから、スポーツでオリジナリティを根底に据える考えかたをしている方がどうかしていたのである。

 創作活動をしているから、頭の柔らかさには自信があったが、やはり人間に生まれた以上、固定観念から脱却することは難しいのだろう。そんなわけで、練習のため、闇雲に距離を走るのは今回の愛媛マラソンで終わりにすることに決定。

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