学校や外出先では才色兼備の妹、
家に一歩入ればぐうたら干物妹の物語第二巻。

おお、一巻に比べて、兄貴の
「妹に今のだらけた生活を許しているのも、兄に対する傍若無人さも
兄自身が好きでやらせている」感が強くなって、
物語自体に感じていたとげとげしさが大分マイルドになった。
その分兄は、無趣味な仕事人間で、
尚且つ家事と育児(?)を同時にこなしながら、
文句もあまり吐かない、弱音も出ない完璧超人に近くなってきたが
まあそこは仕方のないところかなぁ。
休日にやることもなく、自家製チャーシュー作りながら寝るなんて
お前は「クッキングパパ」か!と突っ込みたくなった。ロックだね。

それにしても妹。
クラスメイトに家で乾いている姿を見られて、本人だとわからないって
それはさすがにありえないんじゃないのかと口に出して言ってしまった。
家に入ると頭身が変わってSDキャラになるのだが、
本当に縮んでいるのかよ!いくらギャグマンガでもそれはありなのか!

一巻で感じた悪い部分が、二巻になって大分氷解したので
この物語自身の評価も上昇。
才色兼備の優等生やってるというのに、兄の無理と頑張りに気がつけないという
酷いヒロインの座からちょっと降りてきた。
妹の笑顔に心底喜んでいる兄という構図も伝わったし、
良マンガになってきた気がする。
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