とあるひとつのカップルの物語。
ドジだけど素直で明るい彼女と、やさしい彼氏。
けれどもその彼氏は、どう見ても猫…?

とあるカップル日常物。…けれども彼氏は猫。
全身ネコなわけではないのだけれど、顔だけは毛むくじゃらのネコで、
第三者にもネコとして認識されているようではある。
そんな二人が幸せたっぷりに、色んなところをデートしたりする話。

…うーん、心の中の黒いものが溶けるようなほんわか内容で、
「私も彼氏(or彼女)が欲しいなぁぁぁぁ」などと思わされる、
独り者にはかなりきつく厳しいブリザードのような作品でありますな。
マンガとしての面白さは並。
なんせ彼氏がネコだけど、しゃべらないことや細かいしぐさがネコめいているだけで、
ほとんどの部分は人間だしね。少し残念。
異種族との恋がどんなものかとか、そういう話なら先ほど書いた「イモムシのおよめさん」のほうが
まだ掘り下げている感じもあるし、ネコであるからどうなのかということを考え出すと面白みは薄い。
ネコらしいシーンといえば、イルカショーを見に行って水をかけられるところぐらいだからなぁ。
後はふっつーにビールジョッキで飲んでるし。肉マン食ってるし。
たまねぎ食うな!とかあるかと思ったがなかったし。
少し残念な一冊でした。