主演吹石一恵、大島由香里、尾野真千子、小島美保、沢木哲、佐藤隆太監督三原光尋
脚本高橋美幸
製作2000年、日本
葡萄畑をかける少女
自己確立や恋愛に悩む高校二年生の少女の不思議な夏の体験を描いた青春ファンタジー。
高校二年生、十七歳の水沢夏音(吹石一恵)は葡萄園の娘で、両親と妹、そして祖母と暮らしていたが、祖母は入院中で意識のない状態が続いている。夏音の入っている空手部では、大会に向けての練習に取り組んでいた。夏音は空手に打ち込めないでいたが、片想いの谷口先輩(沢木哲)がいるので、部活を続けていた。七月二十一日、親友の香織(小島美保)たちに励まされ、勇気を出して谷口先輩に告白するが、つきあっている人がいるからとふられてしまう。しかも、その彼女とは空手部の倉持美喜子先輩(尾野真千子)だというのだ。ショックを受けた夏音は葡萄畑で出会った見知らぬ女の子(大島由香里)の前で「今日なんかなくなっちゃえばいいのに」と呟く。すると、彼女は七月二十一日に戻ってしまった…。
田舎町で繰り広げられる青春の出来事に、主人公をタイムスリップさせる能力を持った不思議な少女が絡んでストーリーが展開していく。ファンタジーとしての性格より、等身大の青春を描いた物語に仕上がっている。家業の労働力として家を手伝うこととか、物事に真剣に取り組むこととか、のんびりとした田舎の生活や神社の祭礼とか、家や田舎の文化を受け継いでいくこととか、そういう日本の普通の現実にあるものを撮りたかったことが感じられる作品だ。
(☆☆)
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あしたはきっと・・・ 吹石一恵 大島由香里 三原光尋