2013年10月31日
2012/08/02(木)~04(土):第27カ国目エジプト(2度目だから)
翌日、宿のスタッフにもう一度フェリー会社のアスワンオフィスに電話してもらおうとしたら、金曜日の今日は14時くらいが
ベストタイミングだから後でもいいかと聞かれ・・・
了承したけど、
そう言ったオーナー本人が14時を待たずして家に帰ってしまう事態が発生。
宿泊客に対するホスピタリティーが適当なのは
前回泊まった時点でわかってたけどさ・・・
大して使えなさそうな下っ端スタッフに事情を話して
電話してもらうも、
「冷たく“無い”と言い放たれて電話を切られた。
私はこれ以上わかりません」とのこと。
まぁジタバタしたってないものはないんだから仕方ないけど、
ただ単に、ここのスタッフの“直接お金にならないサービス”に
対する対応の真剣味のなさを
実感するだけの結果となりました。
ほんとそのへん3年前とちっとも変わって無いっつーか
むしろ更にひどくなってる気がする。
一連の流れからワタシがスーダンへ行くと悟った上層部スタッフ(おそらく経営者のエジプト人)が
「ここでスーダンポンドに両替できるよ、
国境に両替はないから多少持っておいた方が良い」
と言って来たので、考えさせてもらうためにレートを確認。
彼はハッキリした口調で『US1=4.6スーダンポンド』と言った。
スーダンは、闇両替の国である。
だからネットでレートを調べても、何の役にも立たない。
正規両替は損をするだけだ。
だからネットや現地でクチコミ情報を探すしか、
闇レートを確認する方法がない。
この時点でワタシは闇レートに関する情報がゼロだったため、即答せず両替を見送った。
過去の経験からして、国境に両替屋はなくとも両替商はいる。
ボリやごまかしなどのリスクは高いけど
自分次第で防げるし、
たったひとつしかない情報に決断を下してしまうことの方が
尚早だと思ったのです。
これがのちに大きな決断となる・・・。
ガイドブックにはないけど、
安宿のビルから徒歩圏内のトルゴマーンバスターミナルからも
アスワン行バスは出ている。
毎日17:00発で110ポンド、所要17時間半。
このアッパーエジプト社の長距離バスは
地元人も使いたがらないことで評判と聞いていたが
旅人目線でいえば申し分なく移動できる普通のバスだった。
このバスターミナルからもうざいタクシー客引きを蹴散らして
乗り合いのミニバスへ。
目指していた宿がつぶれていたけど、
代わりになりそうな宿を地元人が紹介してくれて
“ユースホステル”という看板を掲げる、
絶対協会加盟だとは思えない胡散臭い宿に宿泊。
30ポンド(=約420円)とアスワンの安宿物価と比較すれば高いけど、個室で冷房付きなので良しとしよう。
今回はちょっと贅沢な娘ですがママ許して!笑
荷物を置いたら真っ先にフェリー会社のオフィスへ向かう。
ベニス細川家のスタッフ情報では「土曜日はオフィスが閉まる」と聞いていたのに、普通にやってるし・・・
そこで体験談ブログでよく登場するMr.SARA(男性)が登場。
アスワンでフェリーチケットを買う場合、
この会社の英語話者が彼しかいないので
彼が外国人対応窓口として、
バックパッカーの間では非常に有名なのです。。。
一部で「当日のキャンセル待ちが出た枠にMr.SARAは全員女性を優先した」という情報もあったので、出来るだけ可愛らしく
『あのぅ・・・次の月曜のフェリーチケットまだありますか?』と言ったら、超アッサリ「イエス!行きのスペースを確保できるよ!」という意外な返事!
やっぱり!
あんな利益最優先のクソ日本人宿の言うことを真に受けずに
チャレンジしてみて良かった!!
ただし
「チケットの発行にはビザナンバーが絶対条件で、
今は予約番号だけ出してあげるから
明日領事館でビザが取れたらチケットを正式発券できる」
とのこと。
もうほんっっっっっとに嬉しかった~。
17時間のバス移動で1週間待つ覚悟固めてきたから、
ホントにホントに嬉しかったぁ!!
すっかり上機嫌となり、ランチを贅沢マックで過ごしていたとき。
(ラマダン中のため日中は他の安レストランは開いていない)
気がついたらオリンピック番組が流れていて
サッカーの日本対エジプトのゲームがやっていた。
私が座っていた席は偶然にもテレビ画面の近くで、
数人の人が注目している。
1-0で日本リードの後半戦。なんと日本が2点目を決めた!
・・・気まずい。だってここはエジプト。
マックの客で東洋人は今ワタシだけ。
サッカー中継を一緒に見てるとなれば、
対戦国の日本人であることは容易に想像がつくだろう。
残りの時間考えてももう日本が勝つだろうな~と思った
その瞬間、
なんと3点目のシュート!
・・・あまりの気まずさにワタシは店を出たのだった。笑