2013年11月11日
2012/08/07(火)~08(水):第102カ国目スーダン
やっぱりここカリマでもレジストレーション(滞在登録)が必要。
宿のおっちゃんが地図をくれて、この道を5ブロック行くんだよ~というのでその方向に向かうも、未舗装道路が多すぎて
どこがブロックなんだかわからない・・・。
近くの民家のおじさんに聞いたら「こっちの道をあの辺まで」的に指差してくれたところがこれまたワタシは全くわからず
「えっ…どこ、あれ? ん、もっとあっち?」みたいに言ってたら
なんと自家用車に「乗れ!」と言って、400m程の距離を送ってくれました。
もちろん金銭的な要求もセクハラも何もない、ただの親切。
手続きをするポリスは全く英語を話せず、
たかだかパスポートとビザの情報、渡航目的・前はどこから来たか・次はどこへ行くか
これだけの情報のやり取りで戦うこと20分・・・
そのあとは世界遺産であるジェベルバルカルを目指して歩き始めました。
街から徒歩30分の距離だという情報だったので、地元民に方角だけ指差してもらい、なんとなく歩けばつくだろうと、
とりあえず向かってみました。
ただ、この村ほんっとぉぉぉに田舎で、
ワタシみたいな東洋人女は目立ってしょうがない。
歩いていると、老若男女みんな興味津々の笑顔で挨拶してきます。
そのうち、トロトロ走っているトゥクトゥクが止まって“おいでおいで”してる。
ワタシ呼んでないよ?といったけど、
いいから乗れ乗れ~と言って、ワタシだけじゃなく
近くにいた地元民歩行者も2名ほど巻き込んで、
なぜかみんなでトゥクトゥクに乗っている。
一人地元民が降りると、どこに向かってるのー?と言われ
ジェベルバルカル見に行くんだって言ったら、
オッケー任しとけ~とそっちへ行くことに。
別に歩けるんだけど・・・
まぁ日差しも強いし、料金請求されたら軽く払っても良いかぁ
と思いながら3人で雑談。
15分ほどしてここだ、と言われ降ろされたあと
2人は料金を請求するそぶりを全く見せず、
話せて楽しかった、またね~と当たり前のように去って行った。
らしき方向に歩き始めるワタシの視界に、ロバとともにひとりの地元民登場。
砂漠にひとり、その姿があまりにカッコ良くて、ついシャッターを切ったら止まってポーズ!
そしてアラビア語全開で何言ってるんだかわからないけど、
おそらくジェベルバルカルの説明と、どこから来た的なワタシに
対する疑問と、楽しんで!という歓迎の心を頂きました。。。
すごすぎるんですけど。
スーダン人の親切さと歓迎っぷり。
まだこの国は2日目。
だけど、この親切心っぷりは、イエメンもイランも越えているかも・・・。
ジェベルバルカルは遺跡&ピラミッドのほかに壁画みたいなのもあるらしいんだけど、そこには鍵が掛かっていて、
その鍵を持っている人が近くにいなかったので見れず。
遺跡部分は無料なので、ぐるっと一周。
他に観光客が一人もいないので、
夜は外の方が涼しいくらいに気温が下がるものの、
部屋の中は空気がこもって超あっっっつい!!
地元民はみんなベッドを屋外に運び出して外で寝てる。
ワタシもそうしたいところだけど、このカリマは既にマラリア汚染地域。
予防薬を飲めないワタシにそんな油断は許されない・・・
電力が充分でないこの田舎町ではいたるところから自家発電モーターの音が聞こえる。
見知らぬ東洋人にも当たり前に優しい屋台おっちゃんが作る食事は10ポンド(=約133円)。
なんでもない1日だったけど
なんだかものすごく特別な1日だったような、
ものすごく素敵なカリマでの経験でした。。。