ロシア/第62カ国目
2010年11月14日
2010/10/09(土)~10(日)
モスクワ再来。
朝5時に着いて9時くらいまで街が動き出すのを待って、前回と同じ宿へ。
受付で部屋ある?と聞くと、即答でYES!!でもチェックインは13時だから というので荷物だけ置いて観光へ。
この日はかなり久しぶりの晴天観光になりました☆
モスクワ観光の定番:赤の広場とポクロフスキー聖堂。
こちらもモスクワ観光の定番:クレムリン。
どの施設に入りたいかでチケット&値段が変わるんだけど、その表示がわかりにくい!
5分くらい案内板と戦ってもわからず売場のおばちゃんに聞いて言われるがまま購入。
10時のオープンとほぼ同時に行ったのに、入場のための列がついてた。
まぁ確かにコレは観光の定番になるよね!って納得のいく素晴らしいものでしたよ。
近くの聖キリスト教会にも寄り道して
観光に一区切りつけてホテルへ戻ったら受付が変わってて、なんと!満室だと言い出す。
いや、今朝受付した彼は13時になったら空くっていってたんだけど!と言うと「それはmeybeでしょ。満室だから無い。」の一点張り。
無いものは仕方ないから近くにホステルが無いか尋ねても「いっぱいあるんじゃない?」みたいな感じで、大して親切じゃないのがまた腹立たしい・・・。
そのうち「あまりしつこいと警察呼ぶわよ!」とキレ出す始末。
こっちに非はないから勝手にすればいいけど、それより今日の宿なんだってば!!
・・・とそんなこんなしてる間にそいつもだんだん丸くなってきて、近くの知ってるホステルに電話して空きがあることを確認、地図くれて場所も教えてくれた。
ただし清掃員のババアの態度があまりに悪くて最後中指立ててきてやったけど。
約1ヵ月半の旧ソビエト諸国+東欧の旅を終えて、いよいよフライトで台湾へ。
発見当初からずっと狙ってたAirchinaの[モスクワ→北京乗り継ぎ→台北]ってフライトは発見当初は5万円代後半だったのに、しばらく様子を見てたら4万5千円まで落ちたからチャンス!とばかりに買ってやった
格安航空でもないのにこの長距離を無駄のない乗継時間で移動できてこの金額って上出来でしょう♪
あーやっと寒い地域から逃げ出せるわぁ。
2010年10月31日
2010/09/19(日)~20(月)
朝7時頃に到着したサンクトペテルブルグのラドーガ駅はまだ真っ暗。
日曜日ということもあり、メトロはかなりスカスカで大助かり。
モスクワのように宿に苦労する事も無く、すんなりと宿を確保して早速観光へ。
今日も旦那様の晴れ男パワーは通じず、雨のぱらつく天気となりました・・・。
まずは一番の見どころとも言える血の上の救世主教会。
ここは高くても見る価値があると思えるくらい、確かに立派でした。
せっかくカラフルな外観だからどうにかして青空との一枚を撮りたかったけど・・・残念。。。
軽く、カザン聖堂の前を通って
次は血の上の救世主教会と並んで評判の高いイサク聖堂へ。
ここもたしかに立派だったけど、個人的には血の上の救世主教会の方がなんか好き。
翌日は近郊のペテルゴーフへ行きました。
カザフからの鉄道で一緒だったおばちゃんたちに進められてルートにいれてみたけど正直そこまででもなかった。
中でも「???」だったのが、13:00と15:00に開催されるというイベント。
大々的に看板まで作って宣伝しているわりに、ただ単に水が放射状に降り注ぐだけというものすごいチープな作り。
にもかからわずヒューヒュー言いながら見てる小学生団体や、ビショビショになりながら水のシャワーの中を走り抜けるおばちゃんたちが我々は全く理解できなかった・・・。
次は入場料高額と評判のエカテリーナ宮殿。
近年「琥珀の間」が公開されてから観光客に大人気で入場制限が設けられたほど。
我々みたいな個人客は決められた数時間の間しか入場が認められていない。
市内には琥珀の間のツアーが溢れてるから簡単に申し込めるけど、個人でも500P(=約1450円)/perの入場料が団体ツアーだと700P(=約2030円)/perに跳ね上がるというからオドロキ。500Pですらどうしようか相当迷ったのに!
ロシア政府は外国人相手に本っ当にボロイ商売してるよ。。。
大ブレイク中だという琥珀の間は撮影禁止なので、写真は有りませんが。
サンクトでは「ヨールキ・パールキ」というロシア料理のファミレスで地元料理に挑戦。
歩き方には庶民的価格で郷土料理が楽しめるってあったけど・・・正直、味はひどかった。
左上から順に、ビーフストロガノフ・ペリメニ(ロシア風餃子)・ジュリエン(茸のクリームスープ)。
もう1品さらに美味しくないものを加えて、3000円ちょい。
まぁぁぁぁ2度と行かないよね・・・自炊が一番。
いくら味のポテチの方が美味しいくらい。
ロシアでは近年日本食がブームらしく、ヤキトリがロシア語化して通じる言葉になってたり街を歩いてても寿司の看板がいたるところにあって日本食屋が溢れてるけど、そりゃあんな料理食べてたら日本食に感動するのも無理は無い。
2010年10月30日
2010/09/17(金)~18(土)
モスクワを17:30頃出発した列車はほぼオンタイムの8:50頃ペトロザヴォーツクに到着。
・・・さむい。
約15時間北上した上にお日様が出ていないのですから当然でしょうけど・・・さむい。
ここに来た目的は世界遺産の木製教会を見に行くため。
それはキジ島という湖に浮かぶ島にあるんだけど、地球の歩き方には“シーズン中は往復の船の予約が絶対必要!”とあって、当日手配ができるかカナリ不安だったので駅の切符売場であたしが荷物を見張っている間、旦那様が船着場へ行ってフェリーチケットの有無によって次に移動する鉄道チケットの日付を決める事にした。
しばらくして旦那様が戻ってくると
「チケットオフィスは8~20時で営業してるみたいだけど、超ガラガラで誰もいなかった。しかもこの時期は減便するから11:30の1本のみだって。余裕で確保できた。」とのこと。
ならば今度はあたしの出番。
いつものようにロシア語メモ作戦で鉄道チケットの確保を試みるも、サンクトに向かう列車は1本しかないと言われ(ネットで調べたときは他にもあったはず)今夜の便は残念ながら満席・・・仕方無しに明日のチケットを確保する。
(駅には荷物預があるって聞いてたけど、どうやら夏季だけらしくシャッターが閉まってた)
しかしその間にもどんどん天気は崩れてきて、ホテルに向かう頃には完全に雨模様。
そのうえ風も強くて暴風雨みたいになってきた。
う~ん・・・この状態で観光するの?と、ふたりで疑問になってきて、しかも明日の夜行便で移動に予定が変わったなら、今日はこのままホテルで大人しくして明日観光したほうが時間を有効に使えるって話になってイチかバチがチケットが明日に変更できるかチケット売り場の姉ちゃんに聞いてみると、英語が話せないながらもなんとか親切に対応してくれた。
翌日はいよいよキジ島観光!!片道約1時間の船旅。
とにかくお高いフェリーチケットは往復で1990P(=約8670円)/per。
そのうえ入島料は別途で625P(=約1810円)/per。
ロシアの観光にかかるお金はハンパじゃない・・・。
うちの晴れ男に晴れを予約しといたけど、雨こそ降っていないものの空模様はいまいち。
それでもやっぱり圧倒されるね~。。。
天気が晴れだったらもっと良かったのにな。
この木製教会は釘を一本も使わないで作られているとか。
だから世界遺産の早期修復リストに入ってるんだけど、専門家たちも当時の技術を未だに解明する事ができなくて修復のしようが無いらしい。。。
近くを歩いていたら、こんなものを発見。
なるほど、こうやってこの↓タマネギを作ってるのね・・・と関心。
このキジー島観光は行きと帰りのフェリーチケットがセットになっているから観光が早い人も遅い人も強制的に島の滞在時間は3時間って決まっている。
よほど島の奥に行こうと思わない限り、相当時間を持て余します・・・
我々はそれも予測してお弁当を持参、ベンチに座り白飯に日本から持参したふりかけでピクニック気分で時間を潰しましたがそれでも全然持て余してた。
夕方にペトロザヴォーツクに戻ってきてからはホテルのロビーで時間を潰してから鉄道駅に向かったんだけど、夜はまぁ寒い!!息が白いどころの騒ぎじゃない!!!
逃げ込むように汽車に乗り、22:57発の夜行でサンクトペテルブルグへ向かったのでした。
2010年10月29日
2010/09/15(水)~16(木)
ほぼオンタイムでモスクワ・パヴェレツ駅に到着。
とりあえず最初にATMを探して現金を作り、明日ペトロザヴォーツクへ移動するための夜行列車の切符を手配する。
いつものようにメモ作戦だけど、何かを尋ねられても全然分からん。
とりあえず希望通りにGET。 だんだんロシア語で鉄道のチケットを買うのも慣れてきた。
以前メキシコで出会った旅人からうちの旦那様が「世界一周で初めての国がロシアだったけど・・・寒いわ、物価高いわ、人は冷たいわ、店はやってないわで本当に孤独だった」って話を聞いてたから、それなりの覚悟をしてきたつもりだったけど、我々的には全然そんなことはない。
彼らはただ英語を解さないだけで、道を尋ねれば教えてくれるし、対応は普通。
ソビエトが崩壊して社会主義が終わってからは国も豊かになって、余裕ができたのかな。
先進国/豊かな国と発展途上国/貧しい国は金銭的な問題も起因して心に余裕が無くなる
例えばインドのような国がいちばんめんどくさい。。。
ところで本来ロシア入国に当たっては、全ての移動交通機関とホテルの宿泊予約を確保する必要があるのだが、当然現地で手配するのと日本にいながら手配するのでは料金が雲泥の差になるのはいうまでもない。
我々は別ルートでビザを手配したため、全ての予約が一切無くまずはホテル探しから。
満室で断られたり、目の前まで来てるのに門が開かなかったリで苦戦すること2時間
やっとモスクワでの宿を確保した。
中央アジアが真夏ど真ん中だったから9月のロシアの寒さにビビッてたけど、着いてみると初日のモスクワは晴れていたこともあって長袖を羽織るくらいで済んだ。
今までの中央アジアですら宿代が高いと思っていたけど、ロシアはドミなのに700ルーブル[P](=約2030円)/perと頭の痛い物価でまたしても我々のマック漬け節約食事生活の日々が始まりました。
ロシア庶民から安いと称されるマックですら、飲み物抜きで600円/perほど・・・。
あぁこの先がおそろしや・・・。
ロシア最初の観光はノヴォデヴィチ修道院。
このタマネギ教会がイメージ通りのロシアって感じ!!
次はモスクワ近郊のトロイツェ・セルギエフ大修道院。
最後は予定より少し時間が余ったので、観光客が絶対に訪れる赤の広場に寄り道。
記念撮影してみました。すっごい外国っぽい感じするでしょ?
が、あたしの格好があまりにダサイ・・・。
言い訳させてもらいたいんだけど、この格好は旅仕様なのです。だからまず第一に必要なのは「手絞り洗濯でも乾きやすい服」であること。
且つ「経費を圧迫しない値段」であること。
発展途上国ならどうでもいいけど、ヨーロッパの雰囲気が漂うこのへんでは結構ハズイ。
そんなこんなで10/10にモスクワから台湾へのフライトチケットを既に確保しているのでここにはまた戻ってきます。
モスクワ観光の続きはその時にまた。。。
2010/09/12(日)~15(水)
ウズベクの国境を抜けると、カザフの入国審査は簡単。
ただ、ウズベクの出国審査のときに提出した税関申告証明を出せと警官にからまれてさっき提出して来たんだから無いよ。と言うと、我々のパスポートを見ながら賄賂のジェスチャーをしだした。
あーこれね、元社会主義国の評判の悪い警官の賄賂請求って。
その場ですぐパスポートを取り返し、無視して入国審査の方へ立ち去った。
ウルムチからアルマトイに入国したときには頼んでもしてもらえなかった滞在登録が今回は何も言わずともされていたようなハンコが押されていた。
まぁでもまた5日以内に出ちゃうから無くても支障はなかったんだけど。
外に出ると、いつものタクシー客引き合戦。
我々はシムケント行き乗り合いバンに400テンゲ(=約240円)/perで乗って(ボり価格かどうかは不明)、1時間半ほどでシムケントのどこかに降ろされた。
そこから鉄道駅行きの公共バスに乗って、今晩発のモスクワ行きの鉄道切符を購入。
これから3泊4日、65時間の鉄道の旅。
そうはいってもこの移動は非常に快適なもので、楽勝だった。
寝台車だから夜は横になって寝られるし、周りのカザフスタン人は言葉が伝わらなくても果敢に話しかけてくるから対応に困るときもあるけど、基本的にはすごく親切で「日本から来た」、「今はモスクワに向かっていてそのあとサンクトペテルブルグに行く」、「ロシアのあとはバルト三国に行く」などと苦労しながらでも会話しておくと、のちのちパスポートコントロールなどで警官が乗ってきたとき何を言われているかさっぱりわからなくても、おばちゃんたちが全て代弁して答えてくれるし、荷物などに難癖をつけられてもかばってくれたりする。
食堂車があるかどうかは確認しなかったけど、車内には熱湯サービスがあるので計算してカップ麺などを持ち込むのがオススメ。
現地人たちはハムやパンなどをタッパーなどに持参してたけど、暖房のきいた車内では若干傷みが不安かも。もちろん飲み水の用意もお忘れなく。
電源は取れないから暇潰しの方法を考えておく必要がある。
トイレは荒れる事もあるけど、停車時以外はいつでも使えて手洗い用の水が切れることもなかったし、その水を利用して歯磨きも完璧にできた。
車窓から見えたカザフスタンの景色は初日に乗ったときも、2日目の午後も、3日目の午前も、ずぅぅぅぅっと一緒だった。
これぞまさにイメージ通りのカザフスタンって感じ。
なんにもない草原が何百キロにもわたって延々と続く。ずぅぅぅっと草原。
どこからともなく「今日の世界の車窓からは、カザフスタンからお送りします」なんてアナウンスが聞こえてきそう。
狭い日本じゃ65時間鉄道で移動するなんて考えられない。
そんな経験は今日限りなんだろうなーと思いながら、鉄道の旅を楽しんだのでした。
下記は中央アジア鉄道情報[2010年09月時点]です。 ご参考に。
[日本円1円=カザフスタンテンゲ0.6テンゲ]
◆アルマトイ→シムケント
09:29発→20:09着
10:59発→20:42着
14:54発→04:45着
16:08発→06:18着⇒開放寝台1900テンゲ
16:50発→06:52着
17:37発→11:24着
◆アルマトイ→モスクワ・パヴェレツ駅
偶数日の5:50発→3泊4日10:57着 約80時間
開放寝台:21864テンゲ(約13,118円) 個室寝台:35812テンゲ(約21,487円)
別途45テンゲ必要?(ロシア語で書かれたので解読不能)
◆シムケント→モスクワ・パヴェレツ駅 ※アルマトイ始発
偶数日の19:35発→3泊4日10:57着 約67時間
開放寝台:18738テンゲ(約11,243円) 個室寝台:30110テンゲ(約18,066円)
別途シーツ代?:250テンゲ(窓口でチケット購入時に徴収)
◆シムケント→モスクワ ※ビシュケク始発
火・木・土の1:06発→3泊4日13:58着 約63時間
開放寝台:21985テンゲ(約13,191円) 個室寝台:36192テンゲ(約21,725円)
[2000ソム=US1=88.3円 @1ソム=0.044円]
◆タシュケント→モスクワ ※タシュケント始発
火・木・土・日の20:05発→3泊4日15:00着 約71時間
開放寝台:372000ソム(約16,368円) 個室寝台:620000ソム(約27,280円)
別途シーツ代等は不明
◆タシュケント→シムケント
水のみ 17:20発→01:50着 約7.5時間
開放寝台:60000ソム(約2,640円) 個室寝台:不明
別途シーツ代等は不明
◆タシュケント→サマルカンド→ウルゲンチ
月・金19:15発→火00:13発→13:07着
サマルカンド→ウルゲンチ間は、開放寝台:29000ソム(約1,305円) 個室寝台:不明