2017年08月16日

千年の黙 異本源氏物語/森谷明子

こちらも図書館で出会いました。

表紙から平安時代の話だと分かったので、平安時代好きの妹にどうかなと思って最初のページをぱらりと読んでみたところ、ぐいぐいと引きこまれて「うむ、まずは自分が読もう」と決意するに至った次第でございます。


*あらすじ*
帝ご寵愛の猫はどこへ消えた?
出産のため宮中を退出する中宮定子に同行した猫は、清少納言が牛車に繋いでおいたにもかかわらず、いつの間にか消え失せていた。
帝を慮り左大臣藤原道長は大捜索の指令を出すが――。
気鋭が紫式部を探偵役に据え、平安の世に生きる女性たち、そして彼女たちを取り巻く謎とその解決を鮮やかに描き上げた絢爛たる王朝推理絵巻。
***


あらすじの通り、紫式部が彰子に使える前の時期を舞台にして、その女房にあたる少女の目線を主に展開されていくミステリーです。

平安時代らしく、人々が奥ゆかしいが故の謎や歌に隠されたトリックがあり、その合間に雅な暮らしの様子が描かれている一冊で色々とおいしい小説です。

特に感動を狙ったような筋書きではないのですが、読んでいる最中何度も涙があふれそうになりました。
本音という名の熱いものを必死に秘めて生きている人たちが愛しくおかしく、そのままならなさの中に美しさとか悲しさを感じました。


また、大きく分けて三部構成となっているのですが、確かな時間の流れがあり、登場人物の成長があり、ため息のようにひそやかに姿を消していくひとがあり…。


読み終わった時、本当に身近な人たちのありし日の姿を見たような懐かしい寂しさを感じました。


人物描写もさることながら、平安時代に関する知識もふんだんに盛り込まれています。
私自身があまり詳しくないのであれなのですが、筆者が本当に平安時代とそこに生きた人々、そこに生まれた作品を愛していることが伝わってきました。

その愛が歴史の行間を埋めながら、時折真実と交わり合って、ただの雰囲気ミステリーではない説得力のある一冊になっていると思います。



本当に良い作品に出会えました。


cronucia at 23:17|│Comments(0)

マイナス・ゼロ/広瀬正


あーもしもし、もしもし。

図書館で見かけ、タイムトリップものの金字塔だということで興味がわいて読んでみました。

*あらすじ*
昭和20年5月26日、東京で空襲が続く中、中学生の浜田俊夫は、空襲の焼夷弾火災に巻き込まれた隣家の伊沢先生から「18年後にまた同じ場所に来てほしい」という遺言を受ける。
昭和38年同日、俊夫が遺言通り旧伊沢邸を訪れると、18年間行方不明だった伊沢啓子が当時の姿のまま現れた。
彼女は空襲時、伊沢先生の「研究室」にあった灰緑色の巨大な箱の中に入っていたという。
その箱がタイムマシンだと分かり、伊沢先生が遺したノートを調査。
しかし、俊夫は一人で中に入り操作してしまい、意図せず昭和7年に着いてしまった。ほどなくタイムマシンはアクシデントで俊夫を乗せず戻ってしまう。
俊夫はタイムマシンから持ち出してあった当時の紙幣と、戦後の知識を使ってうまく立ち回ろうとするが…。
***


古い小説です。
私が産まれる前に出版されています。

最近ではあまり使われない淡々とした台詞回しの中にちらほらとユーモアが覗き、粛々としながらも軽快な作品となっています。

特に印象に残るのが、「最高に腹が立つわ」「きみ、それって最高だ」などのような「最高」の使い方の幅の広さ。
もしかしたらこれが当時の流行り言葉だったのだろうか、と思いつつも、この作品・この作家さんの場合はあえてその時代背景に説得力を持たせるための装置とも考えられる。

そう、この小説は時代背景が語るべき視点として外せない。


戦時中に始まり、18年経過した戦後の日本を経て、タイムマシンで戦前へ戻ることになる浜田俊夫。

その三つの時代それぞれが、これでもかというほどの情報量で濃厚に描写されているのです。

タイムスリップと言うと、私なんかが思い浮かべるのは戦国時代に飛ばされて教科書で見た大名に出会ったりとか、歴史的大事件の一幕に関わって誰かの命を救うため奔走したりだとか、そういうたぐいのものなのですが。

この作品の主人公が舞い降りるのは常に『その時代の何の変哲もない日常の間』であり、彼が成そうとすることも「何かを変えよう、誰かを救おう、帰る方法を見つけよう」ではなく『この時代の人間として日々を暮らしていこう』ということです。

まあ彼の場合は帰る方法に目処が立っていたからではありますが、派手な事件を取り上げていない分、その時代の情報がとても細かく詳しく描写されていて、昭和好きにはたまりません。

そして、そうやって淡々と積み重ねられてたどり着く先、全ての伏線が回収されて腑に落ちるカタルシスたるや素晴らしいです。


何気なく読み飛ばしていた部分をもう一度遡って読みなおす、そんな瞬間が何回あっただろうか。


「ええ〜いつの間にそんな関係に!?」と言いたくなる箇所もありましたが、日々訪れる無数の茶飯事と時間旅行の妙を恐ろしくきっちり書き上げた読み応えたっぷりの小説です。

読むときは頭をフル回転させ、メモを用意してて挑むべし!


cronucia at 23:12|│Comments(0)

2017年06月22日

22年目の告白 ―私が殺人犯です―

あーもしもし、もしもし。

「藤原竜也が私が殺人犯ですと言う」ということ予備知識だけを持って観に行ってきました。

*あらすじ*
かつて5人の命が奪われ、未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件。
その犯人が、事件から22年後突然みずから名乗り出た。
会見場に現れたのは、自身の告白本を手に、不敵な笑みを浮かべる曾根崎雅人という男だった。
顔をさらし、肉声で殺人を告白する曾根崎の登場にネットは熱狂!
賛否両論をまき散らしながら本はベストセラーに。
それだけでは終わらない。
マスコミを連れての被害者遺族への謝罪、刑事への挑発、そしてサイン会まで。
その全てがあらゆるメディアを通じて発信され、SNSで拡散されていく。
それは、日本中を巻き込んだ新たな事件(ゲーム)の始まりだった……。
(公式サイトより)
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cronucia at 18:11|│Comments(0)

2017年06月13日

〜NEWS LIVE TOUR 2017 NEVERLAND@東京ドーム〜


あー、もしもし。もしもし。


行ってきましたー!!

初めての東京ドーム!

しかもオーラスだああああ〜〜〜〜。


モニュメントかっこいい。
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グッズTシャツも着用してテンションマックス。
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何から書けばいい!???



はい。

スタートは勿論アルバムのテーマ曲でもある『NEVERLAND』ですよ!

まず衣装がヤバイ。

まっすー刀とか持ってたぞ…?

シゲは旗だったような…

スタンドの上の方だったので豆粒みたいなNEWSしか見てないけど、絶対かっこいいやつやあれは。円盤はよ。


そこから導入を盛り上げる最新曲たちが続き(EMMAとかEMMAとかEMMAとか)、やがて本格的にネバーランドの世界へといざなわれて行きます…。


NEWSのネバーランドは『炎』『水』『光』『陽』『音』『魔』『愛』の要素で構成されているというのがアルバム発売時から提示されていましたが、コンサートそのものも属性に分けることで、曲の一つ一つにまた新たな意味と役割みたいなものが感じられる、メリハリのあるつくりになっていました。


「音だったら…あの曲が来るかな?」という予想しながらの楽しみもあり、「そうか〜NEWSにとってはこの曲はこういう立ち位置なのね」という発見もあり。
楽しい!
円盤はよ!


加えて属性の特徴に沿った演出も物凄く見応えがありました。
特にBrightestの時のシルエットになって踊る4人とレーザーライトが激しくクロスするのがかっこよくてかっこよくて…

流れ星・ORIHIME・シリウスあたりの星シリーズでの、会場全体に星が降るようなのもほんとに綺麗だったなぁ…

I'veサウンド好きとしては、電脳系演出にはどうしても心が揺さぶられますねやっぱりね!
楽しい!!
円盤はよ!!!


そして何と言ってもNEWS4人の歌声とか表情とかパフォーマンスとかMCとか最高だからもう。

今回ソロがバラードだからまっすーのラップSilent Loveでしか聴けない〜(涙)とか思ってたらまさかのあやめですよ。

手叩いて笑ったし声振り絞って萌えた。

Silent Loveも素晴らしかったけどな!!!
もっと言うと基本好みじゃないバラードでさえまっすーの歌声ならいつまでもどうぞって気分になっちゃったけどな!!!!!!


あやめは普通に音源だけの時から好きだったけどライブも良かったなぁ〜〜シゲはどんどん自分の魅せ方を分かってきてるなぁ、しかもそれが楽しいんだろうなぁって伝わってきて今後も目が離せません。


あと慶ちゃんのニャン太ね!
音源の時から「泣くやつ」って認定してたよ。
私がだよ。慶ちゃんも泣いてたが。
ニャン太と一緒に映ってるショタ慶ちゃん可愛かったねえ…。
衣装も若干幼かったし髪の毛ちょっとクシャってるのとかむしろ「わざとだよ?」って言って貰った方が安心するレベルのあざとさ。


んん!


手越くん…w


手越くんのI'm comingはね〜〜〜エロいことしてるつもりだと思うんだけどエロいを通り越して何か笑っちゃうんだな〜〜いつもいつも。
やりすぎ手越可愛いよねほんと。
全力手越が愛しいよね全く。



属性で区切られてるせいかほんと2時間半があっという間で…。




U R not aloneの時、我々にコールを求める4人の真剣な表情を見たか。

「今日はみんな一緒に楽しんでってね〜(ハァト」じゃなくて「意地でも楽しませるから全力でついてきてくれ!(迫真」っていうあの表情を見たか。


私は見たよ。



そして知ったのさ、ここがネバーランドの始まりだってことをね…。



最近手越くんに関してよろしない記事が連続したことで、ファンもとても苦しんだと思う。

私自身は、ビジュアルとパフォーマンスをしっかりしてくれればプライベートで何をしてようが世間からのイメージが悪かろうが問題ないし、本人が恐らく絶対の信頼を置いていた交友関係(ちょっと広げすぎたよねこれね)で足元をすくわれてさぞかしショックだろうという気の毒な気持ちが強いのですが、これはお花畑ファンに分類される思考だろうという自覚はある。

当然多くの人は怒ったり悲しくなったりしてたわけで。


そういうことも含めて今回の東京公演は演じ手と受け手の間に複雑な感情がせめぎ合ってのスタートだったと思うのですね。


結果彼らはこれ以上なく見事なパフォーマンスを見せてくれて、最後は会場が一つになることが出来たんではなかろうか!?どや?


これで全てが払拭されたわけではないし、『コンサートで泣いた』って一部分だけ取り上げられて自業自得だの辛いのはお前だけじゃねーぞだのいつまでお涙頂戴グループやるんだだの飛び交う日々が続くだろうけど、会場全体で合唱した瞬間が現実として確かにあったことは双方覚えておこうぜと思います。


そしてまたビジュアルと歌声を超管理してなるべく沢山テレビ露出してくださいよろしくお願いします早速ロスってます。


切実に円盤が待てないよ!!!


それにしてもコンサートの後のドームホテルってこんなことになっているんですね!
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写真わかりにくいですけど、窓に『ありがとう』とか『NEWS』とか外から見て分かるように電飾(?)でデコレーションされてるんですよ!

この文化は知らなかった〜



初めてジャニーズショップも行ったし…



初めてbillsのパンケーキ食べちゃったし…
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初めて明治神宮行ったし…
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いやほんと、いい思い出になりました。


明日から頑張…れない。




円盤はよ…!


cronucia at 17:31|│Comments(0)

2017年06月04日

蒲郡オレンジパークでメロン食べ放題してきた話


父の職場でそのような催しがあり、我々も参加して良いとのことだったので、母と二人で父に便乗して行って参りました。

途中立ち寄った刈谷ハイウェイオアシスにて、ツバメの巣を発見。

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この写真はアホほど分かりにくいですが、小さなクチバシが沢山並んで動き、親鳥を待ち構えていましたよ。


蒲郡オレンジパークに到着。

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集合している職員さんの多くが子供連れで、若い家族特有の賑わいを見せていました。
父は若く見えるが、ひょっとしてこの中では一番年上なのでは…と思うと、自分たちが幼い頃、あっち側だった父のことを思い出して少しさびしい気持ちになったりした。まあ、今も負けず劣らず元気なんだけどね。


このオレンジパーク、何と売店の中に小さいフクロウがおります。
自分の姿が思い切り透明ケースに映り込んで景観を破壊しているので動画は載せませんが、生のフクロウを間近で見るのは初めてで、その愛らしさにホウとため息が漏れました。フクロウだけに。


まずは昼食タイム。
オレンジパーク内の食堂へと案内され、四人一組で一つの鉄板で焼肉を焼く。
ドリンクは飲み放題だったのですが、注文を受けてくれる従業員のおじさんが目を白黒させながら行ったり来たりしており、気軽に注文できない雰囲気を醸し出していました。
ごめんねおじさん忙しくて…日曜日だからね。


また案内されるままに歩いて行くと、テーブルの上にずらりとカットメロンが用意されている場所へ。
食べ放題なので時間内で好きなだけどうぞとのことである。

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聞けば、メロン狩りだと思って来た(し、実際最初はその予定だったようだ)が、要望が多かったのでメロン食べ放題に変更になったのだと言う。
まあ涼しいところで甘いメロンを労せず食べられるのだからこんなうまい話はありません。


その後またまた場所を移動し(と言ってもオレンジパークの敷地内を移動しているだけなのだが)、今度行きついたのは未熟なデラウェアぶどうが上から垂れ下がるビニールハウスの中。
椅子やテーブルはなく、野ざらしの地面に用途不明なパイプがごろりと転がっていたりして、全く人間を歓迎していないスペースだ。
ここでビンゴ大会をやるという。

まあ別にカードに穴をあけるくらい立ったままでも出来るわけだが、とにかく熱がこもっていて暑い。
先ほど目を白黒させてドリンクの注文を取っていた従業員のおじさんが「風通しはばっちりですので」と言っていたが、閉会のその時まで我々の髪はそよとも揺らぐことはなかった。


ビンゴの結果ですが、うちの家族は誰も何も当たらず。
産まれてこの方、ビンゴでいいところまで行ったことなんてほとんどないのです。
よく「夢は叶うまでが楽しい」なんて言いますよね。
ビンゴも一緒。
景品を貰う瞬間ではなく、カードに穴を開けている時間が楽しいの。


それにしても、本当に本当にいい天気だったので、ちょっとくらい暑くてもひとたび外を見れば気持ちいいなーと思える景色が広がっていて、楽しい一日になりました。



おわりやで。



cronucia at 18:08|│Comments(0)
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