記録的な暑さで夏日が続いた10月初旬だったけど
昨日あたりから急激に気温が下がったね。
今夜はまた台風、ざぶざぶ雨が降ってます。
みなさん気をつけて。

さて、めちゃ濃いぃ〜先週の週末でした。
思うところを少々、書いておきます。

土曜日、『Go for Broke! ハワイ日系二世の記憶』 
という映画の上映会を見に行きました。

20131012_東建ホールGoForBroke上映会
 
最初は日曜のセンチ40周年野外コンサートを見に
土曜の夜に新幹線で名古屋へ行くつもりだったんだけど、
金曜の深夜のクルマに相乗りさせてもらえる事となり

「ほんならおいでよ」「ほんなら行こうかな」って運びになり。
日本人の歴史について見識を深めるいいチャンスかな
仕事に役立つこともあろうかな、
ぐらいの軽い気持ちで行ったところ、これがまぁ、自分にとって

と・ん・で・も・な・く、素晴らしい贈り物でありました。

そんなもんだよね、こういうのって予期せぬ方向から来るんだ。

映画についての詳細はリンクを参照いただくとして、
まず、ものごとは「それを体験した人が語る」という事、
そして、「それを語っている人の姿を見る」という事が重要だ
という事について、あらためて感じ入りました。

話の内容というのは、受け取る側の文化的背景や感受性によって
受け取り方が違ってくる可能性がある。
それは、それでいい。
文化という範疇で捉えるなら、ひとつの正解ってないんだ。

 しかし、以前にも書きましたが、
広島で地元のじいちゃんとドーム前のベンチで座り込んで
延々と長話をして体験談を聞いた「僕の体験」。
僕にとって、あれほどインパクトの強い原爆の話は
後にも先にも、たぶんないと思います。
あのインパクトは、原爆資料館へ
なんど足を運んでも得られないと思う。

そこで何を感じるか。
重要なのは、そこんとこだと思うんです。
何人死んだとか、言わんや何年に何が起きたとか、
それは背景であって、肝心なのはそれではない。
 語る人の姿を見るとき、その人の後ろには
膨大な「思い」があって、それが見え隠れするのがわかる。
そこに、感じるものがある。
言わば、見えないものが見える瞬間がある。
そこが肝心なところ。

米国人として生まれ、米国の軍隊に従軍した
ハワイ日系二世のじいちゃん達から
どうやってそれを引き出すことが出来たのだろう?と思った。
「コミュニケーションの本当のこと」だとか、
あるいは、平ったく言って、米国人に対して
日本の歴史を語っている自分の立場からして、
どうしてもそれが聞きたくなった。
こうなるともう僕は自分を止められない。
お忙しいところたいへん申し訳ないと思いながら、
上映会の後、ロビーで松元監督に質問させて頂いた。

そこで「恥」というキーワードを聞いた。

親の世代に恥をかかせるわけにはいかなかったという思いがある。
であるならば、この事を伝えずに
居なくなるわけにはいかないという思いにも繋がる。

日米文化比較のひとつの言い方に
「恥の文化」と「誇りの文化」というのがありますが、
これらの真っ只中に彼らは居たのかなと想像します。
日本人としての恥の文化。
米国人としての誇りの文化。
その両方を、不幸にして「戦争」という時代の中で
体現した日系二世の人たち。 

そのことを、見ず知らずの自分に語ってくれた松元監督の
その語る目の光にも、僕は日本人の歴史の今を感じた。
そして、この映画にかけた監督の情熱を感じた。
この情熱が、じいちゃん達からここまでの話を引き出したのだろうと思った。
その総体として、とても素晴らしい自分の体験とすることが出来た。

ひとりひとりの語り部に思いを馳せ、消化するのに数日かかりました。
たいへんに得難い時間を頂きました。
上映会の実行委員会のみなさんの情熱にも大・感謝・です。
本当におつかれさまでした、ありがとう。

さて、本物の日系ハワイアンの歌を聴きながら
土曜の夜は更けて・・・

日曜、めっちゃ場面は変わります。
いや、若干、つながっているのか・・・?

 子供の頃、アメリカは「憧れ」であり、「かっこいいもの」だったな。
米英の洋楽にかぶれて育った世代ですから。
それは、約10才年上の兄貴たち世代にとっても、同じだったと思う。 
いや、憧れ度はもっと強かっただろうな。
 
20131013_愛知県森林公園

日曜、晴れ渡った青空の下、結成から40年経った
ニッポンのアメリカンロックのスタンダード、
センチメンタル・シティ・ロマンス、野外コンサート。

なにしろ結成以来、一度も解散せずに続いているんだからスゴイ。
実はそのつど解散しては再結成してたんだけど
公に宣言してなかっただけ、という笑い話もありながら。
 
ニッポンのアメリカンロックってどういうことだ?
と、センチを知らない人が読んだらそう思っちゃうだろうけど。
40年も続いてるからにはそういうスタンダードだと言って
もはやまったく差し支えないでしょう。 

 米国の音楽が好きで、ひたすらやって来たら40年経っちゃった。
と、ご本人たちはそう言う。
 いやいや、実際にはそんな簡単なもんじゃないはず。

だけど、そこんとこを飄々と
「えんでにゃ〜の」="Take it easy"ってことで
こうしてやれちゃうのがセンチとその仲間たちの素晴らしいところ。
このゆったり感とあったかさをお客さんと共有できるロックバンドは
日本にはセンチ以外に存在しないと断言出来ます。

だってねこのコンサート、これだけの規模で、無料なんですよ。
 すごいよね。
ここでも、スタッフの情熱には頭が下がります。
企画運営そしてコンサート当日のスタッフのみなさん
本当におつかれさまでした、ありがとう。

そして、4時間ぶっ通しで演奏してくれた
兄貴たちにも、もちろん感謝。ありがとうセンチ。 
見に行けて、本当によかった。
途中あまりに気持ちよくってちょびっと寝ちゃったけど。
それも含めて、いいコンサートだったんです。
そういう風に、のんびりコンサートを見たかったわけだから。
その懐の深さと広さがオリジナリティーとしてあるわけですね。
言い訳じゃないよ。(笑)
 
 誰しも自分がオリジナルなんですよね、結局のところ。
 それをあらためて感じることが出来たのも、本当によかった。

昼間の日差しはちょうど気持ちいいぐらいで
野外コンサートとしてはバッチリでした。
 日が落ちると少し肌寒くなって。

このあと秋が深まって来ますね。
 こちらもまたぼちぼちっと動き出しましょうか。