あすなろの木(一歩一歩進む)

おもに障碍と雇用について、感じたことをメモしています。(2011年まで民間企業で知的に障碍のある人の雇用担当でした)息抜きでは有りませんが、最近読んだ本・CD等も紹介しています。(2006年2月7日、初記事掲載)

東京都知的特別支援学校高等部からの新卒採用

評価で就業に耐えると判断できれば、ハローワークに「高校新卒求人」をします。
規模の大きなハローワークには、障害者専門援助部門に高校新卒求人用の求人表があります。
記載事項に沿って記載した求人票を持参(当日の記載も可能だがハローワークとの相談の機会を利用しあらかじめ用紙を入手し記載しておくほうが間違いが少ない)して、所轄のハローワークを訪問し提出してください。

ハローワークで内容をチェックのうえ、受付印を押して、受付番号を記入、産業分類番号、職業分類番号をともに記入して返してくれます。
ここで注意する点は、求人情報が公開されないようにお願いしておくことです。

受付印を押した求人票は、採用予定者の在籍する特別支援学校にコピーを送付します。
求人表の受付が終わると、採用のプロセスを踏んで内定を出せることになります。


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手話の経済学  金澤貴之

本書の冒頭「初めに」で著者は、手話を自らの言語として生きる聾者は「耳が聞こえない聴覚障害者と同等でない、手話を獲得し聾文化を体得し聾者になる。」と強調している。
本書は、著者の博士論文をもとに刊行されたもので用語の専門性や出典の明記などにより私のようなものには、読みにくいものとなっている。

分からない用語は、失礼ながら意味を創造しながら読み続ける内に「聴覚障害」についての理解が根本的に違っていたことに気づかされる。
障碍のある人の雇用や就労支援にここ10年ほど関わっていて、恥ずかしいことだが「手話=日本語」と思い込んで疑わなかった。

10年の間のPCを中心とするコミュニケーション手段の発達は、聴覚障害者との情報伝達を仕事上では、Eメールや仕事の進捗状況の管理ソフト、スケジュールの共有化など確実・迅速に仕事が進行していくようになり、携帯電話やスマートフォンがほぼ100%保有される状況のなか、私的な部分での例えば遅刻の連絡のようなケースでのメール利用により情報保障を担保してくれるようになっており、旧来聴覚障害者に感じていた手話や筆談を使用するという情報伝達の困難さを軽減しているのは事実だろう。

仕事の内容が明確に示されるPCを使用しての入力作業などでは、聴者と聴覚障碍のある従業員間に、意思疎通の齟齬は生じにくくなったものの「常識的な成果を求めあいまいな指示もしくは言外に意味のあるような指示を出したことに対する成果や仕事の出来栄えに聴者が満足できないことやなぜこんなことが分からないのか?」などの疑問はそれほど多くないにしろ発生して能力を最大限発揮してもらうことが出来ない想いを感じさせることがある。

聴覚障害者にも、微妙なコミュニケーションが取れないことにより「被害妄想的な思考に陥ってしまう」こともあるようだ。

聾者(本書では聴覚障害者と明確に異なる定義がされているのに注意)にとっての母語が、手話であり文字で表出される日本語や読唇で理解する日本語が第一?外国語的なものだとすると、外国人に丁寧に説明するのと同様に聴者も丁寧な指示説明が必要なことが分かってくる。
また、聾者のグループが観光地などで活発な手話による会話や、通学途中でのろう学校生徒同士の笑顔でのおしゃべり?が楽しそうなことが腑に落ちる。

聴者(非聾者)として、聾者のコミュケーション力の拙さを責めることは著者が指摘するように聾者がマイノリティである現在の社会では仕方がない面はあるにせよ、母語でない文字と筆記による日本語を使用する聾者の困難さは、聴者の頭の隅に置いておく態度が必要であり、著者は否定的だが片言でも良いから手話をしようする意識も聾者理解の上からは必要ではないかと雇用をするという立場からは言えるように思える。

本書の論点は、日本手話の言語性や聾学校の存在意義、聾文化の形成、聴者との情報保障手段としてのノートテイク、要約筆記、手話通訳の功罪などから時間軸の面からは幼児期における手話獲得から義務教育を経て高等教育機関であるG大学での聴覚障害学生支援の構築から同大学での聴覚障害職員の雇用の実践まで多岐に渡っているので、興味のある方は是非一読を願いたい。


手話の社会学―教育現場への手話導入における当事者性をめぐって
  • 金澤貴之
  • 生活書院
  • 3024円
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京都桜案内2014 成美堂出版

京都の桜を見た経験がほとんどない私を京都に誘う1冊
桜と言っても染井吉野に限っていえるのかもしれないが魅力の一つに、開花期間の短い事があるのではないかと思う。
それゆえ人々は開花予想や開花状況に注意を払い、多くのメディアが情報を配信することになる。

染井吉野は、咲いている時間が短い上にごくまれには降雪や春の嵐、春雷、そして雨と気まぐれな春の陽気にもよってベストな状態で満開を見ることが難しい。
私が考えるベストな満開の桜のイメージは数本以上の元気な(樹齢30年程度か)ボリュームのある桜が枝の先端まで開花した上で、微風快晴の青空の朝日を浴びて輝く姿が一目で見渡せるというものだ。

なぜそんな光景を求めるかというと、今までで一度だけ経験があるからなのだ。
それは、数十年前三鷹市の自宅から高校・大学へ通学するため井の頭公園内を抜けてJR吉祥寺駅までを7年間往復していた。
その7年の開花シーズンで、高校時代の一度だけ朝井の頭池の西端から朝日のなかこれでもかと咲き誇る桜をみてつい足を止めてしまった強烈な想いでがある。
桜でつい前置きが長くなってしまった。

本書の表紙は、枝垂れ桜と染井吉野ではないがこんな思いを呼び起こす素晴らしいものだ。
ページをめくると、これでもかと京都の桜がまずは五つのテーマごとにまとめて紹介される。
平安神宮の枝垂れ桜が、室内から額絵のような写真が2ページ見開きで最初に紹介されており、次々と名所が紹介されていく。
そんななか、気にいった写真を数枚しょうかいすると「南禅寺三門からの桜」「東寺五重の塔をシルエットで背景に咲き誇る桜」「青空のなか満開の円山公園の桜」ほかも皆京都の桜の素晴らしさをとらえ京都へ来ることを手招きしている。

桜の紹介に留まらず、京都の味や京土産、花見文化(歴史)、も紹介する章を設けて他のガイドブックと一味違った作りとなっている。
桜の名所やグルメなどをめぐる桜のたびを「西山・大原野」「西陣:京桜をたずねよ」「嵐山」「祇園:花街の色香を堪能」「周山:九重桜に遭いに」「大原」「伏見:桜と酒に酔いしれる」「祇園から知恩院」と工程を付けた親切なプランが掲載されておりさらに旅情を掻き立ててくれる。

交通案内、地図も丁寧でガイドとして秀逸な出来栄えとなった。

偶然だが、皇居での乾通りの桜公開か帰った郵便受けで受け取った本書。
欲を言えば、主な桜の写真が撮影された日時の情報が欲しかった。

皇居乾通り、大勢の人のなか咲き誇る桜
CIMG0281


京都 桜案内2014
  • 成美堂出版編集部
  • 成美堂出版
  • 1260円
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お召し列車(EF5861とその仲間たち)  持田明俊

お召し列車の車内に立って窓越しに手を振られている天皇陛下。
窓の下の菊の御紋章もきらびやかに輝いている。
屋根の上、車両の向こうに見える青空は快晴であることを知らせてくれる。

陛下の少し下を向かれた視線の先には、おそらく日の丸の小旗を力いっぱい振っている沿線の人々の姿があるのだろう。
陛下のかすかな微笑みには、「まだ肌寒さが残る中、皆ありがとう」とでも言われそうな気持ちを感じさせる。
思わず陛下が、3年前3月11日の直後に出された「被災者を深く思い励まし、世界の人々の支援に感謝の気持ち」を述べられたお言葉に感激したことを思い出してしまった。

「万歳」の声の中に、人々の支援をさえぎらないように低い位置から手持ちのカメラのシャッターを切る著者の姿も見えるようだ。

上記は、本書第3ページ目の1枚を見ての想いだが、他にも14〜15ページの磨き上げられたパンタグラフからは、お召し列車を整備し送り出したJR職員の熱い思いが伝わってくる。

63ページに掲載された著者による作品のすべてには、「タイトル」「撮影した場所」「日付」の他に使用機材、撮影データが一覧表として付されており、鉄道写真を撮るために参考になるのではないだろうか?

追伸:著者は日本写真家協会に加盟するプロカメラマンのなかで2人だけいる聴覚に障碍のあるカメラマンであり、鉄道写真家として著名で、多くの鉄道に関する写真絵本を作られているので、多くの鉄道ファンにはご存知の方が大勢いらっしゃるのだろう。



お召し列車―EF5861とその仲間たち
  • 持田昭俊
  • 人類文化社
  • 1995円
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平成25年度 障害者の雇用状況に関する企業名公表( 厚生労働省)

例年この時期に発表される情報を紹介します。

一定の改善が図られ、民間企業は2年連続で該当企業なし
国等の機関への適正実施勧告もなし 〜

○ 厚生労働省では、「障害者の雇用の促進等に関する法律」(以下「障害者雇用促進法」)に基づき、障害者の雇用状況が特に悪く、改善が見られない企業名を毎年度公表しています。
平成25年度については、障害者の雇用状況に改善が見られない場合には、企業名を公表することを前提とする指導を行った企業において、いずれも一定の改善が見られたため、公表する企業はありませんでした。

○ 公表企業数が「ゼロ」となるのは、昨年度以降2年連続です。
 
○ また、国及び都道府県の機関(以下「国等の機関」)については、雇用状況に改善が見られない場合、障害者採用計画の期間終了後に適正実施を勧告できることになっていますが、各機関とも一定の改善が見られ、勧告を行う機関はありませんでした。

○ 勧告を実施しないのは、都道府県教育委員会等を除く国等の機関については平成19年度以降7年連続、都道府県教育委員会等については初めてです。

○ 報道発表の詳細は、以下の厚生労働省ホームページに掲載しております。


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障碍のある人向けスマートフォンサービス開始

3月24日のソフトバンクモバイルのプレスリリースに「アシストスマホ」が紹介されていた。知的障害を持つ人でも、軽度の人は当たり前にスマートフォンを使用しているのでこのサービスは、知的障碍でも中重度の人や高次脳機能障害の人などやスマートフォンの操作能力には問題がないが、スケージュールなど見通すことに困難を覚える人などにお勧めしたい。

このような機器は、すでに今ではガラケーと呼ばれる携帯電話の時代から「ちょこっとコミュニケーション」(坂井聡・宮崎栄一著・2009年刊・学習研究社⇒記事を書いた時には気づかなかったがアシストスマホの全体監修をされている)などのようにコミュニケーションの補助手段として有効であることが明らかにされ、IT機器及び利用技術の進歩とともに、PDAにソフトを組み込んだ「メモリアシスト」などや最近では、小型で軽量・高機能なタブレットに提供されている「アプリやソフト」もあるようだ。

このような背景で、このサービスを紹介したいのは「優れて汎用性がある」「機能が実用的である」「機種は限られるがすでに発売済みスマートフォンにサービスを組み込むことや組み込まれたスマートフォンを購入することによる費用が掛からない(基本料金及び通信料は負担する)」点にある。

今回のプレスリリースによれば、同サービスは「シンプルスマホSoftbank284SH」(ドコモではらくらくフォンに似た機能)に専用ソフトをダウンロードして提供するもので、主に知的障害のある方の連絡や行動を支援するサービスとされ、実機と同サービスは4月17日から3日間、インテック大阪を会場に開催される「バリアフリー2014」で展示、紹介される。

機能の概要として
○簡単に連絡や報告のメールが作成できる「アシストメール機能」
○目的地の方向と距離を分かりやすく矢印で表示して、移動をアシストする「アシストナビ機能」
○利用者の位置情報や、目的地周辺への到着を確認できる「みまもるフェンス機能」
があげられている。
アシストナビ機能は、カメラなどの機能で現在地を見ると画面に赤い矢印が表示され進行する方向を指すという地図を読む能力を軽減するもので「転勤などで道順をおぼえなければならないときなど」に有効だと感じた。

先日デモを体験する機会では、スケジュールや個別に必要な機能の追加や変更が保護者や雇用企業を含む支援者が、行える点も一日の業務計画や業務マニュアルを利用者自身で操作しにくい場合に優れた所だと感じた。(上記プレスリリースには、使用のイメージがつかめる動画も掲載されているのでご覧ください)

加入は、基本的にはオンラインショップや特定代理店で端末を購入して申し込めるサービスとなっているが、既に204SH所有者もサービスを受けられるようなので同社相談ダイヤル(0120-753-421、平日10:00 〜16:00)に連絡して下さい。

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鉄道運賃改定と障害者割引(JR東日本)

4月1日から消費税が8%になるのに伴い、鉄道各社も運賃改定を周知している。
今回の改定で特徴的なのは、スイカやパスモなどICカードによる1円単位の運賃と券売機などで発売される10円単位の運賃の2種類が出来たことであろう。

わずかな差額ではあるがうまく使うと長い間には違いが出てくるかもしれない。
すでに承知されている方も多いとは思うがJRの駅頭などに配置されている「JR東日本からのお知らせ」というリーフレットに表題に関する事項(5ページ)が掲載されており、従来の異なる扱いなので紹介します。

記事には「障害者割引の適用条件を満たして、Suicaで入場いただく場合、JR東日本では、1円単位のIC運賃が適用となります。Suicaでご入場いただき、出場駅の改札窓口で障害者手帳をご提示ください。」とあり 1.ご本人と介護者の方がご利用される場合と 2.ご本人が単独で利用される場合がそれぞれ図解される丁寧なないようとなっている。
ぜひ一度このリーフレットを手にとって頂きたいと思う。

他の私鉄では、従来通りの取扱いなのか確認したほうが良いかもしれない。

障害のあるなしに関わらず通勤費が3月給与で支給される会社も多いのでその場合は「事前購入を前提とした現行運賃による通勤費なのか4月以降の新運賃による支給なのか」も確認が必要でしょう。
もしも旧運賃の支給であれば、3月中に購入しないと損をすることになるので注意しましょう。

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地域で安全に暮らしていくため(社会福祉法人南高愛隣会)

触法障害者が地域での自立生活支援に先駆的な役割を果たし続けている社会福祉法人南高愛隣会が2011年11月に表題の小冊子を刊行、頒布していることを最近知った。
A4版42ページという体裁ながら副題の「犯罪防止 被害防止のテキスト」として必要かつ十分な内容で、簡潔な文章と漢字にはルビが振られたうえ、カラフルで多彩なイラスト入りで視覚的にも訴求力の高い仕上がりとなっている。

第1章「犯罪(してはいけないこと)」では、まず最初に窃盗(ものをとること)=ダメなこととして取り上げられたうえで、刑法上の窃盗が、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金であり、何度も繰り返す場合は懲役が3年以上となる事をきちんと書いたうえで、
>お金や、お店で売っているもの、他人のものや、みんなで使っているものをとることは「犯罪」です。暴力をふるったり、相手を脅して自分のものにすることも「犯罪」です<
と平易で具体的に説明している。
同じページには、塀越しに他の人の庭の果樹を盗っている少年のイラストが掲載されておりより分かりやすくなっている。
この章では、他に「遺失物等横領」「恐喝」「強盗」「傷害」「傷害致死」「暴行」「器物損壊等」「性犯罪」「わいせつ罪」「未成年略取及び誘拐」「公然わいせつ罪」「立小便」「現在建造物等放火」「非現住建造物等放火」「失火」「通貨偽造及び行使」「薬物乱用」「詐欺」「不法侵入」「大人になるまでしてはいけないもの」「刃物を持ち歩くこと」など社会人として知っておくべき犯罪を網羅している。

触法障害者が、現実にこのような罪を犯しているからここまで詳細に記載する必要があるのかと思うと暗然たる気持ちにならざるを得ない。

第2章「犯罪をおこしたらどうなるの」では、犯罪を起こし逮捕されてから、懲役(罰金)を受けるまでの過程がイラストで示されている。
さらに「逮捕」「取調べ」「裁判」についてはその内容も説明され、罰の種類や懲役も内容が説明されている。
とくに、刑務所に入ると「仕事が続けられなくなる」「家族や恋人と離れなくてはならない」「年金・生活保護の支給もストップされる」「知らない人と一緒にせいかつする」「好きなことが出来なくなる」など具体的に説明を行っている。

第3章「誤解を招く行動(悪い人と疑われたり、迷惑をかける)」では、犯罪につながるような行動などを「用事もないのに、町やお店の中をウロウロしないようにしましょう」「知らない人をじろじろ見るのはやめましょう」「知らない人の体についているごみをとったり、体に触らないようにしましょう」「知らない人にしつこく話しかけたり、付きまとわないようにしましょう」と注意を呼び掛けている。
会社の中で、起こるトラブルの多くがこのようなケースであることを頷かれる方も多いのではないだろうか?

第4章「被害者にならないために」では、インターネット・携帯電話を使う時に気を付けること、町の中での行動と分けたうえで詐欺や犯罪の被害を受けないための注意喚起をおこなっている。

このように、文章とイラストで例示を示しながら読んでいくと具体的に触法の怖さが理解できていくのではないだろうか?
触法行為を繰り返し、警察の取り調べや裁判で満足な説明や弁解ができない知的障害者が少年刑務所や刑務所に少なからず存在することが指摘されてから久しい。
触法知的障害者が地域で自立して生活を送ることは、障害者というハンデに触法者というハンデが加わることになりより困難な状況になりそうなことは容易に想像できる。

スリルを味わうため、仲間との競争意識のため、簡単そうに思える刹那的な利益のため
など安易な気持ちで犯罪に手を染め、自らの人生を困難にしないためにと刊行されたのであろう本書は、授業や採用後のオリエンテーションの副読本として使用すると効果的だと思うので、広く学校関係者(特別支援学校に留まらず)や知的障害のある従業員を雇用している(これから雇用しようとしている)企業の担当者に読んで貰いたい。

購入は、社会福祉法人 南高愛隣会(0957−77−3600)に申し込む(メールでの注文も可能:unzen@airinkai.or.jp)。1冊200円(税込)に送料が加算される。
障害関係図書取扱店スペース96では、5冊単位で購入できる。

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埼玉県教育委員会 障害者雇用率1.76%(読売新聞)


3月2日の読売新聞朝刊(埼玉地方版)に表題の記事が掲載されていた。
当ブログでも、全国的な都道府県等の教育委員会の障害者雇用が世の中の動きとは異なり進んでいないことを何度か取り上げてきた。
昨年12月14日の当ブログの記事では、各県等の意識が一昨年までと変わって来ており全国平均が急激に伸長したことを評価した上で不足数の多い自治体に苦言を呈した。

都道府県等の教育委員会の障害者雇用は、ここ数年で大幅な伸びを見せており全国平均の障害者雇用率が昨年までの法定雇用率(2%)を超える(2.02%)となっている。

このような背景の中、雇用率の低さのみならず障害者雇用数も不足に言及したことは、その勇気と的確な分析を基にした提言とも取れる内容とともに感心した。

記事は、県教育局の「雇用率対象者の人数が多く、なかなか率が上がらない教職員の資格を持ち、採用試験を受けようという障害者の数自体が少ない」の説明を掲載するあ一方で労働市場の状況がほぼ同様な首都圏においても神奈川県と千葉県の教育委員会が法定雇用率をあげているのでできないことはないとの埼玉労働局の見解を掲載している。

本記事の優れているところは、関係者の説明を掲載することに留まらず発表された数値から埼玉県の不足数110名に上る実態が課題であることを指摘して読者に埼玉県の時代遅れとも言える説明に疑問をかんじさせている点にある。

前段で述べたように全国的は雇用率は顕著な改善を見せており、法定雇用率を達成した府県が12、前年までの雇用率2%を超えた府県が32(前期12を含む)ともはや「教育委員会で障害者を雇用するのは困難という言い訳が通用しない」ところまで、公平選考と言う課題の中で、工夫を重ねる取り組みが進んできているということなのだろう。

一昨年だろうか?同じく読売新聞の地方版で障害者雇用を進めるために埼玉労働局との連携の下40名を超える「チャレンジ雇用」を埼玉県教育委員会が取り組んだことを好意的に報道した記事に比較すると、失望感とともに奮起を促す姿勢が見えると読んだのは私だけだろうか?

東京都、北海道、埼玉県の他府県の取り組みを参考にした今まで以上の努力をの望みたい。


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世界自閉症啓発デー2014・シンポジウム

4月2日の世界自閉症啓発デーに合わせて、表記のセミナーが開催される。
概要をおしらせします。

・「共に支え合う−かけがいのないみんなの生命(いのち)」
1.日時:平成26年3月29日(土) 10:00から16:30まで)
2.会場:瀬尾ホール(東京都千代田区霞が関3−3−2新霞が関ビル)
3.内容
1)式典
2)シンポジウム機
〇テーマ「暮らしやすい街づくり」
3シンポジウム
〇「私たちの街づくり」
4)当事者からのメッセージ

・参加費:無料
・定員:500名
・詳細及び申し込みは、世界自閉症啓発デー日本実行委員会公式HPから
・申込み締切:平成26年3月27日(木)

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