あすなろの木(一歩一歩進む)

おもに障碍と雇用について、感じたことをメモしています。(2011年まで民間企業で知的に障碍のある人の雇用担当でした)息抜きでは有りませんが、最近読んだ本・CD等も紹介しています。(2006年2月7日、初記事掲載)

精神障害者雇用促進セミナー(関東甲信越ブロック)

埼玉労働局のhPに表題の案内が掲載されていた。
詳細は、HPで確認して頂くとして、概要を紹介しよう。

1.「精神障害者雇用促進セミナー」(精神障害のある人の職場定着・雇用をめざして)
2.日時:平成24年3月7日(水)13:30から16:40
3.場所:埼玉労働局 14階雇用保険説明会会場(最寄駅:さいたま新都心駅)
4.参加費:無料
5.対象:企業及び就労支援機関の方
6.申し込み:HP掲載の「参加申込書」で3月1日までにFAXで申し込む。

7.プログラム
○講演1:「かんでんエルハートにおける精神障がい者雇用促進へのチャレンジ」
・講師:株式会社かんでんエルハート(関西電力の特例子会社)代表取締役社長 前川光三氏
○講演2:「日立製作所における精神障害者雇用の取り組みについて」
・講師:株式会社日立製作所 勤労部 藤原 敏氏 五味淵 律子氏

なお、厚生労働省の事業として行われるため埼玉労働局のほか、北海道、愛知、兵庫、広島、大分の各労働局で開催されるので興味のある方は各労働局HPをご覧いただきたい。

ブログランキング

人気ブログランキングへ

働く障害者の応援レポート(平成24年2月)

埼玉県のHPの「ホップ・ステップ・ジャンプ」サイトが久しぶり更新されている。
平成22年9月取材の記事から更新がされていないので、役割を終わって発展的解消をしたのだと思っていた表題の「働く障害者の応援レポート」が更新されていた。

今回紹介されているのは、吉川市に所在する首都圏を中心にリーズナブルな価格ノイタリヤ料理店を展開する「株式会社サイゼリア」。
同社は、1973年に創業され、平成23年12月訪問時点で従業員数は8,521名(内障碍のある従業員181名)とまさに大企業であり、単純に障害者在籍率(こんな言葉はないのだが、実雇用数が不明なので造語した)は2.12%と素晴らしい実績を上げておられる。

業務内容は、主に店舗のバックヤードなどで調理、食器の洗浄など多様なものとなっている。
接客や店舗の従業員に短時間労働者が多いこと、店舗での従業員規模が小さいなど、障害者雇用にとって困難な条件を持ちながら、外食産業としては先駆的に平成12年度から特別支援学校から約230名を採用し多くの人が継続してはたらいているという。

インタビューに答えた従業員Nさんに対しての「働くことが楽しく、誇りを持って、シャント前を見て生活している様子がうかがわれた。」というレポーター鈴木さん報告が企業の姿勢を表現しているように思える。

サイゼリアでももっと多くの人が元気に働くことが出来たら良いですね。
こんな話をアップする前日「たらこスパゲッティ&ドリンクバー」でランチしました、単価安くて申し訳ありません。

ブログランキング

人気ブログランキングへ

働く広場(2012年2月号)

独立行政法人 高齢・障害者・求職者雇用支援機構の月刊誌「働く広場」に興味を惹く記事が掲載されていた。

1つは、「言葉で伝わりにくいからカメラを向けた」という、今話題の映画「ちずる」の映画監督赤崎正和さんのインタビュー記事。
重度の知的障碍と自閉症のある妹、千鶴さんとお母さんを撮った映画のこと、障碍のある妹を持った兄の想い、現在勤務している知的障害者の生活介護施設についての感想などが掲載されている。

2つ目は、障害者雇用に熱心な企業を訪ねての「職場ルポ」今回採り上げられたのは、味噌汁がついた牛丼でお馴染みの「松屋」を経営する「株式会社松屋フーズ」と埼玉県東松山市に所在する同社の特例子会社「株式会社エム・エル・エス」。

1店舗の従業員が少なく、短時間労働者の割合が比較的多いという障害者雇用にとっては困難な状況の中、障害者雇用率は2.4%(従業員数:4900名)と高い実績を挙げている。
「松屋」店舗で働く障害者29名のほか、特例子会社「エム・エス・エル」では50名近い従業員で「松屋」ノユニフォームのクリーニングなどを行っている。

私個人の感想だが、多くの特例子会社が厳しい経営をしている中同社は「障害者雇用のために設立した会社と異なりもともと事業として成立している会社を特例子会社にしたので、もちろん黒字だそうで親会社に配当もしているという。
同社の採用条件、労働条件なども推察でき参考になる・

記事に登場する従業員の働く様子が手に取るようにわかるのも楽しい。
宮越常務の教育現場に対する要望も基本的なことだが大いに参考になる・

本誌は、同機構HPにも掲載されているので覗いてみてほしいものです。




ブログランキング

人気ブログランキングへ

気になった新聞記事(毎日新聞・埼玉地方版)

最近毎日新聞の地方版に、障碍を持ったひとに関する記事が連続して掲載されている。
特に紹介したい記事が2件ある。

1件目は、1月24日朝刊の「ひだまりの小さな書作展」(障害者書道クラブ主催)がさいたま市北区のプラザノース2階で、1月29日まで毎日午前9:30から午後5:00まで(最終日午後4:00まで)開催されているという記事。
この作品展には、自閉症や学習障害などを持つ25人の作品が展示されている。
同クラブ代表の有松則子さんは「・・気持ちの伝わる字は私も書けない」と話しているという。

2件目は、1月24日朝刊の越谷市の精神障害者自立支援施設「菓楽(からく)工房ほいっぷ」(越谷市東越谷1、鵜沼耕一所長)が、地元名産でお節に欠かせないクワイを材料に創り上げた「慈姑(くわい)パイ」(1個120円)が、昨年7月越谷市の「こしがやブランド」に認定されて以来、売り上げが急上昇しているという記事。
パイは、冬季限定で同工房と越谷市農産物直売所(蒲生寿町4)の2か所で販売しており今後おいてもらう所を拡大する交渉をしているという。
行政による地元名産品指定と施設の創意工夫がうまくかみ合った好例で、他の施設にも参考になるのではないだろうか?

ブログランキング

人気ブログランキングへ

発達障害者のライフステージ(支援)を考える

発達障害者をどう支えていくかは、大きな課題だと思っているので LD親の会「けやき」WINGが主催する表題の研修会&相談会の概要を紹介したい。

1 テーマ:発達障害者のライフステージ(支援)を考える(本人・親・学校・企業・支援者の立場からの報告)
2 日時:平成24年2月19日 9:30から16:00まで(9:00受付開始)
3 会場:八王子市南大沢文化会館(八王子市南大沢2−27)
4 定員:午前の部のみ110名、午後の部50名(午後の部は先着順で定員まで受け付け)
5 資料代:1000円

6 プログラム
<午前の部> 9:30から11:45まで
「学齢期」:親はいつ障害を受け入れそして向き合ったのか?他(講師:教育関係者)
「就労」:進路選択と仕事他(講師:企業関係者)
「生活」:通勤寮からグループホームそして、念願の一人暮らし。他(講師:生活支援機関)

<午後の部> 13:30から16:00まで
○情報提供:制度・サービスの情報提供(講師:ハローワーク立川、小金井市障害者就労支援センター)
○相談会:学齢期、進路選択、就労、生活のステージごとの課題を講師やボランティアとともに掘り下げ、深めていきます。

7 申し込み:サイトまたはFAXで申し込み(サイト原則)
○午前のみ参加:http://kokucheese.com/event/index/24649/
○全日参加:http://kokucheese.com/event/index/24650/

FAX:指定様式にて 042-637-1451

 


ブログランキング

人気ブログランキングへ

厚生労働省の研究会


2011年、障害者にかかわる注目すべき研究会が3つ立ち上がった。
「労働雇用分野における障害者権利条約への対応の在り方に関する研究会」「障害者雇用促進制度における障害者の範囲等の在り方に関する研究会」「地域の就労支援の在り方に関する研究会」の3つである。

障害者権利条約批准に向け色々な検討がされ、自立支援法見直しの機運とも相まってそれぞれの観点から諸事項の定義、課題論点の把握、対応する政策提起までが視野に入っているのだろう。
それぞれの研究会では、関係する障害当事者団体や支援機関のヒアリングから初めているようだ。

昨年改正された「障害者基本法」に権利条約で明確にされている障害の医学的定義付けから社会的な困難による定義付けへの転換は当然に他法令制度における障害者の範囲などの検討を余儀なくさせるものであり前2研究会はそれを主な論点としているようだ。

障害者の範囲拡大は、雇用促進制度にも直接影響がでてくる。
私が特に関心を持っている「地域の就労支援の在り方に関する研究会」では、初めに就労支援機関からのヒアリングが行われたようだ。
「全国社会就労支援センター」(就労移行支援事業所団体)「障害者就業・生活支援センター ティーダ&チムチム」(いわゆるナカポツセンター)「広島県発達障害者支援センター」「特別支援学校」「地域障害者職業センター」のヒアリング資料がHPに公開されている。

各機関の取り上げかたは、発表者の性格により地域での片寄なども反映されており、全国的、かつ普遍的な内容にはなっていないようにも感じられる。
各機関が異口同音に主張しているように感じられるのが、「身体障害・知的障害」に対する支援組織・支援者・ノウハウの蓄積に比較して急速に支援対象者の増加している精神障害者への支援体制の遅れであり、手帳を持たない者を含めた発達障害者への支援体制の未整備である。

これに起因しているのだろうが、支援機関での深刻な人材不足も共通の課題として取り上げられている。
意外に思ったのが「自立支援協議会の機能不全」という指摘である、私自身は企業で採用する立場から就労支援をみているので自立支援協議会の存在を知っているだけで機能しているのだと思っていたのだ。

「特別支援学校」の資料は、明らかに東京都のケースであることがわかり、首都圏でも東京の突出した手厚い支援体制からの提言であり、他県からはここまで追いつくのは大変なことだろうと思える。

利用者登録者増大による支援範囲の拡大(新規支援・定着支援など)、支援機関の整備、人材の確保などは支援機関経営の安定性が必要不可欠であり、どうやって費用を捻出するか誰が負担すべきか難しい課題にもなる。

今後「第一号ジョブコーチ認定法人」「企業3社程度」及び「障害者団体」からのヒアリングが行われるようだ。
どんな、議論がされどんな報告がまとまるのだろうか?注目していきたい。

ブログランキング

人気ブログランキングへ

6枚の壁新聞 石巻日日新聞社編


東日本大震災発生後、被害を受け印刷が出来なくなった新聞社が6日間にわたって手書きの壁新聞を発行した。
その情報は、市役所や避難所の極限られた場所に掲示されたのだが全国紙やTVで得られない地域に密着したもので被災者にとって渇望していたものだったようだ。
記者や経営者自身そしてその家族が、被害にあって住居を失い、食べること着ることも満足にできない中、手書きの壁新聞を発行したことは話題になり、マスコミが取り上げるところとなり、ついにはその1枚がアメリカ・ワシントンにある報道博物館NEWSEUMに展示されることになった。

本書は、冒頭に震災の被災状況を表す地図を配し、壁新聞が生まれた経緯、6枚の新聞の内容、わが身を顧みず奔走した記者6人の記録、を掲載したうえでの最終章で「人の心に届く報道とは何か」という問いかけで締めくくる構成になっている。

「日がでてくると暖かい日光が嬉しくて植物になった気分」「震災当日から弁当店でエビフライを無償で提供している店主は、冷蔵庫が動かない食材をすてるくらいならと提供しているいつも地域のみなさんにお世話になっているから恩返しのつもり」「遺体の収容所で、報道だからでうつさないで、信じられないと言われ・・なんて因果な商売なんだ!!」数多くの現実を表現した言葉に衝撃を受ける。
当時流されたTVの画面でも言葉を失い、しばらくは何もできない自分がいたのだがこの本を読むと、画面を通した報道がまさによそ者の眼だったことに愕然としてしまう。

現場の匂い、騒音、人の体温までも伝える活字・文章の臨場感・迫真性は、画面をリアルに伝えるだけでは得られない想像力を掻き立てる力を持っているのだと強く感じてしまう。


6枚の壁新聞 石巻日日新聞・東日本大震災後7日間の記録 角川SSC新書
  • 石巻日日新聞社
  • 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
  • 980円
Amazonで購入


ブログランキング

人気ブログランキングへ

特別支援学校高等部2年生対象の四者面談会(埼玉労働局)

将来企業就労を目指している特別支援学校生徒の職業準備性を高めるためなのだろう、埼玉労働局が主催する四者面談の情報が埼玉労働局のHPに掲載された。
他都道府県でも四者面談という取り組みは、個別の学校で行われているが労働局が主催して県内の学校が会場を提供し合同で参加するというケースは聞いたことがない。

県内特別支援学校延べ21校、生徒、保護者、教員延べ121人が参加予定しており、平成23年12月26日にさいたま桜高等学園を会場に、平成24年1月6日は羽生ふじ高等学園を会場に2回に分けて開催される。

内容は、生徒・保護者・教員・企業同席での面談を行うというもので、「企業の求める人材」「就職してから求められる基礎能力」などを企業トップから直接聞くことができるという。
企業トップとして、(株)アドバンテストグリーン、顧問:青木一男氏 あけぼの123(株)、代表取締役社長:齋藤光司氏の2氏が面談に臨むという。

企業が自ら採用の条件を多くの生徒に発信する試みが広がることにより、生徒の就労に対する心構えは大きく前進するのではないだろうか?
今回の試みが単発で終わらず継続されることを希望する。

ブログランキング

人気ブログランキングへ

アスペルガー症候群 岡田尊司

新書というボリュームに盛りだくさんに詰め込まれた事例、説明で読後に残ったのは、あまりにも多様な姿で登場する症状で理解することの難しい障害だという印象だった。
たとえば、アインシュタインやエジソンのような天才的な人から知的にはごく標準的な人までが網羅されていて、その程度は別にすると数多くの特性の中の一つ二つは自分に当てはまるのではないかと思ってくるのである。

はたして、まったくここで挙げられている特性を持たない普通?の人という類型はどのくらい存在するのだろう?
大きな特徴とされる社会性の欠如により何らかの支援が必要な人であることは、確からしい。
社会の中で感じる困難さを和らげるためには、課題や場面に応じて相談できる人(支援者)が多くいることがポイントとなるようだ。

やっかいなのは、知的にも標準的で家族や周囲の人にも「少し変わった子(人)」と障害を受容せずに社会にでてしまい始めて挫折してしまう人たちの存在で、その数が統計的には把握されていないため多い少いの議論はできないが、私の周囲にも存在するのだから相当数の存在が推測される。

自分自身の困難さを社会や周りの人のせいにし、医師や支援機関に相談する必要性を感じない人はどうやって困難を克服していくのだろうか?
唯一保護者だけが、支援者となりうる可能性を持っているように感じられるがそれも上記のようなケースでは簡単なことではないだろう。

早期発見・診断によるできれば幼児期からの療育が必要不可欠な障害のようだから、人権尊重の観点から困難なことは承知の上で、幼稚園や保育園、小学校等からの保護者への情報提供について現状から一歩踏み込んだ対応が考えられないのだろうか?

雇用する立場からは、障害名だけにとらわれず丁寧なアセスメントとオーダーメイドの職務や手順を与える必要性がある人々であるように思えてしまう。


アスペルガー症候群
  • 岡田尊司
  • 幻冬舎
  • 840円
Amazonで購入


ブログランキング

人気ブログランキングへ

「障害者のしごとチャレンジ」サイトの更新(埼玉県)

平成23年6月1日現在のいわゆる「ロクイチ調査」で民間企業の実雇用率全国ワースト1位を三重県と分け合い教育委員会の法定雇用不足数で全国ワースト4位と障害者雇用環境の厳しい埼玉県。

上記も意識してのことであろうが、数年前から障害者の就業について県のHPの中に専門のサイト「障害者の仕事チャレンジ」を持って理解啓発に努めている。

当ブログでも「働く障害者と事業主のインタビュー[ホップ・ステップ・ジャンプ]については、掲載の都度紹介してきた。
このサイトが、2011年12月15日にリニューアルされて、一部データについては更新がされ、従来に比較してアクセスがしやすくなっている。

同サイトでは、障害者が働くことの意味、必要な支援、制度などを丁寧に説明しており、障害のある方、事業主、支援者それぞれにとって参考になると思える。
埼玉県のHPなので、支援機関や独自の制度の記載などに注意してみると他都道府県でも参考になるサイトだと思うので興味のあるかたは覗いてみたらいかがだろう。

ブログランキング

人気ブログランキングへ
Archives
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Recent Comments