JC−NET会議にポスターセッションのコーナーがあり、それぞれに熱気あふれる発表と熱心な質問や会話で一種騒然とした雰囲気になっていた。
どれも見るべき内容があった。
なかで、いちばん感心したのが「障害者自立支援法の下,就労移行支援事業の有り方を考える」シンポジウムで、高井敏子さん(加古川はぐるまの福祉会)が大事なこととして言及されていたのが、表題のポスターセッションで私も民間企業の雇用担当として同様の思いを持ったので紹介したい。
発表者は、角田みすず さん(自閉症ネットワーク、)で、サポートする立場もお持ちのようだが、当事者の保護者として、自閉圏のこどもを中心に,人として社会参加していくときに共通の「土台となる基礎工事」を家庭内の家事の達人を目指してはどうだろうか?と言う提案である。
家庭内の職務ともいうべき「炊飯」「掃除」「皿洗い」「在庫管理」「金銭管理」「体調管理」を少しでも経験させ,自分のものにすることが社会に出るときに大きな力になるということのようだ。
そして「子供に育てたいこと」として
^嬪澆魄蕕討覘⊃佑魄媼韻垢襪海鉢たくさんの直接経験とそれを礎にした間接体験ぜ最垠亳海箸修海ら得られた成功体験(満足・自信)ソわり(納得)を作ることΨ兮海垢襪海函⊃焚宗θ展することГ△い泙い鬚Δ韻い譴襪海鉢┝分で考える事・経験を振り返ることを挙げている。
言葉にすると大袈裟にあるきらいもあるし、個人差の問題、家庭の状況によって「そこまでできない」ケースも多いのだろうが、「ぞうきんが絞れない、次の指示を聞くことが出来ない、買い物が苦手など」が、就労後の繰り返しのなかで、能力を獲得していくことを目の前でみると、家庭でその子のできる範囲で、例え短い時間でも経験・習得させることが有効だと切実に思う。
是非、こういった取組みを個人のものとせず、広げてもらいたいものです。
がんばってください、角田さん!!!
支援する側の視点で考える会議なので、仕方がないのだが自分が社内で知的障害を持つ社員を支援?して感じることがある。
会社の中で、職域・職務を切り出し・職場の責任者に障害者雇用の必要性・障碍特性などを説明し,職場定着を自分なりに努力はしている。
JCにも,就労支援機関の皆さんにも力を頂いてどうにか雇用・定着が進んでいっているのですが、職場へ障碍のある社員をいちばん理解させ、知らないことに対する定型発達者の不安解消をさせる、このことを通じて後輩社員の雇用にたいする抵抗感が薄まる。
こういう意味で、当事者が後から続く雇用への最大の支援者ではないかと思っている。

追記:JC・NETの家事から始まる就労への道(小川浩)で、角田の発表にコメントをしています。発表に使用したPWT資料を、掲載していますが、会員だけしか見られません。
JC・NET