2011年03月11日
Facebook革命 リビア34
◆反体制派が欧州に原油直接販売へ リビア、交渉開始(03/11-07:26)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011031101000062.html
【ベンガジ共同】
リビア反体制派の拠点、北東部ベンガジにある同国最大級の元政府系石油会社アラビアン・ガルフは10日、カダフィ政権を通さず、欧州に直接原油を販売する交渉を始めたと明らかにした。巨額の収益を独自に確保、反体制派の資金源にすることを目指す。原油収益が生命線の政権側にとって大きな打撃となる。
同社によると、反体制派は2月中旬から本格化した騒乱後、リビア最大の油田のほか、製油所、石油積み出し港など同国の石油関連施設の8割を掌握した。政治面だけでなく、経済面でも「独立」を目指す。
アラビアン・ガルフは騒乱前、リビアの原油生産量の4分の1に当たる日量約40万バレルを生産。同社幹部によると、8日に売買交渉のための部署を設け、欧州などの石油会社と折衝を始めた。反体制派の勢力下にあるベンガジなどの銀行を通じて決済、収益を同派の財源に充てる考えだ。
リビアの原油確認埋蔵量は世界有数。
◆「勝利は目前」とカダフィ氏次男、政権側が主要2都市を奪還 リビア(03/11-08:41)
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2789867/6940772
リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の次男、セイフ・イスラム・カダフィ(Seif al-Islam Kadhafi)氏は10日、反体制派との戦いについて、勝利は目の前だと語った。
西側諸国が内戦の対処に苦慮する一方、カダフィ政権部隊は主要2都市を奪還した。
リビア上空の飛行禁止空域の設定を求める声が高まる中、北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)はそれぞれ48時間にわたる協議を開始した。
フランスが攻撃箇所を限定した空爆やリビア周辺海域への軍艦配備の増強を支持しているとの報道もある。
カダフィ氏は首都トリポリ(Tripoli)で政権派の若者に対し、「もうすぐだ」と述べ、反体制派が掌握する東部ベンガジ(Benghazi)での政権軍の優位性に触れた。
カダフィ氏は熱狂する若者たちに向かって、「毎日支援や救助を求めてくる東部の同胞や友人に告ぐ。もうすぐだ」と呼び掛け、「勝利は目の前だ。勝利は近い」「神に誓う。われわれは勝つ」と宣言した。
これより先、英衛星放送テレビ・スカイニューズ(Sky News)と英BBCテレビのインタビューでカダフィ氏は、政権側は反体制派に「決して降伏しない」とし、外国の介入も恐れないと語った。
■政権部隊、ラスラヌフとザウィヤを奪還
米当局者らは、勝機はロシア製の武器で強固に武装するカダフィ政権部隊に向きつつあり、反体制派を倒す可能性が高いとの見方を示している。
反体制派は4日に東部沿岸部の戦略的石油都市ラスラヌフ(Ras Lanuf)を掌握していたが、ロケット弾による攻撃を受け、脱出した。
東部石油拠点ブレガ(Brega)の病院関係者によると、病院で4人が死亡、35人の負傷者が治療を受けている。さらに、ラスラヌフから続々と負傷者が運ばれてくるという。
医療関係者らによると、リビア東部での2月17日以降の死者数は400人、負傷者数は2000人以上に上るという。
また、西部ザウィヤ(Zawiyah)をめぐる激しい攻防戦は9日夜、カダフィ政権部隊の勝利に終わった。
◆戦況はカダフィ政権有利に=装備勝る、退陣意思ない-米情報機関(03/11-09:14)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011031100164
米国の16の情報機関を統括するクラッパー国家情報長官と、国防情報局(DIA)のバージェス局長は10日、上院軍事委員会の公聴会で、リビア情勢について、戦況は当初反体制派が優勢だったが、装備に勝るカダフィ政権が攻勢で失地を回復し、政権側に有利になりつつあるとの見解を示した。また、戦闘が長引けば、政権側が勝利する可能性も指摘した。
オバマ大統領はリビアへの軍事介入に慎重な姿勢を取っているが、米情報機関が戦況はカダフィ政権に有利に傾いていると分析したことで、介入を求める声が内外から一段と強まりそうだ。
◆反撃続けるカダフィ政権 国際社会の動き活発化(03/11-09:44)
http://www.cnn.co.jp/special/social_change/30002096.html
リビア・ラスラヌフ(CNN) 反体制派とカダフィ政権側の攻防が続くリビア情勢は10日、政権側が重要な石油港湾都市ラスラヌフを反体制派から奪還したと発表する一方、反体制派側は国際社会からの協力を次々に取り付けている。
政権側は国営テレビを通じ、「アルカイダとつながった武装集団はラスラヌフから一掃された」と伝えた。反体制派は明らかに守勢に立たされてはいるが、実際に同地が奪還されたかどうかは確認できていない。目撃情報によると、軍が住宅地を爆撃したり、戦車や迫撃砲でモスクを攻撃したりしているという。病院などによると、ラスラヌフでの戦闘で少なくとも5人が死亡、50人が負傷した。
こうしたなか国際社会の動きも活発化している。フランス政府は反体制派が樹立した「国民評議会」をリビアの唯一の代表として正式に承認した。英国のヘイグ外相は国民評議会の特使と電話で会談した。
米国ではクリントン国務長官が来週、反体制派の指導者らと会談する計画を発表。米国が駐ワシントン・リビア大使館との関係を停止する方針も明らかにした。
北大西洋条約機構(NATO)はベルギー・ブリュッセルで外相会議を行い、リビア上空への飛行禁止空域の設定について協議した。NATOのラスムセン事務総長は、飛行禁止空域の設定は国連からの明確な指示に基づくものでなければならないとの方針を示した。すでにNATOは空中警戒管制機(AWACS)を投入してカダフィ政権の動向を常時監視していると指摘し、明確な支援が必要になった場合に備えていると述べた。
また、国連や欧州連合(EU)、アフリカ連合(AU)、アラブ連盟などの国際機関との連携も必要だとした。
◆<フランス>リビア空爆を検討…EU緊急首脳会議で打診へ(03/11-12:27)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110311-00000038-mai-int
【パリ福原直樹、カイロ樋口直樹】
フランスのサルコジ大統領が11日開かれる欧州連合(EU)の緊急首脳会議で、リビア政府の拠点施設に絞った限定的空爆を各国に打診する。サルコジ大統領とキャメロン英首相は10日の共同書簡で、リビアの反体制派組織「国民評議会」を支持し、EU各国に飛行禁止空域設定を提案する意向を示した。
仏政府幹部は毎日新聞の取材に限定的空爆実行については「あくまでEU内の一定の合意が必要だ」と述べ、EU首脳会議では、英国などと協調しつつ、空爆の是非について「慎重な議論」を進めるという。仏AFP通信によると、フランスが検討中の攻撃対象は、トリポリやその近辺にある参謀本部など3カ所という。
英仏首脳はEUのファンロンパウ欧州理事会常任議長(大統領)あての書簡で、カダフィ氏の退陣を強く求める一方で、EUがリビアの「国民評議会」を「唯一の交渉相手」とするよう求めた。
仏は10日、リビアの「国民評議会」を初めて承認した。サルコジ大統領の積極的な外交姿勢の背景には、チュニジアやエジプトでの民衆革命に対する対応が遅れ、国内での大きな批判を受けたことがあると見られる。
一方、リビアのカイム副外相は10日、西欧諸国などが反体制派を正統な代表として認めるなら、外交関係の断絶も辞さない考えを表明した。ロイター通信が伝えた。副外相はフランスの承認行為は「違法」で、他の欧米諸国が承認すれば、「行動を起こさなければならない」と、対抗措置を取ると警告した。
◆カダフィ派、石油都市を奪還…最大規模の攻撃(03/11-13:58)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110311-OYT1T00512.htm
【カイロ=田尾茂樹】
リビアの最高指導者カダフィ氏率いる政権側は10日、反体制派が掌握していた中部の石油拠点ラスラヌフに対し、陸海空から過去最大規模の攻撃を実施、同市を奪還した。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などが反体制派の話として伝えた。政権側は、反体制派が支配する東部に向けて、さらに攻勢を強めている。
衛星テレビ「アル・ジャジーラ」も、反体制派はロケット弾攻撃などを受けて、東に後退していると報じた。
英BBC放送は10日、政権側の戦車部隊がラスラヌフに進軍し、リビアが内戦状態になって以降、政府軍が最も東方に到達したと報じた。同市東方のブレガでも空爆が行われた模様。
また、政権側が首都西方50キロのザウィアも掌握したとしている。
( ̄(エ) ̄)
「見えない明日」、リビアも、日本も、大して変わりありませんね(-_-;
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011031101000062.html
【ベンガジ共同】
リビア反体制派の拠点、北東部ベンガジにある同国最大級の元政府系石油会社アラビアン・ガルフは10日、カダフィ政権を通さず、欧州に直接原油を販売する交渉を始めたと明らかにした。巨額の収益を独自に確保、反体制派の資金源にすることを目指す。原油収益が生命線の政権側にとって大きな打撃となる。
同社によると、反体制派は2月中旬から本格化した騒乱後、リビア最大の油田のほか、製油所、石油積み出し港など同国の石油関連施設の8割を掌握した。政治面だけでなく、経済面でも「独立」を目指す。
アラビアン・ガルフは騒乱前、リビアの原油生産量の4分の1に当たる日量約40万バレルを生産。同社幹部によると、8日に売買交渉のための部署を設け、欧州などの石油会社と折衝を始めた。反体制派の勢力下にあるベンガジなどの銀行を通じて決済、収益を同派の財源に充てる考えだ。
リビアの原油確認埋蔵量は世界有数。
◆「勝利は目前」とカダフィ氏次男、政権側が主要2都市を奪還 リビア(03/11-08:41)
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2789867/6940772
リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の次男、セイフ・イスラム・カダフィ(Seif al-Islam Kadhafi)氏は10日、反体制派との戦いについて、勝利は目の前だと語った。
西側諸国が内戦の対処に苦慮する一方、カダフィ政権部隊は主要2都市を奪還した。
リビア上空の飛行禁止空域の設定を求める声が高まる中、北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)はそれぞれ48時間にわたる協議を開始した。
フランスが攻撃箇所を限定した空爆やリビア周辺海域への軍艦配備の増強を支持しているとの報道もある。
カダフィ氏は首都トリポリ(Tripoli)で政権派の若者に対し、「もうすぐだ」と述べ、反体制派が掌握する東部ベンガジ(Benghazi)での政権軍の優位性に触れた。
カダフィ氏は熱狂する若者たちに向かって、「毎日支援や救助を求めてくる東部の同胞や友人に告ぐ。もうすぐだ」と呼び掛け、「勝利は目の前だ。勝利は近い」「神に誓う。われわれは勝つ」と宣言した。
これより先、英衛星放送テレビ・スカイニューズ(Sky News)と英BBCテレビのインタビューでカダフィ氏は、政権側は反体制派に「決して降伏しない」とし、外国の介入も恐れないと語った。
■政権部隊、ラスラヌフとザウィヤを奪還
米当局者らは、勝機はロシア製の武器で強固に武装するカダフィ政権部隊に向きつつあり、反体制派を倒す可能性が高いとの見方を示している。
反体制派は4日に東部沿岸部の戦略的石油都市ラスラヌフ(Ras Lanuf)を掌握していたが、ロケット弾による攻撃を受け、脱出した。
東部石油拠点ブレガ(Brega)の病院関係者によると、病院で4人が死亡、35人の負傷者が治療を受けている。さらに、ラスラヌフから続々と負傷者が運ばれてくるという。
医療関係者らによると、リビア東部での2月17日以降の死者数は400人、負傷者数は2000人以上に上るという。
また、西部ザウィヤ(Zawiyah)をめぐる激しい攻防戦は9日夜、カダフィ政権部隊の勝利に終わった。
◆戦況はカダフィ政権有利に=装備勝る、退陣意思ない-米情報機関(03/11-09:14)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011031100164
米国の16の情報機関を統括するクラッパー国家情報長官と、国防情報局(DIA)のバージェス局長は10日、上院軍事委員会の公聴会で、リビア情勢について、戦況は当初反体制派が優勢だったが、装備に勝るカダフィ政権が攻勢で失地を回復し、政権側に有利になりつつあるとの見解を示した。また、戦闘が長引けば、政権側が勝利する可能性も指摘した。
オバマ大統領はリビアへの軍事介入に慎重な姿勢を取っているが、米情報機関が戦況はカダフィ政権に有利に傾いていると分析したことで、介入を求める声が内外から一段と強まりそうだ。
◆反撃続けるカダフィ政権 国際社会の動き活発化(03/11-09:44)
http://www.cnn.co.jp/special/social_change/30002096.html
リビア・ラスラヌフ(CNN) 反体制派とカダフィ政権側の攻防が続くリビア情勢は10日、政権側が重要な石油港湾都市ラスラヌフを反体制派から奪還したと発表する一方、反体制派側は国際社会からの協力を次々に取り付けている。
政権側は国営テレビを通じ、「アルカイダとつながった武装集団はラスラヌフから一掃された」と伝えた。反体制派は明らかに守勢に立たされてはいるが、実際に同地が奪還されたかどうかは確認できていない。目撃情報によると、軍が住宅地を爆撃したり、戦車や迫撃砲でモスクを攻撃したりしているという。病院などによると、ラスラヌフでの戦闘で少なくとも5人が死亡、50人が負傷した。
こうしたなか国際社会の動きも活発化している。フランス政府は反体制派が樹立した「国民評議会」をリビアの唯一の代表として正式に承認した。英国のヘイグ外相は国民評議会の特使と電話で会談した。
米国ではクリントン国務長官が来週、反体制派の指導者らと会談する計画を発表。米国が駐ワシントン・リビア大使館との関係を停止する方針も明らかにした。
北大西洋条約機構(NATO)はベルギー・ブリュッセルで外相会議を行い、リビア上空への飛行禁止空域の設定について協議した。NATOのラスムセン事務総長は、飛行禁止空域の設定は国連からの明確な指示に基づくものでなければならないとの方針を示した。すでにNATOは空中警戒管制機(AWACS)を投入してカダフィ政権の動向を常時監視していると指摘し、明確な支援が必要になった場合に備えていると述べた。
また、国連や欧州連合(EU)、アフリカ連合(AU)、アラブ連盟などの国際機関との連携も必要だとした。
◆<フランス>リビア空爆を検討…EU緊急首脳会議で打診へ(03/11-12:27)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110311-00000038-mai-int
【パリ福原直樹、カイロ樋口直樹】
フランスのサルコジ大統領が11日開かれる欧州連合(EU)の緊急首脳会議で、リビア政府の拠点施設に絞った限定的空爆を各国に打診する。サルコジ大統領とキャメロン英首相は10日の共同書簡で、リビアの反体制派組織「国民評議会」を支持し、EU各国に飛行禁止空域設定を提案する意向を示した。
仏政府幹部は毎日新聞の取材に限定的空爆実行については「あくまでEU内の一定の合意が必要だ」と述べ、EU首脳会議では、英国などと協調しつつ、空爆の是非について「慎重な議論」を進めるという。仏AFP通信によると、フランスが検討中の攻撃対象は、トリポリやその近辺にある参謀本部など3カ所という。
英仏首脳はEUのファンロンパウ欧州理事会常任議長(大統領)あての書簡で、カダフィ氏の退陣を強く求める一方で、EUがリビアの「国民評議会」を「唯一の交渉相手」とするよう求めた。
仏は10日、リビアの「国民評議会」を初めて承認した。サルコジ大統領の積極的な外交姿勢の背景には、チュニジアやエジプトでの民衆革命に対する対応が遅れ、国内での大きな批判を受けたことがあると見られる。
一方、リビアのカイム副外相は10日、西欧諸国などが反体制派を正統な代表として認めるなら、外交関係の断絶も辞さない考えを表明した。ロイター通信が伝えた。副外相はフランスの承認行為は「違法」で、他の欧米諸国が承認すれば、「行動を起こさなければならない」と、対抗措置を取ると警告した。
◆カダフィ派、石油都市を奪還…最大規模の攻撃(03/11-13:58)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110311-OYT1T00512.htm
【カイロ=田尾茂樹】
リビアの最高指導者カダフィ氏率いる政権側は10日、反体制派が掌握していた中部の石油拠点ラスラヌフに対し、陸海空から過去最大規模の攻撃を実施、同市を奪還した。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などが反体制派の話として伝えた。政権側は、反体制派が支配する東部に向けて、さらに攻勢を強めている。
衛星テレビ「アル・ジャジーラ」も、反体制派はロケット弾攻撃などを受けて、東に後退していると報じた。
英BBC放送は10日、政権側の戦車部隊がラスラヌフに進軍し、リビアが内戦状態になって以降、政府軍が最も東方に到達したと報じた。同市東方のブレガでも空爆が行われた模様。
また、政権側が首都西方50キロのザウィアも掌握したとしている。
( ̄(エ) ̄)
「見えない明日」、リビアも、日本も、大して変わりありませんね(-_-;
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1. リビア反体制派 反撃受け後退 [ 時々時事爺 ] 2011年03月30日 23:03
そうなんだよな。日本で大災害さえ起こってなきゃ新聞の一面は連日この案件で賑わしてるんだろうな [うんうん/]ここ1-2週間は記憶の彼方にスッ飛んでたけど、民主化のうねりが国際レベルの政治的駆け引きも相...
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