トラウマ

2008年04月22日

エホバの証人の後遺症 その1 PTSD

PTSDなんて大げさだって思いますか?
でも精神医学的に見るとPTSDの要件を満たしてしまうんですねぇ

人生の全ての予定は協会の指示に従っていればよかった。
しかも、今日すぐにでもハルマゲドンが起きて、全てをチャラにしてくれるという思いで毎日を過ごしていた。

これってある意味すごい教えだと思うんです。
どんなに今日一日の仕事や奉仕がきつくても、「明日ハルマゲドンが起こるかも」と思えばやれる。

そうして常に臨戦態勢でいることを要求され苦行を強いられるんです。

これって、イラクで自爆テロや奇襲に脅えながら任務を遂行する兵士と心理的には同じです。

しかも帰還日は毎日毎日引き伸ばされる。
「今日やれば帰れるから」と毎日言われ、「来年には必ず」という約束も反故にされ、それでも任務からは解放してもらえない。

イラクの兵士は、いやなら志願しなければ良い。
帰還すれば栄誉が待っている。
負傷して帰還しても同情してくれる人がいる。

しかしエホバの証人2世は、小さい頃から強制的に証人に仕立て上げられる。
つまり戦場で育てられる。
戦うか戦わないか?そんな本人の意思なんて関係なく戦いに巻き込まれる。
脱落したらケアも無し。使い捨て。

辞退という選択肢は無い。

「この世の中に平和な国なんて無い。ここがいちばんマシなんだ」と教えられ、
「抜け出したら命は無いと思え」と日々脅される。

私にとってのエホバの証人社会はそんな世界でした。

2007年04月24日

何も信じれない

それまで、最も確かだと思っていたことが、崩れ去った時。
もう、何も信じまいと思った。
信じることで失うものが大きすぎるから。

もう何も信じない。
信じることは恐ろしいこと。
信じることは世界が崩れ去る前の幻想的一瞬でしかない。

もう、絶対に確かなことしか受け入れない。
誰の目にも明らかで、実証可能なこと以外は受け入れない。

結果が不確かなチャレンジなんて無理。
不確かなことに挑戦するなんて結局は傷を広げるだけだ。
確率的な事象では失敗するリスクのほうが大きすぎる。

失敗したら、また世界が崩れ去る恐怖が訪れる。
もうそんなことには耐えられない。

閉じこもり、嵐を避け、寿命が来るのを待っていたい。




エホバを辞めてからも、「信じる」ことを拒否している私。
いつも、信じようとすると、自動的にブレーキがかかる。
友人や恋人ができそうになっても、信じられない。
いつか壊れる恐怖が先に来る。そもそも幻想ではないかという疑念が心を占める。

自分がよりどころとしてきた世界が、実はウソや欺瞞に塗り固められた世界であったことを知ってしまったとき。
世界は崩れ去る。
それは自分の存在すら危うくする。
なんせその世界に拠って生きてきたのだから。
しかしどうしようもなく崩れ去る世界。

その中で、なんとか自分の崩壊は免れた。
いや、実体は残っていても、精神的には崩壊したのだろう。

何事も、もう信じるには値しない。
人の言うことや態度なんていくらでも偽装できるものだ。
人の心を操ることのなんとたやすいことか。

そんな私もいつのまにか人の印象を操る術を身につけていた。
心底では真理を実践していなくても、見かけはいくらでも取り繕える。
そうやってエホバの組織をしのいできた。
そうでもしないと親の庇護を得られなかったから。
内心はなりきれないことに罪の意識を感じつつも、そうするしかなかった。

しだいに、どっちが本当の自分なのかわからなくなった。
矛盾を感じ罪の意識にさいなまれている自分は抑圧され、意識から消えていった。
一方、演技している自分が本当の自分のように感じるようになった。

私は消えていた。存在しなかった。エホバの組織にいる間、私は存在しなかった。
まるでシナリオどおりに動く機械人形だった。


機械がココロを持つとき。
自分が機械でしかないと気付き、人間になる方法がわからないとき、ロボットは何を思うのだろう。


ようやく人のココロがわかってきた。
でも今はそれを真似ているだけ。人のフリをしているだけだ。
この演技はいつまで続くだろう。
私はいつか人のココロを持つことができるだろうか。
いつかヒトを信じれるのだろうか。

2007年04月02日

記憶の断片

そうだ。思い出してきた。

エホバの証人に関わることで、たくさんのいじめにも遭ってきた。

たとえば選挙に参加できないことでひどい目に遭った。
学校で、学級委員や生徒会長を選ぶ選挙。

一般に選挙てのは白紙投票や棄権も許されるものですが、学校ではそうはいかない。

まず、棄権はダメ。民主主義を教える教育目的があるから。
一人だけ例外というのも許されない。(日本は全体主義国家だっけ?)
で、いちおう先生と相談し、白紙投票することにした。

さて、選挙演説会。
これも参加しないわけにはいかない。
しかし演説の度にする拍手は拒否した。エホバの教えに反するから。
自分のクラスから立候補した生徒会長のときにも、もちろん拍手はしなかった。
そして白い目で見られ、イジメ。

そして投票。
折衷案とはいえエホバへの罪の意識を感じながら、白紙投票。
そしてその後がひどかった。

バレタ。
開票の結果、私が同じクラスから生徒会長に立候補した候補に投票していないことがばれた。男子女子数人に囲まれ、なじられ、いじめられた。

クラスごとの集計で票が足りないことがわかり、クラス内で魔女狩りが行われたのだ。
公正な選挙委員会なんて名ばかりで、候補者らと仲良しの内通者だった。

もう選挙とは名ばかりの踏絵大会だ。
投票したか?と聞かれたとき、ウソをつけばよかったかも。
でも正直であることもエホバの教え。それは無理な話だ。




親へ。
なぜ、学校を休むという選択をさせてくれなかったのだろう。
カエサルの法には従わなければいけないから?

先生へ。
クラスで魔女狩りが行われていた時、なぜ止めなかったのでか?
私は、それもエホバの証人であるゆえの迫害だとガマンしましたが、
世の常識から言ってもおかしいですよね?

教育委員会へ。
学校で行われた模擬選挙は民主主義を理解させるための教育ですか?
確かに、内通や談合のはびこる現実社会そっくりでしたが。

ものみの塔協会へ。
子どもにとって大きなウェイトを占める学校において、常にエホバの証人でいることの辛さがわかりますか?いっそ、独自の学校を作って、私たちを収容してくれたほうが、苦しまなくて済んだろうに。
「学校仲間からの疎外」という信仰ゆえの苦難を常に味わってきました。
属する社会からの阻害は、人間の生きる力を奪うほど恐ろしいものです。

それはあなたたちがいちばんわかっているでしょう。
「排斥」というシステムで、エホバの証人社会から完全排除される恐ろしさ。
図らずして唯一のよりどころとなってしまった組織。そこから排除され行き場を失う恐怖。
その恐怖を有効活用して組織を維持していますよね。

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収入が途絶えた。困った。。(2008/4/30)

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