暗号通貨革命が考えるXRPの価格形成の仕組み
<前編>価値のインターネット(Internet of Value)こそフィンテックの未来
<中編>リップルが価値を産む3つの理由
<後編>ビットコインとリップルの総発行数は、実は殆ど変わらない
リップル社は「価値のインターネット」の主義者として、連邦準備制度理事会(FRB)の「Faster Payments Task Force」に所属し、W3Cの「Web Payments Working Group」の共同議長を務める。また、Googleが所属するアルファベットの投資部門、GV(旧Google Ventures)が唯一出資するブロックチェーン企業として知られています。

私の暗号通貨関連への投資は、「名前の由来」の次に「ビジネスモデル」の考察に移行します。

ネットベンチャーは、多くのビジネスモデルを模索し、マネタイズする方法を考えます。正直ビットコインの投機的な価格の上下や、第三者機関のデューデリジェンスのない胡散臭いICOの値付け、どの仮想通貨が詐欺かなどという、程度の低い話にはあまり興味がありません。
rippletop
Googleを超えるかも知れない!? リップルが描くビジネスモデル
リップルは、新しい地球規模の決済ネットワークを実現します。どのような通貨も、誰でもEメールのように数秒でタダ同然で送れます。企業は新しいビジネスを提供する事が可能になり、個人は銀行や金融機関を介さずP2Pで地球規模のネットワークにアクセス出来ます。バランスシート(B/S)の管理機能を持つリップルは、個人や企業は、迅速で安価な決済サービスが利用できるだけでなく、一目で決済の状態を把握出来、資産管理を容易にします。

金融とITの融合であるフィンテックはIoT「モノのインターネット」によって拡大します。IoT社会のキーワードは、モノではなく情報であり、ビックデータの活用です。これはインターネット革命となんら変わりはありません。このブログでさえ、普及活動の為にあらゆるデータを取得しています。

Googleは、ウェブ上の情報を集約し、広告によるマネタイズよって世界を大きく変えました。リップルは、金融という領域で、お金(価値)という情報を集約する事により、世界を大きく変えるでしょう。現在の金融システムの多くは負債によって成り立っており、リップルは債務を決済するものです。そして、バランスシートは常に左右対象でなくてはなりません。

『つまり、リップルは世界中の負債(IOU)という情報を集約し、XRP(資産)としてマネタイズするのです。』

これが、決して公では語られない、リップルのビジネスモデルだと思っています。今後リップル社のRCL(Ripple Conect Leger)は、あらゆる価値を飲み込んで行くでしょう。世界は透明性と規制に対応した、分散型金融テクノロジーを求めています。リップルはGoogleも超えるかも知れない・・・。これが、私が最初にビジネルモデルを考察した結果、当時500種類以上の暗号通貨の中から、唯一XRPに興味を持ち選択した理由です。(投資の判断は自己責任でお願いします。)
Ripple -The Future of Payments- 日本語字幕(2014.7.12)
ビットコインは、「通貨」の信用問題に焦点を絞った為、「決済」の点で問題を抱えました。一方リップルは、「通貨」と「決済」の両方を兼ね揃えています。リップルは、インターネット革命とデータベース技術の変革により、中間業者を排除し、人々が公正に直接管理する事を実現させます。

2013年のインタビューで、CEOのChris Larsen氏はこう答えています。『種々の問題を解決するために、ビットコインは依然として必要です。しかし、ビットコインは再設計することはできません。ビットコインのような仕組みを少なくとももう1つ、あるいは2つ構築する必要性があります。それは、よりシンプルで便利、かつ迅速で、他の通貨と相互運用できるもでなくてはなりません。』

昨年、世界でバズワード化した「ブロックチェーン」。しかし、異なる台帳を接続するILP(インターレッジャープロトコル)を発表したリップルは、今年はブロックチェーンが必要ない事に気づくだろうとしています。重要なのは、協力であり規制です。そして、世界中の金融機関などが参加するR3や、IT企業も含めたHyperledger Projectのメンバーと一緒にグローバルスタンダード(業界標準)の構築に動いています。
2016 Will Be the Year You Realize You Don’t Need the Blockchain「ripple insights」(2016.1.8)
Bitcoinより遥か昔に存在していたRippleの歴史
実はリップルが考案されたのは2004年で、ビットコインの「Satoshi Nakamoto論文」が公開された2008年8月より遥か昔です。当時、Ryan Fugger氏がRipplepay(Ripple payment protocol)を考案したのが始まりであり、その後ビットコインの取引所「Mt.Gox」創業者Jed McCaleb氏等によって、現在の原型でもあるブロックチェーン技術を応用した、決済プロトコルへと進化しました。なおこの時(2012年9月)設立されたOpenCoin.incが、Ripple Labsの前進です。
当時のRippleのホームページ「Ripplepay.com」
Ripple Pay - Open Source Cashless Payment System「hasslberger.com」(2006.3.25)
Ripple Labsの共同創業者であるChris Larsen氏は、上場企業のオンライン融資事業の「E-Loan」、そしてソーシャルレンティングの「Prosper」で共同創業者兼CEOを務めました。つまり今回は、3社目のFintech企業の立ち上げとなります。
ChrisLarsen
Ripple Labsには、クリントン、オバマ政権にて、ホワイトハウスの経済顧問を務めていたGene Sperling氏を筆頭に、国務省のAnja Manuel氏、財務省のMichael S. Barr氏など、元政府官僚が経営に参加しています。世界を変えるリップルには、情熱を持った尊敬の対象となる多くの優秀なメンバーが参加しています。
アメリカが動く日 暗号通貨も米国主導で行われると思う理由「暗号通貨革命」(2015.9.12)
リップルの仕組み(XRPとIOU)
リップルは、ビットコインのような単一通貨とは異なります。リップルは金融取引を行うためのインターネットプロトコルで、RCLと呼ばれるリップルネットワーク内には、初期に1,000億発行されたXRP(資産)とIOU(負債)が存在します。このIOU(I owe you:あなたに借りがある)とは、ゲートウェイ(両替所)があなたから預かった預金に対して発行される借用証書を指します。

何やら少し難しく感じるかも知れませんが、そんな事はありません。普段あなたが利用している銀行などと全く同じ仕組みなのです。あなたが銀行に預けているお金も、銀行側から見たらIOUになり、ビットコインやFX取引所のあなたの口座の資産もIOUになります。世の中は現金以上にIOU(負債)が流通しているのですが、決してあなたは普段の生活でIOUとは言いません。

しかし、リップルはあえてこう呼んでいます。一体それはなぜでしょう。つまり、この資産と負債の違いが「XRP: Math-Based Currency(数学に基づく通貨)」の革命的な性質の一つだからです。

リップルは、「MT.Gox」の創設者が、仮想通貨のエコシステムの問題に気づき構築したシステムです。リップルには、取引所の不正を最小限の監査コストで管理出来る分散型台帳と、破たんなどのカウンターパーティリスクを回避するXRPの仕組みが導入されています。重要なのは、リップルネットワーク内の負債であるIOU(JPYなど)は、銀行を「信用」して預金するのと同じであるのに対し、資産であるXRPは第三者を全く「信用」する必要性がないと言う事です。リップルはリーマンショック後に開発された、現在の金融システムの問題を解決する仕組みであると言えるのです。
Balance sheet
1)リップルウォレット(財布)の作成
リップルの仮想通貨であるXRPを手に入れるには、まずはウォレット(財布)を作成しなければなりません。ウォレットは、「r」から始まるリップルアドレス(公開鍵)とシークレットキー(秘密鍵)がペアになっています。過去リップル社は、公式ウォレット「Ripple Trade」を提供していましたが、2016年3月31日にそのサービスを終了し、エコシステムであるウォレットの分散化を開始しました。今後は各国のゲートウェイが、国ごとに異なるコンプライアンス「AML/KYC(Anti-Money Laundering/Know Your Customer)などに沿って、その役目を負って行く事になりそうです。リップルのILP(Interledger Protocol)が、今まで金融機関が時間をかけて構築して来たセキュリティーシステムを、有効に適用にしたままスムーズな移行を実現させるでしょう。

ウォレットの作成には、1)身分証明書と、2)住所確認書類が必要です。海外のウォレットサービスの利用には、英字書類しか提出出来ません。日本人のパスポート保有比率は23%ですので、現時点で国内唯一のサービスを提供している「Mr.Ripple」で作成する事をお勧めします。「GateHub」などの海外ウォレットは、「パスポート」と有料の住所が英語表記された「銀行取引明細書」が必要です。運転免許証の場合も、「国際運転免許証」でなければなりません。

1)身分証明書(顔写真付き)
パスポート/運転免許証/外国人登録証明書/住民基本台帳カード/学生証など

2)住所確認書類
住民票記載事項証明書/公共料金領収証/納税通知書など

暗号通貨革命では、過去多くのユーザーからフェイスブック宛に、盗難に関する相談を受けています。今まで唯一トラブルがないのが「Mr.Ripple」です。リップル社の「Ripple Trade」はもちろんの事、公式に推奨していた「GateHub」でさえフィッシング詐欺がありました。「GateHub」に関しては、これ以外でも外部のベイジアコインとの連携の部分でハッキングされたという相談も受けています。

リップルのネットワークは世界共通であり、一度ウォレットを作成しアドレスを取得すれば、後から利便性の高い他社のウォレットへ移行する事も可能です。ウォレットの選択は個人の自由ですが、XRPだけであればSBIホールディングスがサービスを開始するまで、こちらを選択されるのがベストではないかと思います。なおウォレットの二要素認証(2FA)は必ず行って下さい。
GateHub(ゲートハブ)からも可能!日本語対応ウォレット「Mr.Ripple」に移行する方法「暗号通貨革命」
2)ゲートウェイに登録
次に、RCLと呼ばれるリップルネットワークの入口であるゲートウェイに登録します。ゲートウェイはあなたから通貨の預金を引き受け、代わりにネットワークに残高を発行します。ゲートウェイは、両替所と取引所として機能し、あなたはまずゲートウェイの口座に円を入金し、JPY(IOU)との両替を行います。その後発行されたJPYで、個別の各ゲートウェイが取り扱う仮想通貨(XRPなど)をオーダーブックで購入する事が可能になります。

リップルには相手を信用する「トラスト機能」が存在します。ユーザー同士はゲートウェイから発行されたIOUで支払いを行う事が可能であり、この場合に必要なのは、支払い側と受け取り側が互いに共通のゲートウェイをトラストする事だけです。

リップルのネットワークは世界共通であり、RCLに対応したウォレットさえあれば、世界中のゲートウェイが利用出来ます。以下の記事では、「Mr.Ripple」のウォレットを使い、他のゲートウェイで取引を開始する方法を説明しています。「Mr.Ripple」のように、ウォレットとゲートウェイを両方とも提供する会社もありますが、基本的には別物であると考えて良いでしょう。
アービトラージもやり放題!ミスターリップルのウォレットを使い、他の世界中のゲートウェイで取引する方法「暗号通貨革命」(2016.4.3)
gateway
Ripple Concepts Gateways and Pathways 日本語字幕(2013.4.10)

日本国内の代表的なゲートウェイは現在42つ存在します。登録ゲートウェイは、いつでも引き出し可能なATMのようなもので、もしもの時の為に全て登録しておいた方が良いでしょう。その際のウォレットの二要素認証(2FA)は必ず行い、普段利用しないゲートウェイのトラストライン(与信枠)は切っておく事をお勧めします。

リップルの国内ゲートウェイは零細企業と言って良いのですが、そうでなくてもビットコインも含め、この業界の取引所は正直儲かりそうにありません。今後間違いなく市場はレッドオーシャン化し、いつ廃業や倒産してもおかしくないのです。主なコストは人件費と家賃などの固定費で、セキュリティーも含めた管理コストだと推測出来ます。ゲートウェイは信用で成り立っており、重要なのはビジネスモデルや預かり資産です。決して利益に直結しない出来高ではありません。

私にとってこの界隈は、出来高が多いという理由だけでRTJ(破綻済み)を勧めていたなど、正直不思議な事ばかりです。今のところ福岡の商工会議所で堅実に運営しているMr.Ripple以外、ゲートウェイは「スケール」する仕組みになっておらず、ビジネスモデルが確立しているように思えません。暗号通貨革命では四半期毎の簡易レポートも含めた比較情報を公開しています。ゲートウェイの競争環境は日々変化していますが、今後の参考にしてみて下さい。
リップル(Ripple)国内ゲートウェイ取引所比較ページ-四半期レポート「暗号通貨革命」
1)Mr.Ripple
リップルアドレス:rB3gZey7VWHYRqJHLoHDEJXJ2pEPNieKiS
入金手数料108円/出金手数料366円
トランザクション手数料0.2%
取り扱い通貨:リップル(XRP)、ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、エイダコイン、ドージコイン、ルーメン
リップルアドレス:r94s8px6kSw1uZ1MV98dhSRTvc6VMPoPcN
入金手数料0.498%+消費税/出金手数料0.498%+消費税+463円+消費税
取り扱い通貨:リップル(XRP)のみ
tokyo
3)まずはXRPをウォレットのアクティベートの為に手に入れる
リップルネットワーク内での活動には、永続性を維持する為の担保として、XRPを少額必要とします。あなたがまず行わなければならないのは、ウォレットをアクティベートする事です。これは初めに銀行などで口座を開設する際に、少額入金するのと同じです。これには最低20XRPを必要とし、基本的にこの費用は外部に取り出すことは出来ません。なおリップルでは、他にも以下の担保を必要とします。

1)「20XRP:ウォレットのアクティベート」
2)「5XRP:相手のトラスト」
3)「5XRP:注文の有効」

ウォレットのアクティベートの為のXRPは、ゲートウェイに無料で新規会員登録する事で貰えます。 
1)「Mr.Ripple」に
アカウント開設完了で100XRP、更に30,000円以上の入金で677XRP
2)「東京JPY発行所」に新規会員登録で40XRP、更に10,000JPY以上の入金で25XRP 
4)リップルチャート(ripplecharts)の見方:公式チャート
現在のXRPの価格を調べるには、リップル社が公式に提供している「ripplecharts.com」で確認する事をお勧めします。リップルの全てのゲートウェイのオーダーブックの価格を確認する事が出来ます。チャートの英語で表記された項目は以下の内容を表します。
 
Ripple Network Stats(リップルネットワークの統計)
「XRP Capitalization」:XRPの時価総額
「Issued Value」:IOUの発行総額
「24 hr Payment Volume」: 前日の送金金額
「24 hr Trade Volume」:前日の取引金額
「Total XRP」: XRPの残数
「Ledger #」:元帳番号(数秒毎に増加)
「# of Ripple accounts」:アカウント総数
ripplechart
右上の「Accounts」で特定のリップルアドレスを入力すると、誰でも取引履歴や残高が確認出来ます。

Account Explplorer
「Balance」:与信枠設定している通貨ペアのウォレット残高
「History」:送受信先のリップルアドレス、日付などの取引履歴
ripplechart02
ValueTrend
ここではネットワーク上で取引されている「通貨名」「発行元のアドレス」やゲートウェイが発行するIOUの時価総額を確認する事が出来ます。取引を希望する世界中のゲートウェイと通貨名を調べ、ウォレットの与信枠に設定する事が可能です。
ripplechart
5)現時点のトレード用のチャート機能はMr.rippleがお勧め
指標発表の無いXRPのトレードは、テクニカルツールを利用するしかないのに、公式のチャートには殆ど揃っていません。「Mr.Ripple」では、「tradingview」をカスタマイズした独自のチャートを提供しています。分析ツールはトレンドタイプの移動平均線、一目均衡表、ボリンジャーバンドから、オシレータータイプのストキャスティクス、RSI、MACDなど多くのツールが用意されています。
tv-tool 
6)Mr.Rippleで外部ウォレットから仮想通貨を入出金する方法
ユーザーからの問い合わせが多かった為、ミスターリップルのウォレットは、XRP以外の仮想通貨を外部のウォレットに入出金するサポートを開始しました。なお現在は手動で行っていますが、今年中にリニューアルを予定しており、その際は自動で入出金できるよう開発を進めているようです。入金は指定のアドレスに送金する必要があり、現在の入金用のアドレスはユーザー毎個別に振り分けられている訳ではありません。
mrripple
入金する場合
1N444NPzADHwYsi6Eg99Fkv1rszYZgyPEL(BTC)
0x79eefa1627a051720b66f1fc1ca1ec690b2a8625(ETH)
LKmZ16kZ1gwZXpgMUoFpRsP69AoeBdZJgc(LTC)
DACom7Z5daCD1YKNoiLFvBFEpyEyj6VcX8(DOGE)
送金が完了したら、サポート宛に送信した数とユーザー名をメールします。

出金する場合
リップルウォレット内にある通貨を、下記のアドレスに送信します。
rB3gZey7VWHYRqJHLoHDEJXJ2pEPNieKiS
送信が完了したら、サポート宛に送信した数と、出金用アドレスをメールします。

ミスターリップルは、仮想通貨の入出金を手動で行っております。営業時間外の仮想通貨の入出金は対応しておりませんので御了承ください。営業時間内であれば、数分で対応してもらえるようです。「サポートメールアドレス(support@mr-ripple.com)営業時間:平日10時~18時」

Ripple社よりパートナーシップの相談を受け、XRPの取り扱いも開始!
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