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1.好きでもないけど、嫌いでもない

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「いちおう、付き合っているんだけど。
彼のことが好きかどうかわからなくなっちゃったんです…。」

「いっそ別れちゃおうかなと思うんですけれど。
でも、なかなか踏ん切りがつかないというか…。」

なんて悩み、意外と多かったりします。

もともと好きでも嫌いでもなかった彼。
正直、告白された時にはビックリしたんだけど、
ちょっと嬉しかったから付き合ってみようと思った。

まぁ、でも。
結婚するなら彼みたいな人がいいのかな。
そう思ってなんとなくつき合い始めた。

でも、もはやトキメキは感じられないし。
むしろ感じているのは物足りなさになっている。

この人と結婚をして、このままの人生ってどうなんだろう?
すごく良いわけでもないし、すごい悪いわけでもないしなぁ。

…なんて。

こういう「決め手のない関係」って
それなりにあるのではないでしょうか?

これね、“なんとなくつき合い出した”
という場合に多いケースなんです。

出会いの最初の頃に「この人が大大大好き!」と
“強烈な感情”を感じられていたらいいんですけれど。

それがないままだと後になって、
「私、この人のこと、本当に好きなのかしら?」
とふと思うのです。

男性よりは女性に多い悩みかな。
女性は「運命」という言葉に弱いのですよ。
映画とかドラマとか漫画の影響があるのかな?

運命の人には「ビビビッ!」と
来るはずだと思っている人も多いから。

彼に対する「好き」が
“微弱な”感じがして心細いのです。

あまりにも微弱すぎるので、
浮気心が起こることもあるわけで。

自分の気持ちを確めるように
わざわざ浮気しちゃう人もいるぐらいで。


2.決め手のない関係に、決め手を作る方法

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そんな自分の気持ちが迷子なあなたへ。

決め手がないからあいまいなんです。
だったら、決め手を作ってみましょうか?

こんなイメージをしてほしいんです。
今晩23時、彼から急に電話がかかってきます。

「こんな遅くになに?どうしたの?」
ちょっと不機嫌に電話に出るとこう言われるんです。

「ゴメン、キミのことが好きかわからなくなった」
「ゴメン、理由は聞かずに別れてほしい」

彼にそう告げられたらどんな気持ちになると思いますか?
よ~くチェックしておいてくださいね。

これ「今のあなた」と「彼の立場」を入れ替えてみただけです。
どう感じましたか?

「え?いつから別れたいと思っていたの?」
悲しくなるかもしれないし、

「そんなの嫌だ!」と
しがみつきたくなるかもしれないし、

「私もそう思っていたから」
ちょっとほっとするかもしれません。

「もしそれを彼から言われたらどう感じるのか?」

自分と彼の立場を入れ替えてみると、
違う視点で自分の気持ちを感じることができるでしょう。

悩んでいるときって、
どうしても自分視点になるんですよね。

彼の存在があたりまえになっていて、
自分よりもちょっと下に見ていることもあるぐらい。

彼があなたの前からいなくなることを想像してみて、
まだいてほしいと思うのか、なんだかひとりがホッとするのか。

まずは、そこが最初のチェックポイントかなと思うんです。

なんとなくつき合い出すと、なんとなくのまま。
彼の存在の大きさがよくわからない。
これ、とても多いケースなんだけどね。

だからこそ、心理学にはこんな格言もあるんです。
「そもそも迷っている時点でそれは真実のパートナーではない」
 

3.それでも答えが出ないのなら

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それでも自分の気持ちがわからなくて、
モヤモヤ悩んでしまう人がいます。

彼のことが好きなのか、
それとも好きではないのか?

この人と結婚していいのか、
結婚しないほうがいいのか?

そう悩む人に、
こんな質問をすることがあります。

『彼に会いたいと思うのは、楽しいときですか?
それとも、さみしいときですか?』

あなたが楽しい時間を過ごしていて、
ふと「今度、ここに彼を連れてきてあげたいな」
と思うのであれば、

「愛がまだある証拠」
なのでしょう。

あなたがふとさみしくなったときに、
むしろ、さみしいときだけ会いたくなるのならば、
それは「とりあえず」なのかもしれません。

“強烈な感情”ばかりを
「好き」というのではありません。

さみしい時だけ会いたくなるのならば、
幻想の愛かもしれないけれど、

楽しい時に会いたくなるのならば、
それを「本物」というのかもしれません。
 

4.恋と愛との違い

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ここからは私のひとりごとだと思って聞いてください。

恋愛至上主義の人は強い感情を好みます。
ドラマティックな展開やハラハラドキドキすることが好きです。
その強い感情を「愛」だと思い込むことがあります。

しかし「恋に落ちる」とは言いますが、
「愛に落ちる」とは言いません。

愛はいきなり生まれるものではなく、
時間をかけて育てた人だけが手に入れられるもの。

恋はジェットコースターに乗っているのと同じような気分。
そう考えると、愛ってメリーゴーランドのようなものですね。

強い感情を感じられないと、
「これは好きではないのだろう」と思う人がいます。

これは人生のなかに「安心感」がない人が、
根源的にもちやすい感覚なのです。

悩みのない、安定的な感情を感じ始めると、
むしろそれに違和感を感じ始めるのです。

私もそうだったから、この記事を書いています。
もし悩んでいる方がいたら、ご相談くださいね。



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