自分自身・人間関係の悩み

「我関せず」スタイルをとる人

2017年9月27日

人とベタベタ関わることをせず、ピンで動いたり、私は私です的な感じ。周りの人との間に壁があって、近寄ろうとしてもなかなかその人の心の機微に触れることができない。

このような人は自立タイプで、人を当てにしていない、もしくは単純に人を頼ったり、一緒に何かすることに慣れていないことが多い。

自分で頑張ることが当たり前。自分のことは自分でします的な意識が強い。

その上、人と関わること、人に自分を知られることに不安を覚えているケースが多いです。

本当は内に秘めた情熱があるのだけど、それを封印してクールに振る舞っちゃっていることもあります。

我関せずのスタイルにしておかないと、ものすごく責任を背負ってやっちゃいそうになるところがあるんです。

実は、世話焼きだったり、人のこと気にしていたり何かしてあげたいなと思っていて、重く考え過ぎてものすごくエネルギーを投下してあれこれやらないといけないような気がするからこそ、それはむりですと全部なしにしちゃったり。

本当は、人と関わりたいからこそ、怖くて怖くてしょうがなくて私知りませんみたいな態度になっちゃうパターンもあります。

パートナーがこの手のタイプの人だとちょっとやっかいですけどね。

書いていて、痛いですが(汗)ちょっと前の私がそうですから。

パートナーがそうだということは鏡ですからね。お互いに「親密感に対する怖れ」が課題になっているかもしれません。

二人の距離を縮めることやお互いの情熱を表に出すことがテーマですね。

自分が我関せずのタイプである場合は、もしそれでなんだか苦しいな、寂しいなという感覚があるのなら、ステージを変えるタイミングに来ているかもしれません。

人と関わらないことによって傷つくことは減りますが、面白さや喜びという点ではやっぱり関わった方が大きくなると思います。

もちろんその分だけ慣れないことをするので、どうしていいかわからないという苦しさは感じます。

それから、もし周りの人に貢献したいという情熱があるのなら、内に秘めずに誰かに言ったりして表に出した方が楽になります。

かといって今までやっていないことですから、情熱を表に出すにしても、抵抗となっているポイントがあると思います。

カウンセリングでは抵抗の元になっているものを探して解放していくプロセスを大切にしています。

実は思い入れが強くて、大好きなものに大好きと言うのが恥ずかしいのかもしれないし、ちょっとひねくれちゃって「今更できるか!」とプライドが邪魔して素直になれないのかもしれないし

「私なんかが情熱出しても受け取ってもらえなかったらどうしよう」という無価値感が関係しているかもしれません。

自分なりのポイントを見つけて抵抗感を解放して自分を許していくこと。

最初からうまくはできないです。それでいいんです。今の自分のできる範囲でやれることをコツコツ積み上げていく。

たとえ思うようにできなくても、自分が自分の望む方向に向かおうとしていることが大事ですから。

-自分自身・人間関係の悩み
-,

© 2013 Aya Takami All Rights Reserved.