2005年09月

2005年09月28日

スープなしあわせ

こんにちは、山下ちなみです。
今回はおもむきを変えて、私の日常のヒトコマを。

ベルメゾンという通販会社の「マンスリー倶楽部」というのをご存知でしょうか。
月に一度、申し込んでいた商品が届くという企画です。
以前、会社の同僚と一緒に申し込んでいました。
送料の都合、グループでまとめて頼むというように、当時は主にOL向きの企画でした。
(今もあり、人気のため客層が広がっています)

その内容というのが、こまごました文房具や簡単な手づくり用のケーキミックスなどで、なかなか多種に富んでいて楽しいのです。
アイディアも織り込まれ、例えば、人気音楽の楽譜とCDとセットで、初心者でも弾きやすいように右手・左手のそれぞれのパート単独演奏と全体の演奏がCDに収められているなど、巷ではなさそうな企画もいっぱいでした。
ひとつひとつの商品はさほど高額ではないところもヒットの理由だったと思います。ルーティンな毎月のちっちゃな楽しみ、といった風情でした。

そのときは、ビーズアクセのキットを購入していました。
ひとつのキットで、3通りのアクセサリーセットが作れるように構成されているものでした。つまり、その中から、自分の好きなデザインを選んで作れるようになっているのです。
まあ、そんなところが、
「自分の好きなものを選びたい」
「一粒で何度もオイシイ」
「自分のオリジナルを」(←といってもレシピどおりにしか作れないのですが)
という女性心理をたくみに突いた企画でした。
いともやすやすと、そのたくみにひっかかり、会社のひとと購入して競うように作っていました。
(*^^*)ゞ←当時から心理学を学んでいたヒト
キットの種類も豊富だし、同じキットでも、好みによって違うアクセサリーになるので、だぶってうっかりおそろいになることもなく、よかったのです。
さらに、イヤリングとピアスの金具はキットに両方着いてくるので、それぞれどちらかは使わないため、交換したりも。

ちなみに、その前は、「よーじや」風の金箔打紙のあぶらとり紙をご購入。
さらに、その前には、ミッフィーの旅行用ポーチセット。
けっこうハマってますね。
でも、楽しかったです〜〜。
♪( ̄▽ ̄*) 

私は、こういうのに弱いんです。
申し込んでも、忘れていた頃に届くプチお楽しみ感覚で、なんとも楽しいではないですか〜〜。
非常に購買意欲をそそられてしまうのです。
そして、我が家には、まだ作られぬビーズアクセキットがたくさん……。
まさに、まさに。
ベルメゾンの思うツボです。
(^_^;

心理学って、知っていても、自分もその心理に入っていることがよくあります。
そんな自分に、ふと、気づいたりして、
「そなた(自分のこと)も、また、ニンゲンよのう」
と思うのも、一興……。
(*^_^*) あれ?、強がってる?

その中で、気になっていたけど、結局購入しなかったものがひとつあります。
それは、毎月、エンドレスで違うスープが届くという、「スープなしあわせ」。
フリーズドライしたものなので、インスタントながら、なかなかの具沢山で、定番の人気商品でした。
確かお値段も手ごろで、お弁当のお供にもなるし、ちょっと頼むのにはちょうどいい、といった感じなのです。
会社でも人気でしたが、私はついぞ、購入せずじまいでした。

ところが、先日、個人的にベルメゾンで買い物をしたときに、そのパンフレットが入っていたのです。
人気商品なので、みんなの感想が掲載されていたりして、ううう、おいしそう。
思わず、サイフの口が……。
でも、小口商品なので、一人で購入するとなると、送料がついて非常に割高。
かといって、とくに他に欲しいものがあるわけでもなく。

けっきょく、食すことはなく、マボロシのスープたちのままです。
しょぼん。



cs_chinaru at 17:15|Permalink つれづれの日々 

2005年09月11日

「ありがとう」の効用

関西のローカル番組でのハナシです。
その番組では、視聴者からの依頼を受けた内容(たいがい、どうでもいいこと)を調査
する、というものです。
調査員が吉本などの芸人で、お笑い中心の番組です。
でも、中には人間の奥深さを感じさせるものがあったりして、けっこう楽しみに見て
いるんですo(^-^)o

ある日の依頼。
小学生の娘さんが、母親がこぼしている愚痴について、依頼者(その子の父親)に話を
したそうです。
いわく、「お母さんはそうじとか洗濯とか一生懸命いろいろしているのに、お父さん
は感謝していない、ってお母さんが言っていたよ」。
そういわれた依頼者は、それならば、と奥さんに日ごろの感謝を伝えたそうです。
きっと、奥さんは感激して喜んでくれるだろう、と思ったそうです。
ところが、返ってきた返事が、
「あんた……こづかいでも上げて欲しいん?」
だったそうで(^_^;
これは、うちだけなのか?
世の奥様方は、どんな反応をするものなのか、という調査依頼でした。

そこで、調査員が大阪の町にでて、既婚の年配男性にインタビューします。
「奥さんに感謝してる?」
と聞きます。
「してる、してる」
「それ、伝えてる?」
「いやあ、伝えてないですね〜〜。はっはっは〜〜」
「じゃ、今から電話で伝えてみましょ」
「ええええ〜〜〜?」
ヽ(@o@)ノ

いまさら、とか、てれくさい、ということで、最初は絶対できません、といっていた
彼らも、最後には電話をしてみます。
(関西ローカルなので大阪弁です)
「あのな〜、いっておきたいことがあるねん」
「何?」
「あんな〜、あんな〜〜(汗)、いつもな〜、いろいろ家事とかしてくれてな〜〜〜
〜、ありがとう〜〜」
「何いってんの、急に。……気持ち悪い。切るで」
プツッ。
ツーツーツー(=o=)

このほかにも、試しましたが、だいたいの反応が、
「何を言い出すの?」
「今、忙しいんやけど……」
「……で?」
「明日、死ぬみたいなこと言わんといて〜〜」
などなど。
「うれしいです〜」と素直に喜ぶ人もいらっしゃいましたが。
結果、こんなもんだ、ということでした。


実は、この反応は、心理学的に裏づけがあります。
くわしくは省きますが、もし、自分が逆の立場だったら、いきなりいわれたら、
びっくりしますよね?
でも、悪い気はしないんです。
ちゃんと気持ちは通じているのです。

きっと、「気持ち悪い」、とか、「忙しいのに何言ってるの?」、といった奥様のと
ころでも、その日の晩御飯はいつもより豪華か、ご主人の好きなものがちょっと置か
れていたりしたと思われます(^-^)



けれども、ここで特筆すべきというか、私が一番印象に残っているのは。
こんな風に言われた結果に終わったけれど、
「ありがとう」
といっているお父さんたちの顔が、なんとも優しくていい顔をしていた、ということ
なんです。
(*^^*)

「ありがとう」が顔面ににじみ出ているんですね。
固そうなお父さんも、気難しそうなお父さんも、いばっているお父さんも、
優しい笑顔なんです!!!!
普段は無表情なお父さんも、感謝を伝えるときにはこんな表情をするんだ〜、本当に
ありがとう、って思っているんだなあ〜〜、と説得力充分の表情でした。
私は番組ネタに笑いながらも、その表情に心が動かされてしまいました。

「言ってみてよかった」
「すっきりした」
「気持ちよかった」
と、彼らは感想を言っていたそうです。
「ありがとう」と感謝を伝えて、一番、得られるものが大きかったのは、本当の気持
ちをストレートに表現できた、彼らにあるのかもしれません。



*おまけ*
<心理学を使った応用レクチャー>
この記事を読んで、トライしてみようと思ったチャレンジャーなあなたは、ぜひ、奥
様の厳しいお言葉にへこたれず、感謝を伝え続けることをオススメします。
続けるといいことがあるか?
それは……何週間か後には、もっと優しい奥様に変化しているということです。
p(^-^)q





cs_chinaru at 16:28|Permalink こころ 

2005年09月06日

日常の豊かさ

だんだん、この年齢になってくると(--; 、好き嫌いが、わりとはっきりしてきます。

とくに、日常で使うもの。
基礎化粧品、パフューム、服、靴……。
自分の体質や体型にあわないものは、もちろん即・却下です。
そのことも含めて、選ぶ基準というものがしっかりしているのです。
服を買いに行っても、スキ、キライがはっきりわかるので、とっても便利です。
もちろん、途中で失敗も幾度となく繰り返しました。

でも、だんだん、年齢とともに、自分が心地よくいられるものが分かってくるんですね。
そして、だんだんスキなものでいっぱいになってきました。

例えば。
お風呂に入るときには、お気に入りの入浴剤。
私は自分でバスソルトを調合したり、好きなアロマメーカーのバスオイルやバスミルクをいくつか取り揃えていて、入浴時には必ずといっていいほど使います。
湯船に浸かる時には、「大和の石」を沈めます。
(遠赤外線を出すというもの。水の粒子も細かくなるらしい)
石鹸も、シャンプーも、私の厳選したもの。
あかすりのタオルも、よ〜く泡立つしかけ(?)のものです。
入浴後に使うオイルも常に数種類おろしてあって、気分で使い分け。

聞いているだけで、なんだか贅沢な感じがしませんか?
(*^-^*)


例えダイソーで購入した雑貨であっても( ^ー゜)b 、自分が自分の基準で厳選していくと、自分の周りが「自分にとってのいいもの」でいっぱいになっていきます。
好きなものにとりかこまれていると、毎日がここちよいものになります。
当たり前の日常。
だからこそ、意識して、スキなものを選んでみませんか?

日常をいつくしむ、そんなことがごく普通にできたら素敵ですよね。


cs_chinaru at 11:50|Permalink こころ