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こんにちは。
カウンセリングサービスの原裕輝です。


今日は名古屋出張から大阪に帰ってきて大阪。
昨日の名古屋のあったかい気温だったのに、今日の大阪は雪が降る寒さ。


そのギャップに「移動してきたんだなぁ」と感じるのです。
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罪悪感の心理〜責められていると感じることを少なくするには〜


文:原裕輝

●罪悪感とは、どんな感情か?


カウンセリングをしていくと問題を作っている要因に罪悪感という心理が深く関わっていたというケースが多々あります。


カウンセリングをしていると罪悪感が問題を作っていた、問題を複雑化していたといたので罪悪感をなんとかしていこうというケース、
また、無価値感が問題を作っていた、問題を複雑化していたので無価値感をなんとかしていこうというケース、
罪悪感と無価値感、この二つの感情がテーマになることってとても多いんです。


では、その罪悪感というのはどんな感情かというと、


「自分が悪い」
「自分のせい」
「自分が良くなかった」
「自分は悪い存在」


と言ったようなことを感じる感情です。


そして、


「悪い自分は罰せられなければいけない」という心の動きを作ります。


すると、


心の中で自分をずっと責めるという罰を自分に与えたり、


しんどい状況、苦しむ状況を作り出したり、


またしんどい状況、苦しむ状況の中に身を起き続けたり、


欲しいものを遠ざけたり、


楽しむことを自分に許さなかったり、


楽を自分に許さなかったり、


幸せを自分に許さなかったり、


なんらかの形で自分を罰っします。


意識的に自分を罰するという場合もあるし、


無意識的に自分を罰することもあります。


時には、事故とか病気を使って自分を罰するというケースもあります。


●人から責められているという問題を作る


罪悪感があると人から責められていると感じるできごとことが多くなったり、人から攻撃されるの恐れや不安を持ちやすくなったりすることが多くなるといったできごとが起こることがあります。


「人から責められることが多々あって・・・」


「キツイ言い方をされていることが多くて・・・」


「人から責められるんじゃないかと不安を感じることが多くて・・・」


というご相談を聞いていると罪悪感という心理がその現象を作り出していたということがわかることがあります。


罪悪感があると、悪い自分は罰っせられるという心理が外に投影されていたので、責められているという解釈の仕方になりがちだったり、責められるのでは?という恐れや不安が多くなるんですね。


罪悪感がその現象を作り出していた場合、逆に罪悪感を癒やしていくとその現象もなくなっていきます。


人から責められていると感じることが少なくなって人間関係が良くなった、
人から攻撃されるの恐れや不安がなくなり安心した気持ちで人と接せられるようになった、
そんなケースが多々ありました。



●自分を許そう


あなたが人から責められていると感じるできごとことが多くあったり、人から攻撃されるの恐れや不安を持っている時は、もしかしたら心のどこかに罪悪感があるのかもしれません。
(罪悪感以外のことがその現象を作り出している時もあります。その話はまた別の機会の記事で)


『責められていると感じることが多いなぁ、もしかしたら罪悪感が自分にあるのかなぁ?』


と自分の心を探っていき


『あっ、あの時のことで悪いことをしたと思っている自分がいるなぁ。あの時のことで罪悪感を感じているんだ』


と、罪悪感を見つけたら積極的に自分を許そうと思ってみていただきたいのです。


もし何らかの過ちのことで罪悪感を感じていたら、その過ちを次に起こさないように何かを学びことや、訂正をすることは必要かもしれません。


しかし罪悪感で自分を責め続けないでください。


過ちを次に起こさないように何かを学び、訂正ができればいいのです。


ご自身を許してくださいね。


なかなか自分を許せない時は人に助けを求めてください。


誰かに罪悪感で苦しんでいることを相談してください。


「自分を責めなくていいよ」


「そんなに悪く思わなくていいんじゃないかなぁ」


「あなたは悪くないよ」


「あなたは無実ですよ」


そんな人からの言葉が罪悪感から解放されるきっかけや、『自分を許してもいいのかなぁ』と思う後押しになることがあるでしょうから。


あなたが罪悪感から解放され、人から責められていると感じるできごとや、人から攻撃されるの恐れや不安が少なっていくよう祈っています。


(文:原裕輝)
*無断転載が無いようによろしくお願いいたします。