月イチ連載「モテ男・モテ女のつくり方」、
今年は『魅力は作れる』をテーマに6回連続企画をお送りします。

初回となる今回は、魅力を構成する3つの要素についてお話をしてみたいと思います。
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魅力は作れる
カウンセリングでは時々、クライエントさんからいただく相談とは少し離れてご自身の「魅力」について考えていただく時間を取ることがあります。

自分の好きなところ、
可愛いところ、
かっこいいところ、
イケてるところについて、考えていただくのです。

でも、

「・・・・・。」

ほとんどの方はそこで固まってしまいます。

問題と直面し、悩み、苦しみ、自信を失くしてしまうときというのは、

「何をやってもうまくいかない」
「自分には価値がない」
「誰も私なんか愛してくれない」

と、誰もが誤解や勘違いに嵌っています。

そんな時に自分の魅力を言ってみて、と言われても思いつかないのが当たり前。
むしろ「何でそんなこと聞くの?」と腹立たしささえ感じるかもしれませんね。

けれど、そんな時あえて僕は言うのです。
こんなにたくさん魅力的な『要素』を持ってるのにもったいない!


私たちが人から感じ取る魅力にはいくつかの要素があります。


「可愛い」「カッコいい」といった容姿的な魅力もそのひとつですが、ただルックスが良いからと言ってその人が魅力的な人として多くの人から受け入れられるとは限りません。

むしろ、魅力的な人として長期的な関係を作っていける人というのは、容姿的な魅力以上に魅力的な要素を持っているものです。

そんな、魅力を構成する「要素」について理解を深めていくことで、もっと魅力的な人になれる。

魅力は作れるのです。


魅力を構成する要素
私たちが魅力を感じる要素は、大きく分類して次の3つに分かれます。

それは、

「容姿の魅力」
「才能の魅力」
「性格の魅力」

容姿の魅力は前述の通り、カッコいい、可愛いといったルックスに関する要素で、才能の魅力は、勉強ができる、料理が上手など、能力やスキルに関わる要素。

これらは対人関係の初期、まだ関係性が浅いうちから有効に働く要素ですから、モテる人というのは「容姿の良い人」や「才能のある人」であったりするわけです。

けれど、長期的な関係性の中で、魅力的な人であるためには、「容姿」や「才能」的な要素だけでは不充分。

重要なのは、「性格の魅力」。

第一印象はそこそこ、でも付き合うほどに味がある人、好印象に変わっていく人というのがいますが、この要素は対人関係が深く長期的な関係になるほど強く影響してくるのが特徴。

では、この「性格の魅力」ってどんなものなのでしょう?

一般的に「性格の良い人」と言うと、「優しい」とか、「明るい」人をイメージしますが、私たちの魅力を構成する「性格の魅力」は大きく6つのタイプに分かれそうです。

それは、

優しさを大切するタイプ
実直さを大切にするタイプ

楽しさを大切にするタイプ
正直さを大切にするタイプ

情熱を大切にするタイプ
正確さを大切にするタイプ

の6タイプ。

いずれのタイプも、それぞれ魅力的なのですが、それと同時に良好な対人関係を育む上で注意しなければならないポイントもあります。

例えば、優しさを大切にするタイプの人というのは、大きな包容力で関係する人たちを大事にする反面、時に優柔不断で決断力がない面もあります。

また、実直さを大切にするタイプの人というのは、正義感があってまじめ、信頼できる友人である反面、時に融通が利かない頑固な面も見え隠れするという具合です。

話は逸れますが、

離婚や別居など、夫婦関係のトラブルの原因を、「性格の不一致」に求める場合が多くあります。

けれどほとんどの場合、本質的な問題は、性格の不一致ではなく、「不一致の無理解」にあるのではないかと思います。

パートナーが何を大切にするタイプかを知り、同時に自分が何を大切にするタイプかを知っておけば、お互い傷つかずに済んだのにな、と感じることがカウンセリングでは多々あるのです。

対人関係を良好に育むためにも、魅力を構成する要素のひとつである「性格」については、自分が何を大切にするタイプか知っておくことが大事です。

「優しさ」「実直さ」「楽しさ」「正直さ」「情熱」「理想」

6つの中から、あなたが大切だと感じるものに順位をつけてみましょう。

どれかひとつに定まらないケースもあるかもしれません。

「情熱と楽しさを大切にするタイプ」のように、いくつかのタイプにまたがっているというケースもあります。

何が大切がピンとこない、という場合は、「何が一番できていないと感じるか?」という目線で見てみると良いかもしれません。

不思議なことに、優しさを大切にする人ほど、「自分は優しくない」という自己評価を下し、情熱を大切にしている人ほど、「情熱がわかない」と悩んでいたりするものですから。

覚悟のすすめ
魅力を構成する3つの要素。

そのうち、「容姿」と「才能」はすぐに磨きをかけることができるものではないかもしれません。

いっぽう、「性格」というのは、その気になれば今すぐに手を打つことができるのです。

自分のタイプを知り、良いところ、悪いところに目を向けることで、自分では弱点だと思っていた性格を魅力に置換えることができるからです。

例えば、付き合っている彼のことが本当に好きかどうかわからない、と悩んでいる女性がいるとします。

彼女は言います、「私は愛情が薄いのでしょうか?」と。

けれど実際はそうではありません。

彼女は誰よりも「愛情深い人」と言えます。
愛情深いからこそ、彼をもっと愛したい、と悩むのです。

そんな彼女は「実直さを大切にする」タイプなのかもしれません。実直であるからこそ、「ちゃんと愛さなければ」と彼を愛することを義務感のように感じる。

そして、もっと楽しい恋愛ができたらいいのに、と悩んでいるのかもしれません。

「性格の魅力」に磨きをかけるには、弱点や短所、悪いところのように感じている部分に目を向ける覚悟が欠かせません。

失敗したことも、成功したことも、
失ったものも、手に入れたものも、

経験してきたことすべて、たとえ失敗や挫折感を感じたことにさえ、目を向け、受け容れることができたなら、そんな経験を通して育まれた性格は私たちの魅力に変わります。

実直さを大切にしてきた彼女は、その性格ゆえに愛することを義務感のように感じてしまうこともあるかもしれませんが、その性格ゆえに誰よりも深く彼を愛することもできるのです。

魅力は作ることができる。

必要なのは、魅力を構成する要素のひとつ、「性格」と向き合うこと。

そのためにも、自分の中のちょっと嫌な部分に目を向ける。

そんな覚悟がいるのです。