◆樋掛豪

◇こちらは心理カウンセラー達が作る癒し系サイト「カウンセリングサービス」のカウンセラーのプロフィールページです。

カウンセリングサービス所属カウンセラー。
樋掛豪(ひがけたけし) 東京地区担当

両親の離婚をきっかけに、人間心理の疑問について考え始める。 三兄妹の長男。
心理的要因や現実的側面、家族関係や恋愛観、過去の傷や未来の目標など、多角的な視点から問題解決に取り組む。
今より少しでも良い人間関係、なりたい自分、楽しく安心できる生活を目指すカウンセリングを信条としている。
様々な業種に携わった経験から、就職、転職、職場の人間関係等の相談も多くこなす。

慢性的な不安や焦り、倦怠感や欠乏感など、漠然とした言葉に出来ないような感情を扱う事も得意としており、「話しているうちに、考えがまとまった」「考え方の方向性が見えてきた」「不安だった気持ちが、軽くなった」等の声も多い。

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完璧主義のワナとは?

心理学の専門用語、という訳ではないのですが、この「完璧主義」というのはなかなか厄介なものです。
これにハマってしまうと、人生は大変生きづらくなり、何事も楽しめなくなってしまうのですが、恐ろしい事には「完璧主義」にハマっている状態の時には、その事に気が付かない事が多かったりします。
そんな厄介な「完璧主義」の性質について、今回は考えてみたいと思います。


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人間だれしも、ダメな状態よりは、良い状態がいいなと思うのは自然な心理ですよね。
テストの点数も、低いよりは高い方が嬉しいですし、100点が取れたら最高に気分がいいかと思います。
お部屋も汚いよりはキレイな方が住みやすいかと思いますし、本棚の本もキレイに整頓されていたら、わかりやすくて良さそうです。
ノートの文字も、雑なよりは丁寧な方がいい、漢字も間違えずに正しく書きたい、線も曲がらずに定規で真っすぐ引きたい・・・

と、このように、完璧主義は私たちの日常のいたる所に潜んでいて、ついうっかりハマってしまう事が非常に多かったりします。


「完璧主義にハマっているかどうか」を見極める重要なポイントとしては、「楽しんでやっているのか、そうでないのか」という部分があります。
もし、これが楽しみながらやっているのであれば「趣味」や「こだわり」にすぎないので、いくらやっても問題はありません。

「完璧主義」のツライ所は、「楽しくないのに、やらなければいけないように感じている」という部分にあります。
お部屋の片づけなども、「どうせならキレイにしたいな~」と楽しみながらやっているのであれば、何時間かけても時間の無駄とは感じないですし、自分の満足のいく出来栄えになれば「やった甲斐があった!」と満足感を感じる事ができます。

しかし、「本当は面倒だけど、片付けなくてはいけない」と思いながらやる作業は、大変しんどいものです。
しかも、ようやくキレイに片付いても、「これでやっとマトモになった」と思うだけで、嬉しさも楽しさも感じられない事がほとんどです。


完璧主義が発生する心理的な原因としては、「自分をダメだと思ってしまっている」という事が多かったりします。
物事にあまりこだわらない、大らかな性格の人は、自分をあまり否定していない事が多く、完璧主義にとらわれる事は少ないようです。
「完璧じゃなくてもいいや」とか「失敗しても大丈夫!」いう風に、「完璧でない自分」を受け入れる事がしやすい訳ですね。

しかし、自分に自信がなかったり、逆に自分に厳しすぎたりすると、「完璧でなければならない」「完璧でなければ嫌われる」と思ってしまい、他の人が全然気にしないような部分にも意識が向きすぎてしまったりします。


また、完璧主義の困った性質としては、「ほどほど」という事がないので、どこまででも追及してしまい終わりが無い状態になったり、
反対に「完璧でないのなら、やっても意味がないから、やらない」という風に、極端になってしまいがちです。
いわゆる、お部屋のお片付けが極端にニガテな人などは、実は完璧主義であったりする事が多いのです。

これは人間関係の中にも起こりやすく、「役に立たなくてはいけない」とか「良い人であらねばならない」と思ってしまい、無理な仕事を引き受けたり、人の頼みを断る事ができなくなってしまったりする事もありますし、
あるいは「ちょっとでも嫌われたら、もうダメだ」と思ってしまい、一度の失敗や衝突で人間関係を断ってしまうような事もあったりします。
これが進んでいくと、だんだんと人間ギライになってきて、最初から人と会う事が面倒に感じたり、「対人関係は苦労ばかりで疲れるから、会いたくない」という風に感じてきてしまう事もあります。

こんな風になってきますと、大変生きづらいですから、早い段階で「あれ、完璧主義にハマりかけているかも知れないぞ」と気が付いていく事が重要です。


***


では、そんな厄介な完璧主義を手放していく為には、どうすればよいのでしょうか。
なかなか難しい事ではありますが、まずは「完璧など、本当は無いんだ」という風に考えてみて欲しいと思います。

お部屋の片づけ一つ取ってみても、「完璧なお部屋とは、どんなお部屋ですか」と聞かれても、明確な答えは無いかと思います。
「キレイな状態が完璧だ」と思っても、結局すぐに散らかりますし、完璧を維持するのは実際にはほとんど不可能です。
人間関係でも、「完璧な人間関係とは、どのようなものか」と考えても、答えはなかなか出ないかと思います。
答えが無いのに、その答えを目指して頑張っているような状態ですから、ゴールに辿り着く事は永遠に無いような状態になってしまいます。


とは言え、「でもやっぱり少しでも良い状態でありたい」と思うのが人情ですので、そんな時は「完璧はムリかも知れないけど、出来た部分に目を向ける」というのはオススメです。
完璧主義の人は、多くの場合「減点法」で物事を見てしまい、「出来なかった部分」に目を向けてしまう事が多かったりします。

テストの点数でも、95点が取れても「ダメだった5点」の方に意識が向いてしまい、「なんでこんな所を間違えてしまったんだろう」という風に感じてしまう事が多くなりがちです。
「95点も取れたんだから、いいじゃないか」と思えればラクですが、なかなかそう思えないのが完璧主義のツライ所です。

そんな時は、「でもこの問題を正解できたのはすごいな」とか「以前に出来なかった部分が出来るようになったな」とか、無理やりにでも「出来た部分」に目線を向けていく事は結構重要です。
そうしていくと、次第に「出来なかった部分」ではなくて「出来た部分」を探していく目線が育っていき、何か一つでも「出来た部分」が見つけられると、それだけで少し楽しさや満足感を感じられるようにもなっていきます。


と、こんな事を言うと「そんな風に考えていたら、どんどんダメな自分になっていくのでは?」と思いがちですが、
楽しめる目線を持ったとしても、元々持っている「出来てない部分を発見する才能」は変わる訳ではありませんから、「ここがまだできていないけど、やろうかな?今はやめておこうかな?」という事を、自分で選ぶ事ができるようになるだけで、ダメになっていってしまう事はありません。

むしろ、「完璧でなくてはいけない」と思う事で沢山のエネルギーを使っていたものが、無駄使いがなくなるので、よりラクに、楽しみながら、前以上の効率で物事を進めていけるようになっていきます。


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日本人は元々勤勉であったり、真面目であったりして、この完璧主義にとらわれてしまう事は特に多いようです。
しかし、完璧を少しでも手放す事ができると、仕事でも対人関係でも、人生をずっとラクに生きていく事ができるようになります。
最近、なんだか疲れやすいとか、苦労が多いと感じる事はないでしょうか。もしかすると、自分でも気が付かないうちに、完璧主義のワナにはまっているかも知れません。
みなさんの人生を少しでもラクにしていく為に、少しだけ力を抜いて生きてもらえると嬉しく思います。


3/4(土)東京 スペシャルワークショップのお知らせ

みなさんこんにちは。今回は、来週に開催されるスペシャルワークショップのご案内です。
私、樋掛もゲストカウンセラーとして参加させていただきます。

スペシャルワークショップは、3人のカウンセラーが同日にワークショップを開催する企画で、お好きな講座だけを受講することもできますし、3枠通して受講すると割引も適用される、大変お得なワークショップになっています。

カウンセラーによって問題の解決法や取り組み方、視点などはそれぞれ違っているので、3枠通して参加すると様々な視点から問題解決の方法を学んでいけるので、個人的には3枠通しての参加をオススメしたいと思っています。


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1枠目は、2月に産休から復帰し、ますます精力的に活動している野村香英カウンセラーが、女性が愛される為に必要な魅力の磨き方についてレクチャーしてくれます。

世の中には、何もしなくても何故か愛される女性もいれば、頑張ってもなかなか愛してもらえないと感じている女性もいますね。一体何が違っているのでしょうか?
もちろん、見た目やスタイルの違いもあるかも知れませんが、見た目が優れていなくても沢山愛されている女性も存在していますね。何か、明確な違いがあるのでしょうか?

この、女性が愛される為に必要な要素の事を、心理学では「女性性」という言葉で表現する事があります。
極端に言えば、この「女性性」さえ高める事ができれば、他がどのような状態であっても愛される女性になる事ができる・・・、と言っても過言ではないくらい、この「女性性」は重要なものです。

では、そんなに重要な「女性性」とはどのようなもので、どうすれば高めていくことができるのでしょうか。
それを今回、野村カウンセラーがみなさんに伝授してくれます。
女性と男性の心理の違いなども解説してくださるそうなので、「女心が分からない」「女性を理解したい」と感じている男性にもオススメしたい講座です。



2枠目は、過去に「自己愛」や「自己肯定感」などのワークショップを多数開催し、人間の根源的な愛や安心感を扱う事に定評のあるやなぎあこカウンセラーが、「選択の力」について教えて下さいます。

みなさんは過去にいくつもの選択をして、現在へと至っていますね。
言ってみれば、現在のみなさんの環境や状況は、過去の選択によって作られた、と表現してもよいかと思います。
そして当然、これから先にどのような人生を選んでいくかも、「選択の力」によって決めていくことができるわけですね。

しかし、選択をするのは時に勇気が必要であったり、現在の状況に慣れてしまうとなかなか選択ができなかったりする事が多いのも事実です。

では、どうすればもっとラクに、自由に選択をしてく事ができるようになるのでしょうか?
それを、やなぎカウンセラーが皆さんに、実習を交えながら体感させてくれます。
このワークショップに参加してみよう、というのも一つの「選択」ですね。是非、みなさんの選択の力を高めていただきたいと思います。



3枠目は、世界の様々な国や危険地帯を渡り歩いた異色の経歴を持つ土肥幸司カウンセラーが、日本人が陥りやすい「完璧主義」を手放していく方法について教えてくれます。

人間、誰しも悪いよりは良い状態でありたいと思いますし、できれば完璧にできたら気分が良いだろうと思いますね。
しかし、実際には完璧になにかをやる事は大変難しいですし、できない事がほとんどです。

ですが困った事に、この「完璧にやらなければいけない」という事がクセになってしまい、「完璧でなければ愛されない」「完璧でなければ意味がない」と感じてしまう事が大変多かったりします。
実際にはそこそこ出来ていても、この完璧主義にとらわれてしまうと、大変生きづらく、人生を楽しめなくなってしまうのです。

では、そんな厄介な完璧主義を、少しでも緩めていく、ラクになっていくにはどうすればよいのでしょうか。
その方法を、「実は自分自身も完璧主義だ」と言う土肥カウンセラーが、みなさんに丁寧にレクチャーしてくれます。
人生にしんどさや、生きにくさを感じてしまっている方、なんだか疲れやすいという方などには特にオススメしたいワークショップです。


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今回の3つの講座の内容は、どれもがみなさんの人生をラクに、自由にしていくために役立ってくれる内容ですが、「どの方法が自分に向いているか?」については個人差があります。

なかなか愛されないと感じていても、「完璧でなくていいんだ」と感じられれば、苦しさはずっと少なくなります。
完璧主義を手放せなくても、上手な選択ができれば、人生はずっと楽になっていけそうです。
選択がニガテであっても、女性として愛されるようになれば、選択の必要もなくなってくるかも知れません。

みなさんが人生を良くしていく為の方法は、1つではありませんし、みなさんが「コレだ!」と感じているものとは、全く別の角度から解決していく事もあります。
もしよろしければ、今回のワークショップを機会に、人生をラクに生きていく方法を色々な角度から体験してみて下さいね。


***


3月4日(土)スペシャルワークショップデー 

会 場:
 三田・機械工具会館 3F 第1会議室
交 通: JR田町駅徒歩7分、都営三田線三田駅徒歩7分、都営浅草線三田駅徒歩5分

13:30~15:30 (1)野村香英
 
18:30~20:30 (3)土肥幸司

ゲストカウンセラー: 三枝 みき沼田 みえ子、樋掛豪

※料金について※
2本以上参加される方には通常1本あたり3,240円のところ割引料金を適用いたします。

1本・・・¥3,240- 2本・・・¥5,940- 3本・・・¥8,640-

受講料は当日現金にてお支払いください。
その際、どのワークショップを受講されるのかを受付でお伝えください。  
なお、2歳未満のお子様は無料です。

※お申し込みについて※
下記フォームよりご希望のワークショップを「1本ずつ」お申し込みください。

 <<お申し込みはこちらから



みなさんのお越しを、お待ちしていますね。

仮の自分、本当の自分

人はそれぞれ、場面に合わせて色々な自分を使い分けたりする事がありますね。
家族に対しての自分、友人に対しての自分、仕事場での自分、一人でいるときの自分、などなど。
これらの全てに対して、全く同じように接しているという人はほとんどいないと思います。

それらは立場の違いや、距離感の違いなどから変化する場合もありますし、自分が「こう思われたい」という気持ちから使い分けている事もあったりするようです。
世の中には色々な人がいますから、接する人の数だけ使い分ける自分の数が増えていくのは、ある程度自然な事なのかも知れませんね。

しかし、気を使いすぎてしまったり、「本当の自分」がうまく出せなくなってしまうと、面倒くささや生きにくさを感じてしまう事もあるようです。
今回は、「本当の自分」とは何なのか?という事について、ちょっと哲学的かも知れませんが、考えてみたいと思います。


***


まず、さっきも触れました通り、世の中には色々な人がいますね。
明るい人、元気な人もいれば、静かな人、大人しい人もいますし、働くのが好きな人もいれば、遊ぶのが大好きな人もいます。
体の大きな人もいれば小さな人もいますし、お金をもっている人、貧しい人、もっと言えば男性と女性の違いもありますし、人種や国籍の違いもあります。

それらは単に、「色々な種類がある」というだけで、その時点では特に「優劣」みたいなものはありません。
動物で言えば、犬もいれば猫もいる、大きな犬もいれば小さな犬もいる、というようなもので、別に「犬より猫の方が偉い」とか、「大きな犬の方が、小さな犬より偉い」という事ではありませんね。
「大きい、小さい」とか「強い、弱い」などはあったとしても、それは別に「良い、悪い」という事ではないわけです。


しかし、人間はこれらの「違い」に対して、「良い悪い」の判断をしてしまう事が多いようです。
「背が低いより、背が高い方がいいんじゃないか」とか、「暗い人よりも、明るい人にならなければいけないんじゃないか」とか、「貧乏なのはマイナスだから、お金持ちにならないといけないんじゃないか」という風に、色々な判断をしてしまうようです。

確かに、世の中には様々な風潮があり、一般的に好まれる要素には傾向がありますから、「背が高い方がいい」とか、「明るい方がいい」というのは、「傾向」としてはあるのかもしれません。
しかし、それらは絶対的なものではありませんから、「背が高い人は威圧感を感じるから、小さい人の方が好き」とか、「明るい人よりも、静かに話せるような大人しい人の方が好き」という人も勿論いるわけですね。
一般的な好みの傾向は、必ずしも「良し悪し」にはならないわけです。


ですが残念な事に、人はこの好みの傾向を、ついつい「絶対的なモノ」と判断してしまい、「暗い自分はダメなんだ」とか、「お金がない自分は価値がないんだ」と判断をしてしまう事が多いようです。
そして、自分の「ダメだと思った部分」を、変えようとしたり、隠そうとしたりする行為が始まってしまいます。
こうして作られていった、「多分、こういう人が好かれるだろう」と思って作りあげた人物像を「仮の自分」として、使い分けていく事が出てくるようです。


この「作られた自分の姿」は、「多分、こういう人が好かれるだろう」という想像で作られているので、そこには自分の主観が多く入っている事になります。
実際に求められている姿とは、違っている事も多いわけですね。
そして、「自分でダメだと思っている部分」が多ければ多いほど、「本当の自分」とは大分かけ離れた姿になってきてしまいます。

「明るくて、スタイルが良くて、お金持ちで、家族にやさしくて、オシャレな趣味があって・・・」という風に、どんどん条件が増えていってしまう事もあったりするわけですね。
それが本当に好きでやっているのであれば問題ないのですが、「そうでなければ好かれない」と思ってしまっていると、だんだんと苦しさや、息苦しさを感じてしまう事になります。

「本当の自分」とは、「自分が無理をせずに、自然体でいられる状態」と言ってもいいかもしれませんね。


***


とは言え、全ての場所で「本当の自分」でいた方がいい、という事ではありません。「仮の自分」も、ちゃんと必要性はあるのです。
たとえば私自身は、結構「面倒くさがり」な所があるのですが、「面倒なので仕事はしたくありません」とか、「面倒なので今回のブログは書きません」とやっていたら、仕事が成立しなくなってしまいますね。
重要なポイントは、「本当の自分」を受け入れつつ、「仮の自分」を使っていく、という所にあります。


「暗い私も、別にダメではないんだけど、でも仕事中は明るく元気に頑張ろう」とか、「お金が無い私を受け入れてくれる人もいるだろうけど、でももうちょっと頑張って稼いでみよう」とか、「本当の自分を否定していない時」には、「仮の自分」を作る事も、それほど苦痛にはならなくなってきます。

もっと慣れてくると、「仮の自分」の中に、何割か「本当の自分」を混ぜていくことも可能になってきます。
「重要な会議の時は、全力でプレゼンをするけど、それ以外の時は力を抜いていてもいいや」とか、「基本的にはお金持ちと思われたいけど、仲のいい友達には気を使わなくていいや」という風に、「仮の自分」がだんだんと「本当の自分」に近づいてくる事もあります。

そうなってくると、仮の自分でいる時にも、それほどの労力を使わずに済むようになってくるわけですね。
仮の自分と本当の自分が、全く同じになる訳ではありませんが、「仮の自分の中にも、本当の自分を出せる」と感じてくると、「演じている時の私も、別に嫌いじゃないかも」と思えてきて、「全部本当の自分と言っていいかもしれない」と思えるようになってきます。



みなさんは、いくつの顔、どんな種類の顔を持っているでしょうか?
それらは、「本当の自分」と、どんな所が違っているでしょうか。どんな部分を、「頑張って作っている」でしょうか。
そして、どのぐらいの強さで演じているでしょうか。「3割増し」ぐらいで頑張っているでしょうか。「100%、別人格」のようになっているでしょうか。

もし、「ちょっと無理をしているかなぁ」と感じる部分があれば、1割ぐらいだけ、力を抜いてみるのもいいかも知れません。
大体の場合、「こんな人が好かれるだろう」という想像は、極端になっている事が多いですから、実際はもう少し力を抜いても問題ない事がほとんどです。
そして、「あれ、本当の自分も、結構受け入れられるかも」とか、「1割だけじゃなくて、2~3割力を抜いても大丈夫かも」と気が付く事も、少なくありません。

みなさんが少しでも「本当の自分」を受け入れ、「仮の自分」も無理せず上手に使いこなしていけるようになってもらえると嬉しく思います。
「本当の自分」とも「仮の自分」とも、仲良くお付き合いしていけると良いですね。

男女の違い~男って鈍感?~

男性と女性は、本当にたくさんの事が違っています。
最近になって少しずつその事が知られてきたようですが、まだまだ理解できない事、納得できない事も多いようです。

「違っている」のはそんなに問題ではないのですが、「違いを知らない」でいると、びっくりしたり、問題が起こってしまう事もあります。
今回は男女の違いの中でも、特に問題の原因になりやすい「感情の違い」について考えてみたいと思います。


***


最初にちょっと極端な話になってしまいますが、男と女というのは、生物としては「別の種類の生き物」という見方もできます。
動物のオスとメスを見てみるとわかりますが、明確に役割が違っていたり、オスとメスで見た目や体の大きさも全然違っている場合もあります。

「血を吸う蚊はメスだけ」とか「アンコウのメスはオスの10倍の大きさ」などの話を聞いた事がある人もいるのではないでしょうか。
元々、それぞれ別の役割があって「オスとメス」が存在しているので、大きさが違ったり行動が違ったりするのは当たり前なわけですね。


人間も、最近でこそ男女の違いは少なくなってきましたが、比較的最近まで、男女の役割は明確に分かれていました。
大昔の原始時代には、男が狩りに出かけ、女性は家庭で子供を育てる、という生活だったでしょうし、そんな状態が何百万年も続いてきたわけです。
もう少し近代であっても、戦争が起きた時に戦いに行くのは男性の役目で、家庭を守るのは女性の役目・・・という風に、つい最近まで、この役割分担はほとんど変わる事がなかったようです。


しかし、現在では女性が仕事をしに家をでかけたり、男性が家で家事や子育てをする、という事も珍しくなくなってきました。
そうなってくると、心の中で「男性と女性は、そんなに違わないんじゃないか」「性別が違っていても、同じ事を感じているはずじゃないか」という心理が出てきてしまう事も多いようです。
「オスとメスはいろいろと違っているのが当たり前」という事を、つい忘れてしまうようなのです。

しかしながら、何百万年も続いた習慣や、もともとの生き物としての作りの違いは、思っている以上に大きいようです。
特に、最も問題の原因になりやすい「感情の違い」については、目に見えない部分だけに、「同じようなものだ」と思ってしまうとトラブルが起こりやすいので注意が必要です。



では、感情はどのように違っているのでしょうか?
はっきり言ってしまうと、男性は感情に対して鈍感です。

誤解のないように捕捉させてもらうと、かつては「鈍感」は「勇敢」でもあり、才能であった時代が長かったのです。
狩りや戦争に出かけていくのに、感情に敏感であったり繊細であったりしたら、とても戦う事なんてできなかったからですね。
痛みや恐怖に負けないためには、自分の感情を殺し、鈍感にならなければいけなかった訳です。

そしてそこへ加えて、男性は子供のころから教育として「泣くんじゃない」とか「男の子なんだから、我慢しなさい」と言われて育ってきた時代が長くありました。
そうすると、「泣いたり弱さを見せるのは、悪い事なんだ」「我慢する事が強さなんだ」と思ってしまい、ますます鈍感になっていく事が多いのです。


一方女性は、昔から家庭で子供を育てたり、家庭の中の様子や雰囲気、場合によっては他の家庭とのお付き合いの事なども考えたりして、感情を扱うのは得意です。
子供が病気になったり、熱を出したりしたらすぐに気が付けるように、感情や表情を読み取る機能に優れています。

文化としても、男の子は子供のころから追いかけっこや体を動かす遊びが好きで、漫画なども戦ったり冒険したりする漫画がほとんどです。
女の子はおままごとをしたり、ぬいぐるみに話しかけたり、恋愛ドラマの主人公に憧れて「こんな恋愛ができたら素敵だな」と感じたりして育っていきます。


感情を殺し続けてきた男性と、感情を大事にし続けてきた女性。
同じ状況に2人がいても、感じている事に大分違いがあるというのは、仕方がない部分があるのです。


***


この感情の違いがよく生み出す問題に、「メールやラインを巡るトラブル」があります。
彼氏にメールやラインを送ったのに、なかなか返事が返ってこなくて不安になってしまったり、返事が来ても簡単な文章だったりすると「私の事を好きじゃないからではないか」と思ってしまう事があったりします。

男性は一つの事に集中すると、他の事が見えなくなったり、感じなくなったりする傾向が強いので、仕事に集中している時は特に鈍感になっている事が多いです。
そうすると、たとえメールなどが来ている事に気が付いたりしても、「仕事モード」に入ってしまっている時は、急に切り替えが出来ないのです。そして、メールが来ていた事もすぐに頭の中から消えていく事も多いです。

狩りや戦争をしている最中に、笑顔を作る事が大変難しいように、何かに集中している時に急に別の事をするのは、多くの男性が苦手としています。
仕事が終わったらすぐに「リラックス状態」になるかというと、人によっては家に帰って、ご飯を食べてお風呂に入って、寝る前にようやくリラックスできるという人もいますし、大事な会議や出張などが入ると、何日も「仕事モード」が解けないという人も多いようです。

女性からすれば、「仕事の最中にメールが来ても、私なら数分以内に返すけどな」と思ってしまいますので、そうすると「簡単にできる事をやらないのは、私の事が大事じゃないからだ」という風になってしまうわけですね。
実際には、男性にとっては簡単な事ではなく、大変難しい事な場合が多いのです。


そして男性もまた、女性がいかに「感情を大事にしている」かを知らない事が多いです。
男性にとって感情とは「押し殺すもの」「我慢するもの」ですから、「メールに返事が来ないと不安になる」とか「繋がっている事を感じていたい」という感覚が、全くわからない事がほとんどです。
なので、「どうせまた会うんだから、次に会った時にまとめて話せばいいや」と思って、返事をしなかったりする事が多いようです。

自分には無い感覚なので、「返事がないと不安になる」と言われると、「なぜそんな事で不安になるんだ」「不安になるのは、俺の事を信じていないからじゃないのか」と思ってしまい、関係がこじれてしまいます。
ましてや、メールやラインでは細かい感情は伝わりにくいですから、よけいにトラブルが大きくなってしまう事もありますね。

こんな風に、男女の違いを無視したり、忘れてしまったりすると、せっかくお互い好きという気持ちがあっても、それが伝わりにくくなってしまうので、注意が必要です。


***


男性と女性はたくさんの事が違っていますが、「違っている」という事を知っておけば、乗り越えていく事もできます。
男性は、「そんなに感情を大事にしているんだな。俺の事を大事に思っているから、繋がっていたいと感じるんだな」と思うと、少しはメールも返しやすくなるかも知れません。

女性の方も、「忙しい中で、彼なりに返してくれたんだな。素っ気ないのは、仕事に集中してるからなんだな」と思えば、彼なりに頑張っているという事が感じられるようになってくるかも知れません。
「返信ぐらい簡単にできる事だろう」「何故そんな事で不安になるんだ」と感じる時は、ついつい「男女の違い」を忘れてしまって、「自分の感覚」で考えてしまっている時です。

普段から、「私が思っている以上に、違っているのかもしれないな」という風に、ちょっと意識を向けてみてはいかがでしょうか。
違いが大きい分だけ、それを乗り越えられた時には、「違っているのに分かり合えた」という感動を味わう事もできます。

めずらしい生き物を観察する楽しさのような、そんな感覚で取り組むのも一つの方法です。
是非、恐れずに楽しみながら、男女の違いを発見していってほしいと思います。

家族関係の難しさ

カウンセリングでは家族との関係性の話をあつかう事がとても多いです。
100%とは言いませんが、95%以上と言ってもいいくらい、家族との関係性は話題に出てきます。
現に家族関係で困っているという相談もあれば、全然関係ない話題の時にも、家族の話はたびたび出てくる事があります。

何故、そんなに重要なのでしょうか。どこがそんなに難しいのでしょうか。
今回は、改めて家族との関係の重要性、難しさについて考えてみたいと思います。


***


まず、子供のころの私たちにとって、家族というのはほとんど世界の全てです。
特に幼稚園に上がる前の子供時代は、家族との関係が人間関係のほぼ全てと言ってもいいくらいですよね。
お父さん、お母さんが優しい人であれば、出会う人のほとんどが優しい、という状態になるでしょうし、
お父さん、お母さんが厳しかったり怖い人であれば、この世はとても怖い所だと感じてしまいそうです。

この、幼い頃に作られた感覚、「楽しいなぁ」とか「怖いなぁ」という感覚は、後々まで残る、非常に強い感覚になっていきます。
「第一印象」というのがなかなか変える事が難しいように、生まれてから最初の方、初めの方に感じた印象ほど、なかなか変わっていく事が難しくなってしまうのです。


さらに、家族との関係には、決まった形がありません。
家族構成や兄弟の構成もそれぞれ違っていますし、お父さんお母さんの個性や性格、職業などもそれぞれ違っています。
職業が違えば経済状況も違いますし、両親が家にいる時間や子供との接し方も違ってきます。

そして、どんな家庭に育ったとしても、「家族とはこういうものなんだ」と受け入れていきます。
両親が優しくても、暴力的でも、兄弟が多くて我慢ばかりしていても、一人っ子で大事に育てられても、どんな環境であっても、本人にとってはそれが唯一知っている環境ですから、「家族とはこういうものだ」と受け入れていくことになります。


もちろん、「友達のウチは、お金持ちらしい」「友達の両親は、ウチと違って優しいらしい」というような、違いを知る機会はあります。
しかし、それは話として聞くだけで、実際に「お金持ちの感覚」や「優しい両親の感覚」を体験できるわけではありませんね。
話に聞くだけなら、テレビドラマで見る家族の話と一緒で、遠い世界の話という感じで、結局自分の中にある「家族の感覚」は、育ってきた家族の感覚が基本になってしまいます。

それが平和で楽しい家族であれば良いですが、もし辛い環境だったり、過酷な環境にあったとしたら、「人生は辛いモノ」「人生は過酷なモノ」という感覚が、後々まで残ってしまう事になります。
しかもそれは、本人は当たり前と思っていたり、気が付いていない事がほとんどだったりします。

みなさんは子供の頃、どんな家庭に過ごしていたでしょうか?
改めて振り返ってみると、今のあなたの成り立ちを知る発見があるかもしれませんね。


***


過去の家族の関係も重要ですが、現在の家族の問題もありますね。
家族との間に起こるトラブルは沢山ありますが、ほとんどの問題の原因は、「距離が近すぎる」という事から起こっています。

考えてみれば、家族ほど距離の近い相手は他にいません。
学校のお友達や仕事場の仲間たち、あるいは恋愛の相手と比べても、一緒に暮らしている家族の方が距離感はずっと近くなりやすいです。
しかも、そんな近い距離で何十年も一緒に暮らしていくのですから、嫌な部分や見たくないものも出てきてしまいます。

人は、「距離感が遠い時」は、少々嫌な事があっても耐える事ができます。
仕事場にイヤな人がいるとか、お友達にちょっとイヤな部分があったとしても、距離感が遠い時は、「まぁ、これぐらいはしょうがないか」と思って耐える事もできます。

しかし、すごく身近にいる人の嫌な部分というのは、ちょっとした事であっても、すごく大きく見えてしまうので、他の人の嫌な部分は我慢できても、家族の嫌な所は耐えられない、という事はとても多いのです。


たとえば、あなたが尊敬する会社の先輩や、なかよしのお友達であったとしても、旅行などで何日も一緒にいたりすると、だんだんと嫌な部分が見えてきてしまったり、ケンカになってしまう事などは結構あったりします。
今までよりも近い距離間を体験した時に、こういった事は起こりやすかったりします。

反対に、あなたが嫌いだと感じている家族が、会社やお友達の間では、けっこういい人と思われている事もあったりします。
距離感が遠い人にとっては、問題にならない部分も、近い距離では大問題になる事も多いからです。

こんな風に、距離感が近い事が多くの問題を生んでいるんだな、という事は是非覚えておいて下さい。
家族との間にたくさんのトラブルが生まれるのは、ある意味仕方がない部分もあるわけです。


***


では、そんな家族とのトラブルはどう回避すればよいのでしょうか?
シンプルではありますが、「距離感を少し離す」というのはとても有効な方法です。

家族だからこそ、親子だからこそ、「わかって欲しい」「受け入れて欲しい」という気持ちは強く働きますが、残念ながらそれが無理な場合もあります。
無理な原因は方法であったり、時期の問題であったり様々ですが、どうやっても無理な時もあるようです。

無理な事をそのまま通そうとすると、ますますこじれてしまうので、いったん諦めて心の距離を離す事が必要な場合もあります。
「家族、親なんだから、これぐらいわかって欲しい」と思ってしまいがちですが、「家族とは言え、別の人間なんだな」という風に、相手を一人の人間として、少し離れた距離から見ていく目線も必要になってきます。


最初は失望感や、諦めのような感情も感じますが、一度心の距離をうまく離す事ができると、逆に相手の尊敬できる部分も見えてきます。
「父親なのに、なにもしてくれなかった」と感じていたものが、「父としてはダメな人だけど、人間としては尊敬できる部分もあるな」という風に、客観的な立場から見る事も出来るようになってきます。
そうなってくると、今までよりもっと家族を好きになっていけますし、家族のイヤな部分というのも、ずっとラクに受け止める事ができるようになっていきます。


家族との問題は永遠のテーマではありますが、少しでも改善する事ができると、はっきりと分かるぐらい人生がラクになっていきます。
現在の家族との問題が大きければ大きいほど、それを乗り越えた時の恩恵も大きなものになります。
今までに試した方法ではダメでも、少し目線を変える事ができると簡単にうまくいく事はとても多いです。
みなさんの人生を豊かなものにするために、今一度、家族との問題について考えてみてくださいね。
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