◆樋掛豪

◇こちらは心理カウンセラー達が作る癒し系サイト「カウンセリングサービス」のカウンセラーのプロフィールページです。

カウンセリングサービス所属カウンセラー。
樋掛豪(ひがけたけし) 東京地区担当

両親の離婚をきっかけに、人間心理の疑問について考え始める。 三兄妹の長男。
心理的要因や現実的側面、家族関係や恋愛観、過去の傷や未来の目標など、多角的な視点から問題解決に取り組む。
今より少しでも良い人間関係、なりたい自分、楽しく安心できる生活を目指すカウンセリングを信条としている。
様々な業種に携わった経験から、就職、転職、職場の人間関係等の相談も多くこなす。

慢性的な不安や焦り、倦怠感や欠乏感など、漠然とした言葉に出来ないような感情を扱う事も得意としており、「話しているうちに、考えがまとまった」「考え方の方向性が見えてきた」「不安だった気持ちが、軽くなった」等の声も多い。

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3月3日(土)東京・スペシャルワークショップ「恥ずかしがりやさんの恋愛入門」(森川陽介・やなぎあこ・大塚統子)

みなさんこんにちは。今回は3月3日のワークショップの告知です。
スペシャルワークショップは、複数のカウンセラーが同日に開催するワークショップです。
何度も開催されているので、すっかりおなじみという人も多いかも知れませんね。

今回は、3本の講座に共通のテーマがあります。
「恥ずかしがりやさんの恋愛入門」。
なんだか気になるタイトルですね。「入門」とついていますから、初心者でも安心なのでしょうか?
どのような内容なのか、ちょっと見てみましょう。


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1本目の講座は、森川陽介カウンセラーが担当します。
「魅力的だけど、手のかかる大変な男との恋愛」とのことですが、「恋愛入門」とついているのに、なんだか難しそうな話に思えるかもしれませんね。

しかし、「手のかかる大変な男」というのは、よくよく考えれば、多くの男性、いや、ほとんど全ての男性に、手のかかる部分、問題のある部分は必ず存在していると言えます。

「借金がある」「浮気をする」などの大きな問題もあれば、「仕事が忙しい」とか「メールの返信が遅い」というのだって問題と言えますよね。
「話を聞いてくれない」とか、「聞いてくれても共感してくれない」というのだって、それが他人ならともかく、お付き合いしている人だったら大問題だと感じる事でしょう。

問題の全くない男性などいませんから、大なり小なり、みなさんも経験したことがあるテーマだと言えそうです。

しかも、「そんな男とは別れましょう」というのではなく、「そんな男性と最高の恋愛をするには?」を教えてくれるそうです。
「問題を解決する」でも「我慢する」でもなく、「最高の恋愛をする」。

そんな事、果たして可能なんでしょうか?そんな方法あるんでしょうか。
でも、もしあるんだったら・・・、是非聞いてみたいですよね。
手のかかる男性と付き合っている人も、そうでもない人も、聞いておいて損はなさそうです。
是非、いらしてみて下さいね。

***

2本目の講座は、やなぎあこカウンセラーの担当です。
テーマの中に、「恥ずかしさを味方につけて恋をしよう」とありますが、「恥ずかしい」という感情は私たち日本人のニガテ分野と言ってもいい感情かも知れません。

ところでみなさん、急な話ですが、「恥ずかしい」と「恥をかく」って、同じ感情だと思いますか?それとも別の感情だと思いますか?
「失敗して恥ずかしい」とか「失敗して恥をかいた」とか、ほとんど同じ意味で使われていますが、厳密には「別の感情」だという事ができます。


たとえば、「みんなに褒められて、恥ずかしかった」という事はありますが、「みんなに褒められて、恥をかいた」とは言いませんね。
「恥ずかしい」の方には、「嬉しいんだけど、なんだかモヤモヤする」みたいな要素があり、
「恥をかく」の方は「屈辱を感じた」みたいな感じです。
こう考えると全然別の感情なんですが、同じような意味で使われている事も多いです。

更に困った事には、この2つの別の感情は非常によく似ていて、下手をすると「自分でもどっちかわからなくなる」という事があります。
「嬉しい」と「屈辱」は全然違う、全く逆と言ってもいい感情なんですが、これらを混同してしまうようになるのです。

さっきの、「褒められて恥ずかしかった」という状況は「嬉しいんだけど、なんだかモヤモヤした」という意味ですが、この「モヤモヤ」の方を強く意識すると、「嬉しかった」がだんだん消えてしまい、「褒められると、モヤモヤするので嫌だなぁ」となり、しまいには「褒められるのはなんだか屈辱的だ」とすら感じてしまう事があります。
つまり、この「モヤモヤ」をどう解釈するかで、全然別の感情になり得るという事になります。


「恥ずかしい」と「恥をかく」は違う感情なのに同じ字があてられている通り、感情的にも非常に扱いが難しいものだという事がわかりますね。
そして、この「恥ずかしさ」が最も厄介になるのが、「恋愛が発展しなくなる」という問題です。

今回、やなぎカウンセラーは「恥ずかしさ」を様々な角度から分析、分解、解説してくれるそうです。
よく分からないと、混同して間違えてしまうこの「恥ずかしさ」。
是非、正しく認識して、みなさんの恋愛を一歩先に進めていって欲しいと思います。

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3本目の講座は、大塚統子カウンセラーの担当です。
「幸せ体質になるセルフ・セラピー」というタイトルにある通り、どうすれば恋愛がうまくいくのか?どうすれば幸せを感じられるのか?というのは、結局のところ「体質」であると言えます。

こう言ってしまうとミもフタもないと感じるかと思いますが、「どうすれば上手くいくのか?」というのは「方法」であり、その方法を使ったら、上手くいった状況が作られ、そして「幸せを感じられる」という仕組みなわけです。

でも、みなさんが本当に欲しいのは、「方法」でしょうか?それとも「幸せ」でしょうか?
・・・もちろん、「幸せ」ですよね。

もし、「方法」を使ってうまくいっても、それで本当に幸せが感じられるのかはわかりませんし、方法が複雑であればあるほど、実際に「幸せ」を感じられるようになるまでに時間がかかります。
そして、幸せとは結局のところ「感情の一種」であり、感情を作り出すのは「肉体(感覚)」ですから、「頑張って幸せを手に入れる方法を探す」より、「簡単に幸せを感じられるような体質を作る」方が確実なのです。

もちろん、「うまくいく方法」もあるに越した事はないですが、そんなのはみなさん、今まで散々探してこられたはずですし、本やブログなどを読めばいくらでも情報はありますよね。
でも、「幸せ体質」を作るのは、実際にこうしたワークショップに参加しないと、なかなか感じるのは難しいかと思います。
今回は、みなさんが本当に欲しい「幸せを感じられる体質」を作っていくやり方を、大塚カウンセラーが丁寧に教えて下さいます。


そして、なんと!今回は、「みなさん専用のセラピー」まで制作してしまうとの事です!

「体質を変える」というのはダイエットのようなものですから、どんなに素晴らしい講座、どんなに高額の料金を払っても、1日で全てが変わるという事はありません。
じゃあ、沢山講座に通わないといけないのか?というとそうではなく、「家に帰って、自分でも体質改善」ができればいいわけです。
そのためには、ダイエットでいうところの「筋トレグッズ」のようなものが必要になるわけですね。

でも、高いお金を出して「筋トレグッズ」を買っても、自分に合っているものでないと、長く続かないですよね。
「みなさん専用のセラピー」とは、みなさんがおうちに帰ってから「自分でも体質改善」ができるような、「みなさん専用の方法」な訳です。
しかも、無理のない範囲で出来るように、配慮までして下さるそうです。

こんなお得な講座は、滅多にありませんね!私、樋掛も早く教えて欲しいくらいです。
みなさんも、気が付いたら満席になってしまわないようご注意下さいね^^


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スペシャルワークショップデー
恥ずかしがりやさんの恋愛入門

13:30〜15:30 森川陽介『魅力的だけど、なにかと大変なカレに恋をしてしまったあなたへ 〜手のかかるオトコと最高の恋をする方法を徹底解説!〜』

16:00〜18:00 やなぎあこ『なかなか進展しないのはなぜ?!~「恥ずかしさ」を味方につけて恋しよう~』

18:00〜20:30 大塚統子『幸せ体質になるセルフ・セラピー~恋愛に効く心の整え方~』

日程:2018年3月3日(土)
交通:JR田町駅より徒歩7分 / 都営浅草線三田駅より徒歩5分 / 都営三田線三田駅より徒歩7分
料金:ワークショップ1本につき3,240円
   2本以上参加される場合、割引料金を適用させて頂きます。
   1本 3,240円 2本 5,940円 3本 8,640円
ゲストカウンセラー: 大野愛子 樋掛豪

※お申し込みについて※ 
通常のお申し込みフォーム  より、ご希望のワークショップを1本ずつお申し込みください。 
*当日飛び込み参加もOKですが、できるだけお申し込み頂けると助かります。 

※受付について※ 
受講料は当日現金にてお支払いください。 
その際、どのワークショップを受講されるのかを受付でお伝えください。


お申し込みは>>こちら<<から


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みなさんのお越しを、お待ちしていますね^^


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「セックスレス」は大問題だ!

今回はセックスレスのお話です。

「うまくいくコミュニケーション」というテーマで書かせていただいていますが、セックスも重要なコミュニケーション手段の一つです。
一般的には、肉体的なコミュニケーションであると思われがちですが、心理的な部分も非常に大きく関係しています。

なかなか普段は人に話しにくかったり、恥ずかしいと感じてしまう人も多いと思いますが、大事な事ですから是非取り組む意欲を持ってみて欲しいと思います。
また、現在セックスがちゃんと出来ている人は、それがいかに重要な事なのか認識し、セックスレスの予防にも努めてもらえれば幸いです。

今回はセックスレスの問題について、なぜそれが起こるのか、どのようにとらえたらいいのか、少し広い目線でお話してみたいと思います。


***


みなさんは、こんな夫婦の話を聞いた事がないでしょうか。

「夫とは結婚して10数年になりますが、すごく頼りになりますし、信頼しています。特に大きな問題もなく、夫婦仲も良好です。ただ、セックスは・・・、もう何年もしていないですね」

みなさんの周りにも、こういった人がいるかも知れませんし、テレビなどでもこういう話はわりと耳にするかと思います。
「愛している」「信頼している」「でもセックスはしていない」というのは、そんなに珍しい事ではありません。


では反対に、こんな話は聞いた事があるでしょうか?

「彼との仲はもうすっかり冷めきっていて、関係性も破綻しています。愛情はとっくに無くなってしまったと思います。でも、セックスは毎日のようにやってます!」

恐らく、そんな話は聞いた事が無いかと思います。
何故、こういった事が起こらないかといいますと、かんたんな話、セックスというのはそもそも「相手の事が好きだから」という前提がないと、自然には発生しないからです。

まぁ、「毎週土曜はセックスの日」などと決めて、意図的に取り組んでいる場合は別ですが、「相手の事が好き」でないと自然にはなかなか始まりません。


もちろん、最初の夫婦の例のように「愛してるけど、セックスはしてない」という事は沢山ありますから、「セックスレス=愛情が無い」とはならないですが、反対に「愛情が無いのにセックスだけ順調」という事は絶対に無いわけです。

という事は、もしあなたが、「なんだかんだで問題はあるけど、セックスは出来ているし、楽しんでいるなぁ」と感じていれば、あなたのパートナーシップはうまくいっていると判断していいでしょう。
それぐらい、「セックスができている」という事は重要な事なのです。



では次に、セックスレスはどのようにして起こるのでしょうか。

わかりやすい例で言えば、「彼が浮気をしたので、すっかり愛情が冷めてしまい、そこからセックスレスになった」というような事はあります。
愛情がなくなったり、相手の事が嫌いと思ったら、「そんな人とはセックスしたくないなぁ」と思いますから、当然セックスレスになってしまうわけですね。

しかし、実際にはもっと微妙な心理が関わっている事の方が多いです。
「彼の仕事が忙しくなったので、気を遣うようになってしまった」とか、「子供が生まれてから、夫婦の時間を取りづらくなった」とか、「いい人だけど、男として見れなくなった」とか、「自分の肉体的な魅力に自信がなくなってしまった」とか、様々な要因でセックスレスは発生する可能性があります。


つまり、セックスレスが発生する要因は一つではなく、心理面、肉体面、時間、お互いの意思疎通、環境、習慣、その場の雰囲気等々、様々な条件が満たされないと、解決できない問題なのです。

愛情があっても、時間がなかったら難しいですし、愛情も時間もあっても、言い出す事ができなければ発生しないですし、あなたが頑張っても、相手が応えてくれなければできないですし、相手がその気でも、あなたが拒んだら成立しません。

そして、一体どこに問題があるのか、どこを解決したらいいのか、分からなくなってしまうのも無理はないかと思います。
それぐらい、セックスレスの問題は、一筋縄ではいかない所があります。

なので、「とりあえず他はうまくいってるから、セックスはもう無くてもいいや」という風に思ってしまう人が多いのも、仕方がない事ではあると思います。


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しかし、それでもなお、セックスレスの問題は取り組むだけの価値があると言えます。
何故かと言いますと、セックスが楽しくて愛情を感じられるものであれば、少々の事は問題ではなくなってしまうぐらいに、パワーがあるからです。


そもそも、パートナーシップの問題は、相手の事を「嫌い」と思う事から始まります。
「色々と問題はある人だけど、でも大好き!」と感じる時、人は「大好きな人のために、頑張ろう!」と思いますから、実はそれほど問題には感じていないのです。
酒癖が悪かったり、借金があったり、色々と問題のある人だったとしても、「でも好きなのよね」と感じている人にとっては、問題ではないわけです。

反対に、「いい人だし、信頼してるけど、なんか嫌い」と感じる時は、「嫌いな人の為には頑張りたくない」と感じますから、色々な事がうまくいきにくくなります。
当然、嫌いな人とはセックスもしたくないですから、「好き」よりも「嫌い」の方が大きくなってくると、セックスレスは避けられなくなってきます。


セックスが重要なのは、この「好き」という気持ちを、大幅に高める事ができるからです。
極端な話、相手の事を「大好き!」と思えれば、ほとんどの事は問題に感じなくなる訳ですから、その為の手段としてセックスは極めて重要なコミュニケーションと言えるわけです。

セックスが楽しいものであったり、愛情を感じられるものであれば、それができる相手の事は自然に好きになりますから、少々問題があったとしても、「まぁ、好きだからいいか!」と乗り越えていくための活力になる事は大いにあります。

という事は、セックスをしていたとしても、それを楽しいと感じなかったり、義務感のように感じていたら、コミュニケーションとしては、あんまりうまくいっていない事になります。(でも、無いよりはずっとマシです)

肉体的な問題なのか、心理的な問題なのか、様々な可能性があるのでなかなか難しいですが、それぐらい取り組む価値のある問題だという事は是非知っておいて欲しいと思います。


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最近でこそセックスレスという言葉はメディアなどでも見かけるような普通の言葉になりましたが、日常の中ではまだまだ恥ずかしい、人に相談しづらい、と感じている人も多いかと思います。
「人に話しにくい」「だから解決策がわからずに、諦めてしまう」というのも、セックスレスの抱える問題の一因と言えるでしょう。

少しでも意欲のある方は、是非あきらめずに、恥ずかしがらずに、カウンセラーに相談してみて下さいね。
みなさんが、人類の素晴らしいコミュニケーション方法を取り戻してもらえるよう、私たちも応援しています。

話の通じない人たち

話の通じない人に出会った事はないでしょうか。
何を言ってもすぐに怒り出すとか、何でもすぐに悪く取って落ち込んでしまうとか、そんな人は周囲にいないでしょうか。

「そんな人、見た事がない」という人は、幸運かも知れませんね。ひょっとしたら気が付いてないだけかも知れませんが、それはそれでかまいません。
反対に、身近にこういった「話の通じない人」がいるという人は、なかなか大変かと思います。

「うまくいくコミュニケーション」というタイトルで書かせてもらっていますが、今回は、言うなれば「超上級編」なので、頑張って取り組もうとせずに、「無理なものは無理なんだな」と、少し気楽に考えてもらう事も大切です。
少しでもヒントになれば幸いというぐらいなので、あまり深刻にならずに読んでみて下さいね。


***


まず、「話が通じない」という状況の多くは、あなたの説明が下手だから、ではありません。
相手が最初から、「話を聞ける状態にない」とか「聞くつもりが無い」という事がほとんどです。

たとえるなら、あなたが39度の熱がある時とか、虫歯が猛烈に痛い時に誰かに話しかけられても、内容はほとんど頭に入ってこないでしょうし、「早く帰って欲しいな」という事以外は考えられないでしょう。

「話が通じない人」というのは、一見すると普通に見えても、心の中になんらかの感情があって、「話を聞けるような状態ではない」という事が多いのです。


では、どんな感情があって、話を聞けない状態になっているのでしょうか?
一番分かりやすいのは、「何を言ってもすぐに怒り出す人」かも知れません。

怒りというのは攻撃的な感情ですが、「自分が攻撃された」と感じた時も、この怒りが出てきます。
みなさんも、誰かに悪口を言われたら、「なんでそんな事を言うのよ!」と、怒りたくなる気持ちは分かるかと思います。
そして、みんなが悪口を言ってくると思ったら、いつも嫌な気分だったり、身構えたりしてしまうと思いますね。

実は、「何を言ってもすぐに怒り出す人」は、こんな風に「私は攻撃される」と感じている事が非常に多いのです。
普段から、「攻撃されるかも知れない」「悪口を言われるかも知れない」「嫌われているかも知れない」という意識が(本人は気が付いていない場合が多いですが)、深い所にあったりします。

そして、「あなたが攻撃してくるなら、私の方から攻撃してやる!」という風に、攻撃的になってしまう事が多いのです。
特に、過去に沢山攻撃をされながら生きてきたり、大変な人生を送ってきたりすると、「過去に攻撃されたから、今度も攻撃されるかも知れない」と思って、反射的に、身を守るために攻撃的になってしまいます。


では、こういった人とどのようにお付き合いしていけばよいかと言うと、当然「攻撃してるわけじゃないんですよ」という態度を見せてあげられれば良いのですが、それだけでは十分でない事も多いです。
もし可能なら、その人が「怒り出した後」の対応にも気を付けていきたいところです。

どういう事かというと、その人が怒り出した時に、あまりこちらが過度に謝ってしまうと、「ほら、謝るという事は、あなたは悪い事をしたんじゃないか」「やっぱり、あなたは私の悪口を言ったんじゃないか」という事になってしまうのです。

理想を言えば、その人が怒り出しても慌てずに、「何か誤解が生じているようですよ」「怒るような事は、何もないんですよ」という態度を見せてあげられると良いのですが、怒っている人を前にそこまで冷静でいる事は大変難しいので、やっぱり「話が通じない人だ」となってしまう事が多いのです。

ですが、こんな風に「すぐに怒り出す人だ」と思われている人とも、上手にお付き合いできている人というのは、この人の怒りを受けても、「怒られた」と感じていない人だったりします。
こちらが「怒られてしまった」と感じないと、向こうも「怒ってしまった」と感じないので、結果的に遺恨を残さず、仲良くいる事もできるわけですね。


同様に、「なんでも悪く取る人」も、私は嫌われるのでは、悪口を言われるのでは、という感覚が強かったりします。
なのでこちらも、過度に謝ってしまったり、言葉に神経質になってしまうのではなく、「あなたはそう感じちゃったかも知れないけど、私はそんなつもりは無いですよ」と、はっきり伝えてあげる事が必要です。


そして、どちらの状況でも、「あなたは私の悪口を言ったに違いない」「攻撃をしてきたに違いない」という風に、「違いない」と思ってしまう人は、もう会話を聞ける状態ではないという事になりますから、説得はあまり意味がありません。
「ああ、今は虫歯が痛くて、どうしようもない状況なんだな」と思って、そっとしておいてあげる時間も必要です。

もし、あなたにとって大切な人なら、痛みが治まった頃に、「この前の件だけどね、そういうつもりじゃなかったんだよ」と伝えてあげると、伝わる事もあります。伝わらない時は、「まだ痛みが強いんだな」と思って、もう少し待ってあげる時間も必要です。

このように、「話が通じない人」には、それなりの理由、状況、感情があるので、無理やりに伝えようとするのではなく、伝えられるタイミングや状況を見極めていく事が大切になります。


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今回、「話が通じない人」という風に書いてきましたが、実際には「通じない人」なのではなく、「そのやり方では通じない人」なのです。
あるいは、「通じにくい人」だったり、「今は通じない人」だったり、「あなたの言葉が通じにくい人」だったりしますが、問題なのは通じない事ではなく、無理やりに話を通そうとしてしまう事の方が問題になる事が多いです。

タイミングや状況によっては通じる事もありますし、どうしても通じないようであれば、無理をしない方がお互いの為です。
どうしても話をしていきたい時は、工夫や根気も必要になりますが、「なぜ通じないのか?」という理解は必ず必要になります。

あまり難しく考えずに、少し気軽に取り組んでみる事も必要です。「難しいけど、通じたらいいな」ぐらいに気楽に考えてみて下さいね。

今更ながら、心理学の活用法について

2017年も残すところ1週間を切りましたが、みなさんは今年一年、どのようにお過ごしだったでしょうか。
今年最後の「うまくいくコミュニケーション」は、今更ながらですが「心理学の活用法」について、です。

このブログを読まれている方は、少なからず心理学に興味があったり、実際に効果を感じている方も多いかもしれないので、「今更そんな低レベルな話をされてもなぁ」と思われる、ハイレベルな方もいるかも知れませんが、ここは一つ初心にかえって、心理学とは何か?について今一度考えてみたいと思います。


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心理学の始まりがいつ頃であったかは諸説あるようですが、およそ100年から150年くらい前にその起源があるのではないか、というのが大方の見解のようです。
一見するとそこそこ歴史があるようにも思えますが、科学等とくらべるとずっと最近にできた学問でしょうし、人類史から見れば、「ごく最近になって出てきた学問」と見てもよいかと思います。

「心理学とは何か?」という事を考えるときに、学問としてのセンパイである「科学」を例に考えると分かりやすいかも知れません。
心理学とは、「心についての科学みたいなもの」だと思ってもらえると、理解がしやすいかと思います。

たとえば科学の力を使えば、「何故雨がふるのか?」「何故、飛行機は飛ぶのか?」「何故、人は病気になるのか?」といった、私たちの身の回りにあるほとんどの現象について、答えを出す事ができます。
そして科学を応用する事で、雨が降る時間を予想したり、より速い飛行機を作ったり、病気を治すにはどんな事をしたらいいか、といった事まで実現していく事ができるようになります。

しかし、万能にも思える科学ですが、「心について」は、ちょっとニガテなジャンルかも知れません。
科学とは、「誰がやっても同じ結果になる」という部分がありますが、心の問題に関しては、「同じ出来事でも、人によって感じ方が違っている」という事が多いからです。

これは「もともと持っている心の状態が違っている」という前提があるので、これを見落とすと「何故人によって感じ方が違うのかわからない」と思ってしまいます。

「どのような心の状態だと、どのように感じるか」という部分に注目していくと、心理学も科学のように、「誰がやっても同じ結果になる」というような正確性を持ってきます。
そういった意味で、心理学は「心の科学」と表現する事もできるかと思います。


ですが、ここで「大変困った事」が2つあります。

1つ目は、「科学」は人類全体に対して、ほぼ100%と言ってもいい知名度、認識度、信頼があるのに対して、「心理学」の方はと言うと、恐らく10%にも満たないぐらいしか認識されていないようなのです。
「心理学」という言葉を聞いた事があるだけなら、95%以上かも知れませんが、「心理学を実際に役立てている」とか「心理学を活用している」となると、恐らく10%以下ではないかなと思います。

はるか昔の時代には、科学も「イカサマだ」とか「魔術だ」とか言われて、信頼されなかった時代もあったようですが、現在そんな事を言う人はほとんどいないかと思います。科学が十分な知名度を得た、信頼を得た、という事になりますね。
それと比べると、心理学はまだまだ知名度が低く、「そんなの、本当に役に立つの?」と、大多数の人が感じていたり、そもそも知らなかったりするのが現状かと思います。


そしてもう一つの問題は、「科学は理解しなくても使える」のに対して、「心理学は理解しないと使えない」という部分です。

「何故飛行機は飛ぶのか?」「何故スマホの画面はあんなにキレイなのか?」を理解していなくても、飛行機には乗れますし、スマホも操作できますね。
大人も子供も、科学の知識も関係なく、恩恵を得る事ができるわけです。
科学について理解できなくても、人生を生きていく上で問題はほとんど起こらない訳ですね。これは科学の素晴らしい特性でもあるかと思います。

しかし、「何故、うちのお母さんは話が通じないのか?」「何故、うちのダンナは浮気ばかりするのか?」という現象は、理解できないと大問題になりますね。
「何故そうなるのか?」が理解できなければ、「どうすれば解決できるのか?」も分かりませんから、これらの問題は解決不能という事になってしまいます。

仮にもし、心理学が10%しか実用されていないとしたら、90%の人にとってこういった心の問題は「よくわからない、解決不能な現象」という事になり、実際解決できていない人がほとんどではないでしょうか。


更に困った事には、人間は「理解できない問題」に対しては、「自分なりに原因を考えて」「自分なりに解決しよう」としてしまうのですが、これがほとんどの場合、全然違った原因だと思い、全然違った解決法を実行してしまう事が多いのです。

「お母さんに話が通じないのは、私の言葉が足りないのではないか」と思って、頑張って説得しようとして挫折してしまったり。
「ダンナが浮気するのは、私の事が嫌いだからに違いない」と思って、浮気しないようにダンナを監視して、ますます不安になってしまったり。

これらはまるで、「雨が降らないのは、神様が怒っているからに違いないと思って、雨乞いのダンスを踊っている」みたいな状況です。
科学の知識がある人から見れば、「そのやり方は違うんじゃないかな?」と思うのですが、
「神様が怒っているに違いない」と思う人にとっては、「それ以外にどんな理由があるんだ!」とか「前にもこのやり方で雨が降ったんだ!」と思いますから、本当の原因に気が付きにくくなってしまいます。


「何が起こっているのか?」を正しく認識できれば、「ではどうすれば解決できるのか?」という部分も、自然に見えてきます。
人生に起こる問題の、約9割は人間関係の問題であると言われますから、心理学が解決していける問題は、非常に多いと言えそうです。


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もちろん、「心理学を学べば、全ての問題がすぐに解決できるか?」というと、「すぐに」とはいかない事も多いです。

「ダンナが何故浮気をするのか?」が理解できても、その解決法は「実行できるが、時間がかかるもの」だったり、「実現が非常に難しい事」な場合もあります。
「解決できないなら、心理学なんて役に立たないじゃないか!」と思われる方がいるのも、無理はないかも知れませんね。

しかし、「ダンナが何故浮気をするのか?」という理由が、「私の事が嫌いだからに違いないわ」と思っていたのが、もし「そうじゃない」と分かったら、その時点でずいぶん楽になれるとは思わないでしょうか?
「お母さんは何故話が通じないのか」という理由が、「私の努力が足りないから」ではなかったと知ったら、他の方法も出てくるのではないでしょうか。

「神様が怒っているから、雨が降らないんだ」と思っている人にとっては、
「一体いつまで神様は怒っているんだろう?」
「自分は、神様を怒らせるような事をしてしまったんだろうか?」
「一体どうすれば、ご機嫌をなおしてくれるんだろうか?」
と、考える事や不安になる事がいっぱいな事でしょう。

でも、「そうじゃなかったんだ」と理解できれば、すぐに雨を降らす事はできなくても、心配する必要はなくなりますし、「雨乞いのダンス」も必要なくなります。
これだけで、大きな違いだとは思わないでしょうか。


心理学を学ぶと、ダンナの浮気から会社の人間関係、親子関係や恋愛のトラブルなど、何が起こっているのかは分かるようになります。
その時点で実は、みなさんにとって、問題の解決法は選べるようになるのです。
雨を降らせたり、雨が降るのを止める事はできなくても、カサをもっていくか、外出をひかえるか、いっそ雨を楽しんでみるか、選べるようになるようなものです。


雨や雷を「神の怒りだ!」恐れる人は、大昔には沢山いたはずですが、現代にはほとんどいないと思います。
これは、多くの人が、「原因を知り、恐れる事ではないと知っている」からです。

みなさんが今問題に感じている事も、原因を知ると、「恐れる事ではない」という事が理解できるはずです。
ぜひ、今一度みなさんの問題に対しての認識を深め、「心理学を本当の意味で活用」してみて下さいね。

「嫌われない」のは難しい。ていうか不可能

コミュニケーションの上で、厄介な感情のひとつに「嫌われたくない」という心理があります。

もちろん、誰だって嫌われたくはないので当然の感情なのですが、これにとらわれてしまうと対人関係が大変難しくなってきますし、あんまりこれが強くなると、最終的になにも出来なくなってしまいます。

反対に、嫌われる事がこわくなくなれば、コミュニケーションは全く難しいものではなくなります。「まぁ、嫌われてもいいや」「失敗しても、大丈夫」と思えるわけですから、ずっと気楽に考える事ができるわけですね。

今までの概念を急に変えるのは難しいですが、みなさんの人生をラクにしていくために、「嫌われる」という事に関してちょっと柔軟に考えてみて欲しいと思います。


***


誰だって嫌われるよりは好かれたいと思いますよね。私もできれば嫌われたくはないと思いますし、多くの人がそう感じていると思います。
しかし、当然といえば当然なのですが、どんなに頑張っても、すべての人に好かれるのは不可能です。

人はそれぞれ好みがありますから、「正しい事」とか「優しい事」とか、多くの人が好むような行動を取っていたとしても、100%全員に好かれるというのは不可能なわけですね。
たとえるなら、どんなに人気のあるアイドルや、どんなに名作と言われる映画でも、嫌いと思う人は必ずいる、悪口を言う人は必ず出てくる、というようなものです。

反対に言えば、嫌われ者の芸能人や、つまらないと言われるような作品でも、「私は好きだな」と思う人も必ずいるわけです。
「全員に好かれる事は不可能」「逆に、全員に嫌われるという事もない」という事を、まず前提として覚えておいて欲しいと思います。


そしてこの、「全員に好かれる事は不可能」という現象は、1人の人間に対しても当てはまります。
つまり、「この人の前では、好かれる行動だけしたい」「この人には、少しも嫌われたくない」というのも、不可能という事です。

人間は色々な行動、言動をしますから、ほんの数分ぐらい会話しているだけでも、色々な部分、色々な要素が見えてきます。
そうすると、「この人のこういう所は好き」「この人のこういう所は嫌い」という部分も、それぞれ沢山でてくるわけです。

そういった沢山の要素を合計した時に、プラスの方が多ければ「この人の事は、結構好きだな」となりますし、マイナスが多ければ「この人の事は嫌いだなぁ」となりますが、「全てが好きな要素だった」という事は、ほとんどあり得ない事です。

まぁ例外として、恋愛の初期の段階などでは、恋愛の高揚感で「嫌いな要素も、気にならなくなってしまう」などの現象はありますが、基本的には1人の人間に対しても、好きな要素も嫌いな要素もあって当然な訳です。


しかし、ここで注目して欲しい部分としては、ほとんどの人が「好かれる事」よりも「嫌われない事」に多くの労力を使ってしまう、という事です。
多少嫌われるような事をしてしまっても、それを上回るぐらい「好き」が加算されれば、最終的に「好き」が勝つのですが、大体の人がそうは考えずに、「どうしたら嫌われないか」を優先して考えてしまうようなのです。

そして、「どうしたら嫌われないか」は結局のところ個人差があるので明確な答えはありませんから、結果、「嫌われたくない」と思うと、ほとんど行動ができなくなってしまう、という事が起こりやすいのです。

「多少嫌われたとしても、いくらでも挽回できるから大丈夫!」というぐらいに、ちょっと気楽に考えてみる余裕を持つ事も、コミュニケーションの上で大切だと言えるかもしれません。


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それにしても、なぜ人はこんなにも「嫌われたくない」と思ってしまうのでしょうか?
これに関しては、「嫌われる」という事と「傷つく」という事が、セットになってしまっている事が多いようです。

人はそれぞれ、心になんらかの痛みがあって、多くは「誰かに嫌われた」という記憶だったり、それが「私が悪いから嫌われた」という風に変換されてしまっている事が、非常に多いようなのです。

「嫌い」という感情は、単なる好みの違いみたいなものなので、誰かに嫌われたとしても、それは「悪い」という事ではありません。
たとえばあなたが「野菜が嫌い」だったとしても、それはあなたにとってそうだっただけで、「野菜が悪いものだ」という事にはならないですよね。

あなたの事が嫌いな人がいたとしても、それは好みの問題で、あなたが悪いわけでは無いですし、そんなあなたの事を好きな人も必ずいるわけです。(さっきの芸能人や映画の話と同様ですね)

ですが、多くの人は「嫌われたのは、私が悪いから」と思ってしまい、心が傷つくので、「嫌われたくない」と思ってしまうようです。
逆に言えば、「嫌われても平気」と思う人は、「嫌われても、そんなに傷つかない人」だという事になりますね。


では、どうにかして「嫌われても傷つかない方法」はないものでしょうか?
ひとつ提案なのですが、「嫌い」という言葉を、「苦手」という言葉に置き換えて考えてもらえないでしょうか。
「あの人は、私の事が嫌いなんだ」と思わずに、「あの人は、私の事が苦手なんだ」と思ってみて欲しいのです。

「嫌い」という言葉は、本来「肉が好き、野菜が嫌い」というように、好みかどうかをあらわす言葉なはずなのですが、人間関係の中では「嫌い」に「悪い」もプラスされて考えられてしまっているようなのです。
特に、それが自分に向けられた感情であると、「私が悪いから、嫌われている」という風に考えてしまいやすいようです。

「苦手」という言葉には、善悪の観念があまり入らないようなので、自分に向けられた感情でも傷つく度合いが少ないです。
「あの人は、私の事が苦手なんだな」
「あの人は、こういう言い方は苦手なんだな」
「私はあの人に、苦手意識を持たれてるかも知れないな」
という風に、できるだけ「嫌われる」という言葉を使わないで考えてみるのは、オススメしたい方法です。


***


人は誰しも好き嫌いがありますから、全員に好かれる事は不可能です。必ず、誰かには嫌われてしまいます。
嫌われる事は残念ながら避けられないですが、「嫌われて、傷つくかどうか」は、私たち自身がある程度決める事ができます。

どうせ誰かには嫌われるわけですから、「嫌われない事」よりも、「好かれる事」に意識を向けられた方が有意義です。
ただ、傷つくのはやっぱりイヤですから、「嫌い」を「苦手」にうまく変換するなどして、傷つかない心を作ってみて下さいね。

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