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2007年04月17日

「相手に気持ちが伝わらないとき」

*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

自分の思いが相手に伝わらないときほど、もどかしく、イライラしてしまうものかもしれません。
カウンセリングの中でも、あらゆるシチュエーションで、この話題が上ります。

夫婦関係を改善しようとしている奥様から、
彼との関係をもっと良くしたいと思っている彼女から、
仕事や夢の実現に向けて頑張って行きたい男性から、
好きな人に、その思いを伝えたい男の子から・・・。


気持ちが伝わってないな、と感じたら、次のような見方はいかがでしょうか?

一つ目は通信経路が切れている場合。
携帯で言えば、相手の電源が切れてしまってる、あるいは、自分が電波の届かない範囲にいる場合です。

このケースだと、通信経路を見つけていくことが必要なんですよね。
相手に声が聞こえる(相手が話を聞いてくれる)距離まで近づく事も手ですが、多くのご相談では、それももう難しい場合がほとんどです。

だから、経路を開拓したり、ネットワークを生かして別の角度からアプローチを試みることも役立ちます。

直接話し合ってもケンカになってしまって素直になれない場合は、手紙やメールにしたためてみる。
なかなか二人では思うところをやり取りできなければ、共通の友達に間に入ってもらう。
具体的に言えば、こんなイメージでしょうか。


二つ目は相手に聴く耳がない場合。
つまり、忙しすぎてちゃんと話が聞いてもらえない場合です。

これが自分に出来る事と、自分には難しいことの二種類があります。
前者の場合は、いわゆる、相手が心に余裕が持てるように何らかのサポートをしてあげること。
あなたがまず徹底的に相手の話を聴いてみることも大事です。
人によっては聞いてるつもりで、自分の方がたくさん話をしてしまう方だっているくらいですから要注意。

後者の場合、自分にできないことをやろうとするのは時間と力の無駄になってしまいます。
しかも、この場合、時には相手にマイナスイメージを与えてしまうこともあるんですね。
だから、ここは勇気ある撤退が求められるところでもあるんです。

では、その見極めはどうするか?というと、「ベストを尽くす」という意識が教えてくれるでしょう。
自分なりに、自分ができることに全力を尽くしてみます。
相手のためと思ってやってみます。
もし、それが自分ができることでなかったら、きっと相手から拒絶反応が返ってくるはずです。
ケースバイケースですが、そういう反応はできるだけ素直に受け入れることこそが、相手を尊重する事になるんですね。


でも、カウンセリングの中でお話しするのは、もう、通信経路も切れているわ、相手にも、自分にも余裕がないわ、というケースも多いんですね。

そういう時はどうするか?どうお伝えしているのか?
少し感覚的なお話をさせていただきますね。

その問題自体を手放す、委ねることが実は大切なんですね。だから、それを目標とします。
無理に伝えようとするのではなく、そうしないと離れてしまう・・・と怖れたり、焦ったりするのではなく、時を信じ、自分を信じ、プロセスを信じていくのです。

そして、やはり自分にできること、そう、まずは自分自身について向き合っていくんです。
癒しによって自分に余裕が生まれ、広い視野が生まれたとき、あなたはきっと通信を拒絶する彼を否定せずに、許せるようになるでしょう。

プロセスを信頼できると、「ベストを尽くせば、きっと何とかなる」という自信が芽生えます。
言わば、腹が括れた状態です。


そうすると、その相手に対して、大きく手を広げ、懐を広げ、許す態度が取れるようになるのです。

具体的には、ちょっとした普段の態度が優しくなったり、笑顔が増えたり、自然な雰囲気が流れていたり、そんな自分になってしまうんです。

それはいわば、相手の気持ちをすべて受け入れられる余裕が生まれたことを表します。
そうすれば、頑なだった相手の態度も徐々にやわらいでいくことが感じられると思います。
そして、信じられないかもしれませんが、これはほとんど会えないところに居る人との間でも、まるで偶然のように起きてくるのです。

(こういう場合はどうなんだろう?というケースについては個別にカウンセリングの場などをご利用くださいますと助かります・・・)


心の処方箋