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2011年03月30日

緊張と不安と疲労で、精神的に辛くなっていませんか?

震災から2週間が過ぎ、東京では少しずつ落ち着きを取り戻して来たように思われます。計画停電や電車の間引き運転にも少しは慣れてきたようなお話も耳にします。
震災後初めて訪れた東京では、店の看板が消され、節電の努力をされているのが目に映ります。

しかし、余震こそ減ったとはいえ、原発の不安、電気や水、食料への心配など先の見えない状態が続いています。

被災地にお住まいの方も、いつになったら生活が落ち着くだろうか?との不安は尽きませんね。


被災地の方はもちろん、おそらく、今回の震災に関わった全ての方が、この2週間あまりを普段の生活以上の緊張感を持って過ごされたと思うのです。

不安、怖れ、心配、絶望、悲しみ、寂しさ、焦り・・・。

そうした感情は心に大きなストレス、負荷を与えます。

それも「生命の危機」を感じているときは、意外と冷静に、しゃんとしているものですが、その段階を過ぎると、大きな負荷が心にかかってくるのです。

それは皆さんの心を徐々に蝕んでいきます。
感情として感じられれば解放できますが、感じ切れない感情は徐々に“体に出てくる”ようになります。例えば・・・

・わけも分からずイライラしていることが多い。
・睡眠は取れているはずなのに朝、体が重たい。
・日中、何となく頭がボーっとしている。
・食べ物の味があまりしないし、お腹もあまり減らない。
・気がつけばしばらく笑っていないし、笑えない。
・じっと家の中にいたくて外出したくない。
・寝つきが悪く、夜中に何度も目が覚めてしまう。
・体が重たい感じ、あるいは、張っている感じ。
・疲れが取れないし、ずっと疲れている感じがする。
・わけもわからず涙が溢れてくることがある。

こんな状態に心当たりはありませんか?

特に感受性が強い方は強く出ているかもしれませんし、元々、ストレスを抱えられていた方は、この震災を機に、一気に状態が悪化しているかもしれません。
また、いつも周りの目を気にしたり、自分をいつも後回しにしてしまってる方は、密かにこんな状態にはまってしまってるかもしれません。


これは心理的に見ると、あなたの心の中に先ほど挙げたようなネガティブな感情が溜まってしまっていて、それが外に解放されずに残っている状態ではないかと推測されます。

不安や怖れも、感じて解放できれば抜けていきます。
でも、次々湧き上がってくるそうした感情をいちいち感じていたのでは日常生活がままならないですし、それでも会社に行ったり、家の掃除をしたりしなければいけないわけで、感じ切れずに心に溜まっていく不安や怖れは強いはずなんです。

また、いつ終わるとも知れない緊張状態に置かれると、ますます、不安や怖れは溜まる一方になるんです。

(逆、終わりが見えたら、この緊張感はだいぶ緩和されますね)


しかし、このように、もし、体に出てしまったとしたら、ちょっと軽減するには時間がかかってしまいます。
だから、少し長い目でこの状態に付き合ってあげる必要があるんです。

#もし、しんどかったら躊躇せずに、心療内科などを受診されることをオススメしたいですね。薬で楽になれるのであれば、飲まずに無理するよりもずっといいと思うのです。


そして、できれば、そういう自分の心の内を信頼できる人、カウンセラーなどに語っていただけたらな、と思うわけです。
心の中に溜まってしまう感情も、言葉にして吐き出すことで少しずつ軽くしてあげることが出来ます。

「みんな頑張ってるんだから、私だって頑張らなきゃいけない」とか「みんなちゃんとしてるのに、こんな弱い私はなんてダメなんだろう」と思わなくていいんです。

あなたが少しでも楽になれば、それはあなたの周りの人を楽にしてあげられるんです。

それに話を聞いてもらえる場所がある、というだけで、ちょっと心は楽になりませんか?

どんな話をしてもらってもいいんです。
ふつう、こんなこと言ったら嫌われるよな、ということを思うことだってありません?

例えば、「正直、不安で不安で、とにかく悪いほうに悪いほうに考えてしまうんでです。それで夜中、ずっと原発のことを調べてしまって・・・。」
そんなことを友だちに言ったら引かれそうに感じるかもしれません。
でも、カウンセラーにそれを言ったら、きっと「そうですよね。そう思っちゃいますよね」と受け止めて貰えるはず・・・。


誰かに話を聞いてもらうと、感情の解放だけでなく、つながりを感じて安心感や安らぎが訪れます。
これがあなたの緊張して張り詰めた神経を緩めてくれるのです。

この弛緩の状態が凄く心にとっては大切で、一旦弛緩できれば、「また頑張ろう」という気持ちも自然と湧いてくるものです。

また、誰かが側にいてくれる、話を聞いてくれる、という感覚があなたの心に根付けば根付くほど、緊張や不安の度合いも弱くなっていきます。

いきなり楽になることは無いかもしれませんが、でも、少しは肩の荷が降りたことを実感できると思うのです。


こうした問題は長期戦になります。
だからこそ、日常生活の中で少しずつ疲れや不安、緊張を取り除く手立てを習慣としたほうがいいと思うんですね。

「思い切って自分を緩めてしまう・・・」これが緊張や不安に苛まれる今、あなたにできることなのかもしれません。



(その他の自分を緩める方法)

話を聞いてもらうほかにも、環境にもよりますが、ゆっくりぬるめの風呂に長く浸かったり、ちょっと頑張ってジムなどに出かけて体を動かしたり、たまには暴飲暴食してみたり、好きな買い物をしてみたり、心の解放することを優先的にしてあげると効果的ですね。
アロマなど香りを取り入れたり、好きな花を生けるのも効果的だと思います。